2004 もてぎ7時間耐久 “もて耐” レポート

今年の夏は熱かった。
久々のオートバイ耐久レースにスタッフで参加したからだ。

仕事でお付合いのある、レーシングドライバーでパーソナリティの“レーサー鹿島”さんから連絡が。「今年、フォトグラファーの
桐島ローランドさんと丸山さんとで“もて耐”にでるんですよ。良かったらお手伝いしてくれませんか?」。鹿島さんとは良く気が
合い、楽しく仕事をご一緒させてもらっているのでふたつ返事で合流。それに、チームを運営するwith meプロフェッショナル
レーシングを率いる丸山 浩選手とは、お互いがノービスライダーでレースをしていた時からの知り合い。
これは楽しくなりそうだ。そもそも、丸山 浩の「サンデーレースやろうぜ!」と言う走行会に、個人的に参加していた桐島さんと
4輪部門で講師をやっていた鹿島さんが遭遇。鹿島さんが毎週放送中の「TRDドライバーズミーティング」で桐島さんをゲストに
迎え、トークが盛り上がり「もて耐に出ましょう!」と言うのが事の発端だそうだ。

ここで、今回のメンバーを紹介しよう。
まず、1stライダーはフォトグラファーの“桐島ローランド”選手。フォトグラファーとしてもモデルとしても超有名な彼。最近は
マツダ・ベリーサのCMで1日1回はTV画面で拝見するくらい。2ndライダーにはレーシングドライバーでパーソナリティーの
“レーサー鹿島”選手。ラジオのパーソナリティ、プロデューサーとレーシングドライバーと言うマルチな才能の持ち主。10月には
IRLプロシリーズへ出場予定。事前のルーキーテストではコースレコードを破る快走で関係者の度肝を抜いた。3rdライダーは
能楽囃子大倉流大鼓の“大倉正之助”選手。重要無形文化財保持者である大倉氏は、伝統的な舞台を勤めるほか、バイクで
世界を結ぶ為に「飛天双○能(ひてんふたわのう)」を主宰する。そして4rtライダーはプロドライダーの“丸山 浩”選手。彼は
国際A級ライダーとしての活躍はもちろん、4輪レースやエクストリーム、モータージャーナリストとしても活躍しながら、社長業も
多忙にこなす。こんな豪華なメンバーが集まり、真剣に挑戦する。その名も「サムライプロジェクト」。

みんな、本当に多忙なのに良く走る!(笑) 公開合同練習会はもちろん、スポーツ走行や走行会など、走れる時間はとにかく
走る。しかも、かなり真剣。そりゃそうだ。みんな怪我出来ない立場。あくまでも今回は“大人の男たちの真剣な遊び”なのだ。
仕事に支障をきたすようではプロではない。だからこそみんな真剣に、人よりも多く走り込んでレースに挑む。
だから、最初は「お手伝い」などと軽い気持ちだったが、気がついたら僕も真剣。(笑)マシンのカッティング施工やらなにやらで
ガレージ通いが続いた。

そして迎えたレースウィーク。やはり豪華メンバーのチームだけあって取材も多い。そしてたくさんのゲストもピットへ訪れた。
サムライチームの目標は「速い方の3耐狙い」だ。丸山選手を除くと3人はオートバイレースは初参加。無理をせずに自分達の
レベルでコンソレーションレースの「3時間耐久」狙いと言う事。そして、見事に狙い通り。3耐の速い方となった。

遅い方(失礼!)の3耐が終わり、いよいよ我らの“決勝レース”が始まる。スタートは丸山選手が担当。
45位の後方グリッドから国際A級ライダーの意地を見せ、1周で15台以上のマシンを抜き、予定周回より3Lap引っ張りなんと
1位のポジションでライダーチェンジのためにピットへ丸山選手が戻る。当然ピットは大いに沸きあがる。でも、頭を抱える北澤
監督と僕。燃費計算が狂う。。。(笑) 北澤監督はコンピューターを駆使し、計算をし直す。そんな苦労をよそに、桐島選手、
鹿島選手、大倉選手が想定ラップタイムを上回るペースで安定した周回を重ねる。当初は2回給油で何とかイケるだろう。。。と
予測していたのだから大変。何回計算しても燃料が足りない。監督は3回の給油を考えたが、生意気にも僕は反対した。
もて耐はルールで給油の際は10分間停止していなければならない。ここで10分以上のロスは痛いので、無理を承知で2回で
給油は済ませ、ペースコントロールをしてもらう作戦に切り替えた。鹿島選手には相当なペースダウンをしてもらい、最終ライダー
の桐島選手につないだ。桐島選手も大幅なペースダウンを余儀なくされるも、我慢の走りで無事にチェッカーを受けた。しかも
ニクイ事に、一番最後でチェッカーを受けた、。(笑) クルーはガソリン残量が気になっていたので「もしかしたら?」と言う不安が
過ぎったが、見事なガッツポーズでゴール!!久々に感動モンだ。 結果は30位。

凄い。スゴイ。すごい。 何が凄いかって? みんなレースウィークにベストラップを出してレースラップも想定タイムより
速く走った。しかも、安定感はバッチリ。全然不安は無かったから。練習中には出なかったのに本番では上手く纏める。
さすがにみんなその道を極めている“プロ”だ。あの集中力は凄い。

4人の“サムライ”のおかげで今年の夏は熱い、暑い夏を経験した。来年は7時間だ!