第2回 D-1ドラム選手権

集え、雷サマになりたいドラマーたち!
優勝者はナイロビ往復のチケット

能書き垂れるな、ウダウダ言わんと、叩いてみぃ!
 ドラマーにとって速く叩けることと、大きく叩けることは、最大の命題である。人一倍速く叩けるヤツは、人一倍遅くも叩ける。人一倍大きく叩ける奴は、人一倍小さくも叩ける。『渇〜っ!』と大声を出せるのも修行僧の悟りのひとつであると聞いたことがある。天地を引き裂く雷の音に、感動しないパワー・ドラマーはいまい。この際、音楽的理論やセンスは持ち合わせていて当たり前という前提の下に、誰が一番カミナリ様に近づけるか、速さと大きさを競ってみないか。





予選開催


3/6(土) 「なってるはうす」


■出場者16名の潰し合いで、8人+α人(敗者復活あるかも?)に絞る
■ドラムセットは店のが1台、のなか悟空のを1台がある。
■セットはジャンケンで選択。セットしたままの2台のドラムセットを使用するので、ドラムセットは持参せずともよし。
■スネアーとペダルは持参はすべし。
■相手がシングル・ペダルならシングルで。相手がダブルペダルならダブルでも可。お互いに話し合いで決めるべし。反則は失格。
■スペアのスネア、スペアのヘッドはこっちで用意します。

■審査員=副島輝人氏(下記参照)、大沼史朗兄ぃ ワッシービンセント(カメルーン)


*客を呼んで欲しい。参加者はお客さんを沢山呼んでくれないことには盛り上がらないし、店にも申し訳ない。
*チャージバックの費用は優勝者のナイロビ行きチケット代に回します(優勝しない人はゼロ)。だから頑張って優勝しようね。



予選の対戦カード

■青野忠彦    VS     須藤俊明  /やかましバンド?系対決                                                

■渋谷賢一(シブケン)  VS   若杉大悟 /ジャズ&ルーディメント対決                                            

■ナム         VS     大角 兼作 /やかまし系対決パート2対決                                           

■本多滋世         VS   守永慶太    /やさしさ対決    

■Kiyasu  VS   池澤龍作  /フリーフォーム対決

■南部輝久VS クラッシー/ジャンベ対決


■西原じじ    VS      ミッキー柴崎

■HAYAKAWA.C.O.B.SHUNSUKE VS  MASATO /筋肉対決!



■観戦レポートと写真多数
『なってるハウス』の感想と写真をアップしている友人がいるので、そのまんまリンクする。写真多数。面白いぞ!
http://nishimuta62.blog114.fc2.com/?no=1464







決勝トーナメント
2010年 3/12(金)  新宿ピットイン
*開催趣旨および方法はおおむね第1回に同じ

ピットイン入店時間と開始時間
*4時くらいから店の前で待機。
*5時までにセットアップし、5時半までカンタンなリハをする。
・3人での展開の仕方
・ユニゾンのリズムが出た場合の対応など。

開場17:30 開演18:00

料金
¥3,000

■3/12の夜はピットインがドラム屋敷になっちまう!!
 総勢19名のドラマーによる13試合が組まれている。
持ち込まれるドラムセットの数は???疾風怒涛の若き獅子たちが、
聴く者たちの鼓膜を叩き破るのか?!

 叩くも必死、聴くも必死。
熱き男たちの(女もいるが)闘いの中に巳を置いてみないか?
春遠からじ。若者たちは2本のパチで、己の春を引き寄せるのだ!


■主旨=能書き垂れるな、ウダウダ言わんと、叩いてみぃ!
 ドラマーにとって速く叩けることと、大きく叩けることは、最大の命題である。人一倍速く叩けるヤツは、人一倍遅くも叩ける。人一倍大きく叩ける奴は、人一倍小さくも叩ける。『渇〜っ!』と大声を出せるのも修行僧の悟りのひとつであると聞いたことがある。天地を引き裂く雷の音に、感動しないパワー・ドラマーはいまい。この際、音楽的理論やセンスは持ち合わせていて当然という前提の下に、誰が一番カミナリ様に近づけるか、速さと大きさを競ってみないか?

主催・司会・音頭とり
のなか悟空

*ドラム・セットは、自前のを持ち込み。親しい間柄の場合、他の出場者のを借りてもOK。
*スペアのバチや皮は自分で準備すべし。
*客を呼んで欲しい。参加者はお客さんを沢山呼んでくれないことには盛り上がらないし、店にも申し訳ない。チャージバックの費用は優勝者のナイロビ行きチケット代に回します(優勝しない人はゼロ)。だから頑張って優勝しようね。


選考方法
曲には一切こだわらず、テンポもフリー。ドラマー同士の駆け合い妙技合戦。デカくて速い者勝ち。音楽的センスはあって当たり前。
マイクやPAは一切使わない生音で勝負。

審査員(ジャッジ)
副島輝人氏(ジャズ批評家=生けるフリージャズの語り部)
松原隆一郎氏(東京大学教授/大道塾4段・柔道3段/超ジャズファン)
ピットインの店長、鈴木氏
選考には一切の贔屓(ひいき)、義理、人情は介在しません。



D-1を思い立った理由/のなか悟空
@二十数年前に地平線会議を通じて高野孝子氏の提唱した<ライデルフィナス頑張れ基金>で、『ザイールのモンゴ族の伝達用ドラムの習得』のために、20万円を援助された(ただしザイールの内戦と政情不安が数年間続き、実行に移れなかったため返却した)がヒントになったことを、感謝しつつ申し添えておく。

Aのなか悟空がこれまでアジア横断のドラム旅、アフリカ横断のドラム旅、中南米のドラム旅が出来たのも、カネをくれた人、心をくれた人、応援してくれた人、そして犠牲になった人などなど、多くの支援者の援助があったからです。その恩を間接的に返すため、若き破天荒なドラマーたちに夢を与えられたなら・・・と企画した次第。

またこの企画に賛同し場所を提供してくれる新宿ピットインと店長の鈴木氏には、大いに感謝するものである。




優勝=ナイロビ往復のチケット(安い時期のマイナー・エアーに限る)。
■のなか悟空は2010年7月(多少前後する可能性アリ)に、東アフリカにドラムセットを持っていく予定あるので、一緒に行ってもOK。
■ついでにナイロビの小学校に、のなか悟空が善意で集めたピアニカや笛・ハーモニカなど、20キログラム以内を背負って持って行ってくれること。  
■現地滞在費や留守のアバート代は自分で工面すべし。
■現地で事故などに遭ったり、マラリアなんかで死んじゃったりしても責任は持たない。予防注射代は自分持ち。
■優勝者は自費でパスポートを取得すること。
■黄熱病の予防注射は必ず(自費で=1万円チョイ)受けること。


★優勝しないと一切のギャランティー&商品はありません。


<注意>
*出場者は優勝しないと、いっさいの儲けは発生しません。
*D-1選手権に於いて、頑張りすぎて死んじゃったりしても、一切責任は負いません。
*優勝の可能性があると思う者は、シッカリ貯金をしておくこと。
・パースポート取得費用
・留守の家賃、生活費
・予防注射の費用(例=必須の黄熱病は1万3000円程度。その他の予防でA型肝炎2回、破傷風2‐3回、狂犬病2回など摂取するに越したことはないが、しなくてもいい。何かあった時に死ぬ確率が高くなるだけ。マラリヤの薬は現地調達OK)
・現地滞在費(1日1000〜2000円程度)
・現金/カード/TCの準備




出場の面々

シード
小山彰太(シード出場 )⇒ジャズ・ドラムの重鎮
http://www.hotmusic.co.jp/liveschedule/shotaschedule.htm

のなか悟空(シード出場 )⇒ワシ        
http://homepage2.nifty.com/nonakagoku/goku/

植村昌弘(シード)
http://skmt.cooktone.com/mumu.html


ゲスト
田中まさよし=和太鼓奏者
http://pistontanaka.namaste.jp/


■下記16名の中から、「なってるはうす」での予選対決の勝者軍団8名と敗者復活軍団が、「ピットイン」の決勝トーナメントに出場し、シードを交えて勝ち抜き戦を戦い抜きます。優勝者は1名のみ。

クラッシー⇒小粒で辛すぎ/のなか悟空の弟子
http://www.geocities.jp/krassy1224/


青野忠彦=第1回D-1優勝者、竜巻太郎の紹介
http://d.hatena.ne.jp/ikapan/


大角 兼作 =らぞく
http://makingfrf.eplus2.jp/article/41247087.html


渋谷賢一(シブケン)
徹底したクラッシックのルーディメントに裏付けされたテクニックの持ち主と変拍子が得意
http://www.dailymotion.com/video/x2qc8o_yyyybyyyyydyyyyy_music


若杉大悟
唯一ジャズ畑から

HAYAKAWA.C.O.B.SHUNSUKE
http://www.myspace.com/hayakawacobshunsuke


南部輝久
彷浪太鼓打ち
http://pksp.jp/nanbuteruhisa/


本多滋世
http://www17.plala.or.jp/drumsme/


MASATO
前回も出場したタトゥー野郎。今回は雪辱に燃える。


池澤龍作
いま売れてます!若きフリーの旗手
http://two-moons.chicappa.jp/ryusaku/profile.html


Kiyasu
ハードコアOK、フリーOKのやる気に溢れた若き獅子


http://www.kiyasu.com/jp/

http://www.youtube.com/watch?v=r_3pHPYTEZU

ソロライブの映像
http://www.youtube.com/watch?v=BRcwO4mbrFc

その他
http://www.youtube.com/watch?v=Dh8IJTaH_cU
http://www.youtube.com/watch?v=cbWu5SIBIL4


須藤俊明
LOUDSというバンドのドラマー


ナム
クンクンニコニコ共和国」のドラマー
http://www.geocities.jp/kunniko92/


西原じじ
「ジジのほっぺたろまん」


http://www.youtube.com/watch?v=EB7RoU3hFvA&fmt=18

http://hoppetaroman.web.fc2.com/



ミッキー柴崎 from 山形
のなか悟空が若き日の師匠





ルール
*年齢性別無制限
*2バスはダメ(スペースが無いため)。
*ツインペダルは対戦相手がツインぺダルならツインOK。片方がシングルのペダルなら、相手もシングルにすべし。
*招待の客はナシ。とにかく動員も頼みます!
*ソロの掛け合いなどは、段取り担当者が指示する場合もあるので指示に従うこと。
*格闘技の要素もある体育会系のドラム対決ではあるが、あくまで音楽である。相手の音やフレーズを聞いて、それに味付けして返すと、聞いている方も楽しめるよ。
*10分間、必死に叩き続けること。ラウンド終了のサインがあったら、とっととドラミングを止めること。
*勝者はドラムをステージの片脇に寄せ、敗者はドラムをサッサと片付けること。
*当日はセッティング、打ち合わせ等があるので、早めに来店のこと。
*自分で叩くネア・ペダル等は自分で用意すること。ただし相手の承諾があれば、出場者同士での楽器の貸借は可。事前に双方で確認のこと。
*のなか悟空のドラムセットとクラッシーのドラムセットは貸します。
*トーナメント戦だけど、状況によっては『敗者復活戦』や、『2位決定戦』、客に聞く『見たい組み合わせリクエスト戦』があるかも?

★判定で敗れてもクサらないこと。人それぞれの個性や好みがあるし、音楽は特定の好みやジャンルに束縛されるものではない。

★人数が多すぎるので2人決戦ではなく、3人決戦もある。

■出場者心得
★遅刻は失格。対戦相手の不戦勝とする。
★事前にセットアップし、ステージのすそで待機すべし。
★判定の勝者はセットをコンパクトにし、またステージのすそにもどし、次回の対戦に向けて待機すべし。敗れた者はとっととドラムセットを脇に片付けること。





対戦等の詳細最新情報!

■勝ち残り軍団
マッチョマン・タツーMASATO
負けるなナムさん
今売れてます池澤
渋すぎ渋ケン
西原じじのほっぺたマロン
D-1の姫
ポーカーフェイス須藤
彷浪太鼓打ちの南部


■大量敗者復活軍団
キング・イヤウケアHAYAKAWA
ロンゲーの教導者KIYASU
咆哮の野人(青野忠彦)
中京の野武士(大角謙作)
もっと伸びるぞ若杉
小粒で辛過ぎクラッシー
山形の大師匠(柴崎)


「D-1の門番」&ゲスト
*小山彰太
*植村昌弘
*田中まさよし=和太鼓奏者
*のなか悟空


■判定
客の拍手の数か?
審査員の旗か?
主催者特権か?
ジャンケンか?

★判定基準はいかに「デカくて速い」雷様に近づけるか。且つ音楽的であるか。分かっているとは思うが、判定は極めて曖昧ではあるが、それが芸術というものである。判定で敗れてもたまたまそうなっただけなのでクサらないこと。
★主宰者特別賞(カネじゃないけど)⇒当日は発表せず、後日住所を聞いて「着払いにて」発送する。


■注意事項
*本番以外は(耳が聴く準備が出来てないので)音を出さないように。大きい音を大事にする人は、小さい音も大事にするよ。チューニングは自宅でして来てね。
*ステージ上での喫煙、飲酒は絶対禁止。


■対戦組み合わせ

■組み合わせ案
*敗者復活組には勝ち上がりまで1戦分ハンディがある。
*勝ち組の中でも運がいい者は勝ち上がりまで1戦トクをする。
*ま、いろいろあるが、早い話、優勝者するのは1人のみ。トコトン叩き抜いて、最後に勝ち残ればいいのだ。きっと青春のいい思い出に残ることだろう。






結果報告!



西牟田靖の観戦記


のなか悟空の観戦レポート

第@試合.『第2回D−1ドラム選手権』後記/■敗者復活軍団勝ち残り戦/
■たったの1週間で大きく変貌
 やはり若者たちならではの、成せる技なのだろろうか?
「なってるはうす」の予選からたったの1週間後、「ピットイン決戦」での彼らのドラミングは、先週とは全くの変貌・脱皮を遂げていたことに驚愕した。まるで甲子園で段々強くなっていく高校野球の選手みたいだった。(なってるのレポートは友人のHPにある。http://nishimuta62.blog114.fc2.com/?no=1464 )

敗者復活軍団勝ち残り戦/第@試合/大角兼作の勝ち上がり
キングイヤウケア早川
長髪の教導師kiyasu
野武士の大角兼作
以上、本文中の敬称は省略。

<長髪の教導師kiyasu>
 驚いたのはkiyasuのセットはグレッチの26インチBD。俺だってグレッチは18BDと22のBDは買ったことがあるが、26インチとはなんじゃい?見るのも初めてじゃあ。コイツはスッゲエ長髪で、見かけも叩き方ももろハード・ロック系ドラマーっぽいのだが、グレッチを愛用とはジャズの遺伝子もはいっとるのか?

 kiyasuは他のドラマーのプレイに左右されない。
ひたすら己のハードなドラミングを叩き続けるだけ。特別速く手が動くわけじゃない。特別速くタム間を移動できるわけじゃない。だけどkiyasuはるそのぶっとい腕で、ひたすらバチを叩き下ろす。例えて言うなれば、歯こぼれしたような斧でひたすら薪割りに精を出すの図。ぜーんぜん関係ないが、バイクに例えればハーレーのローライダーだな。低いストロークでドンドンと響く、あの排気音的なドラミングだな。

 そのドラミングがカッコイイとは思わなかったが、時折長髪の間から覗くその表情は、レッドゾーンでブッ叩くドラミングの過酷さと戦う忘我の境地を垣間見る。
(あれぇ?コイツの表情。ワシと同じじゃん・・・)
どことなく若き日の自分の容貌と似ているkiyasu。以前毎日数度は『アサハラ』と言われ続けた時期がある。もしかしてkiyasuもそうなのか?どうにも自分と同類項を思わせるこの青年に、輝く将来の来ることを祈る。


<キングイヤウケア早川>
 早川とは去年だったか吉祥寺のライブハウスで対バンになったのが知り合ったきっかけ。相撲取りのような体格で、タンクトップのシャツから、ぶっとい両腕を覗かせた早川が、電気ドラムの一種なのかノートPCのようなキーボードをたったの2本の指で性急に叩く。それでもスピーカーから騒々しいドラムの音は出て来るが、あの有り余る筋肉をわざわざ使わなくてもいいものを・・・。

 しかも、だ。
共演者が理解不能なヤカマシイ電気楽器でぎゃーーーーん!!とやって、たま〜に早川が
「アイ ドン ノォ〜ッ!」と絶叫するのだが、それが聴いてるこっちこそ、「アイ ドン ノー」と言いたいくらいだった。
 それも、だ。
彼の真ん丸い単髪のボーズ頭にミラーのサングラス。それが下からの光線でなんとも不気味で超シュール。そのキャラが可笑しくて、客席で腹を抱えての大爆笑!
『きみぃ、その筋肉でPCドラムじゃ勿体無いょ。もっと有効に使えるよう、ナマのドラムは叩かんの?』と喋りかけてD-1に誘った経緯がある。

 ドラムセットはスタンディングのセットで、バスドラは無い。ま、たまに自分の腹にマイクをくっつけて叩けば、充分バスドラの代わりをすると思うのだが、そこいらは後日アドバイスしようと思う。
 バスドラの無いセットは高音域だけになるのでハンディキャプはある。だが、自らそれを選択している以上は言い訳は通じない。早川は大汗でTシャツの胸元をビショビショに濡らしながら、カウンター・パンチのようなシンコペーションを多様する。もしかしてタムの代わりにテンパレスを使用したら勝機があったやも知れぬ。ウチにティンパレスとスタンドがあるから、事前に売りゃあ良かった・・・。
 この早川には26のBDじゃなく、オーケストラ用の30インチBDを使用してもらい、タム類はぜーんぶティンパレスにしたら、より存在感が(これ以上の存在感はないけど)あり、よりうっとうしくなってドラム族の酋長みたいになるんじゃないだろうか。

 
<野武士の兼作>
 中位の体躯だが、余分な皮下脂肪の無いスリムな筋肉質。
表情からきかん気の強い、ガキ大将的な性格が伺える。なつてるハウスでのドラミングではひとつ打ちの連打の速さが印象に残っている。それとトップシンバルの取り付け方がオリジナルなのが興味を引いた。

 年寄りのドラマーから見れば、いわゆる基礎なんかはダメなんだが、ひとつ打ちの速い奴にゃ叶わねぇ。コイツがひとつ打ちの連打でバスタムを叩くスピードを見て、正直舌を巻いた。

 なってるの予選では敗退した奴だが、たったの1週間で一皮向けたのか、ピットインでは決勝戦まで勝ちあがってきたから、大したものだ。タイプ的には第一回優勝の竜巻太郎と同じタイプだ。喧嘩っぱやそうだから他人を殴ったりして刑事事件を起こさないことが、将来有名ドラマーになる条件だろう。


■敗者復活軍団勝ち残り戦/第A試合/若杉大悟勝ち上がり
彰太兄ぃの弟子/若杉大悟
狂乱の絶叫野郎/青野忠彦
小粒で辛過ぎ/クラッシー

<彰太兄ぃの弟子/若杉大悟>
 2年前も出てもらった。なってるハウスでは敗退したが、敗者復活軍団で再登場し、めでたく緒戦突破。流石はショータさんの弟子だから、基礎がしっかりしているのと技のキレがいい。よくショータさんのドラミングを評して「カミソリ」と呼ぶのだが、若杉のドミングもよく切れる。まともにズージャをやったらワシなんかは叶わんだろう。将来はショータさんの遺伝子を受け継いでそこそこ有名なドラマーになるんだろうなぁ。


<狂乱の絶叫野郎/青野忠彦>
 なってるでも敗退し、ピットインでも敗退。
乱髪の間から時折覗く視線は、ゲゲゲの鬼太郎を連想させた。スネアからタムへの移動だけは速いのが印象に残るが、総じて下手糞である。笑。だが、コイツには他のドラマーたちに勝る躍動感と情熱がほとばしっているのに感動した。

 手が動かなきゃあ口で絶叫する。
時に、ああやりたい、こうやりたい、と思っても手が思うに任せないことはままある事だ。そんな時こいつは絶叫でそれに代える。そりゃそうだ。ああやりたい、こうやりたくてもまだテクが無きゃあ、口で叫ぶしか無ぇだろうが。子供時の喧嘩でガキ大将に立ち向かうんだけど、どうしても叶わない。そんな時に「わぁ−!」と、絶叫してぶつかって行った。そんなことを思い出させたヤツのドラミングだった。

 こいつの面白いのは、自分の出番が終わったのにも拘わらず、最前列に来て他のドラマーの演奏を髪を振り乱してノッて聴いていたことだ。
(こいつ、ホントにドラムが好きなんだなぁ・・・)
そういう意味では、見習わにゃならんわ。

 
<小粒で辛過ぎ/クラッシー>
 オイラの弟子ではあるが、実は一度も教えた事は無い。だが今やオイラよりは売れていて多忙である。笑。なってるでも敗退に泣き、今回も敗退に泣いた。ジャンベの音はいい音がしてるのだが、最近はドラムセットよりジャンベの練習一本やりだったからなのか?師匠としては優勝して欲しかったのだが・・・。 



■勝ち残り軍団潰しあい合戦/第B試合/判定の結果は審査員の評価割れ、客の拍手にて判定⇒マサトの勝ち

タトウー野郎のマサト
負けるなナム
ポーカーフェースの須藤

<タトウー野郎のマサト>
 第1回のD−1選手権では、ワガママな神の手(速く動くという意味)の卯木に敗退したが、今回は雪辱を誓って再出場。両肩から両腕にかけてタトゥーがいっぱい。「おいおい、それしゃフィリピンにゃ入国拒否されるぜ」と、突っ込みを入れたくもなる。この体格とこの筋肉ならインディーズのプロレス団体でやつていけるんでねぇの?そんな奴だ。

 なってるはうすではあまり手が動いてなかったのだが、たったの1週間でコイツは変身した。ことにスネアのリムショットでの連打は速くなってたぜ。それにパワーがあるから、ドラムのまん前で聴いていたオイラにゃウルサイのなんのって。タムなんかは和太鼓のように鳴っていた。ヤカマシー!思わずタバコの吸殻を両耳に詰めちまったい。パワーにかけちゃマサトの右に出る奴はおらんわ。


<負けるなナム>
 さかなクンに似たナムは、なってるでは大角に勝ったのだが、その大角は敗者復活軍団を勝ち上がってとうとう決勝戦まで上がっていった。それがよく言われる勝負は時の運といわれるものであり、且つ非情なものである。

 はっきり言ってライブを相当数こなしているぶんマサトよりは上手い。速さでもマサトと遜色ない。が上手くて速いだけじゃ勝ち上がらないのがこのD−1選手権。デカくてなお且つ速くなきゃあ。そう、パワーなのだ。ナムくんもパワーはあるが、マサトの暴力的なパワーの前には敗退しても恥ずかしいことじゃない。ヤツは野獣なんだから。落ち込む必要はサラサラないよ。


<ポーカーフェースの須藤>
 この須藤は毛糸の帽子を目深に被っていて、送ってきたDVDを見ても本番でも、サングラスをかけたマラソン選手のように表情を読み取りにくい。よって見てくれは地味だが、シッカリやることはやってるし基礎も移動も速くできる。早い話が極めて上手いドラマーである。
 じゃが今回は相手が悪かった。人智を超えた野獣のマサトが相手じゃあ、技が通じない。野獣の力をどう封じるか、それが課題になるだろう。


★判定の結果は審査員の評価割れ、客の拍手にて判定⇒マサトの勝ち




■勝ち残り軍団潰しあい合戦/第C試合/池澤の勝ちあがり
今売れてます池澤
変拍子の鬼、渋谷けんいち
正体不明の西原じじ

<今売れてます池澤>
 なってるハウスで初めて池澤を見た時、彼は今売れっ子のスガダイローとやっていた。その時の池澤がスネアを持ち、裏側に口を当てて「わーっ」と怒鳴っていたのを見て、(頭の柔らかいやっちゃなぁ)と思い、D-1に誘ったのだ。副島さんがこういった新世代の頭柔らかプレヤーが好きなのを知っているからだ。もちろんオイラも好きだ。

 さすがは手八丁のスガダイローとやるだけあって、上手い。ソツが無い。斬新だ。頭も良さそう。だが往々にして知能とパワーは同居しない。審査員の松原隆一郎東大教授みたいな人は極めて例外だ。池澤の知性が後のマサトに敗退する原因となる。笑。


<変拍子の鬼、渋谷けんいち>
 上手くて器用なドラマーということで一目置く。
youtubewで見ても相方のベースと何拍子の曲をやっているのか不明。西荻のライブハウスで対バンになった時も、彼らのやっている曲がいったい何拍子か分からないうちに1ステが終わってしまったのだ。おそらく4分の3だとか4分の5だとかいったありふれた変拍子ではなく、8分の7だとか8分の13拍子だとかいったものだろう。尋ねても分からないだろうから聞かずにいた。

 今回も最終回にみんなでステージ上にあがって叩いたが、彼はヘンなところにアクセントを付けてトリック拍子を叩いていたようだ。聴いてたら頭がもつれて、ワシのドラムが狂っちまったい。涙。機会があれば変拍子を習いたいとさえ思う。ルーディメントは出場者の中で一番シッカリしているとみた。


<正体不明の西原じじ>
 よく分からないのがこの西原じじ。
いったいなんでジシなのか?ま、それは置いといて、なってるでは平凡なドラムでイマイチだと感じたが、ピットインではいったいどうなったというのだ?

 今回ピットインで一番ひとつ打ちが速く、移動も速かったのはこのジジだったろう。これをなってるで何故か感じなかった。だが、勝ち上がるためには連打のスピードが不可欠とのことから、この1週間で死にも狂いで練習したのだろう。なーんせそのタム間の移動の速さって言ったら、まるでネコパンチの連打のようだったから驚くと同時に笑った。だが・・・そんなジジも初回で散った。



■勝ち残り軍団潰しあい合戦/第D試合/本多滋世の勝ち
D1の姫、本多シゲちゃん
富樫さんの弟子で悟空の師匠、柴崎ミッキー
無国籍の放浪太鼓打ち、南部輝久

<D1の姫、本多シゲちゃん>
 血筋がいい。父親はオーケストラの指揮者だったらしいし、ドラムは猪俣さんに習っていた。そんな由緒正しい血筋の彼女が、お馬鹿なD1に出てきてくれた。悲しいかなジャズの持ち方、レギュラー・グリップ(鼓笛隊持ち方)は、パワーが出ないし、リムショットのバカ打ちか出来ない。それでオイラも30歳を過ぎてマチッド・グリッブ(両手とも同じ持ち方)に変えたのだ。これだと同じ人間が叩いてもパワーが全然違ってくる。

 シゲヨちゃんのフレーズは全てがジャズのフレーズで、フリーの要素はごく僅か。恐らく頭の中でメチャ速い4ビートが流れ続けているのだろう。そういう意味では極めて堅実なプレヤー。


<富樫さんの弟子で悟空の師匠、柴崎ミッキー>
 ミッキー柴ちゃんのことを話したら、字数にキリが無いので、下記HPに別にアップしてある。彼は富樫氏の弟子であり、オイラの師匠である。http://homepage2.nifty.com/nonakagoku/miccey/

 ドラムの音色がいいのは当たり前だとしても、そのドラムセンスの良さは、不器用なオイラなどは足元にも及ばない。今は故郷の山形で身を潜めているが、いずれは賢い愛犬ともどもテレビの天才動物園に打って出ることを企んでいるらしい。次回は愛犬にピアノを弾かせてのデュオで出場したいと言っていた。


<無国籍の放浪太鼓打ち、南部輝久>
 初めて見た時はその無国籍ぶりにビックリしたのだが、ながーい髪を後ろにまとめると、超イケメン。しかも衣装のセンスがええわぁ。オイラが土方の作業ズボンを着ているのと大違い。もしオイラがこれほどのイケメンだったなら、今頃はヨシキと美男合戦をやっていただろうに・・・。でも、握手をしたら手に平はガサガサに硬かった。流石は放浪の太鼓打ち。やっちゃってくれてるのである。

 ドラムセットはカノウプスの16BD。恐らく特注か自作。オイラも自作の16BDは持っているが、合奏中は16じゃ聞こえないのが通常の話。だが副島氏曰く、『彼のバスドラは小さいけどよく鳴っていたいたねぇ。ビンビン来たよ』とのこと。『そりゃそうでしょう。彼はストリートで叩いてるから筋金が何本も入ってるんでしょう』と、返答。



■敗者復活軍団潰しあい合戦/第E試合/大角野武士の勝ち
野武士、大角兼作
小山氏の弟子、若杉

<小山氏の弟子、若杉>
 ジャズの正統派、小山ショータ氏の遺伝子を受け継ぐ若杉は最もピツトインが似合う男ではある。だが・・・相手は野武士の大角。ゴチャゴチャいったジャズの小理屈は通じない。野武士野郎は、なってるで一度は敗退し地獄を見た。その起死回生の根性は、小技のフレーズを叩きつけられても、猛打で打ち返してしまう。しかも・・・なってるの時より心なしかひとつ打ちが速くなっているようだ。

<野武士、大角兼作>
 基礎や理論では若杉に一歩も二歩も譲るが、野武士には理屈は通じない。若杉がフレーズを投げつけてセッション風に絡もうとすると、それを受け取りはするものの、自分の得意なフリレーズにして投げ返す。野武士野郎、合わせているように見せかけて、実は自分の土俵に引きずり込もうとしている老獪さ。ここいらの両者の戦いが見ものだったのだろう。客席から拍手や掛け声が自然発生的に沸いて出た。見所のある対戦だった。



■勝ち残り軍団潰しあい合戦/第F試合/
<タトウー野郎のマサト>
 オープン前に店内でドラムを組み上げていた。見ているとマサトが一番トロイ。そこでマサトに尋ねた。
『マサト、キミは何人兄弟だい?』 
『1人っ子です』
『やっぱりな。1人っ子ってのは何やってもトロイんだよ。ぷつぷつ』

 そんな緩慢なマサトもドラムを叩く手だけは速かった。っていうか・・・なってるでは普通だったのに・・・なんで?勝ち上がる毎に手が速く動くようになってくる。しかもなってるの時よりリズミックになってきている。

(こいつ・・・普通は疲れて遅くなってくるというのに、やはり規格外だわい)と呆れる。コイツは他人の対戦を見ながら、自分より上手いヤツの技を盗んですぐ自分の武器にしとるんじゃないだろうか。まるでSF映画のエイリアンみたいじゃねぇの!やっぱ疲れ知らずの若いもんは違うワイ。


<今売れてます池澤>
 今売れている池澤も相手が悪かった。腕周りは池澤の2−3倍もありそうなマサトとの対戦では、どう転んでもパワーでは勝ち目が無い。得意の隠し技で、スネアを持って口を付け「わーっ!」とやった時には、副島審判部長の驚嘆の目がキラッ!と光ったのだが・・・。もう一押し、隠し技が欲しかったぁ。




■勝ち残りVS敗者復活代表/第G試合/大角の勝ち
野武士の大角兼作
D-1の姫、本多シゲちゃん

<野武士の大角兼作>
 野武士も回を重ねるごとに良くなっていく。なんで?それが分からないのだが、D1という環境がそうするのか?やはりひとつ打ちが速く動くヤツには、適応する運動能力があるのか?D-1の姫を相手に聞かせるところは音を落として聞かせるが、すっと合わせていて術中にハマると判断したのか、パワーを見せるところは見せる。


<D-1の姫、本多シゲちゃん>
 姫は筋力にハンディがある。それは生物学上、やむをえないものではある。じゃが姫は生物学上の先天的能力に長けている。女性特有の己の世界に引き込むという魔力である。これまでどの対戦者もその魔力に引き込まれて苦渋を舐めたが、野武士もすんでのところで術から逃れたため勝利を得た。危ないところだった。

 姫は他の猛者たちと違い、大口を開けて呼吸をするわけにもいかず、かく汗で化粧の落ちにも気を使わねばならぬ。そういう意味ではハンディーだらけだったが、よくまぁここまで勝ちあがれたものだ。美形ゆえ言い寄って来る男たちも多いこととも思うが、その2本のバチでひっぱたいてやってちょーだいな。


■マサトVSシードのドラム植村/第G試合/マサトの勝ち
 マサト・・・おのれはいったい・・・??
疲れへんのかいな?それと回数を重ねるごとに手が速くなっていくではないか?回を重ねるごとにリズミックになっていくでねぇの?いったいどうなっているんだ。オイラの予想を完全に覆してくれる。シードの植村昌弘を相手に一歩も引かないどころか、逆にバズーカを打ち込むようなパワー・ドラミング。オイラは呆れて大笑い。

 身体が充分温まっているマサトはガンガン飛ばすものの、いきなりレッドゾーンで叩き始めざるを得ない植村は、泡を食って慌てている。マサトの暴走をベテランの植村でさえ止められなかった。あ・か・ん・狂獣は凄すぎるワイ・・・。



■野武士の大角VSシードの和太鼓、田中正義/第G試合/野武士の勝ち
 田中の和太鼓は演奏の形態が豊富で、たったひとつの和太鼓でさえも、多くの引き出しを持ち、観客を魅了する。

 ところが−−−だ。
野武士でガザツで粗野で無骨な大角兼作が、曲がりなりにも己の引き出しをあっちこっち開けて対応していた。これには大笑い。
(へぇ〜、野武士にも小技に対応する対応能力があったんだぁ・・・)
いや、もしかしてそれはこの闘いの場で、自然発生的に身に付けた本能のような能力なのかも知れない。だとしたら・・・ナカナカの猛者ではある。

 小技には小技で、力技には力技で対応していた野武士が、オイラにはたまらなく輝いて見えた。こうなるとマサトとの対戦が楽しみだぞぅ・・・。




■決勝戦/マサトVS野武士/マサトの勝利
 なってるでの予選の8試合、そしてピットインでのトーナメント戦の11試合を勝ち抜いてきた、勝ち残り軍団のマサトと、敗者復活軍団の野武士野郎こと、大角兼作の決勝戦だ。

 マサトは勝ち抜いていくにしたがって小技をマスターし、スピードとパワーが加速度的に増幅していく疲れ知らずのパワー・ファイターのタイプ。
 かたや野武士はスピードと、マサトには一歩譲りはするものの、パワー・ファイターではある。

 相撲やレスリングをやればマサトの勝ち。マラソンをやれば野武士の勝ち。100メートル走をやればマサトの勝ちだが、800メートル走なら野武士の勝ち。そういった異なる筋肉を持つ2人の決勝戦は興味津々である。

 リムショットやひとつ打ちの速さ、バスタムを片手で連打するスピードでは野武士が僅かに勝ると見た。しかもなってるの時より速いじゃないの!じゃがその後にマサトに大振りのリムショットの連打を聞かされたらタマランわ。これも回を重ねるごとに加速度的に速くなりやがる。思わず両手で耳を覆ってしまう。
『ヤカマシイ〜〜!!』
いやいや、それこそD-1ドラム選手権が標榜するモンじゃなかったのか。有り難く拝聴すべ〜し!ま、そりゃそうだワナ。ここは我慢して聴くことにする。

 いやぁ、すざましかったわぁ。もう書いている今も爆音が蘇ってきて身体に悪い。終わりにしマス。



■最終エキシビション試合

御大、小山彰太登場
 6時半に入店し10時まで待ちに待たされた御大は、既にビールで出来あがっていた。ろくにロレツの回らぬ舌でマイクを持つと、長々と講釈を垂れる。だが、それがいい。
『ホント言うと音楽なんてどーでもいいんだよね。俺はドラムが好きなの。ドラムがさ。今夜集まってるみんなもそうだと思うんだよね。』

 然り!御大。そう、ですよ。そう!
私らドラマーはメロ楽器に対して、なんらかのコンプレックスを抱いている。それがメロディーもハーモニーも無い楽器を叩いているワシらの僻みなんだから。そこいらをポーンと言ってもらってワシらの溜飲が下りる。


それでも、御大はスゴかった。
 どんなに酔っていても流石は御大。若い時分から御大の後塵を拝していたことは間違ってはいなかった。酔った思考回路の中で、勝ち上がってきたマサトとのデュオから、だんだんとドラマーたちを呼び込んで、最後には全員でブッ叩こうという思惑はよ〜く読めた。


こらぁ〜、マサトったらぁ・・・。
 兄いが酔ってはいても、時折出すサインを見落とし、勝手に叩き始めるマサト。
(こらっ!マサト、やめれってーの!)
心で何度叫んだことか。経験不足のマサトは自分が叩くのに夢中で、御大のサインを何度も見落とす。ヤバ!

ま、仕方ねぇか。
今後のマサトに期待すべし。まだ若い。いずれにせよ、第2回のD−1ドラム選手権でカミナリ様に最も近付いたのはマサトなんだから。

おめでとう、マサト!
そしてありがとうみんな!
審査員の方々!
シードのドラマーたち。
そしてお客さん、ありがとうございました。
いずれまた第3回のD-1選手権でお会いしましょう。




第3回、『D-ドラム選手権』の案内は下記
http://homepage2.nifty.com/nonakagoku/d3/



連絡はnonakagoku@nifty.com

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