肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した病気、脂肪肝。特に自覚症状もなく軽く見られがちな病気ですが、放置しておくと、命に関わることにもなりかねない病気をもたらすことがあります。しかもこの病気、ここ10年あまりで倍以上に増えているというデータもあります。しかし、脂肪肝はその原因を知り、取り除くことが出来さえすれば、比較的簡単に直すことも出来る病気です。そこで番組では、脂肪肝をもたらす生活習慣のチェックを徹底的に行いました。脂肪肝の予防解消にお役立て下さい。
●脂肪肝にご注意
東海大学病院が、1989〜2000の間の健康診断の初診者(つまり、特定の病気にかかっている人ではない、ということ)およそ4万人に実施した検査の結果、脂肪肝であった人の割合。この増加傾向は、性別、年齢を問わず表れているとのこと。
脂肪肝が、糖尿病、高脂血症、高血圧、動脈硬化のリスクを高めたり、逆にこういった病気が脂肪肝をもたらすなど、深い関係にあります。
さらに肝臓は女性ホルモン(エストロゲン)の量や働きを調節しているのですが、 脂肪肝になるとその機能が阻害され、女性は月経障害、妊娠障害、骨粗鬆症などになる危険性が高まります。
●生活習慣チェック
以下の項目は、脂肪肝を引き起こしかねない生活習慣です。
(2)BMI;体重÷身長(m)÷身長(m)が25以上であるTV番組でもおなじみ、体格指数です。25以上の人は肥満。
●BMI計算●
(3)ウエスト÷ヒップが、男性1.0以上女性0.8以上である
これは、ウエストヒップ比といい、「内臓脂肪型」の肥満をチェックする指標。当てはまる人は、BMIで肥満に当てはまらなくても、「内臓脂肪型肥満」です。
脂肪肝になりやすいので注意してください。
(4)砂糖入りの清涼飲料水、お菓子、デザート類を1日2度以上食べる
砂糖の取りすぎは、肝臓に脂肪が貯まりやすいのです。同様に、脂質、コレステロールの取りすぎにも注意してください。
(5)果物を食事の代わりにしている
果物も、取りすぎなければ健康によい食品ですが、それだけで食事の代わりにはなりません。むしろ、果糖が脂肪肝を招いてしまいます。肥満にもつながります。
(6)肉、魚などタンパク質をあまりとらない
肝臓の中性脂肪を消費するには、タンパク質が必要。ですから、タンパク質が足りないことも、脂肪肝の原因になるのです。
(7)食事を抜くことが多い
1日3食とらず、まとめ食い、これも、脂肪肝の原因です。
●脂肪肝の予防、解消法
脂肪肝は「引き返せる病気」。脂肪肝になった原因を取り除けば、殆どの場合は数ヶ月で良くなります。予防解消の基本は食生活と運動です。
<食生活>
<運動>
効果的な運動は、ウオーキング。歩幅を狭く、キビキビ歩くウオーキングがおすすめです。 少し苦しいが、会話を楽しめる程度の早いペースで1日20分。週5回が目標です。但し、運動習慣のない人は最初から無理をせず、徐々に増やしていったり、ペースをあげていくと良いでしょう。