ケガの時の応急処置



足関節捻挫の写真です
外くるぶしの下に大きな内出血、腫れが診られます(左の写真)
足首の正面は、腫れにより「腱」が見えない状態です(右の写真)
RICEの処置をして、関節の固定を施しました。

スポーツの時のケガや、転倒などでケガをした時の応急処置に「RICE」というものがあります。これは、ケガの時の基本となりますのでご紹介します。
R = Rest(安静)     患部を安静に保ちます。決して動かしてはいけません
T = Ice  (冷却)    患部を冷やします。ケガの場合は温めてはいけません 
C = Conpression(圧迫) 患部を押えます。内出血を抑える為なので痛くない程度に
E = Elevation (挙上) 患部を挙げます。心臓より高い方が良いでしょう
例1)ジョギングしていて足首を捻ってしまった。ズキズキした痛みがある
処置)足首の骨折や捻挫が考えられます。捻挫でも酷いものになると、靭帯損傷を伴っている場合がありますので、RICEの処置をします。軽度の捻挫なら、痛みは引いて歩行も普通に出来る様になりますが、痛みが酷い場合、歩けない、腫れが強い等の場合は骨折や靭帯損傷の可能性がありますので専門の処置が必要です。
例2)物を持った途端に、腰に痛みが走った。
処置)腰の捻挫(いわゆるぎっくり腰)の可能性があります。このぎっくり腰は、ヨーロッパでは「魔女の一撃」と呼ばれるくらい強烈な痛みが伴う事もあります。痛みが酷い時にはやはりRICEの処置をします。腰の場合は挙上は出来ませんので、出来る限り安静を保って痛みが引かない場合は、お近くの接骨院などにご相談ください。
例3)突き指をした
処置)昔から「突き指をしたら指を引っ張れ!」と言う事がありますが、これは大きな間違いです。ひとくちに突き指といっても、脱臼、骨折、靭帯損傷を伴っている事があり、その場合に引っ張ってしまうと、損傷を大きくしてしまう可能性があります。必ずRICEの処置をしてください。



固定後、1週間後の写真
外くるぶしの内出血、腫れが引いてきました(左の写真)
足首の「腱」が見える状態まで、腫れが引きました(右の写真)
腫れの引き始めは、全体的に黄色っぽくなってきます。

RICEの手順
ケガの応急処置はRICEと言いましたが、出先等でのケガをした場合は。。
1、危険な無い場所にて安静。夏場は日陰を選びましょう。冬場は身体が冷えないように、患部以外は暖かくしても可。
2、コンビニやスーパーで袋入りの氷(ロックアイス)などで、患部を冷やします。袋に入ったままで使用したほうが、便利です。
3、患部の圧迫ですが、あまり強くすると血液が止まってしまいますので痛くない程度に。
4、挙上は、心臓より高くします。足の場合は、仰向けに寝てボストンバックなどの上に置くと良いでしょう。手の場合も仰向けに寝て、心臓より高くおきましょう。
座っていると、出血の多い時には、貧血を起こす事がありますので注意しましょう。
RICEの方法
氷又はアイスパックなど冷やす物と圧迫固定用に、包帯やタオルなどを準備する
ケガをした部位を、挙上する。タオルを重ねたり、ボストンバッグ等で心臓より高くする
氷又はアイスパックをあて、包帯などで圧迫固定する


トップページに戻る