■旅での一言■
○中国、黄龍・九寨溝
黄龍と九寨溝を旅して驚いたことは、自然を大事にしていることである。黄龍では禁煙が励行され、違反すると高額な罰金を科せられる。要所に簡易トイレが配備され排泄物は回収されている。登山道も完璧で木道には滑り止めの金網が
敷かれ山道以外は入れない工夫もされている。また、山道の管理と清掃が徹底している。(外野席から人件費が安いからだ、と言う声も聞こえるが)九寨溝では自然を守るため、溝のなかを移動する車は「全部天然ガス車」が使われている。
このことには真底から驚いた。先進国だと言う日本は見習う必要があると思う。広大な九寨溝の移動には280台以上の大中小のバスが各ポイントに観光客を案内する。当然自家用車は入れない。世界遺産の黄龍と九寨溝の自然はこの様な努力で大切に守られている。
○三星堆遺跡
三星堆遺跡は世界の4大文明が変わるかもしれないほど大変貴重な遺跡だと言われます。2003年中国、黄龍・九寨溝の帰りに三星堆博物館に立ち寄りま
した。勉強不足で事前に調べることもなく旅の行程にあるので訪れたと言うのが本
音。
三星堆遺跡はどちらかと言うとあまり関心はなかったと記憶しています。この旅のメインは黄龍・九塞溝が主でその撮影には集中していました。この遺跡がそれほど重大な遺跡だという知識もなく、なんとなく出土品のあまりにも異様な「彫
像」に引かれてなんだか変わった搬出物だなと、半ば面白半分にガラス越しにシャッターを押していました。さいわい警備も厳しくなかったこともあって時間のある限り撮っていました。帰って調べると三星堆遺跡は「エジプト文明」「メソポタミア文明
」「インダス文明」「黄河文明」に匹敵する文明が存在していたのではないかと言われ。4大文明を覆す大きな出来事だと考古学者間でささやかれています。この遺跡の発掘は中国はもとより世界がその解明に関心を寄せ考古学専門家は興
奮しているそうです。世界史の教科書を5大文明に書き換える事になるかもしれないと言われ、考古学者が解明中だと書かれています。ガラス越しで展示されている出土品を撮影しました。照明の環境も悪く撮影に適さない条件下でしたが、いくらか観賞に耐える写真が撮れました。ごらんください。
○ベトナム
わたくしの年代ではベトナムといえばベトナム戦争を想像する。ベトナム戦争は1960年代始めから1975年4月30日まで南ベトナムと北ベトナムとの武力衝突で本来は内戦だったのです。しかし戦争の実体は南ベトナムを支援したアメリカと
北ベトナムを支援した旧ソ連、中国との政治戦略的な戦争で自由主義の代表アメリカと共産主義の代表ソビエトとの争いにベトナムが利用されたとも解釈できると思います。この戦争の犠牲は大きく、撤退したアメリカ軍でさえ5万8千人以上
の戦死者を出しました。南北ベトナム国民に至っては200万近い人が犠牲になったといわれています。ソンミの大量虐殺事件(問答無用の村民504人の殺戮。その内訳は(抵抗できない妊婦17人、1歳以下の幼児56人、子供173
人、老人60人)が記録されています。戦争の末期アメリカ軍により大量に空中散布された枯葉剤の後遺症(特にダイオキシンの影響)は30年を過ぎた今日でも奇形児が生まれ。人の尊厳をも危うくする残酷な行為として批判されていま
す。ハノイの軍事博物館にはダイオキシンによる奇形児の標本が沢山保管されて残っています。アメリカは日本に原子爆弾を投下した国なんですよ。アメリカはひどい国だと思いませんか。
○パエストゥム遺跡
パエストゥムの起源については現在のところ明確な資料が発見されていないそうです。1752年ブルボン家のカルロス3世王の命による道路工事中にパエストゥム遺跡は発見され、世界の注目を浴びました。パエストゥム遺跡は古代ギリシャ建築
の最高峰といわれる遺跡です。遺跡は4,5kmに及び外壁が二重構造になった城壁に囲まれ、東西南北に4つの門が配置されていたとされています。遺跡は紀元前5世紀頃ギリシャの植民地としてこの地に建設され繁栄したといわれていま
す。加藤静雄氏の書物によると、パエストゥム遺跡の衰退はいくつかの要素の複合した原因によると書かれています。▽サルソ川の氾濫による湿地化▽アドリア海から直接ローマに向う道路が出来たため▽マラリアの発生とサラセン人の襲撃
により残っていた住民もこの地を去ったなどなど。ともあれ遺跡が地中にあった関係か保存状態が非常に良く世界的に貴重な遺跡だそうです。出土品は道路を隔てた国立考古学博物館に多数保存展示されています。
○モロッコ
イスラムの世界には理解出来ないことがいっぱいある。ラマダンという宗教行事がその一つ。ラマダンが始まると日の出から日没まで敬虔な信者は食事や飲み物を取らない。(大人はほとんどこの行事に従う)飛行場の職員からバスの運転手に
いたるまで同じである。バスの運転手は昼食にわれわれを案内するが自分は食べない。結構ストレスになると思うが。日が沈むといっせいに食事を取る。客などほっとらかしで、まず食べてから事が始まる。途中でつまみ食いをしたらいいと思うが如何かな。
○ハッサン2世モスク
ハッサン2世は「余はイスラム世界の両端にモスクを望む。その大なる建造物を、アメリカにおける自由の女神のごとく、北アフリカの象徴とするのである。」と宣言し、1980年にモスク建設を命じた。ミナレットは高さ200m、頂上からメッカの方向
に放たれるレーザ光線は35kmまで届く。礼拝堂は2万5千人の信徒を収容できる。また、モスク前の広場には8万人の巡礼者を集められる。その他、図書館・博物館・神学校・ハマムなどがある。総敷地面積2万u。1993年に完成した。
○ニュージーランド
ワイモトに世界の7不思議と呼ばれる土ボタルの棲息地がある。大鍾乳洞の洞窟の地下に流れる、河川の天井一面に土ボタルが群生している。小舟に乗って土ボタルが放つ光を観賞する観光だが。舟が出て寸時の暗闇の世界から、青白
く光る天井のホタルに遭遇する。と、ア然とする。宇宙に輝く星座いや如何にも神秘の世界。驚くことに、この昆虫は天井から粘性の糸をたらし、他の昆虫を光でおびき寄せ、からめ取ってそれを食べて生きている。餌食になるのは変態して飛び回る彼らの親だという。くわばらくわばら。
○7th国際バラとガーデニングショウ
2005年西武球場での恒例のバラショウが開かれました。バラの魅力に魅せられて今年も出かけました。初日は開園が10時30分と案内されていました。開場5分前に西武球場駅に着きましたらすでに入場を開始していて場内に入ると万単
位の員数が入場していました。途中の駅ごとに時間を調整しながら来た自分は愕然としました。以来、連日満員の盛況。入って驚いたのは水不足で一部のバラがしおれていたことです。関係役員は大勢いるのに水をくれる担当者が不足し
ているのは如何なものでしょうか。有名デザイナーを呼びりっぱな庭園を造っても水不足でしおれているバラの花は見るに忍びない気持ちになりました。鉢植えの植物に給水は常識。
一日5万を超す盛況は結構だが植物にたいする心がけが少し希薄ではないかと心配になりました。
○06’/5./31 しばらくぶりでローマを訪れた。相変わらずローマは人気がある。兼ねてから一度は見たかったバチカン博物館(システィーナ礼拝堂)を見学。今回のカーニバル・リバティの船の旅のローマでの観光に含まれていた。バチカンの権力と言うか権威をまざまざと知らされた思いである。
わたくしは宗教をよしとしない考えで、宗教は諸悪の根源だと思っているぐらいだ。いろんな考えがあるのは当然のことで、宗教もそのひとつだと思うが、指導者に右え習えの考えはわたくしには理解できない。バチカンの博物館を見学して再認識したことは、何か違うと言うことであった。
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