JAMJAM日記

Date: Thu, 10 Feb 2005

ギターソロアルバムの発売と京都でのレクチャー

 

どもご無沙汰してます。

最近はすっかり「はてなダイアリー」のほうに日記を移行してしまったので、こちらのメルマガ
のほうは日記というよりは、お知らせや、まとまった文章の発表の場にしていこうと思っています。
日記を楽しみにしていたかたは

http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/

のほうをご覧ください。ほぼ毎日アップしております〜。

 

で、早々お知らせですが、

親友、元DIWのディレクター沼田順がはじめたDoubt Musicから2月20日ギターソロが発売になります。
初めてのギターソロで昨年10月のPITINNでのライブです。演奏はアコースティックとエレクトリック
が半々、ノイジーなのと静かなのも半々、ジャズからわたしの映画音楽、そして即興までがおさめられ
ています。19日には先行発売でオフサイトでアコースティックのソロライブもやります〜。詳細はわた
しのサイトをチェックください。

それから今週末は京都で「聴く」ということを徹底して考えていくようなレクチャーをします。
音楽だけではなく、生きていくうえで僕等の「耳」は、なにをしているのか?  これをサウンドスケ
ープ的な話ではなく、また聴取や耳の科学的な分析でもなく、もう少し具体的にわたしのやっている仕
事である音楽や映画の現場にひきよせながらわかりやすく解明していこうと思っています。
僕等はいったい耳をつかって、なにを聴いているのか、聴くってなんなのか、音楽とかノイズとか静寂
とかってなんなのかを

1回目は「ノイズ」2回目が「聴取」、3回目は「映画」
というキーワードを設定して、実例や簡単なワークショップも一部含みながら検証していく予定です。

1回目の「ノイズ」は、単にノイズミュージックのことではなく、人はノイズをどう規定してきたかと
いうことに始まり、ノイズの本質に、しいては人は音をどうしてノイズやそうでないものにカテゴライ
ズするのかということにせまります。

2回目は実際の聴力検査のようなこともしながら、人間は耳を使ってなにをしているのかを、考えてい
きます。耳のもつフジギな能力、様々の音の聞こえ方を、実際に皆で音をだしたりしながら(楽器をい
くつか持っていきますのでみなでわたしの簡単な曲を演奏したりします)見ていきます。

そして3回目は実際にわたしが関わった映画の実例をだしながら映画についているあらゆる音(それは
驚くべきことにことこまかにあとで加工編集されているのですが、実際には自然の音に聞こえるように
つくられています)を検証し、ぼくらの耳のありかたを考えていきます。映画の音って本当によく出来
ていて調べれば調べるほど、もう宝の宝庫とでもいえるくらい面白いんですよ〜。

そんなわけで、音楽にかかわるかただけではなく、まったく音楽のことを知らない方でも、十分にわか
りやすいようにやっていきますので、興味あるかたはぜひご参加ください。この2日間を含む、ことし
京都でやる講義や対談の内容はおそらく来年くらいには本になる予定です。なので講義中のみなさんの
予期せぬ質問も大歓迎です。わたしをどんどん困らせてください。そのほうが講義、しいては本のほう
もきっと面白く深くなりますから。

ちなみに当日会場で2月20日に発売になるわたしのギターソロアルバム「ギターソロ」の先行予約受付
もします。予約をしてくださった方先着30名には、その場でこれまでわたしが参加してきたコンピ等の
CD数種の中からお好きな1枚を差し上げます。それから毎回レクチャーの最後に「shin-bi」をはじめた
友人田村さんへの開店祝いもかねてアコギのショートライブもやる予定で〜す。

 

『shin-biシリーズ・ワークショップ “感覚を拡げる”1 〜聴くことの自由〜』

講師:大友良英

会場 shin-bi
   京都市下京区四条烏丸の商業ビル「COCON(ここん)烏丸」内
   http://www.kyoto-seika.ac.jp/shin-bi/
   http://www.shin-bi.jp

1回目「ノイズ」2月12日(土)午後4時〜6時
2回目「聴取」2月13日(日)午後2時〜4時、
3回目「映画」2月13日(日)4時30分〜6時30分

■申込方法

受講料 3回通し6,000円、1回:2,500円
E-mail、はがき、FAXまたはshin-biにある申込み用紙に、受講講座名・
氏名・郵便番号・住所・電話番号・FAX番号を記入し、お申し込みください。
申込先・問い合わせ:京都精華大学 shin-bi
〒600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
電話・ファックス:075-352-0844 / one-g-turn@leto.eonet.ne.jp)

折り返し「仮受付証」発行します。指定口座に受講料をご入金下さい。
入金をもって正式なお申し込みとし、「受講証」を発行します。
その他受け付けは申し込み先着順とさせていただきます。

ちなみに1回目の講義の前には栗コーダーカルテットの演奏もあります。

ということで週末は京都でお会いしましょう。

 

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otomojamjam@yahoo.co.jp

 

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JAMJAM日記05年正月号

Date: Wed, 5 Jan 2005

あけましておめでとうございます〜
え〜、元旦から実家の福島に帰っておりましたがさきほど東京にもどってきました〜。

新幹線の中で眠りながら考えた今年の目標を

(1)今年はJAMJAM日記ちゃんと配信するぞ〜

(2)目指せ体重75kg以下

ということで、昨年はあまりにも日記自体の配信が少なかったことを反省して、今年は対策を検討、
で、「はてなダイアリー」のほうに日記を次々とアップして、まとまったところでこっちのメルマガ
でも配信・・・という形をとろうと思います。これだと随時ライブ情報とかのアップデートもリアル
タイムで伝えられますし・・・。

とりあえず「はてなダイアリー」のページは

http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/

です。

 

体重のほうは、実は糖尿病予備軍&その他もろもろの数値の問題があって医者からのきついお達しでも
あります。う〜む情けない。でもこれが45歳の現実なのだ(泣うまいもん食いすぎたのかもしれない。
でも美味いもん食って不規則で不健康な暮らしをするためにも、体重を落とさなくては。

本業の音楽のほうは、いつも1年の目標とかは立てません。とにかく目の前にあることをせっせとやっ
てくだけなのですが、それでも、毎年、変わりたくても、なかなか変われない自分にいらいらしている
ので、今年こそは大胆に変化したいなって、切実に思ってるんですけどね。今年はPITINNのフェスには
じまり、カヒミさん、アクセルドナー、マツ・グスタフソン等を迎えてのオーケストラアルバムの録音
とリリース、ギターソロアルバム、さがゆきさんの中村八大作品集のリリース、浜田真理子さんとのコ
ラボレーション等々、3月、5月のONJEの欧州ツアー、アメリカのアスフォデルからリリース予定のDVD
の製作、TZADIKから発売予定のこれまでやったサントラのベスト盤の製作。

2月には公開予定の映画「カナリア」をはじめ、すでに2本ほど映画音楽のオファーもきております。
どこまでやれるかどれだけやれるか。今年も、また忙しい年になりそう。頑張るぞ〜〜〜。

てなわけで、いろいろありますが今年もよろしくです〜

大友良英

 

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JAMJAM日記04年 年末臨時号

Date: Tue, 28 Dec 2004

 

ども、すいません、すっかりご無沙汰してます。

NHK−FMに明日出演するんで、お知らせをかねて。

 え〜と、明日29日なんですが、夕方6時から50分間、NHK-FMに出演します。小野島大さんの司会の
70〜80年代のニューウェーブ特集の番組・・・といってもわたしがかけるのはコントーションズ、ポッ
プグループ、デヴィッド・モス、スティーブ・べレスフォードといったあたりで、特に風呂場で演奏し
ているべレスフォードが日本のラジオで流れるなんて初めてだと思うのですが・・・。さらに来年発売
予定のコンピに入るONJE+カヒミ・カリィによるマテリアルのカバー曲も初公開予定です。みなさんぜ
ひ聞いてくださ〜い。

 ちなみに同じ枠で31日にはなんとフリクションのレックが出演、そこでコントーションズのファース
トライブのカセット音源を流すらしいですよ。驚くべき事実ですが、このファーストライブのベースと
ドラムはレックとチコヒゲで、大名盤「NO NEW YORK」の録音前、まだレックがNYにいた時期のNYパン
クの勃興期の貴重な音源で、これはわたしも聴いたことがない。すんごく聴きたい〜〜〜〜。

 すんごく聴きたい〜〜〜といえば、アルバート・アイラーの未発表ばかりがはいったボックスセット
を聴きながらこれを書いています。幻といわれたコペンハーゲンのセシル・テイラーとアイラーの共演
がはいっていたり、コルトレーンの葬式でも凄まじい演奏がはいっていたり・・・。40年も待たないと
こういう音源ってでてこないんですかねえ。もっと早く聴きたかった。すごいや。特に録音の悪い音源
ほど魅力を感じてしまって、これってなんなんだろう。トレーンの葬式の音源なんて音はローファイで
歪んでるし、ミルフォードのドラムもごわ〜〜〜んってかんじでディテールは聴こえてこないんだけど、
リアルなんですよね〜。コルトレーン晩年のオラトゥンジセッションなんかも、すごい歪んだ録音なん
だけど、オレには綺麗な毛穴まで見えるような今の色気のない録音より、よっぽど生音に近い感じがする
んだけどね。

 あ、で、録音といえば、ついに出た想い出波止場の「大阪ラ」は音楽も録音もミックスも本当にすばら
しくて、すっかり打ちのめされました。正直言ってしまえば、昨今の日本や欧米のジャズ、ロック系の録
音をほとんどおもしろい思っていないオレにとっては、久々に納得のいく録音ミックスで、関心してうな
ることしきり。オレにとっての録音ってのは、単に音が良いとか悪いとかじゃなくて、やっぱりその音楽
の表現の最も重要な根幹のようなものだと思っていて、それはいわゆるアレンジや作曲と同等か、それ以
上の意味すら持っていると思ってます。クリアに録音されているから良い音みたいなことではなく、なん
である音が、そういうなりをして録音物になっているのか・・・というのは、もうその人がどういう顔で
どういう表情をしているかってのとまったく同じだと思っていて、だから音のひとつひとつのいでたちと
音全体のテクスチャーみたいなものは、録音物を聴くときの、作るときの最重要テーマだとすら思うから
なんです。その意味で、いまだに好きな録音はNO NEW YORKのコントーションズと、初期のポップグルー
プのぺなぺなの音だったりします。聴いたことない人は明日のFMでかけますのでぜひ。

そんなわけで、皆さん良いお年を。

来年は1月19日〜23日新宿PITINNで、久々に、自腹を切ってのわがままフェス(自分の好きなひとを集め
た5日間)をやりますのでぜひいらしてください。20日21日を含む4日間以上に足を運んでくださった方
には、もれなくわたしの70年代〜80年代前半の未発表ソロ音源CDRをさしあげます。(詳細は後日発表し
ます〜)では、来年もよろしくお願いします〜。

 

大友良英

otomojamjam@yahoo.co.jp

 

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1月19日(水)〜23日(日)

OTOMO YOSHIHIDE's NEW JAZZ FESTIVAL

新宿PITINN 電話 03-3354-2024
http://www.pit-inn.com/shin_p/navi_s1.html

 

1月19日(水)

●OTOMO YOSHIHIDE'S NEW JAZZ ENSEMBLE  plays Eric Dolphy「Out to Lunch」:

大友良英(g)、アクセル・ドゥナー(tp /from Berlin)、
津上研太(as,ss)、アルフレート・ハルト(ts,b-cl /from Seoul)、
マッツ・グスタフソン(bs /fromStockholm)Sachiko M(sine waves)、
高良久美子(vib)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)


1月20日(木)

●アクセル・ドゥナー (tp) 井野信義(b) DUO

●アクセル・ドゥナー(tp)、大友良英(turntable)、 Sachiko M(sine waves)、大蔵雅彦(reeds) Quartet

●コル・フラー(p / from Amsterdam)、秋山徹次(g)、マッツ・グスタフソン(bs)Trio

●コル・フラー(p )大友良英(turntable)Duo

 

21日(金)

●アルフレート・ハルト(electronics)、杉本拓(g)、吉田アミ(vo) Trio

●マッツ・グスタフソン(bs)、大友良英(turntable & g ) Solo&Duo

●大友良英作曲作品
芳垣安洋(perc),SachikoM(sine waves) 伊東篤宏(optron)
大友良英(TT)宇波拓(computer) 中村としまる(no-input mixer)

 

1月22日23日(土、日)

●OTOMO YOSHIHIDE'S NEW JAZZ ORCHESTRA:

大友良英(g)、アクセル・ドゥナー(tp)、津上研太(as,ss)、
アルフレート・ハルト(ts,b-cl)、マッツ・グスタフソン(bs)、
青木タイセイ(tb)、石川高(笙)、コル・フラー(p)
Sachiko M(sine waves)、高良久美子(vib)、
水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)
スペシャルゲスト カヒミ・カリィ(vo)  他特別ゲストあり

 

19日、20日、21日:各3,500円 / 22日、23日:各4,000円 /
5日間通し券:16,000円
新宿ピットインにて、チケット前売りおよび予約受付中

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「ニューウェイブへの招待」NHK-FM

(12/27(月)〜31日(金)FM・後6・00〜6・50)

司 会:小野島大(音楽評論家)

ゲスト:29日大友良英 31日レック ほか

 

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JAMJAM日記 北海道、福岡方面告知

Date: Sun, 7 Nov 2004

 

札幌、釧路、および福岡のライブのお知らせです〜

 

どうもです
前回もお知らせしましたが、久々に北海道と九州にいきますので詳細に告知させてください。

11月8日9日は札幌にあるSOSO CAFEでレクチャーとワークショップをやります。 

 8日は聴取や音響についての話を。フリージャズ、ノイズ、あるいは音響なんかの音楽がど
のように出来ているのか、あるいは、もっと根本的に「聴く」とは「ノイズ」とは・・・
といった話をはじめての方にもわかりやすく解説します。

 9日のワークショップのほうは東京でもときどやっている「誰でも参加できるポータブルオー
ケストラ」の札幌版です。本当にだれでも参加できます。楽器をやったことがない人でも、ラジ
オなりフライパンなり音の出るのもさえもってくればOKです。無論楽器もOKです。上手い下手は
一切問いません。堅苦しいことはやらないので、気軽にきてみてください。音を聴くってどんな
ことなのか、音を出すってどんなことなのか・・・そんな基本的な、でも音楽の授業では絶対に
やってくれないあたりのところを、この2日間で楽しくやるつもりです。

会場 SOSO CAFE 札幌市中央区南1条西13丁目三誠ビル1F
   tel 011-280-2240 
   19:30/開始 19:00/開場 各日/¥2,000 8日参加者は9日/¥1,000
   2日通し券/¥3,000 もご利用ください(いずれも1ドリンク付)

で、翌日10日は、おなじく札幌の「ことにパトス」で中村としまる、SachikoMとともにトリオと
Filamentを。今わたしがもっとも興味のある、しかし東京ですらあまり演奏機会のないハードコアな
演奏をした後、私のギターソロもやります。ギターソロはアコースティックギターももっていくつも
りなので、わたしのやってきた映画音楽やら、あるいはジャズのナンバーなんかも演奏する予定です。
札幌は久々・・・というのもあって、今現在の私の硬軟両極を同時にやる珍しい機会です。

昨日NYより帰国したばかりの中村としまると共演しましたが素晴らしかった。札幌の皆さん、彼の
演奏期待していいですよ。彼やSachikoMの演奏が今、どれだけディープに進化しているかぜひ生せ
接してみてください。彼等が欧米であれだけ評価されている理由がわかると思います。

会場 ターミナルプラザ ことにパトス 札幌市西区琴似1条4丁目
   地下鉄東西線琴似駅B2F 電話011-612-8383
   19:00/開演 18:30/開場 前売券/¥3,500 当日/¥4,000
   ※レクチャーまたはワークショップ参加者は、前売り、当日各料金から1,000円割引。
   前売券をお持ちの方は受付にて返金します。

詳細は
http://homepage2.nifty.com/nma/
電話011-742-3458(NMA)

 

11月12日は釧路が誇るJZAA喫茶の老舗「ジスイズ」の35周年記念でライブをやります。
ここに初めていったのはいまから20年前、ここで副島輝人さんのメールスフィルムを見たり、
おそらく初演になったアクションダイレクト前夜の高柳昌行の過渡期のすざまじいソロを見ました。
わすれもしない、この時に一生の友人ともいえる札幌の沼山さんにも出会いました。これぞジャズ
喫茶といった感じの店で、わたしが10代だった70年代のジャズ喫茶の面影と熱気が今もそのまま
残るどころかさらに発酵して芳醇さを増しているお店です。ここでも前半は弱音Filamentのハード
コアな演奏を、後半はエレクトリックとアコースティックのギターソロを。もちろんどちらの演奏も
ジスイズ35周年に捧げる内容です。

会場 ジスイズ 釧路市栄町8-1 電話0154-22-2519
   11月12日 7時開場 7時半開演 料金3000円

詳細は
0154-22-2519(ジスイズ)まで。

 

釧路の翌日11月13日は福岡のギャラリー「アートスペース・テトラ」でソロをやります。
ターンテーブルとアコースティックギターそれぞれのソロになると思います。この日は杉本拓のソロや、
九州の怪人、山内桂のサックスソロもやります。ここ、前にJAMJAM日記にも書きましたが、すごくい
いスペースですよ。アートとかいってるのに、ものすご〜くリアルな場所だし。アートスペース テト
ラ(福岡市博多区須崎町2-15 / 092-262-6560)

11月13日

『RHYTHM COMMISSION 5』
大友良英ソロ / 杉本拓ソロ / 山内桂ソロ
2,500円(1ドリンク付き)*当日券のみ
問い合わせ:rhythm(090-7531-5382 / rhythm@mhtyhr.com)
http://www.as-tetra.info/


さらにその翌日14日は福岡県立美術館で「だれでも参加できるポータブルオーケストラ」のワーク
ショップもあります。以下に詳細あります。札幌でやるのと同じ内容です。楽器の経験がまったく
なくても、なにか音の出るものさえもちよればだれでも参加できます。

開場 福岡県立美術館
   福岡市中央区天神5丁目2-1 tel.092-715-3551   
   11月14日14時から。なんと参加費無料です。それこそお気軽にどうぞ。
http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/index.php
http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/topics/topics_det2_1.php?TOPICS_ID=23

 

ということで、札幌、釧路、福岡の皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしております。

大友良英

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大友良英のコンサートスケジュールおよびJAMJAM日記の閲覧等は
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CDの通信販売は
http://www.japanimprov.com/cdshop/index.html
http://www.japanimprov.com/cdshop/search.cgi?file=A.yotomo

新着入荷リストは
http://www.japanimprov.com/cdshop/shinchaku.html

発行者,大友良英へのメールは
otomojamjam@yahoo.co.jp

 

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JAMJAM日記04年11月号外

Date: Mon, 1 Nov 2004

 

どもども

え〜と、相変わらず昼夜ひっくりかえった生活の大友です。

ここのとこ天変地異つづきて、先週は京都に台風で行くのおくれたり、台湾からの帰国便がキャンセルになったりで、ホテルが雨漏りですごいことになってたり、ばたばたでした〜。でもこんなんは、シリアスな被害に比べればたいしたこっちゃないですよね。

え〜と、今月は国内各所にもまわりますので少し告知関係を。

まずは明日、あさって、明大前のキッドアイラックで韓国のノイズ、音響系ミュージシャンの初の東京公演があります。詳細は前回の配信でもしましたが、一応下のほうに詳細つけておきますね。

で、それが終わると、5日は中野富士見町のplanBでジョンブッチャーと久々のDUOです。従来の即興でも、弱音系というのでもない彼の試行錯誤と、確信に満ちた技量がわたしは大好きです。同じ日の3時半からは芸大の上野キャンバスで久々に講義があって、(ニセ学生もはいれますよ〜多分。東京芸術大学 美術学部 総合工房棟A棟 2F コンピュータ演習室)聴取やノイズについて90分ほどしゃべります。

でもって、すぐにplanBにかけつけます。

 

あと、PITINNで7日にはtokieさん芳垣さんとセッション・・・先日スタジオでちょいとセッションしたんですが、ざっくりとしたいいライブになると思います。tokieさんの美人ぶりと、強烈にグルーブするビートにオレも芳垣もたじたじだしっす(苦笑

 

そのあとはまずは札幌にいきます。8日9日はSOSO CAFEでレクチャーとワークショップ。8日は聴取や音響についての話を。フリーやら最近の音響なんかの音楽がどのように出来ているのか、あるいはもっと根本的に「聴く」とは「ノイズ」とは・・・といった話をはじめての方にもわかりやすく解説します。9日のワークショップのほうは東京でもときどやってる「誰でも参加できるポータブルオーケストラ」の札幌版です。本当にだれでも参加できます。楽器をやったことがない人でも、ラジオなり携帯なり音の出るのもさえもってくればOKです。堅苦しいことはやらないので、気軽にきてみてください。音を聴くってどんなことなのか、音を出すってどんなことなのか・・・そんな基本的な、でも音楽の授業では絶対にやってくれないあたりのところを、この2日間で楽しくやるつもりです。

で、翌日10日は、おなじく札幌の「ことにパトス」で中村としまる、SachikoMとともにトリオとFilamentを。今わたしがもっとも興味のある、しかし東京ですらあまり演奏機会のないハードコアな演奏をした後、私のギターソロもやります。ギターソロはアコースティックギターももっていくつもりなので、わたしのやってきた映画音楽やら、あるいはジャズのナンバーなんかも演奏する予定です。札幌は久々・・・というのもあって、今現在の私の硬軟両極を同時にやる珍しい機会です。

詳細は
http://homepage2.nifty.com/nma/
電話011-742-3458(NMA)

 

で、12日は釧路が誇るJZAA喫茶の老舗「ジスイズ」の35周年記念でライブをやります。ここに初めていったのはいまから20年前、ここで副島輝人さんのメールスフィルムを見たり、おそらく初演になったアクションダイレクト前夜の高柳昌行の過渡期のすざまじいソロを見ました。わすれもしない、この時に一生の友人ともいえる札幌の沼山さんにも出会いました。これぞジャズ喫茶といった感じの店で、わたしが10代だった70年代のジャズ喫茶の面影と熱気が今もそのまま残るどころかさらに発酵して芳醇さを増しているお店です。ここでも前半は弱音Filamentのハードコアな演奏を、後半はエレクトリックとアコースティックのギターソロを。もちろんどちらの演奏もジスイズ35周年に捧げる内容です。

詳細は
0154-22-2519(ジスイズ)まで。

 

でもって、釧路の翌日は福岡のギャラリー「アートスペース・テトラ」でソロをやります。たぶんターンテーブルとアコースティックギターそれぞれのソロになると思います。この日は杉本拓のソロや、九州の怪人、山内桂のサックスソロもやります。ここ、前にJAMJAM日記にも書きましたが、すごくいいスペースですよ。アートとかいってるのに、ものすご〜くリアルな場所だし。

アートスペース テトラ(福岡市博多区須崎町2-15 / 092-262-6560)

『RHYTHM COMMISSION 5』
大友良英ソロ / 杉本拓ソロ / 山内桂ソロ

2,500円(1ドリンク付き)*当日券のみ
問い合わせ:rhythm(090-7531-5382 / rhythm@mhtyhr.com)

 

さらにその翌日は福岡県立美術館で「だれでも参加できるポータブルオーケストラ」のワークショップもあります。
以下に詳細あります。札幌でやるのと同じ内容です。
楽器の経験がまったくなくても、なにか音の出るものさえもちよれば参加できます。

11月14日14時から

なんと参加費無料です。それこそお気軽にどうぞ。
http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/index.php
http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/topics/topics_det2_1.php?TOPICS_ID=23

 

え〜と、あとは東京にもどって、17日PITINNでエマージェンシーをやって19日は代官山UNITでフェネス、ラディアンと対バンで中村としまる、SachikoM、大友のトリオ(CDが出て以来、実に東京では初公演・・・いかにこういう音楽をやれるとこが、東京ですら少ないかわかるでしょ。今やオレがターンテーブルやってること知らない人も結構いるし・・・)をやります。フェネスとは多分来年ピタやSachikoMとやったライブ盤がでたり、ラディアンのマーティンとは来年バンドを組む予定なので彼等と数ヶ月ぶりに会うのも楽しみ。でもなにより、このトリオを東京でやれるのがうれしい。

 

そのあとは名古屋と京都でアコースティックギターだけのライブをやります。最近すっかりアコギソロにはまっていて、自分でじゃった映画音楽のナンバーを中心に、いろいろおしゃべりしながらくつろいだライブをやろうと思っています。

11月20日 18:30〜 3000円 ロジウラノマタハリ(電話:052-451-8533)
http://cafe-matahari.com/
席に限りがあるので予約おすおすめします。
ちなみに、ここアジアンカフェ飯各種とってもおいしいですよ。

 

11月21日京都トランクルーム

『BS 11th』Hemlen / 大友良英アコギソロ / THIS = MISA X SAIKOU

予約 2,000円、当日 2,500円(1ドリンク付き)
予約はone-g-turn@leto.eonet.ne.jpまで、
http://homepage.mac.com/ujin/phour/bs11th.html

 

と、今回はこんくらいにしときます〜
無声映画に音楽をつけるイベントや、小沢剛の個展でやる話、なんと三宅榛名さんとポータブルオーケストラやジャズを年末にやる話、そして来年1月の借金をしてまで好きなミュージシャンを日本に呼んでのやる渾身の大友フェスについては、また次回に。

え〜と、秋はすこしゆったりしたスケジュールでって思ってたんですが、ついついこんなことに・・・。ではでは、もし明日あさってキッドアイラックの韓国スペシャルで!

カムサハムニダ〜

 

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11月2日(火)3日(水)

東京、明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」

大友良英 プレゼンツ ニューミュージック・コンファレンス『Korean Meeting』

2日(火)午後7時開演

--from Seoul--
アストロノイズ:Choi Joon-Yong & Hong Chulki
佐藤行衛ギター・ソロ

--from Tokyo--
オプトラム:進揚一郎(ds)、伊東篤宏(optron)
宇波拓(computer)植村昌弘(ds)DUO
大友良英turntable feedback solo

前売り2,000円、当日2,300円

 

3日(水)午後4時30分開演

--from Seoul---
Choi Joon-Yong ソロ
Hong Chulki ソロ
アストロノイズ(Choi Joon-Yong & Hong Chulki)、佐藤行衛

--from Tokyo--

杉本拓(g)、Sachiko M(sine waves)DUO
秋山徹次(g)植村昌弘(ds)DUO
宇波拓(computer)solo
大友良英turntable without records solo

前売り2,300円、当日2,600円 2日間通し券 4,000円

両日ともセッションあり

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JAMJAM日記 番外 韓国新音楽事情

Date: Fri, 29 Oct 2004

 

ご無沙汰してます〜お元気ですか?

わたしのほうは 8月以降欧米のツアーをやめて日本にいるおかげで、腰や頚椎の痛みはすっかりなくなりました。1年ぶりの痛みなしの生活です。う〜ん、いいもんだ。でもって、今年後半は東京でのんびり・・・なんて思ってたんですがふたをあけてみると、全然のんびりなんて出来なくて、レコーディングとライブ会場を激しく行き来する毎日になってしました。

そんなわけで最近、全然日記書いてないなあ。書きたいことは沢山あるんです。さがゆきさんと中村八大の作品を録音したこと。浜田真理子さんとのコラボレーションがいい感じではじまっていること。カヒミカリィさんがONJEにゲスト参加して録音をしたこと。ここのとこアコースティックギターにすっかりはまっていること。台湾にいったこと。大蔵雅彦の素晴らしい演奏に身もココロもぶっ飛んだこと。伊東篤宏さんとのDUOが面白かったこと、新幹線に乗ったらとなりにココリコの人が座ってたこと、宝くじを勝ったら、なんと1億円の当選番号と1字違い(ただし下2桁目が違うんで1円にもなんない・・・泣)だったこと、え〜と、他にも、なんか沢山あった&進行中で・・・・・・、とまあ、ごたごた言ってないで、いつか日記ちゃんと再開しますから、忘れないでくださいね〜

え〜と、その代わりというわけではないんですが、今回と次回はここのところ行く機会が増えた韓国と台湾の新しい音楽シーンの紹介をしたいと思います。

 で、まずは韓国から。というのも、もうじき韓国ノイズの若手が初の東京公演をやるんで、その紹介もかねて、彼等のことをまずは書きたいと思います。(ライブの案内は、下につけておきます〜)

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 これを読んでいる人ならご存知の方も多いと思うが、韓国、特にソウルにはサックスのカン・テーファンを筆頭に70年代から即興音楽を演奏する音楽家が少なからず存在していて、独特のシーンのようなものが形成されている。1940年代生まれの彼等以降も、ピアニストのパク・チャンスー、パーカションのパク・ジェチュン等40代のミュージシャンが独特の即興音楽を行っているが、それ以降については、なかなか情報がはいってこないのが実情だった。無論、東京のように沢山の若手が毎日のようにライブをやるような環境にソウルがあるわけではないが、それでも確実にノイズ以降、音響以降の世代が育ってきているのも事実だ。そのことを実感したのは昨年9月にソウルに行ったときだった。このときは中村としまる、SachikoMとともにソウルに入り、パク・ジェチュン、ミヨン(ピアノ)等の即興演奏家と共演。非常にミニマルな演奏をする日本のエレクトロニクスの演奏家と、フリージャズ的な即興をする韓国の演奏家とのコラボレーションは決してスムーズなものではなかった・・・というか正確には双方に非常にフラストレーションの多いものだったのだが(注1)、しかしこの時、日本人3人だけの非常に静かな即興演奏を聴いて、飛びついてきた若い音楽家が聴衆の中に何人かいたのだ。流暢な英語を話し、かたことの日本語も使い、インターネットでかなりの情報をすでに仕入れている20代の彼等は、それまでの韓国の即興シーンとは明らかに異質な雰囲気を持っていて、なにより見た目がまずはまったくミュージシャンに見えないのだ。そんな彼等にもらった手作りの凝ったカバーに入っているアストロノイズと名づけられたCDRは、予想以上に面白い内容だった。音の質感は明らかにノイズミュージック以降のもので、起承転結のまったく欠如した音のテクスチャーだけの構造は、明らかに音響以降のものだ。そこには気持ちよいくらいそれまでの韓国シーンの即興演奏が持っていた物語性が欠落していて、その乾いた音楽は明らかに新しい世代を予感させるものだった。

 その後彼等とともにソウルで毎月ライブを企画している在韓日本人のギタリスト佐藤行衛の招きで今年の4月に一楽儀光、SachikoMと私の即興ユニットI.S.O.のソウル公演が実現。このときにアストロノイズのチェ・ジュヨン、ホン・チュルギ等と本格的に出会うことになる。佐藤とアストロノイズの3人は毎月ソウル市内の新村にあるラッシュという小さなライブハウスを中心に「プルガサリ」という企画を昨年からやっていて、ここにはソウル在住のドイツ人即興演奏家のアルフレード・ハルトやアメリカ人トランペッターのジョー・フォスター、韓国即興の第一世代のトランペッターチェ・ソンベ等も出入り、また日本や海外からも一楽儀光を中心に数多くのゲストが出演、すでに二十数回の公演を行うに至っている。ここで見た彼等の公演は、実にユニークで面白いものだった。CDプレイヤーのふたを開けて、むき出しになった電気回路に手を突っ込みながらCDを誤動作させて独特のノイズを出すチェ・ジュヨン、ふたを開けたラジオとラップトップで演奏するホン・チュルギ、テーブルトップギターでサイケデリックな演奏をする佐藤、トランペットのマウスピースにプリペアドを施して息の音を有効に使うフォスター。日本や欧米のシーンのように即興、ノイズ、音響、エレクトロ二クス・・・といった流れが細分化して神経質なくらい棲み分けしているのとはことなり、それらの流れが未分化のまま乱暴に同居しているのだ。「面白い!」素朴にそう思ってしまった。なにかがはじまる直前の未分化な洗練されない状態。わたしはこいつを見るのがいつも大好きなのだ。(注2)

 これまで歴史的背景の違いばかりが強調されがちな東アジアのそれぞれの国にあって、国や民族の違いではなく、あきらかに僕等と同じ土俵、同じ情報を共有するミュージシャンが出現してきている。隣の国で、親戚のような言語を使っていながらこれまで僕等には共通の言語はなかった。共通する文化背景ももってこないままだった。ところがこの数年、あきらかに状況は変わってきている。僕等は同じインターネットのWebを見ながら、同じようなCDを所有し、おなじような味のマクドナルドを文句を言いながらも時々食べ、かたことの英語を使って互いにコミュニケーションをするようになってきている。正面から見れば、それはアメリカのグローバリズムに侵された東アジアの状況の端的な反映かもしれないが、でも、それは逆に見れば、ある種のタフさとしたたかさをもって、グローバリズムの荒波の中で、僕等の生きる方法を発見していく唯一の道のような気がするのだ。アメリカの軍隊が作ったからといってインターネットを拒否するよりは、それをしたたかに使う道をわたしは探りたいし、英語を拒否するよりは、東アジアの共通語としてのピジン英語を作ってしまう方法を私は選びたい。韓国や台湾、中国のミュージシャンとの交流のはじまりは、これまで欧州のいろいろな国の間を行き来するミュージシャン達の中で生きてきた私にとって、その経験を生かすいい機会なのかもしれない。次回は台湾についてレポートしたい。


(注1)このときのパク・ジェチュン、ミヨンとの共演については雑誌インプロヴァイズド・ミュージック・フロム・ジャパンの年末に出る号の彼等との対談の中で、つっこんだ討論をしています。また同じ雑誌の付録CDにそのときの中村としまる、SachikoMとの静かな演奏のライブの様子がそのまま収められています。

(注2)アストロノイズ、佐藤行衛の3人が来日11月2、3日に明大前キッドアイラックホールで日本のミュージシャンとともに演奏します。東京での初公演になります。詳細は以下に。興味あるかたはぜひどうぞ。

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11月2日(火)3日(水)
東京、明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」

大友良英 プレゼンツ ニューミュージック・コンファレンス『Korean Meeting』

2日(火)午後7時開演

--from Seoul--
アストロノイズ:Choi Joon-Yong & Hong Chulki
佐藤行衛ギター・ソロ

--from Tokyo--
オプトラム:進揚一郎(ds)、伊東篤宏(optron)、
宇波拓(computer)植村昌弘(ds)DUO
大友良英turntable feedback solo

前売り2,000円、当日2,300円

 

3日(水)午後4時30分開演

--from Seoul---
Choi Joon-Yong ソロ
Hong Chulki ソロ
アストロノイズ(Choi Joon-Yong & Hong Chulki)、佐藤行衛

--from Tokyo--
杉本拓(g)、Sachiko M(sine waves)DUO
秋山徹次(g)植村昌弘(ds)DUO
宇波拓(computer)solo
大友良英turntable without records solo

前売り2,300円、当日2,600円 2日間通し券 4,000円

両日ともセッションあり

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JAMJAM日記04年8月号 暑中お見舞い

Date: Sun, 15 Aug 2004

 

どもども

もう、本当にご無沙汰しちゃってます。でもって残暑お見舞い申し上げます〜

今日東京は雨、数十日ぶりに真夏日ではなくなりそうですがみなさんいかがお過ごしですか。

 わたしのほうは8月9日に帰国、4月末からの長い欧州ツアー(途中短い帰国はしましたが)をやっと終え、ちらかり放題ちらかった5畳の自宅スタジオでこれを打っております。あ〜部屋かたずけなくちゃ。

で、長いツアー、成果もそれなりに大きかったのでといくつかご報告を。

 

 まずは、この数年ずっと活動をつづけてきたONJQ(大友良英NEW JAZZ QUINTET)ですが、1月東京、7月京都、ポーランド、南フランス、8月ポルトガル・・・とそれぞれまったく異なる編成でいくつかコンサートをこなす中でこの先の方向がやっと見えてきました。

以下メンバーに送ったメールから抜粋します。

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 ツアーお疲れ様でした。音楽的にも非常に有意義なツアーでした。今回やってみてやはり今自分の興味は小編成のJAZZではなくてこれまで自分のやってきたCathodeやAnode,ONJQ,そしてさまざまな歌ものプロジェクト(山下毅雄とか)をやや大きめの編成で統合していくような方向にいっているんだなというのを実感できました。クインテットも十分すぎるくらい面白かったのですが、そこでおこることは、やはり、ちょっと自分がこれからやってきたいこととは違うかな・・・というのも実感しました。具体的にはCathodeでおこっていたようなことがJAZZの中に音響現象として溶け込む・・・というような甘っちょろいものではなくて、もっと明確にCathodeやAnodeで起こるの音響現象のようなものが音楽のベースになるような形で歌を含むアンサンブルを再統合していくことが今後のこのバンドの目標かな・・・ってところが自分の中で明確になったような気がします。なんか漠然としていてわかりにくいかもしれませんが京都、ポーランド、マルセイユの3つのGIGの中にその萌芽をたくさんみつけられて今はそのことに夢中です。

 というわけで、今後はバンドの基本をONJQのメンバーにプラス高良久美子、SachikoMの7人体制にしてこれに随時、状況に応じて、ヴォーカル、雅楽、他のホーンやその他の楽器が入る・・・という方向にしようと思っています。名前は大きさに応じて

otomo yoshihide new jazz ensemble
otomo yoshihide new jazz bigbandまたはnew jazz orchestra

を使い分けようかなと思ってます。

 まずは、アンサンブルの根本をつくるためにCathodeやAnodeの時のように、やはりPAやモニターのことを根本から考えないと・・・と思っています。現実にはPAをつかわざるを得ないのですが近年、あの遠近感の欠如した音と、音程とリズムのストラクチャーさえつたわれば程度の質の悪いモニターの音がますます苦手になってきていて(実際80Hz以下と8Khz以上の音がちゃんとでてるとは思えない)というか、そういう状況で、演奏をするのが難しく感じられどうにかしないと自分でもたえられなくなっています。

 遠近感ある複数の音が交わる繊細な状況がちゃんと聞き取れないと音楽が成立しないような現場を作ることからはじめたいと思っています

(以下略)

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 というわけで、今後は7人体制のNew Jazz Ensembleを基本に状況に応じて、Phewさんやカヒミさんといった歌手がはいったり雅楽の楽器やホーンがはいったりという編成を考えています。

 まずは10月に7人編成でのコンサートを横浜、東京でやったのち1月下旬ににはベルリンのトランペッター、アクセル・ドナーほか何人かの欧州のインプロバイザーを加えた十数人編成で(まだ発表できませんがすごいメンバーが参加してくれそうです〜)東京で何回かライブ(おそらく内容を変えて3〜5デイズにする予定です)をやった後、スタジオレコーディング、で、5月発売と同時にONJE欧州ツアーという流れを現在考えております。詳細、内容については秋以降に順次発表していくつもりです。

 それから大きな編成のほうではJAZZの流れとは別にさまざまなジャンルの、さまざまなスキルの人たちが参加できるポータブルオーケストラの拡大発展版のようなものを今構想しています。具体的には昨年9月ロンドンでのアンコンフォタブルオーケストラやら、さまざまなワークショップでやってきたポータブルオーケストラ、さらに今年5月6月、フランスとドイツでやった現代曲「コールレシオ」の経験をもとに、来週29日に都立大学の「めぐろパーシモンホール」で発表する60人編成の「Grid」、20人前後で演奏する「Coal Retio」がこの試みの第一弾になります。
詳細はhttp://www.persimmon.or.jp/ の「誰でも参加できるポータブルオーケストラ」の中の29日公演のところを。17時開演、入場料は1000円です。

 歌もののほうでは、さがゆきさんが中村八大の作品ばかりを歌うアルバムのプロデュースをやります。さがさんは中村八大バンドの最後の専属歌手だった人。中村八大の作品は、60年代にわたしがもっとも影響を受けた音楽で、山下毅雄を裏の昭和に例えるなら、彼はちょうど表の昭和史のような存在です。発売はFilamentBOXを出してくれたFMNサウンドファクトリーから(なんたる幅のひろいレーベル)おそらく12月か来年に。それにだいぶ先行してレコーディングメンバーでこんなライブを行います。

9月6日 新宿

『さがゆき Plays 中村八大』
さがゆき(vo)、大友良英(g)、栗原正己(リコーダーほか)、
近藤達郎(key)、関島岳郎(tuba)、芳垣安洋(ds)、高良久美子(vib,perc)

 さらにもうひとつ、
大きな編成とは別のベクトルで、ソロのプロジェクトも動き出しました。まずは、20年以上も演奏しつづけ、自分のメインの楽器でありながら、今まで一度もフルアルバムを出してこなかったターンテーブルのソロを秋に録音する予定です。
 大きなきっかけは、今年5月のベルリン滞在中にギタリスト、アネッタクレブスのアパートでやったホームコンサートでのターンテーブルソロでした。このとき会場には30人ほど。その半分くらいは友人のミュージシャンでキース・ロウやアクセル・ドナー、アンドレア・ノイマン、マルタン・テトロ等そうそうたる顔ぶれで、めずらしく緊張しながらのソロでした。フィードバックを別にすると、ここのところ、自分でもまったく満足できなかったターンテーブルの演奏ですが、そんな思いを快く吹き飛ばすような繊細かつ大胆な演奏がこのとき出来て、やっとなにか次が見えてきた感じでした。
 ちょうど7月にイギリスのArcholeレーベルからターンテーブルフィードバックだけのライブソロ3インチCDが出て、これが実質初のターンテーブルソロアルバムになるのですが、これと連作的なかんじで秋の録音では、レコードを使わないターンテーブルソロのフルアルバムを(これはImprovised Music From Japanから発売の予定です)さらに数年以内にはレコードを使ったターンテーブルのソロを作り3部作にしようと思います。

 これに加えて、やっとギターソロの録音をする決心がつきました。これも今回の欧州ツアー中の成果です。録音は10月12日新宿PITINNでのライブ録音になる予定です。(ONJEの新作ともども、新しいレーベルからの発売になると思います)内容は、まずは1枚目ではJAZZよりのギターソロアルバムを考えています。

 さらに将来、アブストラクト、フィードバック、アコースティックの3枚の異なるギターソロも作る計画です。でもって今月から10月にかけていくつかこれに関連したソロ公演があります。

8月19日 長野県白州 アートキャンプ ギターソロ
http://www.artcamp.org/

9月1日裏窓オープン1周年記念ライブ@新宿JAM ここでは爆音のフィードバックターンテーブルソロをやる予定です

9月5日新宿ゴールデン街「裏窓」アコースティックギターソロ(10人限定)
http://www.geocities.jp/uramado_record/index.html

10月12日 新宿PITINN ギターソロ・レコーディング・ライブ

10月21日 京都とランクルーム 勝井、鬼怒DUO 大友ギターソロ

 あ、ちなみに京都トランクルームでは、

明日8月16日(月曜日) オフサイトのオーナー伊東篤弘のオプトロンソロと、トランクルームでサウンドインスタレーションを開催中のSachikoMのソロがあります。伊東さんは弱音音響の聖地オフサイトのオーナーでありながら実はよそで演奏するときは超爆音の音楽家&美術家で、蛍光灯ノイズを使うオプトロンは音だけではなく視覚的にもめちゃノイズです。個人的にはオフサイトでさんざんお世話になってるだけでなく、ANODEにはいいてもらったり3年前にフランスでやった「Plays山下毅雄」のライブでも参加してもらいました。たしか彼京都では初の公演ではなかったかな。すごいですよ。あの蛍光灯は生で見たほうがいいですよ〜。
http://homepage.mac.com/ujin/phour/bs8th.html

まだ未定ですが11月はもしかするとアコースティックギターソロで中部関西方面何箇所かまわるかもしれません。

映画のほうもいろいろと。
4月には短編、安藤尋監督「Heavenly Days」を録音。また6月から7月の欧州ツアー中に3回も日本にもどってきて塩田明彦監督、松田広子プロデュースの「カナリア」を完成させました。公開は来年になると思いますがこの作品、みながどう見てくれるのかとても楽しみです。問題作になると思いますよ〜。ずっと共演したかった浜田真理子さんがこの映画のサントラCDで歌ってくれることになり(映画のほうでも少しだけ参加してくれてます)、その録音も来月に控えています。浜田さんすごいキュートな素敵な方で、今から録音楽しみです。あとは今現在、佐藤寿保監督の短編が進行中。これも楽しみ。


ぜんぜん話はかわりますがONJQのプロデューサーでさきごろDIWを退社した沼田順がWEBで発表している文章がめちゃくちゃ面白いですよ〜。毒舌満載。このまま本にしてもいいんじゃないかなあ。彼とは80年代に一緒にバンドをやってたころからの長い付き合い。でも、こんな文才があったなんて知らなかった。あのまっすぐな、直情型の性格そのまんまだ(笑これからもいろいろ一緒に仕事していきたいな〜。たのんますよ〜、沼田君!
http://www.h7.dion.ne.jp/~nkym/periodicals_numata_f/numata_contents_2004.html


ということで、これから半年ほどは日本でばりばりライブやら作品を作っていきますのでよろしくです〜

 

大友良英

 

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大友良英のJAMJAM日記 やっと帰国、で、今回は告知です〜

Date: Wed, 14 Jul 2004

すっかりご無沙汰してます〜 みなさんお元気ですか

いや〜、暑いですね〜。

わたしのほうは4月末からの長い欧州ツアーを終え先週東京にもどってまいりました。
スイスでのギターソロにはじまり、ベルリンの長期滞在巨匠アルビンルシエ等とのUKツアーを経て今は塩田明彦監督の映画音楽で連日かんづめになって働いております。

JAMJAM日記のほうすっかりさぼってしまって・・・8月中旬になると仕事も一段落するのでそうしたらまた書きますからしばらくお待ちを。

ひさびさなのに恐縮ですが今回はとりあえずは告知関係を

 え〜と、今度の週末、京都西部講堂で3ヶ月ぶりの日本でのライブをやります。残念ながら1日目のONJEのほうは、UAやカヒミさんの参加もあって、もうチケット完売ですが(yahooオークションで数千円でうられてるみたいっすねえ・・・)2日目のROVOの日にもDJでがつんとやる予定ですので、こっちはまだ若干チケットあるみたいですよ〜。ONJQに何人か加わってのビッグバンドは今後も折を見て継続していきますので、またぜひいらしてください。まだ、詳細はいえませんが、この数年ずっと共演したかった欧州のミュージシャンを複数呼んで、来年1月にONJQ拡大版ほか数日間にわたる企画を東京でやる予定ですので、お楽しみに。

それから京都西部講堂の前夜祭をかねて16日にトランクルームでSachikoMのサウンドインスタレーションとソロそれからバスラッチの毛利ちゃんの初ソロもやるそうです。SachikoMが超高音、毛利ちゃんが重低音興味あるかたはぜひどうぞ。

いくつか公開講座やワークショップもあります。

西部講堂のあとにアルフレッドハルトも呼んで京都精華大学で3日間にわたるフリーミュージックのレクチャーもやります。70年代から今に至るフリーミュージックの系譜みたいなものを紹介していければと思いますのでぜひいらしてください。詳細は下につけておきます。

8月になると白州と東京目黒で演奏のワークショップもおこないます。音楽の演奏経験がなくても参加できます。どちらも参加者には実際のコンサートでわたしの曲を演奏してもらいます。白州では野外でANODEを演奏、目黒のほうでは参加者とわたしの呼んだミュージシャンでオーケストラを組んでコンサートをやります。

目黒の共演者もそうそうたるメンバーですのでわれこそは・・・という人も、なんとなくやってもようかな・・・くらいの人もぜひ参加ください。これも詳細は下につけておきます。

あとは待ちに待ったFilamentBox・・・ってだれが待ってたんだよ・・・と突っ込まれそうですが・・・も発売になっております。超弱音から大爆音まで、今のわたしの基本ははこのアルバムにすべて入っていると思っています。まだ未入荷ですがイギリス盤でターンテーブルフィードバックの3インチCDも出ました。なずけて「turntable solo」。これは爆音です。ターンテーブルのソロものはいままでほとんど出してこなかったのでそのせいか、最近はわたしがターンテーブルをやめてギターばかり弾いてると思い込んでる人が多くて、こまったもんなので、そろそろターンテーブルのソロもののアルバムも出そうかと思っています。秋にはソロのフルアルバムも録音する予定です。

 

そんなわけで

京都でお会いできるの楽しみにしております。

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京都精華大学 公開講座GARDEN

音楽表現講座 7月20日〜22日 午後6時30分より

「音楽の自由:フリーミュージックの系譜」

音楽には楽譜や音程など、さまざまなルールがあると思われてきた。でも、ルールからの逸脱は60年代から盛んにおこなわれてきた。音楽にとって自由とは何か、インプロヴァイザー大友良英がその系譜を貴重な音源を交えながら振り返る。また、ドイツのサックスプレーヤーアルフレット・ハルトをゲストにフリー・ミュージックの世界についてトークする。

7月20日6:30−8:00 

 「60年代〜70年代」 フリージャズや現代音楽からフリーミュージックへの過程ということで、デレクベイリー等の即興演奏とAMMの活動を中心に検証

7月21日6:30−8:00 

 「70年代末〜80年代」 ジョンゾーンを中心にしたNYのダウンタウン音楽シーン(フレッド・フリスやビル・ラズウェル、DNAなど)と、ハイナーゲッペルスやアルフレッドハルト、クリスカトラー等のレコメンデットレーベルを中心とした欧州での動きをとりあげる。
ゲスト:アルフレット・ハルト

7月22日6:30−8:00 

 「90年代〜現在」 日本のノイズや音響と、欧米で今おこっているさまざまな新しい音楽を中心に、質疑応答もおこなう。

定員:60名 全3回(3夜連続)受講料:7,000円
申込み・問合せ
京都精華大学情報館文化情報課 GARDEN事務局

TEL:075-702-5343
garden@kyoto-seika.ac.jp
http://www.kyoto-seika.ac.jp/garden/index.html
http://www.kyoto-seika.ac.jp/oneday/index.htm

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7月16日(金)京都「Tranq Room」午後7時開場、開演

『BS 7th Sachiko M "I'm here, too" 展オープニング・イヴェント』
Sachiko M、モウリカツラ、波多野敦子
予約1,500円、当日2,000円(共に1ドリンク付)
予約は b_s_press@hotmail.com まで、

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8月28(土)午後2時スタート

8月29(日)時間未定

『誰でも参加できるポータブル・オーケストラ』
会場:東京「めぐろパーシモンホール、小ホール」
対象:2日間連続してご参加いただける方 参加費(2日間):2,000円

定員:30名
申込締切:8月6日(金)当日消印有効

1日目は様々な楽器や音の出るものを持ちより、参加ミュージシャンと一緒に数時間のワークショップの中で演奏ルールを探りながら、音楽を創っていきます。
2日目は実際にお客さんの前で演奏を行います。ワークショップ参加者の音楽や楽器の知識・経験、演奏技量等は一切問いません。どなたでもご参加いただけます。

持ち物:音の出るもの。(演奏できるもの、できそうなもの、あるいは演奏したいものを、楽器・楽器以外を問わずお持ちください。たとえばラジオ等の家電製品でもかまいませんん。但し、セッティングが大変なものや、PAを必要とする楽器、声の参加はご遠慮ください、また笛、ハーモニカ、鈴、カスタネット等の学校教材はなるべく避けてください。)

 

8月29日(日)東京「めぐろパーシモンホール、小ホール」

午後4時30分開場、5時開演

曲目・出演:
第一部:大友良英「コールレシオ」(日本初演)
    大友良英(ギタ−ほか) 、高良久美子(ヴァイブラフォン、パ−カッション) 、
    石川高(笙)、西陽子(筝)、大蔵雅彦(サックス、リ−ド)、
    イトケン(玩具、パ−カッション)、Sachiko M(サインウェイヴ)

第二部:「GRID」(初演)
    ポータブル・オーケストラ(第一部出演ミュージシャンおよびワークショップ参加メンバー)

料金:全自由席 1,000円(定員200人)
問合せ:財団法人目黒区芸術文化振興財団、めぐろパーシモンホ−ル
(電話:03-5701-2913 / ファックス:03-5701-2968)

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音楽「音を聴く、音を出す ANODE 野外演奏ワークショップ」

8/18〜19の午後
山梨県白州にて、詳細は以下のホームページを
http://www.artcamp.org

※詳しいチラシを希望の方は事務局まで。

■ ダンス白州東京事務局
〒164-0012 東京都中野区本町5-13-1-105
TEL 03-5340-3860 FAX 03-5340-3861
e-mail: artcamp@sf7.so-net.ne.jp

■ 白州事務局 
〒408-0311 山梨県北巨摩郡白州町大坊81
TEL 0551-35-2465 FAX 0551-35-3130

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"P-hour 02" An experience of modern music

2004年7月17日
otomo yoshihide new jazz bigband featuring Kahimi Karie
大友良英(g), アルフレッド・ハルト(sax,b-cl etc) 津上研太(sax)
坪口昌恭(french horn)石川高(笙) 高良久美子(vib) 青木タイセイ(tb)
SachikoM(sinewaves),水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds,tp)
ゲスト カヒミカリィ(vo)

菊地成孔クインテット・ライブ・ダブ+UA

soft

2004年7月18日
ROVO
Buffalo Daughter
Nutron
森本アリ
DJ 大友良英他

・時間は両日とも広場開場2時、講堂開場3時、開演4時を予定。
・広場では飲食テントや「アーティスト・マーケット」も開催。
・会場:京大西部講堂(京都市左京区吉田泉殿町百万遍交差点下ル
                西側京都大学西部構内)
・参加費:1日券3500円・2日券6000円・当日4000円 (ドリンク別)

 

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JAMJAM日記番外編

Date: Thu, 17 Jun 2004

 

「戦争と日常と2」

・・・恒常化する戦争、そして著作権法の改悪の問題について・・・ 

今回は、個人的に書き溜めていた原稿から未発表のものを。昨年3月のブッシュ政権によるイラク攻撃の際に、JAMJAM日記でも配信した「戦争と日常と」という文章を受けて昨年の秋の選挙前に書いたものですが、発表する機会を逸してました。それからさらに半年以上が経過しているので、さらに内容を書き加えて配信します。


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 前回「戦争と日常と」という文章を書いたのは、アメリカがまさにイラクを攻撃した2003年の3月のことだった。世間も、私自身も多分気持ちがたかぶっていて、同時に無力感もかんじていて、だからあんな文章も書いた。あの時、この戦争は長引くだろうと思った。実際アメリカが早々に戦争終結を宣言したにもかかわらず、現実には1年以上たった今も戦争が終わったようにはとても思えない。それどころかパレスチナも含め事態は悪化しているとしか思えない。空爆やら地上戦、あるいは首都陥落といったような、ニュースバリューのある、映像的にも「面白い」出来事がないと、僕らはすぐに戦争のことを忘れてしまいがちだ。デモにしても、この手のニュースバリューのある事柄に対しては反応しやすいし、一定の効果もだせそうだけれど、戦争が日常化、恒常化したときには力を発揮しにくくなる。たとえば、今反戦のデモをしても盛り上がるだろうか? わたしはここでデモには意味がないと言っているのではない。こういう場合のデモは絶対に必要だ。しかしデモが効果的なのは、戦争の華やかさと対になっているからだということを言いたいのだ。問題は、戦争が華やかではなくなったとき、つまりは今現在の反戦をどうするかだ。こっちのほうがよっぽどやっかいだ。なぜなら、それは地味すぎて盛り上がらないから。人間は盛り上がらない事柄には、なかなか反応しないものだ。

  なぜ前回「戦争と日常と」というタイトルにしたかと言えば、それは無論、「日常」の生き方そのものが戦争に対するアンチになっているべきだ・・・という意味もあるのだけれど、それだけではない。戦争はむしろ恒常的にあって、テレビ的に、新聞的に派手にとりあげられないだけのことだ。僕らはメディアに出ないような事柄はいとも簡単に無視してしまいがちだ。そういう中で、恒常的に続く戦争、あるいはそれに近い不条理なものに対して、実際に戦場にいない僕らは、どういうスタンスをとるべきかを考えたかったから、ああいう書き方をした。前にも書いたことをもう一度ここで引用する。

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 「どうせ戦争はなくならない・・・」という意見があることも知っていますし、それは多分本当なのかもしれませんが、この手の無力感は、わたしは好きではありません。僕らは無力かもしれないけれど、自分で生きたいように生きたいと思う意志をもっているわけですから。数年前に「音楽は武器のように人を殺せないから美しい・・・・音楽家に出来るのは無力に音を出すことだけだ」と書いたことがあります。わたしはここに来てこの確信をますます強くしています。日々の食事を作るように、1000枚しか売れないCDをだしつづけるように、自分も決して腕力にはならないような無力な音楽をつくりつづけていこうと思っています。わたしのような意見は実際の戦争や暴力の抑止には直接的には役立たないのかもしれません。それでも個人個人の無力な生活が世界をつくっているような世の中を夢見る自由は失いたくないなと思っています。

(「戦争と日常と」より、全文は以下のサイトで見れます)

http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/essays/senso.html

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 昨年の3月テレビから流れる戦争の映像を前に、無力感を感じながらも書いた文章だが、今ならもう少し積極的なことが出来るかもしれないと思っている。それは反戦のCDを出すといったような派手で見栄えのすることではない。もちろんそれもいいけれど、私はなぜか乗れなかった。そういうことではなくて、わたしが選択したいのは、もっと積極的に、非生産的な音を、安易な美的方向に向かわない音を出し続けること。そしてそんな音をだすことを私個人の生活の基本にすることから考えよう・・・という、なにか漠然とはしているけれど、でも、はっきりと信念と言えるような態度で生きていくことだった。

その上で具体的な提案をしたい。

 もし昨年3月のあのとき、アメリカのやっていることにあなたが憤りを感じ、たとえばデモに参加したり、参加しないまでも反戦について思うことがあったなら、今この時期にあなたはなにをすべきかといえば、わたしの答えは極めて地味で、「次の国政選挙にいくべきだ」と答える。応援したい候補者なんてひとりもいないかもしれない。でも、戦争を支持した政党の候補者を落とすために選挙にいくべきだ。わたし一人が投票したって・・・って思うかもしれないが、半分もの人が選挙にいってない現実を考えてほしい。この半分の人々の中の3割の人が、ある意思をもって投票にいくだけでも、ずいぶん違うと思うのだ。頼りなさそうな回答だけれど、こうしたことの積み重ねと、あなた自身の継続的な生き方の中からしかしぶとい反戦運動はでてこないのではないか。国会承認というてつづきを経ずに自衛隊を多国籍軍に参加させてしまうような暴挙をおこなう自民党と公明党が次の選挙で勝ってしまったら、僕等はブッシュ政権のやってきたことを容認することになってしまう。

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 もうひとつ、わたしが日本にいなかったこの数ヶ月の間に著作権法改悪のとんでもない法案が自民党と公明党の賛成多数で通ってしまった。詳細はすでにご存知の方も多いと思うが、この法案をそのまま使えば、場合によっては、これまでのように自由に輸入盤CDを購入することが出来なくなってしまう。中国からの海賊盤被害をなくすためと銘打ちながら、実は国内レコード会社の目先の利権を保護するための、とんでもない悪法だ。自分のほしい音楽を簡単に買うことが出来なくなるかもしれない法律・・・こんなものは暴力と変わらない。失礼きわまりない下品な悪法だ。詳細はネット等でぜひチェックしてほしい。この法案も自民党と公明党の多数決で通ってしまった。こんな横暴をほっておいたら、とんでもないとになる。このひとつをとっても国会に選出された政治家やら、役所の人間が文化や音楽についてどう考えているかがわかるというものだ。こういう人間達に好きにさせておいたら僕らの居場所なんてなくなってしまう。前にも書いたが、以下にいくつかサイトを書いておくのでぜひ参照してほしい。こんなやつらを落とすためにもやはり選挙に行くべきだ。

「私たち音楽関係者は、著作権法改正による輸入CD規制に反対します」
http://copyrights.livedoor.biz/

「私たちは海外盤CD輸入制限に反対しつづける」
http://homepage3.nifty.com/stop-rev-crlaw/

「推進派、反対派の議員リスト」
http://homepage3.nifty.com/stop-rev-crlaw/rolls/index.html

 幸い、これらのサイトにもあるとおり、小野島大さん他数多くの音楽関係者、音楽ファンが動いたおかげで、法案阻止は出来なかったものの、13項目の付帯条件が法案につくことになった。このことを私は評価したい。たとえ法的には無力に近いものでも、横暴な政治家やレコード会社の都合の良いようにだけはさせないぞ・・という意思表示と、一定の抑止にはなったと思うからだ。しかし問題はこれからで、この法案がどう使われるかを僕等は常に監視しなくてはならない。少しでも表現の自由にかかわるような、おかしな使われ方をしたときには大声をあげるべきだ。無力な人間にだって大声をあげる権利はある。


大友良英

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JAMJAM日記3月中旬〜5月中旬

Date: Wed, 9 Jun 2004

 

JAMJAM日記3月中旬〜5月中旬

 

 めちゃくちゃご無沙汰してます〜みなさん、お元気ですか
いろいろご心配かけましたが、わたしのほうは、なんとか元気にツアーを続けております。

 今これを書いているのはベルリン。初夏のすがすがしい風がふいてます。今年の欧州の5月は、外でカフェをするのにはちょっと寒くて、夜なんかは息が白い日もあったのですが、6月にはいってやっといつもの季節にもどりました。今泊まっているのは旧東側のプレンツバウアーベルグ。ほとんどのわたしと関係するミュージシャンはこの界隈に住んでいて、ライブもスタジオも大抵はこの界隈。今日もあたりを歩いていたら、アンドレア・ノイマンとアネッタ・クレブスにばったり出くわしました。

「やあ、やあ、調子はどう?」「今日はわたしのアパートで、ジェローム・ノッタンジェ達がレコーディングしているわよ、夜に、皆でごはん食べない?」
「あれれ、いいねえ、そうしよう、そうしよう」

なんて調子で毎日がのんびりと進みます。
 ここでは良く歩くおかげで、わたしの万歩計も1日5km〜7km。あ、そうそう、先々月にJAMJAMで書いた万歩計はちゃんと今も続けていて、毎日かなり意識して歩いております。おかげで腰のほうはだいぶよくなりましたが、頚椎のほうは、度重なる長距離フライトで、やっぱりまた悪化していました。そんなわけで、すでに入っている8月までは欧州のツアーをこなして、それ以降、来年2月までは、欧米の仕事は全て断って東京にいることにしました。ツアーを頻繁にしだした90年代の初頭以降、こんなに長く日本にいるのは今回が初めてになります。この間は、なるべく仕事を少なめにして、体を直すことに専念すると同時に、自分の作品、とくに今まで出してこなかった即興によるターンテーブルソロとギターソロの録音、念願だった大編成による音楽の録音、いくつかプロデュースワーク、それに小さなフェスのようなものをPITINNやキッドアイラックでやること考えています。詳細はまたJAMJAMで決まり次第お知らせしますので、楽しみにしていてください。

 あ、そうそう、これも念願のFilamentBOXがようやく出ました。20テイクほどのライブ録音から厳選した4枚と、スタジオ録音1枚の5枚組です。特にスタジオ録音はSachikoMとわたしが完全に別の部屋で、互いの音をまったく聴かずに60分間録音、一切の編集を加えず、それをそのままCDにしました。今の時点で発売されている音源の中では、間違いなくこのスタジオでの録音がわたしのベスト・・・というか、正確にはわたしが一番やりたいことにもっとも近い姿の音楽になっていると思います。今現在欧州を旅しながら模索しているのはさらにこの先で、それはきっと次に録音されるターンテーブルソロでお聴かせすることが出来ると思います。

 さてさて、御託はともかくほっぽらかしてた3月中旬以降の日記です。

 

3月@日 サンフランシスコのアスフォデルレーベルのオフィスに2週間泊り込んでDVDの制作。今回はわたしのソロ演奏の撮影と録音。撮影されるのはすごい苦手。3人のカメラマンのうち2人が女性でしかもはっとするくらいの美人。撮るほうと、撮られるほうが、どう考えても逆のような気がする。ターンテーブル奏者で心臓外科医でもある朋友マーチンNGや、DJミックスマスターマイクなんかも、撮影を見に来る。オフィスではカルコフスキーと一緒だった。今回は映像も音も沢山素材をとっただけで、編集やDVDの組み立てはこれから。これを1年以上かけてDVD作品にしていく。詳細は言えないが、かなりインタラクティブなものになる予定で、どういう音楽になるかは、見る人がこまかくパラメータを設定して決めることが出来る。しかもかなりランダムな組み立てになるので、同じ設定でも2度と同じものは見れない、聴けないようなものにする予定。これについては、また来年に詳細をお伝えします。


4月@日 SFから帰国早々すぐにソウルに4泊滞在して3コンサート。今回はI.S.O.のライブと、ソウルの若手のインプロヴァイザーとの共演。そしてソロ。コーディネートしてくれたのはソウル在住のミュージシャンの佐藤行衛。彼はソウルのレストランライターでもあるので、旨い店を実に良く知っている。いや〜もう音楽といい食といい大変お世話になりました。ありがとう。
今回の一番の収穫はなんといってもソウルの若手のノイズメーカー達に出会えたこと。特にチェジュンヨン(Choi Joonyong)とホンチュルキ(Hong Culki)の2人(この2人でアストロノイズというユニットを作っている)は素晴しかった。CD プレイヤーを解体して中に手をつっこんで演奏したり、テープやラジオ、ラップトップを駆使したりして、ノイズや音響以降の何かを見せてくれた。この2人、今度日本にくるときはぜひ東京でもライブの企画したいな。ライブには連日アルフレッド・ハルトも来てくれる。カン・テーファンさんも美人の娘さんと2人でひょっこり来て下さった。カンさんと、あとはパク・ジェチュンを作秋インタビューしたものが、多分夏までには出る雑誌Improvised Music From Japanの新しい号に乗るので、ぜひ読んでみてください。非常に興味深い内容になっていると思います。


4月@日 帰国早々安藤尋監督の短編映画の録音。メンバーは江藤直子とベースの西村雄介。安藤さんとの仕事はいつもいいもんが作れる。


4月@日 発熱。おまけにおなかに大きなものすごくいたいおできのようなものが。この状態でキッドアイラックで一楽くんとの3デイズ。非常にたのしく演奏したのだか、それでも目指すものからはほど遠い感じがしていらいら。実際、ここのところ数ヶ月、正確には1年以上前から、自分の演奏が気にいっていない。時たま、たとえばFilamentBOXの録音や中村としまるとの「good morning good night」なんかで、何かが見えてきそうになるのだけれど、ライブになると、もどかしいくらい見えなくなる。そのことを一楽くんに話すと「大友さん、あのね、もしこの3日間で、本当に新しい何かが見えたとしたら、そんなもんいんちきですよ。大友さんは昔にもどりたくない・・・と言うけれど、実際、今日の演奏は確かに、昔のような音をしていたけど、明らかに音響を通過してこなきゃ出来ない要素も沢山あったと思いますよ。あせらずに続けましょう。そういう中から自然に次がでてくると思いますよ。ね。」たまにはいいこと言いやがる。


4月@日 発熱と痛くてでかいおできのまんま京都へ。山本精一、勝井祐二それぞれとDUO。これも非常に面白かった。山本ちゃんとはギターDUOだったのだけれど、2人ともほとんど弦にさわらず、ひたすら巨大な音量で60分間フィードバック。あまりの低音に通報されて警察まできた。演奏後は京都の仲間と毎日打ち上げ。あはは、発熱しても、痛くても気持ちだけべ囲元気。


4月@日 帰京後すぐに皮膚科でおできの摘出手術。これがもう痛いの何の。フンリュウ(漢字がわからない)という名の良性腫瘍で、わりとポピュラーな病気だから経験者結構いると思うんですが、まじ痛い。やっとの思いでい家にもどって2日ほど寝込む。


4月@日 手術痕の傷口がふさがらぬまま6週間の欧州ツアーへ。医者からは一応絆創膏やら注射器に入った膏薬やら、抗生物質やら鎮痛剤を処方してもう。最初はスイスで3箇所、初のジャズギターソロコンサート。まずまずだんたんではないだろうか。その後はイタリア、サルディニアと、フランスのリールの大学で、それぞれ短期集中ゼミ。最近教える仕事が増えてきたのは年齢のせいか。いつもながらイタリアも、フランスも、おいしゅうございました。ソウルツアーとあわせて、途中病気だったにもかかわらず2kgは太ったような。


4月@日 著作権改正にともない輸入盤が規制の対象になるというとんでもない悪法がすんなり国会を通過しようとしている・・・というメールが佐々木敦をはじめ、何人かの評論家、音楽関係者からくる。詳細をネットで見てみると、やっぱりとんでもない。小野島大さん等が反対運動ののろしをあげたので、わたしも賛同することにする。これも自民党と公明党を勝たせ続けているつけだ。これについては言いたい事が沢山あるので、近々意見を配信したいと思う。とにかく皆にお願いしたいのは選挙に行ってほしい・・・とういことだ。選挙の投票率を上げることが現政権にとっては、デモや署名以上に、一番痛手になるからだ。その理由がわからない人は・・・そのくらいは自分で勉強してくれ。


5月@日 ドイツ、ケルンにて3日間にわたりアンプリファイフェスティバル。ここで中村としまる、SachikoM、キースロウと合流。彼等とはこれから2週間一緒だ。ケルンでは12人のエレクトリック奏者が3日間にわたって様々な組み合わせのカルテットで、即興を行った。最初にやったメゴのピタ、クリスチャン・フェネス、SachikoM、わたしのセットはたいして期待もしてなかったのだが、意外にも静かで繊細な展開になり非常に面白かった。でも総じて、全体的にはものすごい不満が残った。これだけ、欧州を代表するようなエレクトリックの大御所達があつまっているのに、はっきりいって面白くない。だいたいは静かにはじまり、少しづづ盛り上がって、そのうち40〜80Hzくらいの低音がドローンのようにシーツをつくり、その上で、まるでフリージャズでもやるかのように中高音が暴れて、いい気持ちになったところで徐々に収束していくいつものお決まりの展開・・・あ〜もう、反吐が出るくらい退屈! 特に全員で演奏する際は最悪で、キースロウがせっかくいい曲を書いているのに、みな好き勝手に即興をしやがる。自由ってなんなんだ? 頭わるいんじゃね〜か、お前ら・・・とすら思ったくらいだ。実際最終日の終演後はあまりに不愉快だったんで何をいわれても「最悪。東京にもどりたい!」としか返答しなかった。おっと、いけない、いけない、冷静に、冷静に。え〜と、無論いい演奏もありました。特にオランダのインサイドピアノ奏者のコル・フラーはいつ見ても素晴しいし、ノルベルト・モスラングの誰にも似てないあの世界は最高だし、中村としまるやSachikoMの近年の演奏は、彼等の音楽が発揮出来る場においては例外なく素晴しい演奏をする。そうそう楽屋には連日デヴィッド・シルビアンもきておりました。オレより年上だと思うんだけど、若々しくて、なんか全然おっさんくさくない。そういえば昨年でた彼のソロにはデレク・ベイリーも参加していたっけ。


5月@日 キースの運転するバンでベルリンへ移動。ここで10日間にわたって同じくアンプリファイフェスが行われる。ただしケルンと違い、毎日のようにプレンツバウアーベルグ周辺のいろいろな会場で、アウトサイドフェスのライブも行われる。最初は、50人も入ればいっぱいになるようなギャラリーでSachikoMとアネッタ・クレブスのDUO。これが本当に素晴しかった。ケルンでの消化不良を吹き飛ばしてくれるような名演だった。今年頭のアネッタの来日公演の際に発揮しきれなかった彼女の本領を地元で思う存分発揮した感じだ。スピード感ある不連続な物音がなんの起承転結も情緒もなく、大きな音量から小さい音まで、おかまいなしに行きかう。おもわず「これだよ!」って叫んでしまった。

この後ベルリンでは様々な名演に出逢うことになり、自分自身にとってもとても大きな変化に出くわすことになるのですが、それについてはまた次回に。

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ベルリンでは6月12,13日にわたしの作曲作品「コールレシオ」の初演があります。詳細は以下です。ベルリン在住の方はぜひいらしてください。

space+place,
12./13.06.2004
20:00 - 24:00 Uhr + Oberbaum City, Berlin

world premieres by Mark Andre, Robin Hayward,
Pierre Jodlowski/Pascal Baltazar,
Georg Katzer/Rose Schulze, Andrea Neumann/Christof Kurzmann,
Jerome Noetinger/Lionel Marchetti,
Ana Maria Rodriguez/Steffi Weismann,
Otomo Yoshihide
KNM Berlin/Ensemble Phosphor/Sabine Ercklentz/Tony Buck/Merle Ehlers

Oberbaum City Rotherstr. 11 10245 Berlin
U & S-Bahn Warschauer Strase, Tram 20

information and tickets:
http://www.space-place.org
+49(0)30-203092101

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JAMJAM日記04年4月 Filamnet他お知らせ号

Date: Sat, 17 Apr 2004

 

どうも〜

新学期、みなさんお元気ですか?え〜、わたしは、へとへとです〜(苦笑

サンフランシスコから帰国後1日だけ東京でライブをやって、すぐにソウルに飛んで3日間ライブののち、安藤尋監督の映画「こころとからだ」の音楽をつくって、さらにその間塩田明彦監督の新作映画の音楽打ち合わせもしつつ東京で3日、京都で2日ライブ・・・おまけにこのライブ中ずっと発熱・・・というのをわずか半月の間にこなしたら、さすがに体が音を上げてしまいした。なんとおなかにでっかいおできみたいな腫瘍が出来てしまい、これが痛くて痛くて、月曜日に緊急手術で切除。いやもう、だいの大人が声を出してしまうくらい痛い手術でした。って言っても良性の腫瘍なんでたいしたことはなく、入院する必要もなく現在通院中。で、毎日傷口を消毒するんですが、これがまた痛いのよ、もう。オレ、マゾっけあるほうだけど、でも、こういうセクシーじゃないはちょっと・・・。

え〜と、いくつかお知らせがるのですが、その前にちょいと気になることが。なんだか日本にいなかったあいだに、いつのまにかとんでもない法律が通りそうな勢いらしく、それが通ると輸入CDが手に入りにくくなるらしい。もういい加減にしてくれ、アホ政治家!詳細は以下のページで見れるので、ちょいとお前等いい加減にしろよ・・・という行動をぼくらは起こしたほうがいい。

http://www.be.asahi.com/20040410/W12/0025.html
http://sound.jp/stop-rev-crlaw/

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お知らせ。まずはFilament BOX かいよいよ発売になります。
自分でいうのもなんですが、アーストワイルからもうじき出る2枚組
「SachikoM ToshimaruNakamura, OtomoYoshihide / good morning good night」とともに
近年録音の中では、もっとも気に入っている作品でボックスのデザインも秀逸です。
初回予約に限り割引価格で購入できますので、以下に詳細つけておきます。

 ● 発売日 5月28日(金)
 ● 形態 5枚組CD
  (各CDはスリムプラケース入り、5枚を特製BOX入り)
 ● 定価 8500円(税抜き)8925円(税込み)
 ● 番号 FMC-030〜34
 ● 限定1000セット

これまでの世界各地でのライヴを厳選、編集した4枚と新録の1枚との5枚組み。
聴取と発音行為の徹底的な分析と解体の末にうまれた filament は Sachiko M と大友良英による独特な作曲方法を軸に、従来の「作曲」や「即興」によって作られた音楽とは根本的に異なる音響体験をもたらしてくれます。特に今回の BOX は大友自身が「最もエクストリーム」と言っているように、究極の BOX になります。

 ◎disc1: Kyoto 09012004
 ◎disc2: Helsinki 11102001
 ◎disc3: Barcelona 01122002
 ◎disc4: Brussels 06112000
 ◎disc5: Tokyo 20012004

現在予約受付中、下記アドレスまでメールでお問い合わせ下さい 5月15日まで予約受け付けます。
予約特典、税抜き8500円のところ7500円、しかも税金及び送料をサービスします。
申し込みは info@fmn.to まで詳細は以下のページで

http://www5a.biglobe.ne.jp/~FMN/j_home.html

また「SachikoM ToshimaruNakamura, OtomoYoshihide/good morning good night」
についてはこちらのページに詳細あります

http://home.att.ne.jp/theta/ny-jazz/erstwhile_top.html

 

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FilamentのSachikoMのソロのお知らせです

ひとつは4月18日 今度の日曜に宇都宮の巨大な採石場で、
もうひとつは4月23日 代々木のオフサイトで
どちらも以下のページを参照ください

http://www.japanimprov.com/sachikom/sachikomj/index.html

18日のほうは主催者のJAZZ&NOWのお知らせを以下につけておきます

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こんにちは。jazz&NOWの寺内です。

 

先日、東京のキッドアイラックホールでも10分くらいのSachiko Mソロがあったのですが、危うく、瑞々しく、非常に素晴らしい演奏でした。(本人曰く”脱無音”への挑戦)宇都宮市郊外での巨大地下空間でのSachiko Mライヴもいよいよ今週の日曜日です。貴重な機会をお見逃しなく。皆さまのご来場お待ち致しております。

[ ハイポジアス・サウンド 01]

Sachiko M (サインウェーヴ)

日時 4月18日(日) 午後5時 開場、午後5時30分 開演
会場 大谷資料館・大谷石地下採掘場跡(宇都宮市大谷町909)
料金 前売り(予約)2000円、当日2500円
予約受付・問い合わせ  
E-mail now@plum.ocn.ne.jp (jazz & NOW)
TEL 028-652-1232(大谷資料館)
会場へのアクセス(都内から日帰りできます。)
■JR・関東バスご利用の場合
大谷資料館へはJR宇都宮駅から路線バスで30分くらいです。
なお、バスの本数が限られていますので、お乗り遅れにご注意願います。

【 行き 】

( 快速ラビット 上野 13:45発 → 宇都宮15:15着 )
( 普通     上野 13:50発 → 宇都宮15:36着 )
宇都宮駅・西口バスターミナル 関東バス6番乗り場から
16:00発「立岩」行にて 「資料館入口」下車 徒歩5分

* 乗り遅れた場合 > 16:30発がございますが、開演間際です。
* 付近を散策等されたい方 > 16:00発の前の便は、14:15発、14:55発です。
* フライヤー記載の「大谷資料館」および「大谷経由ろまんちっく村」
行は4月1日廃止されました。また、乗り場が8番から6番に変更されていました。不手際を深くお詫び致します。

【 帰り 】

「資料館入口」バス停から
18:47発「宇都宮駅」行(快速ラビット 宇都宮 19:37発 →上野 21:13着 )
19:12発「宇都宮駅」行(普通    宇都宮 19:55発 → 上野 21:38着 )
19:43発「宇都宮駅」行(快速ラビット 宇都宮 20:32発 → 上野 22:08着 )
    ( Maxやまびこ・つばさ126号 宇都宮 20:34発 → 東京 21:24着 )

■クルマにてご来場の場合

●東北自動車道「鹿沼I.C.」出口より 宇都宮市内方向へ向かい大谷方面
へ左折 鹿沼I.C.より車で25分 (13Km)
●東北自動車道「宇都宮I.C.」出口より 鹿沼方向へ向かい(国道293)、
大谷方面へ左折 宇都宮I.C.から車で15分 (8Km)
* 駐車場無料 バス10台、乗用車100台

■参照ページ

MAP@大谷資料館HP: http://www.oya909.co.jp/museum/map.html
えきねっと|JR東日本 駅の時刻表: http://www.jreast-timetable.jp/
関東バス時刻表検索: http://www.atochigi.ne.jp/bus/

 

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え〜 で、今日は渋谷のアップリンクでライブがあります。インキャパシタンツの美川さん朋友ギュンターミュラーやヴォイスクラックのノルベルトモスラングも出ます。この3人が一同に会するのは5年前、オーストリアのフェスで一緒になって以来です。わたし個人は、これで夏までは東京ではライブないのでよろしくです〜。

 

来週からは2ヶ月半の長い欧州ツアーにでます。また各地から日記送りますね。

ではでは。

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JAMJAM日記04年4月 告知号

Date: Wed, 7 Apr 2004

 

どうも〜

SF,韓国とまわって昨日帰国。今日はこれから安藤尋監督のDVD作品の音楽録音にでかけます。韓国ではエレクトロニクスの素晴しい逸材に出会ったり収穫大でしたが、これについては、またJAMJAM日記で。

さてさて明日8日から12日までライブがつづくので告知させてください。

よろしくです〜

大友良英

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4月8〜10日の3日間、明大前のキッドアイラックホールで山口の奇才パーカッション一楽儀光とがっちり四つに組んだ即興演奏を行います。打楽器と、ギターおよびターンテーブルという、それぞれが演奏する楽器本来の特性に正面から向かいながら即興演奏の「今」をさぐっていこうと思っています。彼とは昨年のANODOツアーの最中、山口で明け方までジェイミー・ミューアとデレク・ベイリーの最初期録音「インプロヴィゼーション・ミュージック・カンパニー」の話でもりあがったりして、即興について、今僕等がやらなくちゃなやないことがあるんじゃないか・・ということで意見が一致。2日目には即興の大御所広瀬淳二を、3日目にはSachikoMをゲストにむかえ、すでに出来上がってしまった基準のある即興ではない硬質な何かを求めて、この3日間まっすぐに「挑戦」しようと思っています。

 

『大友良英プレゼンツ ニューミュージック コンファレンス:

一楽儀光、大友良英 DUO IMPROVISATION 3 DAYS』

明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」

4月8日(木)〜10日(土)

I.S.O.、Anode、ソロ等でエレクトロニクスやアコースティックによるミニマルな音響を追求、「想い出波止場」や「アシッド・マザー・テンプル」でも異才を放っていた山口在住の奇才パーカッション奏者一楽儀光をフューチャーした久々の東京公演です。今回、一楽はアコースティックのドラム・セット のみで、大友もエレクトリック・ギターとターンテーブルのみを用ます。古典的な楽器でのアブストラクトな即興演奏を今の視点で徹底的に追求する3日間。

8日(木) 一楽儀光(ds)ソロ / 大友良英(g,tt)ソロ / 一楽儀光、大友良英デュオ

9日(金) 一楽儀光、大友良英 デュオ / 一楽、大友 、広瀬淳二(セルフメイド・インストゥルメント)トリオ

10日(土) 一楽儀光、大友良英 デュオ / 一楽、大友、Sachiko M(サインウェイヴ)トリオ

問合せ:明大前キッドアイラックアートホール 
電話 03-3322-5564、kid@jf7.so-net.ne.jp
19時開演、前売り2000円当日2300円。格安3日通し券も出す予定です。

 

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BS 6th "P-hour pre-party" @京都Tranq Room

4月11日 19:00open/start
大友良英×山本精一duo
THIS=MISA X SAIKOU

4月12日 19:00open/start
大友良英×勝井祐二duo
hatano atsuko
little church

予約2000円 当日2500円 二日3500円(予約のみ)
予約はb_s_press@hotmail.comまで、お名前、電話番号、枚数をお知らせ下さい

会場:Tranq Room
京都市左京区浄土寺真如町162ー2 真如堂前バス停下車スグ

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JAMJAM日記、7月の西部講堂他各種お知らせです〜

Date: Thu, 25 Mar 2004

 

こんばんわ〜 え〜と、再び深夜2時のサンフランシスコからです

 

7月の京都大学西部講堂のイベント、反響がすごいそうでチケット入手が難しくなることが予想されるそうなんで、もしも、絶対見たいという方は早めの申し込みをお勧めします。嘘みたいな話ですが即日完売の可能性もあるそうです。あと、さらにこの時期は、ちょうど京都の祇園祭りと重なっております。え〜と、これがどういう祭りなのかいまいちよく知らないのですが、とにかく京都中が上を下への大騒ぎになるみたいで、すでに、今からですらホテルをとるのが大変だったりするそうです。そんなわけで遠くから行くこと考えてらっしゃる皆さんはホテルの手配も早めに動くこともお勧めします。JRの新幹線とホテルが一緒になったチケットとかお勧めみたいですよ。

 あとこのイベントの後、京都精華大学で3日間わたしの公開講座もおこないます。今回のテーマは「フリーミュージック」ということで、ベイリー以降を中心に、ゾーンやら欧州のニューミュージック、日本のフリーも含めて、今日までの流れをやります。80年代をやる2日目には欧州シーンの大物アルフレッド・ハルトさんをゲストに招きます。彼にはハルト・ゲッペルス1984年の大名作「ペキンオペラ」(これGROUND-ZEROの「革命京劇」のもとになった作品です)のいきさつなんかも含めて、いろいろ突っ込んでみたいなと思っています。こちらのほうも、どうかよろしく。

 でもって西部講堂のプレイベントということで4月11日12日京都でROVOの山本精一、勝井祐二それぞれとDUOをやります。これについても詳細を下につけておきます。

それからもうひとつ、大切な宣伝を。4月8〜10日の3日間、明大前のキッドアイラックホールで山口の奇才パーカッション一楽儀光とがっちり四つに組んだ即興演奏を行います。打楽器と、ギターおよびターンテーブルという、それぞれが演奏する楽器本来の特性に正面から向かいながら即興演奏の「今」をさぐっていこうと思っています。彼とは昨年のANODOツアーの最中、山口で明け方までジェイミー・ミューアとデレク・ベイリーの最初期録音「インプロヴィゼーション・ミュージック・カンパニー」の話でもりあがったりして、即興について、今僕等がやらなくちゃなやないことがあるんじゃないか・・ということで意見が一致。2日目には即興の大御所広瀬淳二を、3日目にはSachikoMをゲストにむかえ、すでに出来上がってしまった基準のある即興ではない硬質な何かを求めて、この3日間まっすぐに「挑戦」しようと思っています。

問合せ:明大前キッドアイラックアートホール 

電話 03-3322-5564、kid@jf7.so-net.ne.jp

19時開演、前売り2000円当日2300円。格安3日通し券

も出す予定です。

 

以上よろしくです〜

 

大友良英

 

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"P-hour 02" An experience of modern music


2004年7月17日

otomo yoshihide new jazz bigband featuring Kahimi Karie

大友良英(g), アルフレッド・ハルト(sax,b-cl etc) 津上研太(sax)
坪口昌恭(french horn) 石川高(笙) 高良久美子(vib)
  SachikoM(sinewaves),水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds,tp)
ゲスト カヒミカリィ(vo)

菊地成孔クインテット・ライブ・ダブ+UA
soft
DJ 未定

2004年7月18日

ROVO
Buffalo Daughter
Nutron
森本アリ
DJ 大友良英他


・時間は両日とも広場開場2時、講堂開場3時、開演4時を予定。
・広場では飲食テントや「アーティスト・マーケット」も開催。
・会場:京大西部講堂(京都市左京区吉田泉殿町百万遍交差点下ル
                西側京都大学西部構内)
・参加費:1日券3500円・2日券6000円・当日4000円 (ドリンク別)


申込み方法

○ 受付開始4月10日
○ 申込み受付業務は京都精華大学GARDEN事務局の協力によりおこなわれます。
○ 入場順は2日券、1日券、当日の順番です。
○ 申込み入金締め切り7月9日(金)。
○ 申込みには三つのステップがあります

1、 メールで予約する。
phour@kyoto-seika.ac.jp まで、参加日または二日券、チケット送付先住所、氏名、電話番号、申し込み枚数
を送信してください。電話、はがきなどでの受付はおこなっていません。

2, 数日後、事務局より返信が届きます「参加可」の場合、次のステップへ。「参加不加」の場合、一定数確保予定の当日券を狙ってください。

3, 郵便局に備え付けの「郵便払込取扱票」の通信欄に

   P-hour 02
  参加日または二日券
  チケット送付先住所、氏名、電話番号
  申し込み枚数
  e-mailアドレス(申込み時に記入した)を記入の上、
チケット枚数分代金+200円(郵送事務費)をお振込ください。なお、振り込み手数料は各自でご負担ください。
入金確認後「参加チケット」をお送りいたします。発送は6月末を予定。

口座番号 0960-7-243830 
口座名 P-hour推進協会

○ 受付けは、申込み順とさせていただきます。
○ 一旦納入された参加費は返金いたしかねます。ご了承下ください。
○ 当日券は一定数確保するようにいたしますが、満員の場合は入場をお断りする場合がありますご容赦下さい。
○ 本イベントに関するお問い合わせはe-mail phour@kyoto-seika.ac.jpまでお送りください。

 

主催:

 P-hour事務局(one good turn office)
 京都市北区上賀茂池端町9-302田村方

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BS 6th "P-hour pre-party"

 

4月11日 19:00 open/start

大友良英×山本精一duo
THIS=MISA X SAIKOU

4月12日 19:00open/start

大友良英×勝井祐二duo
hatano atsuko
little church

予約2000円 当日2500円 二日3500円(予約のみ)
予約はb_s_press@hotmail.comまで、お名前、電話番号、枚数をお知らせ下さい

会場:Tranq Room
京都市左京区浄土寺真如町162ー2 真如堂前バス停下車スグ

 

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京都精華大学 公開講座GARDEN

音楽表現講座 7月20日〜22日 午後6時30分より

「音楽の自由:フリーミュージックの系譜」

音楽には楽譜や音程など、さまざまなルールがあると思われてきた。でも、ルールからの逸脱は60年代から盛んにおこなわれてきた。音楽にとって自由とは何か、インプロヴァイザー大友良英がその系譜を貴重な音源を交えながら振り返る。また、ドイツのサックスプレーヤーアルフレット・ハルトをゲストにフリー・ミュージックの世界についてトークする。

7月20日6:30−8:00 

 「60年代〜70年代」
 フリージャズや現代音楽からフリーミュージックへの過程ということで、
 デレクベイリー等の即興演奏とAMMの活動を中心に検証

7月21日6:30−8:00 

 「70年代末〜80年代」 
 ジョンゾーンを中心にしたNYのダウンタウン音楽シーン(フレッド・ フリスや
 ビル・ ラズウェル、DNAなど)と、ハイナーゲッペルスやアルフレッドハルト、クリスカトラー等の
 レコメンデットレーベルを中心とした欧州での動きをとりあげる。
 ゲスト:アルフレット・ハルト

7月22日6:30−8:00 

 「90年代〜現在」 
 日本のノイズや音響と、欧米で今おこっているさまざまな新しい
 音楽を中心に、質疑応答もおこなう。

 

定員:60名 
全3回(3夜連続)
受講料:7,000円
申込み・問合せ
京都精華大学情報館文化情報課 GARDEN事務局
TEL:075-702-5343
garden@kyoto-seika.ac.jp

http://www.kyoto-seika.ac.jp/garden/index.html
http://www.kyoto-seika.ac.jp/oneday/index.htm

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『大友良英プレゼンツ ニューミュージック コンファレンス:

  一楽儀光、大友良英 DUO IMPROVISATION 3 DAYS』

明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」

4月8日(木)〜10日(土)

I.S.O.、Anode、ソロ等でエレクトロニクスやアコースティックによるミニマルな音響を追求、「想い出波止場」や「アシッド・マザー・テンプル」でも異才を放っていた山口在住の奇才パーカッション奏者、一楽儀光をフューチャーした久々の東京公演です。今回、一楽はアコースティックのドラム・セット のみで、大友もエレクトリック・ギターとターンテーブルのみを用ます。古典的な楽器でのアブストラクトな即興演奏を今の視点で徹底的に追求する3日間。2日目、3日目の後半にはゲストを迎え、即興の現在に焦点をあてます。

8日(木) 一楽儀光(ds)ソロ / 大友良英(g,tt)ソロ / 一楽儀光、大友良英デュオ

9日(金) 一楽儀光、大友良英 デュオ /  一楽、大友 、広瀬淳二(セルフメイド・インストゥルメント)トリオ

10日(土) 一楽儀光、大友良英 デュオ / 一楽、大友、Sachiko M(サインウェイヴ)トリオ

問合せ:明大前キッドアイラックアートホール 
電話 03-3322-5564、kid@jf7.so-net.ne.jp
19時開演、前売り2000円当日2300円。格安3日通し券も出す予定です。

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JAMJAM日記2004年2月下旬〜3月中旬

Date: Wed, 24 Mar 2004

 

こんにちは〜

 

再びサンフランシスコからです〜

DVDの撮影は無事終了。明日からソロの録音です。腰のほうもだいぶよくなり、あき時間というか、待ち時間が結構あるおかげで日記の筆もすすんでおります〜

あ、いかりや長介さん、亡くなられたんですね。お会いしたことはもちろんないのですし、とりたててドリフファンではないのですが、でも、近年のいかりやさんの顔と芸風が好きでした。合掌。

東京はもう桜の開花宣言がでたみたいですが月末の帰国までに桜のこってるかな〜。もっとも東京にいれるのは3日だけで、その後はすぐにソウルにむかいます。

というわけで、先月から今月にかけての日記です。どうぞ。

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JAMJAM日記2004年2月中旬〜3月中旬

 

@月@日 万歩計購入。笑わないでください。なにより歩くのが腰に良いのです運動不足で筋力が落ちているのが腰痛の根本原因、まずはよく歩くこと・・・これ、かかりつけの腰のドクターに毎回のように口すっぱく言われる言葉。で、オレの場合、内科検診でもまったくおなじことを言われる。「大友さん、運動しないと糖尿になって死にますよ。運動できないなら、とにかくせっせせっせと歩いてください。」糖尿予備軍と診断されてもう何年にもなる。気持ちはまるっきり若いつもりだけれど体は嘘をつけない。着るもんで若く見えても、おなかの贅肉はもう立派に中年。これ読んでる皆さんも、あっという間ですよ、他人事じゃないですよ。中年になるのなんて、努力しなくたってなれるんですから。ちなみに万歩計はというと、東海道53次を歩くゲームになっていて、日本橋から京都まで、各宿場ごとに「あと何キロ」みたいな目標設定が出できて、ま、これで張り合いが出て、なんか歩く気が起る・・・という仕掛けになっていて・・・あはは、確かにいつもより今日は歩いた。う〜ん、でも3日坊主にならなければいいが。


@月@日 中村としまる、SachikoMとオレの3人による2枚組CD「Good Morning Good Night」のマスタリングを聴く。夏に録音、冬に何度かマスタリングの後今は最終チェック。この作品は、自分の中では、今までのどの作品にも似てないという意味でとても重要だ。同時期にすすめているFilamentBOXとともに(これも主にSachikoMがデレクションを、中村としまるがマスタリングをしてくれている、特に自宅で録音した新作は、上記のトリオ同様、非常に重要な録音だと思っている)今自分がかかわっている中では、もっとも「挑戦」といえる内容だ。「挑戦」という言葉を使う以上、これまでに参考に出来る基準がないとも言える。だからいいのか悪いのか、正直なところ自分でも判断できない。ちょうど98年に初めてFilametのCDを出した時がそんな感じだったけど、でもこれも今聴くと、なんだか音楽にしか聴こえないから不思議だ。いずれにしろ、判断出来ないけど、これにはなにかある・・・という直感みたいなものだけで3人で作った作品だ。中村としまるの耳は本当にすごい。彼とSachikoMの中でオレはもまれっぱなしだ。そうそう、彼の最近リリースしたギターフィードバックの作品「サイドギター」も大名盤だとおもうんだけど、日本じゃまったく紹介されないみたいで残念。イギリスじゃ彼スターなのになあ。トリオの2枚組CDも、FilamentBOX(5枚組)のほうも、おそらく5月か6月には出ると思う。どう聴かれるのか、反応が楽しみ。こういった作品は、聴く人がいて、その人の中ではじめて音楽になる。


@月@日 ベルリン「UCHIAGE FESTIVAL」。日本からは杉本拓、中村としまる、秋山徹次、SachikoM,吉田アミ、宇波拓、そしてオレが参加。ベリンからはクリストフ・クルッツマン、アクセル・ドナー、アンドレア・ノイマン、アネッタ・クレブス、ロビン・ヘイワード、カイ・ファガシンスキー、トニー・バック、ブーカルト・バイン他沢山のミュージシャンが参加。日独混合様々な組み合わせで3日間のフェスが行われる。

 初日のオレのセットは「ミイラになるまで」。この作品3年前に釧路でやったのを最後に打ち止めにするつもりだったのだけれど、ドイツ語版のCDを出したクリストフ・クルッツマンのたっての希望に、口説き落とされてしまった。いずれにしろ過去10年間、この作品は一度として同じメンバーや同じスコアで演奏されたことがないわけだし、また新たに作品を書き換えればいい・・・と思って承知した。今回は指揮者であるわたしがミュージシャンをコントロールできないように、何通りかの別々の譜面をミュージシャンに渡した。おなじサインを出しても、ミュージシャンによってやることがまちまちになる。あとは各自の即興のセンスにまかせた作品にしたかった。予定としてはわたしのコントロール出来ないところで、いろんなことが起ってくれることを願っていた。参加したのは日本側から3名ベルリン側から7名。結果はというと・・・もう素晴しくとぎすまされたいい音で、とてもいい演奏だったとおもうのだが・・・でもしかしなのだ。なんか現代音楽風というか、即興風のスタイルを、素晴しくハイクオリティで演奏しているようにになってしまった。なんでだろう。そんな風に演奏してほしい・・・なんてどこにも書いてないし、即興で演奏できるようになってるんだから、もっと自由にやってくれてもいいのに。どこかで、こういう音楽はこうやるべし・・・という規範が出来上がってしまっていて、その重力圏内で演奏することが即興になってしまってるような気がしてならない。無論そういう演奏になってしまったのは参加ミュージシャンがわるいわけじゃない。ほっておけばそうなってしまうものを、なんらかのバイアスをかけるのが作曲なわけで、だとしたらそういうデレクションができなかったオレの力不足だ。さらに言えば、オレの作曲方法の中に、そういう方向性がこれまであったからこそ、意識するしないにかかわらず、参加ミュージシャンに、負のバイアスをかけてしまったとも言える。杉本拓のギターの音がくさびのように、オレの脳髄に響いて重力の呪縛に拮抗してくれる。なんだか今回のフェスはオレの中では、そういうったこととの戦いに終始しなくてはならなくなる予感。


@月@日 フェス2日目。今日は旧友トニー・バックと演奏。オレはいろいろ新しいことをやりたがるくせに、実は意外とこういう旧来のセットのほうが、いわゆる客受けのいい、もしかしたら実際に「いい演奏」といえるような演奏がが出来てしまったりするところが、自分でももどかしくとても複雑な気持ちだ。オレは素直にオールドスクールの即興をしているのが称にあってるのだろうか?この日はCOSMOSの演奏が素晴しかった。もうある種の完成した領域にこの2人はいっているような気がする。メールをチェックしてたら韓国の即興ドラマーキムデファンさんの悲報。キムさんと最後に共演したのは2002年の法政大学のときだ。このとき会場にいた相米監督ともこの日会ったのが最後になってしまった。キムさんもダイナミックな色気ある素晴しい顔をしていたなあ。昨年ソウルで会った時はハレーを乗り回してとても元気そうだったのに。残念。合掌。


@月@日 3日目。そういえばこのフェスの名前「UCHIAGE」は日本語の「打ち上げ」からきている。2002年の秋に吉祥寺で3日間やったAmplfyFesのときに、僕等日本のミュージシャンがなによりも重要なのは「打ち上げ」だって話をさんざんして、その上「打ち上げ」って言葉を共通語にしちゃえ・・・と言い出したのがそもそものはじまりで、そのとき来ていたクリストフ・クルッツマンが好んでこの言葉を使うようになった。「Karaoke」とか「Onkyo」みたいには普及しなさそうだけど、でも「打ち上げ」重要だと思いませんか?「打ち上げ」が楽しくできる=仕事もうまくいった=音楽も良かった・・・ってことですから。で、いつのまにか「乾杯」のときに「UCHIAGE〜」というようになって、でフェスの名前にまでなって・・・これどんどん元の使用方法からずれてると思うのですが、言葉が異文化で使われるってのはそういうことで・・・ま屁理屈はいいや。その名前のとおり僕等は連日のようにフェスのあと打ちあがり、朝方までおおさわぎでした。さすがに3日目になるとへとへと。今日は杉本拓ギターカルテットで演奏。なんとオレがひいたのは30分間で10音ほど。でもとっても美しい世界でした。連日4組のミュージシャンが出て、いい演奏があったり、う〜ん、ちょっと失敗かなってのがあったりで、いろいろだったのですが、今回特に印象にのこったのは若手のクラリネット奏者カイ・ファガシンスキー。彼の演奏は実に味わい豊かで面白かっです。でもって、演奏後は今日も打ち上げ。京都のオーガナイザーの田村さんや古後さん、ベルリン在住のトロンボーン奏者小池くんも連日のように来ていて、なんだか日本なのかベルリンなのかわからない状態で、わいわいがやがや、明け方まで。そうそうベルリンといえばわすれていけないのは日本料理屋の「ささや」さん。ぼくらは2日とあげず昼間はここに繰り出しましては、さばの塩焼き定食を食べたり寿司やそばをほうばったり・・・。ささやさんおさわがせしました。また5月におじゃまします〜。


@月@日 アネッタ・クレブスの家でSachikoMのソロ。平日の昼間だというのに20人以上もの人が集まる。アクセルやアンドレア、カイもいる。アパートでライブが出来るってのはうらやましいかぎりだ。サイズはオフサイトを想像してもらえればいいだろうか。ベルリンではこの手のホームコンサートがちょくちょく行われている。外の車の音やいろいろな雑音とサイン波のアンサンブルが絶妙。無響室的な創作よりも、こういう方が彼女らしい。そうそう彼女は今代々木のオフサイトでサウンドインスタレーションもやっている。延々と続く彼女のソロみたいな作品で、シンプルなサイン波とショートノイズのみでどこを見ても2度と同じ瞬間がない作品。ここでもオフサイトの外から聞こえてくる様々なノイズとのアンサンブルが美しくて、あっという間にすぐ時間がすぎてしまいます。秀作です。


@月@日 今度は場所を移してウイーンで「UCHIAGE FES」。クリストフの他に、ブーカルト・シュタングル、ヴェルナー・ダッフルデッカーが主催で、先の日本人ミュージシャンとウイーンのミュージシャン、様々に組み合わせで、やはり3日間行われる。ここでも「ミイラになるまで」がオープニング。ベルリンバージョンの反省を踏まえ、多少改善したスコアで望む。こちらのほうがオレは楽しめたけど、でも根本的な問題は解決していない。これはこれからのオレ自身の課題だ。ベルリンの時もそうだったが会場のPAのあり方もとても気になった。この種の音楽にとってPAはとても危険な存在だ。そもそも音の微細な響きを遠近感をもって聴取するところに、この種の音楽のよさがあると思うのだが、安易にPAを通すことで確実に遠近感が失われてしまう。かといって大きな会場ではPAを使わざるを得ない時もあるし、楽器によってはPAからしか音の出ない電子楽器もある。GROUND-ZEROをやっていたころからそうだったのだが、このへんの楽器のバランスそのものが音楽の骨格になることすらある音楽で、全てを初対面のPAの人にまかせるのは、実は双方にとってとても乱暴なことだ。終演後PA担当のクリストフさんとこの辺の話をする。彼はこのへんのことをよく知っているベテランエンジニアなので、逆に彼の気分を害してしまったかもしれない。ところでウイーンの宿泊は全員西駅駅前の4つ星ホテル。打ち上げの2次会はANODE札幌ツアー以来恒例になった、キャップ秋山こと秋山徹次ルームに集合して朝まで。今日から僕等はここをバー秋山と呼ぶことに。拓ちゃん、としさん、キャップのでこぼこトリオの話に、腹を抱えて笑う。


@月@日 ウイーン 2日目。Cosmos,そして杉本、ラドゥ・マルファッティのセットが美しかった。オレは5人編成の即興のセッションでギターをひいたが・・・う〜ん、どうなんだろ。まったく満足できなかった。反応しあって即興することに何の興味もないのは、もう今にはじまったことじゃないけれど、エレクトロニカみたいなベースになるようなものを作って即興したり、あるいは現代音楽や即興のクリシェで共演されるのにはうんざりだ。そんな演奏の応酬になってしまった。せっかく楽しみにしていたアミちゃんや、ラディアンのドラマー、マーティン・ブランデルマイヤーとの共演だったのだけど、ちょっと残念。でも終わった後は気分を切り替えて打ち上げ、打ち上げ。なにしろUCHIAGEフェスだもん。で、2次会はまともやホテルのバー秋山へ。なんと今日はどこかから入手した各種お酒のボトルが本物のバーみたいに間接照明の中並んでいる。さすがキャップ秋山。


@月@日 3日目。そうそう書き忘れましたが、ここにも京都の田村さんが連日登場。この日オレはウイーン在住のウイーン人ターンテーブル奏者Takeshi FumimotoとのターンテーブルDUO。ベルリンのトニーのときと同じような感触で演奏しつつも、オレなりに戦ったつもり。精一杯やりました。ここから少し見えてきたこともある。この日はなによりよかったのはキャップ秋山、宇波拓、アミ、マーティン・ブランデルマイヤー、ボリス・ハルフの演奏で、まるでウエストコーストジャズのラディアン風解釈みたいなクールな世界。くそ〜、即興のセットでここまでやられると悔しいなあ。みんなお疲れ様。いろいろ考えさせられることだらけのフェスでしたが、でも、こんな葛藤がなくちゃ何も生まれないもんなあ。明日はもう東京に戻るってのに、今夜もバー秋山は終夜営業。キャップご苦労さん。


@月@日 帰国後ふたたびぎっくり腰に。でこの状態のままFilamentのマスタリングと明大前キッドアイラックでのライブと、ツキノワのレコ発ライブをこなす。あ〜しんどいよ〜。もう。


@月@日 京都でFMNサウンドファクトリーの石橋さん、それにヴォーカルのさがゆきさんと打ち合わせ。いつも行く大好きな料理屋さんは定休日。残念。でもそこの女将の紹介で、うまいメシ屋にいくことが出来ました。さんきゅ。え〜と、メシの話はともかく、なんの相談かというと、さがさんの歌う中村八大曲集の相談です。彼女は八大さんのところの最後の専属ヴォーカリストだった人。八大さんを知らない人のために参考まで書くと、坂本九や水原弘等60年代のキラ星のような歌謡曲歌手の代表曲を書いた人で「上を向いて歩こう」も彼の手によるもの。以前手がけた山下毅雄が裏の昭和史だとすると、八大さんのほうはオレにとっては表の昭和史だ。まだ具体的な内容はかけないけれど、オレのプロデュースで、順調にいけば年内にFMNサウンドファクトリーから出る予定。ちなみに前述のFilamentBOXも同じFMNサウンドファクトリーから出る。個人レーベルなのに、信じられない幅の広さ・・・というか両極しかない感じが、オレのツボにはまったのかもしれない。以前ここで出した3インチミニCD「Degital Tranquilizer」もマスタリングとジャケを全面的にやりなおしてニューバジョンでもうじき発売になります〜。そう考えると石橋さんにはお世話になりっぱなし。かれこれもう15年の付き合いだもんなあ。打ち合わせの後は、なんと今日帰国したばかりの田村さんに、女将とその友人も加わってみなでわいわい。そうそう夏の京都西部講堂のイベントの相談もしました。楽しそうですよ〜。今年もオレは屋台を手伝う予定。詳細は下につけておきますね〜。


@月@日 京都でいつもいってる接骨院にいって腰の治療の後、その足で関空へ行き、そのままサンフランシスコへ。ウイーンから帰国して数日しかたってない。さすがに疲れた〜。サンフランシスコではアスフォデルというレーベルに2週間泊り込んでソロのDVDの撮影とCDの録音をする。ここのオフィスの屋上に小屋のようなものが立っていて、ここが客間になっていて泊まれるようになっている。なんだか「傷だらけの天使」の代々木のビルの屋上みたいな風情。夜中はここに住んでる猫ちゃんと2人きりだ。さてさて、サンフランシスコの夏のような青空の下、ぎっくり腰の体で、いったいどんな2週間になるんだろうか。

 

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JAMJAM日記2004年1月末〜2月中旬

Date: Sun, 21 Mar 2004


JAMJAM日記2004年1月末〜2月中旬

 

どうも〜

なんだかJAMJAM日記、ものすごくご無沙汰してしまいました。皆さんお元気ですか?

 

わたしのほうは昨年からガタガタだった体調、ぎっくり腰をのぞきどうにかよくなって、今年にはいってからも関西、ベルリン、ウイーン、サンフランシスコと忙しく飛び回っております。例年悩まされてる花粉症は、1月から抗アレルギー剤を飲んで、しかも2月末から日本を出る・・・という作戦で、ほとんど症状も出ずにすんでおります。こんなの何年ぶりだろう。もっとも今年は花粉が少ないみたいなんで、どのみちみんないつもよりだいぶ軽いみたいですが。

 で、今はサンフランシスコでDVDの撮影中です。映画の仕事をさんざんやってきたくせに、自分が被写体になるのは今回が初めてで、いやもう慣れないことはなはだしい。撮影されるってのはいやなもんです。でも撮影の常、待ち時間が沢山あるおかげで、その時間を利用して文庫本を読んだり(相変わらずちゃんばらモノばっかです)、原稿を書いたり、でこうしてJAMJAMを久々に書いたり・・・。忙しいような、のんびりしているような、へんな感じであります。

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では久々1月末から2月中旬のJAMJAM日記です。


@月`@日 明大前キッドアイラックにてアンドレア・ノイマンとアネッタ・クレブスのDUO。彼女達の数年前の演奏にとても衝撃をうけたせいか、オレの期待が大きすぎたのかもしれない。う〜ん、こんなもんじゃないはずなんだけどな〜と思いながら演奏を聴く。素晴しい演奏だったのは言うまでも無いのだが、でも、しかしなのだ。慣れない日本で2人があがっていたのはたしかで、そのせいもあったかもしれないが、そういうことだけではなくて、もっと根深い問題をはらんでいたように思う。まずは彼女達が数年前にくらべ非常に上手くなった点。でも、この「上手い」というのはいい意味だけではない。おそらく欧州では彼女達のような演奏を受け入れる土壌が沢山あって、そこで彼女達がもまれているうちに、なんだか普通の欧州の即興演奏のようになってしまった感じがするのだ。それのどこが悪いのか・・・といわれれば、別になにも悪くない。彼女達が古い世代に受け入れられ、彼女達にもその影響がでるのはむしろいいことなのかもしれない。でも、オレはどこかでそういった従来の方法ではない何かに向かうであろう彼女達を期待しすぎたのかもしれない。それともうひとつ、こちらも根深い問題だけど、2つの弦楽器から弦の音がちゃんと響かなかったのが非常に気にかかる。これは昨年来たマット・デイビス等にも言えることかもしれないが、非常に優れた演奏能力をもっているはずの音楽家が、なにか別の方法をさぐるなかで、楽器の特性そのもを見据えることを回避するような方向を目指しているのだとしたら、それでいいのだろうか・・・と素朴に疑問に思ってしまう。今の即興の潮流が、楽器の持つ特性に正面から向かわずに音を出す(あるいは出さない)方向に行っているのだとしたら、オレははっきりとそのことに否定的だ。弦の楽器なら弦の出す音に正面から向かってなんぼじゃないだろうか。そう考えるオレは古いのだろうか?とにかくいろいろ考えさせられるという意味では重要なライブだった。 


@月@日 新宿PITINN。ONJQ2デイズ。入りきれないくらい来て下さった皆さん、本当にありがとう。初日は朋友菊地成孔のラストでもあると同時に、次のサックス奏者アルフレッド・ハルトとの初共演。彼を向かえこれから僕等はどこに行くのだろう。楽屋でジョークをとばしつづけるハルトをみながら、バンド内に異なる言語を使う人間がはいるってのはいいもんだな〜と、つくづく思う。馴れ合った空気がなくなるからだ。


@月@日 2日目。今日も昨日以上のお客さんの入り。この日はONJQとは名ばかりで7人編成。オレ個人としては新しいバンドの始まりでもある。ここのところパワープレイに行きかちだったバンドの方向をもう一度初心にもどすことにする。高良久美子のヴァイブラフォンとSachikoMのサイン波のもたらす意味が生きなければ、オレがJAZZをやる意味なんてないからだ。これからの方向が少しだけ見えてきた気がする。バンド名・・・どうしようか。


@月@日 福岡に新しく出来たギャラリー「テトラ」でレクチャーとギターソロのライブ。いつも思うけど、なにかが新しく始まる現場ってのはいいもんだ。がらんと薄ら寒い木造家屋を見たときに、初めてオフサイトに行ったときのことを思い出した。このがらんとしたなにもないスペースでこれからいろんなことが起るんだろうなあ。そんなことを考えると自分のことのようにうきうきしてくる。オフサイトでは近隣に気を使って小さな音の演奏しか出来ないのだけれどそれが逆にオフサイトの音楽の個性を作ることになった。ここはなんと隣の居酒屋の親父の声が始終もれ聴こえてくる。オフサイトのように環境が新しい音楽をつくるとしたら、ここは、となりの親父とどうつきあうかが焦点になるのか・・・ってそんなわけないか。いや、そうでもないだろう。きっとなんらかのファクターになるはずだ。演奏が終わると打ち上げは自動的に、となりの居酒屋へ行くことに。なにしろ頼みもしないのに、この親父が席を設けているんだから逃げるわけにいかない。親父は開口一番「いや〜もう、あんたなにやってんだかまったくわからん。あれならわしでも出来る。」と耳をふさぎたくなるような大声で言われてしまう。「いやいや、それはさておきさ、親父さんの初恋の話がききてえなあオレ」なんて返しながらテトラ立ち上げメンバー十数名とわいわい楽しく打ちあがる。多分この親父、この界隈のアートシーンの名物になるんだろうな〜。頑張れテトラ! 親父に負けるな。次は秋に杉本拓と行く予定。


@月@日 山口YCAMで池田亮司のコンサートを見る。バージョンアップした前作の隙のない凄さに打たれつつも、この方向でいいのだろうかと自問しながら見てしまった。生理的に惹かれつつも、でもなにか感じる強い違和感・・・。それとは正反対なのが隙だらけの新作だ。彼の葛藤がそのまま出ている分、逆に親近感を感じる。いずれにしろこちらの生き方そのものまで問い返さなくてはいけないような何かがその両作品にあるのも事実で、う〜ん、池田さんの動向はやっぱり気になる。本当にすごい作家だと思う。わざわざ山口まできて見たい作家の作品なんてそうはないもんなあ。打ち上げには日本中からいろいろな知人友人がきていてびっくり。山口まで皆を越させるんだから。こんなところも池田さんの凄さか。


@月@日 広島でヨーコオノ展を見る。視聴覚の全てを緊縛するかのような池田さんの作風とは正反対に、特に初期のオノ作品はこちらの視聴覚の扉を開け放ってくれるような自由な開放感がある。だれかが彼女のことを巨大な不思議ちゃんと言っていたが、まさにそんな感じ。近年の平和への願いをこめた作品もいいけれど、なにか強烈にがとんがりつつも、でも人の感性をやわらかく開放してくれるような60年代の作品が圧倒的に面白かった。


@月@日 高円寺円盤にて副島輝人、沼田順とともに日本のフリージャズをテーマにした鼎談。フリーについては、なんだかしゃべりたいことが沢山あって、鼎談なのに、ひとりで独走してじゃべりすぎてしまった。副島さん御免なさい。でも、副島さんや沼田さんとしゃべっている中で、今まであいまいだったことが明確になってきたような気もして個人的には有意義な時間だった。このへんのことは、いずれちゃんとした形でまとめたいと思っています。


@月@日 明大前キッドアイラックにてアクセル・ドナーのソロ。JAMJAMの号外にもかいたけれど、本当に素晴しかった。感動で、足がガクガクしたくらいだ。個人的には池田亮司、ヨーコオノときて、副島さんと語った日本のフリージャズを経過しつつ、今日のアクセルのソロで、なにかぴたりと今現在に照準があったかんじかした。「そう、そう、これだよ」みたいな感覚とでもいうか。トランペットでなければ出せない音だけで、完全なアコースティックであそこまでやられたらもう感動するしかない。翌日の大蔵雅彦、SachikoMとアクセルとのトリオも素晴しかった。大蔵くんがあんなすごい音楽家になろうとは、初めて会った10年以上前には想像もつかなかった。もっと評価されるべき音楽家だとおもう。この2日間、あまりの素晴しさに躁状態のようになってしまう。


@月@日 躁状態がつづいたまま、東急ハンズで大量に小型モーターを買い込む。なぜかモーターしかない・・・と思ってしまったらしい。自分のことなのに「らしい」と書いたのは、なぜモーターという発想になったのか、今考えるとよく覚えていないからだ。でもあのときはこのモーターこそが次のオレの音楽の重要な・・・って思って、ネットでいろいろ検索しまくって、ハンズで各種モーターを購入したのだった。でも、お恥ずかしい話ですが、今現在部屋にはそのとき買ったモーターがいくつもころがっております。大部分は使いこなせずに終わりました。え〜と、そんなわけでモーターから次は見えなかったことになります・・・しゅん。早々簡単に「次」が見えてくるわけがない。ま、いいや。試行錯誤試行錯誤。ターンテーブルとギターを演奏する電気音楽家は、カートリッジとモーター、レコード、それに弦が電気とともに響くことに正面から向かえばいいのだ。

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JAMJAM日記2004年2月緊急号外


Date: Sat, 21 Feb 2004

 

お元気ですか

 今日(もう昨日になりますが)明大前のキッドアイラックホールで杉本拓ギターカルテットの演奏があって、わたしもそのメンバーとして出演したのですが、僕等の後に演奏したアクセル・ドナーのトランペットソロが、あまりにも素晴しくて、ちょっと興奮さめやらぬ状態で帰宅しました。彼の素晴しい演奏はこれまで何度も見てきましたが、今日のはもう特別というか、息をのむくらいの良さで、こういういい演奏に出くわすと、わたしはそのあとに、いろいろとアイディアが出てきたりして、興奮状態に陥るくせがあります。

 実は先週末に山口で池田亮司の新作を見たり、YOKO ONO展を広島で見て、ものすごく刺激をうけたりして(あらためて日記にでも書きますがオノヨーコはホントすごいや、特に60年代の作品はもう・・・。池田さんの新作は、多分いろいろ波紋をよぶんじゃないかな。)、で、なんかアンテナがびんびんしているところに、今日のアクセルのソロで、もうあまりの事態に頭も体もクラクラしてます。いやもう、素晴しいもんに接すると、すぐにハイになってしまって・・・(苦笑

 その素晴しさを説明するのも野暮なので、もしも東京在住でこういう音楽に興味があって、今日の夜時間がある人は、明大前のキッドアイラックホールにいってみることをお勧めします。とはいえ、これじゃなんのことかまったくわからないよ〜という人のために軽く説明すると。

 え〜と、アクセル・ドナーはベルリン在住のトランペッターで、80年代後半くらいから、ベルリン即興シーン、あるいはジャズシーンで注目を集めだしました。古い即興ファンにとってはドイツのFMPあたりのレーベルでの演奏でご存知の方も多いと思います。非常に優秀な楽器演奏者でもあるのですが、まずは、ジャズだとか即興とかの文脈は一切わすれてください。無論ちゃんとつながっているのですが、そういう予備知識なしで聴いたほうが、より何かが聴こえてくるかもしれません。今日(昨夜)彼がやったのは、トランペットを使って息の音を非常に様々な形で響かせるという作業でした。トランペットでなければ絶対に出ない音でありながら、それまでのトランペットの音楽とは根本的に違うなにか・・・とでも言えばいいのでしょうか。とにもかくにも、その空間的なアプローチと、人間の体と金属管から生まれる豊かなホワイトノイズに、わたしは本当に、本当に感動しました。

 ということで、今夜(2月21日)は、彼がサックスの大蔵雅彦、サインウェイヴのSachikoMとトリオを組んで演奏します。会場は昨夜と同じ明大前キッドアイラックホール。彼の来日公演は今夜が最後です。ほかにも注目の若手直嶋岳史やジェイソンカーンの演奏もあります。興味あるかたはぜひ行ってみることお勧めします〜。

大友良英


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2月21日(土曜日)

明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」
午後7時開場、7時30分開演
電話03-3322-5564

アクセル・ドナー、大蔵雅彦、Sachiko M トリオ

直嶋岳史(ミキサー、エフェクト)ソロ

ジェイソン・カーン、秋山徹次、ユタカワサキ トリオ

前売り2,000円、当日2,300円

 

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JAMJAM、知らせです〜

 

Date: Thu, 5 Feb 2004 05:40:00 +0900 (JST)

 

夜中というか、明け方にすいません。

先日はアネッタ、アンドレアのライブにお越しいただいたみなさん、ありがとうございます。この5年の彼女たちの変化については、いろいろ考えるところがあって、興味深いライブでした。

え〜と、で、今はですね今度のONJQのライブ用のアレンジをしているところです。アルフレッドも無事来日しました。あとは今日のリハで準備終了。明日からの2デイズ、よろしくです。

んでもって、急に思い出したのですが東京方面のみなさん。

今日(5日)夜11時から10分ほど、FM,J-WAVEの「RING RING」という番組に出演します。おやすみ前のやすらぎの音楽ってことで、愛聴盤のデレクベイリーの演奏する「ローラ」をかける予定・・・というかもう収録は終わっているので問題なければ予定通り流れると思います〜。お楽しみに。

ではではおやすみなさい

・・・というか、おはよう・・・ですね。

 

大友良英



JAMJAM日記ONJQライブ告知

Date: Tue, 3 Feb 2004

 

こんにちは

残念なお知らせです。

今週の金曜、土曜のONJQのライブですが土曜のみ、菊地成孔が参加できなくなってしまいました。彼の父親の死去にともなう諸々の行事で、この日にどうしても実家に帰らなくてはならなくなったためです。楽しみにしていたファンの皆さん、ごめんなさい。6日のほうは予定どうり菊地参加で、7日のほうは菊地抜きで、もしかしたらですが、思わぬゲストを招いて、予定どおりおこないますので、よろしくお願いします。

今回は菊地から新メンバー(といっても70年代より欧州即興シーンで活動し、わたしもものすごく影響をうけた大先輩で、このバンドに入ってくれること自体が夢のようです)のアルフレッドハルトへの受け継ぎのライブでもあります。今後の展開・・おそらく大編成化していくと思います・・にも注目ください。さしあたり7日がその一歩になります。


『ONJQ "Tails Out" 発売記念2 Days』

新宿PITINN 03-3354-2024
2月6日(金) 19時30分

ONJQ:大友良英(g)アルフレート・ハルト(sax b-cl etc)菊地成孔(ts) 津上研太(as,ss)水谷浩章(b)芳垣安洋(ds,tp)

2月7日(土)19時30分

ONJQ:大友良英(g)アルフレート・ハルト(sax b-cl etc)、津上研太(as,ss)水谷浩章(b)芳垣安洋(ds,tp)
    + 高良久美子(vib)、Sachiko M(sine waves)、中尾勘二(tb)

よろしくお願いします

 

大友良英



JAMJAM日記アンドレア&アネッタ告知号


Date: Thu, 29 Jan 2004

 

どうもです

今日は花粉症の薬をもらってきました。今年は花粉少ないそうですが念には念をいれて、早めに対処を。

え〜と、今回は告知です。

いよいよ明日からインサイドピアノのアンドレアノイマンとエレクトロアコースティックギターのアネッタクレプスのDUOが来日します。ベルリン即興シーンの最重要人物であることはいうまでもありませんが、私にとってもこの2人との出会いは非常に大きなものでした(アネッタはANODEに、アンドレアはCathodeEnsembleに参加してもらってます)。特に99年オーストリアで見た彼女たちの演奏は、これまでの即興とは異なる何かをわたしに見せてくれたといっても過言ではありません。明日、明々後日と飛び石で、明大前のキッドアイラックアートホールでやりますので、ぜひお越しください。


『アンドレア・ノイマン & アネッタ・クレプス来日公演 飛び石2デイズ』

東京、明大前「キッド・アイラック・アート・ホール」
1月30日(金)午後7時開演

アンドレア・ノイマン、アネッタ・クレプスデュオ
宇波拓、Mattin(コンピュータ・フィードバック)デュオ /
秋山徹次、大友良英 アコースティックデュオ

前売り 2,000円、当日 2,300円(2日間通し券 4,200円)

 

2月1日(日)午後4時開演

『アンドレア・ノイマン & アネッタ・クレプス来日公演 飛び石2デイズ』

杉本拓、アネッタ・クレプス デュオ /
中村としまる、アンドレア・ノイマン デュオ /
アンドレア・ノイマン、アネッタ・クレプス、Sachiko M トリオ /
アンドレア・ノイマン、アネッタ・クレプス作曲作品
(演奏:杉本拓、中村としまる、秋山徹次、Sachiko M、宇波拓、 大友良英)

前売り2,500円、当日 2,800円(2日間通し券 4,200円)

問合せ キッド・アイラック・アート・ホール 03-3322-5564

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来月はONJQのライブもあります。これを機に徐々に次のステージに向け姿を変えていく予定です。

 

『ONJQ "Tails Out" 発売記念2 Days』

新宿PITINN 03-3354-2024
2月6日(金) 19時30分

ONJQ:大友良英(g)アルフレート・ハルト(sax b-cl etc)菊地成孔(ts) 津上研太(as,ss)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)


2月7日(土)19時30分

『ONJQ "Tails Out" 発売記念2 Days』

ONJQ:大友良英(g)アルフレート・ハルト(sax b-cl etc)菊地成孔(ts)津上研太(as,ss)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)
   + 高良久美子(vib)、Sachiko M(sine waves)、中尾勘二(tb)

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ほかにもいろいろやってますので、ジャパンインプロブのサイトのほう参照ください。

アンドレアとアネッタ、今無事に成田に到着との連絡、宇波くんから入りました。

これから二人をピックアップしに新宿までいってきます〜

よろしくです〜

 

大友良英



JAMJAM日記2004年1月号


Date: Wed, 21 Jan 2004

 

どうも。え〜と今度の週末に浅草のアサヒスクエア(うんこビルのことね)4階にあるホールでP3カフェナイトというイベントを連日やっていて、で24日土曜日にひさびさThe blue bandが出ます。90分たっぷり「blue」を中心に、わたしの映画音楽を演奏します。よろしかったらぜひいらしてくださ〜い。おいしい食事の楽しめるイベントみたいなので、くつろいだ感じで、少しおしゃべりなんかもしながらやりたいなと思っています。
え〜、それから、待望インサイドピアノのアンドレアノイマンとエレクトロアコースティックギターのアネッタクレプスのDUOが来日します。ベルリン即興シーンの最重要人物であることはいうまでもありませんが、私にとってもこの2人との出会いは非常に大きなものでした(アネッタはANODEに、アンドレアはCathodeEnsembleに参加してもらってます)。特に99年オーストリアで見た彼女たちの演奏は、これまでの即興とは異なる何かをわたしに見せてくれたといっても過言ではありません。
あ、ONJQのレコ発ライブのほうもよろしくです。80年代より非常に敬愛している欧州即興の巨匠アルフレッドハルト氏がなんと新メンバーとして加わることになりました。今回は菊地成孔とのバトンタッチのライブと同時に、大編成化への布石にもなるライブです。
詳細は下のほうにつけておきます。

では1月の日記です。

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@月@日 古いアナログのオープンテープレコーダーやらプレイヤーをはこんでいたらぎっくり腰に。どれもつい最近ヤフーオークションで落としたものだ。昔の機械はいい音を出してくれるけど重いっす。明日から国内ツアーなのに、大丈夫かオレ。

@月@日 ぎっくり腰のまま京都アンデパンダンへ。Filamentのライブ。本番前いよいよきつくなり、京都の大物女将Yさんに彼女のいきつけの整骨医にかつぎこんでもらう。助かりました〜。さんきゅ。で、これが大正解。ほとんど歩けない状態でいって、帰りは歩いて帰ってきた。この先生はかなりの音楽好きで、これが縁で友達になり、打ち上げにも一緒に行く仲に。ちなみにFilamentのライブは腰痛にもめげず、かなりいい内容だったんじゃないだろうか。この日の演奏は春に発売になるBOXセットに入るかもしれない。終演後は例によっていつものメンバーでいつもの料理屋へ。「おかいりなさ〜い」の出迎えに涙がでました。明け方まで「旨い、旨い」を連発しながら楽しいひととき。

@月@日 あ〜、明け方までわいわいやったむくいか。腰が痛い〜。これ、もしかしたら新年の大掃除で捨てたCDRの怨念かも。JMAJMAの新年号で、いただいたCDRを大量に捨てたことを書いたら、早々反響。京都でたまたま会った青年にショックだといわれ、若い友人にはもうCDRはあげませんといわれてしまった。う〜ん、オレにCDRをくれた皆さんごめんなさいね。でも想像してください。ツアーをしていると毎日のようにCDRをもらい、家にもどると大量のCDRの山。とてもじゃないけど、全部なんて聴けないし、しつこく感想を求めてくる人に答えられるほどオレは親切じゃあないし、時間もない。音楽の感想をいうのはそれなりにエネルギーのいる作業だからだ。わかってください。うらまんといてください。

@月@日 神戸ビッグアップル。芳垣安洋のバンドEmergency!のツアー初日。腰の具合は一進一退。2ステージ目の後半は、とうとう指に力がはいらなくなる。あ〜、もうオレも焼きが回ったもんだ。終了後は店長近藤さんの、まるでキャンプでやるような強烈な鍋。でも旨かった〜。この日は、さすがに早めにホテルへ。

@月@日 4日間にわたるEmergency!のツアーも無事終了し、今日は新宿PITINN。ツアーの後半はなんとか腰の具合もよくなり、乗り切る。久々に自分のアンプで演奏・・・やっぱり自分のアンプがいい。もうひとりのギタリスト斉藤良一(僕らは彼を社長と呼んでいる)も、ツアー中よりも全然いい音を出している。2人ともつかっているのは60年代中期のフェンダーのアンプ。エレクトリックギターの音色はアンプ込みでなんぼ、次回のツアーからはなにがあっても自分のアンプを持っていこう。この日は会場に敬愛する清水俊彦先生の姿が。演奏終了後は、清水先生といつものメンバーで、いつもいく近くの蕎麦屋へ。先生いつまでも元気でいてくださいね。

@月@日 新宿ゴールデン街の小さなカウンターバー「裏窓」でアコースティックギターのソロ。アコギだけで2セットものソロをやるのは初めて。映画音楽のナンバーやJAZZの曲、それに即興も。自分なりにいい感触。アコギソロ、本腰を入れて続けよう。お店もすばらしかった。昔むかし、オレが高校生だったころよくいったJAZZ喫茶のような香りがしつつも、ちゃんと今の空気もあって。こんな機会をつくってくれたマスターにママさん、ありがとう。この日は、お酒がのめた80年代の前半によくいった区役所裏のバー「ばるぼら」のマスターのまさみさんや当時ママさんだったにゃんこさんも来てくれた。なんだか涙がでるほどうれしい。まさみさんはゴールデン街に3つも店をだして今やこのあたりの「顔」らしい。しばらくご無沙汰していたけど、またこの界隈にもちょくちょく顔をだすことにしよう。

@月@日 SachikoMのプロデュースのもと、FilamentBOXの録音とライブからの選曲。これすごいエクストリームな内容になりそう。こんなアルバムを作ってくれる京都FMNの石橋さんには足を向けて寝れない。特にオッシレーターの蓋を開けて、配線を切ったりつないだりしながら録音した最新作はいいですよ〜。電気屋の息子じゃなきゃ出来ない演奏・・・なんて自分で言ってみたりして。アコースティックギターといい、配線基盤直演奏といい、新年早々、自分なりの新機軸がでてきて、気分的には腰痛を吹き飛ばす勢い。そういえばいつも通っているカイロの先生に、ぎっくり腰になったら必ず冷やして、正しい姿勢でひたすら歩きなさいといわれた。今まで考えていた暖めて安静とは逆。頚椎ヘルニアを直してもらって以降、わたしはこの先生を信頼している。要はあまやかしちゃいけないってことらしい。音楽も同じだ。人間もがいてみるもんだ。作り続ける中から次が出てくる。

 

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『the blue band』 

1月24日 開場、19時 開演 20時

入場料 2500円、

会場 アサヒスクエア(うんこビルのことです) 
    アサヒスーパードライホール4F
    墨田区吾妻橋1-23-1  
    最寄り駅 地下鉄銀座線、または都営浅草線 浅草駅より2分、
    (駅をおりて吾妻橋をわたってすぐ)
    地図 http://artnova.at.infoseek.co.jp/map.html

the "blue" band:大友良英(g)、栗原正己(リコーダー)、江藤直子(el-p org, synth)、西村雄介(b)、
    芳垣安洋(ds,tp)、魚喃キリコ(ボンボ)

オープニングDJ:安藤尋(blue監督)

Food Coordination : Happy Foodによるおいしい料理の数々

問合せ P3 tel: 03-3353-6866  maru@p3.org
    http://www.p3.org/japanese/cafenight.html

 



 

JAMJAM日記2004年新年号


Date: Thu, 8 Jan 2004

 

あけましておめでとうございます

昨年後半はすっかり日記とどこうりましたがどうかお見捨てなきよう。

え〜と、新年にあたり、今年は人並みに大掃除をしたり、それがもう、ちらかり放題の部屋で大変でした。見本なんかでもらったCDRだけで400枚以上もでてきて・・・え〜とせっかくくれた皆さん、ごめんなさい。半分以上のCDRは聴いていません。聴いてないけど、これからも聴くことはないと思うので、手をあわせてあやまりながら捨てさせてもらいました。わずか5畳のスタジオで、おけるCDは1500枚、アナログも1000枚とリミットがあるので、それ以上になったものは捨てるか、売ることにしてます。で今年は捨てたCDR以外にも300枚ほどCDやアナログを売りました。本や雑誌も、ばっさり捨てて、楽器も結構売りました。おかげで床が見えてきて、なんとか仕事しやすい環境になりました。

え〜と、で、やはり新年にあたり、めずらしく人並みに昨年を振り返って、今年の「つもり」なんかも考えてみました。ちなみに昨年のぼろぼろになった手帳によりますと昨年は年間105コンサート(うち47本が海外)、リーダーアルバムの発売8枚、映画音楽2本、テレビやビデオの音楽が3本自宅以外のレコーディングスタジオにいた日数が50日、自宅スタジオでの作業日数推定100日以上JAMJAM以外の原稿が20本くらい海外ツアー期間が122日、国内ツアー期間が33日で、仕事の仲間と打ち上げにいった回数は推定100回以上

う〜ん、われながらよく遊び、よく働いた。多分いままでで一番働いた1年だったんじゃないだろうか。特にANODEのツアーができたこと、映画blueが公開になって、このときのメンバーでバンドが出来たこと。黒沢清監督と仕事が出来たこと。素人も含むオーケストラの構想がロンドンでの公演や、各地でやったワークショップをきっかけにすこしづづだけど、ふくらんできたこと。ビルラズウェルや芳垣とロックバンドをはじめたこと、FilamentBOXの製作にとりかかったこと、韓国のミュージシャン達との交流やら、素敵な友人達と沢山出会えたこと等、いろいろ有意義なこともあったのですが、いろいろやった分おかげで体もかなり壊れてきていて、昨年後半は肩の亜脱臼と頚椎ヘルニアで腕がしびれたり痛かったり、腰のほうもおかしかったりで、今通院しながらいろいろと体のリペア中。

そんなわけ今年は、すでに決まってしまった前半の仕事はやるとして、8月中旬以降の数ヶ月は海外の仕事を断って国内で体をちゃんとなおしつつ、じっくり仕事をするモードに切り替えたいなと・・・新年早々切実に思っている次第であります。さしあたりは、8月まではいってしまっている海外の仕事(ベルリンでのいくつかの仕事とサンフランシスコでのDVD製作、ONJQのツアー等)をこなしつつ、オーケストラの構想を少しづつ現実味あるものにし、でもってFilamentBOXの製作をし、アメリカで出る予定のEarly Works1974-85の編集もさっさとして、遅れに遅れている香港盤のサントラ集1993〜2003の編集なんかをやって、で、安藤尋監督の次の作品の音楽をやったり、いくつかたのまれているプロデュースの仕事をやったりってのが2004年の予定。近いところでは現在製作中の中村としまる、SachikoMとのトリオCDが、アースとワイルから前半に2枚組みで出る予定。これもFilamentBOXとともに、わたしにとっては重要な1枚です。う〜ん、これじゃ、あんまペースダウンになりそうにないか(苦笑。

ちなみに今年の仕事始めは高井康生プロデュースのカヒミカリィのレコーディング。ほぼONJQみたいなメンバーで3拍子のバラードを録音。高井くんのプロデュースぶりはなかなかのもので、出来上がりが楽しみ。それにしてもカヒミさん美しかったです〜。新年早々縁起がいいや。

で、明日9日は京都アンデパンダンのFilamentでライブ始め。その後は芳垣のEmergency!で神戸、京都、名古屋、豊橋、東京とライブをやったのち、東京でソロや山本精一とのDUO、the blue bandなんかのライブもありますので、ぜひいらしてください。ライブスケジュールの詳細は以下のページで

http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/index.html

ということで本年もよろしくです〜

 

2004年1月 大友良英

 

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JAMJAM日記の配信申し込み、バックナンバー閲覧、および配信停止は
http://www.mag2.com/m/0000085204.htm

大友良英のコンサートスケジュールおよびJAMJAM日記の閲覧等は
http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/index.html

CDの通信販売は
http://www.japanimprov.com/cdshop/index.html
http://www.japanimprov.com/cdshop/search.cgi?file=A.yotomo

新着入荷リストは
http://www.japanimprov.com/cdshop/shinchaku.html

発行者,大友良英へのメールは
otomojamjam@yahoo.co.jp

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