2004年11−12月の農作業日誌

11月1日月曜日 晴れ
暑いくらいの日。ナバナの植付けの続き。数株アブラムシがついている苗があり、防虫ネットで覆ってしまうと中で大繁殖してしまう恐れがあるため、防虫ネットをかけないことに。そのため、多くのモンシロチョウが来て、卵を産み付けていた。
今年の苗床は、大失敗。苗床を作ったところに、既にヨトウムシのさなぎがあったらしく、防虫ネットで覆ってあるのに、中でヨトウムシが大発生してしまったのだ。手で取れる数ではなく、秋野菜の8割以上の苗をあきらめ、そのままにしていた。それが、この1週間ほど前に見てみると、ヨトウムシが消えていた。大小さまざまなヨトウムシはカビがはえた状態で死んでいたのだ。この原因は、たぶん病気によるものだ。あれだけの数のヨトウムシが、ほぼ全滅するこの強力な菌は、いつも畑中に居てほしいものである。

11月3日水曜日 
小松菜とホウレンソウの畝の不織布をとってみると、ホウレンソウが全部消えていた。台風21号の前に種まきし、台風の後、芽が出るか心配しながら、不織布をかけた場所だ。トラクターで耕耘しなおし、生育の早い小松菜を播いた。小松菜は、発芽は半分くらいで、生育も順調。
キャベツは、生育順調。年内どりはいつもの年より、良いかもしれない。

11月6日土曜日 晴れ
キャベツの定植。植えつけは、300本ほど。
他の3人の役員と共に地区の子ども会の景品の買出しに。
夕方、宮川村のEさんが、鮎を持ってきてくれた。マスクをしているので不思議に思っていると、今年は、杉がおかしいらしく、もう花粉を飛ばしているとのこと。それで、花粉症が出てしまったそうなのだ。

11月7日日曜日 晴れ
朝から頭痛。熱っぽいこともあって、農作業は苗の水やりだけ。
ちょっと楽になったときに、とってあった実が橙色のサツマイモで、干しいもを作った。今年は、
サツマイモを4種類作っていて、1つは年内に食べる甘くてほくほくした種類、もう1つは、保存性が良く、来年になってから美味しくなる種類、もう1つは、特に甘い品種、最後は、皮が白く、中身が橙色の品種なのだ。特に甘い品種は、食べてみると甘いものの美味しくはなかった。この橙色のサツマイモで作った干しいもが、志摩のキンコのような味になったら、来年は大量に作る予定。

11月8日月曜日 晴れのち曇り
キャベツ、ブロッコリーの定植。鍬を使って、畝作りをしながら植えているので、4時間ほどで、500株程度しか、植えられなかった。


11月11日木曜日 雨
天気が悪いので、農作業は休み。パソコンの調子が悪く、よくフリーズしてしまうので、安定させる為にいろいろ設定を変更した。しかし、今のパソコンは、1998年に買ったもので、能力が小さいことから、近いうちに買い換えなくてはならない・・・。

11月13日土曜日 晴れ
いい天気だったので、お昼は弁当を持って、みんなで飯南町の公園に。行く途中、国道に木の小枝がいっぱい落ちているので、不思議に思ってると、道に一匹の猿がいてびっくり。上を見上げると、群がいて何かを食べている様子だった。
帰りに地元の薬草公園によって、足湯につかり、帰ってきた。
今年初めて作るスペインタマネギの植え付け。この品種は特に甘いそうだ。乞うご期待!

11月14日日曜日 晴れ
極早生タマネギの植え付け。
姉の子供が、高校駅伝に出場し、家の近くを走るというので応援に。
今年、最後の露地栽培のほうれん草、小松菜の種まき。これからの種まきは、トンネル栽培になる。

11月15日月曜日 雨のち曇り
雨降りなので、来年度の栽培計画を立てる。完成は、まだまだ先になりそう。11時頃に雨があがったので、空豆の植え付け。苗はまだ、本葉がでてないものもあり、植えるのには早すぎるのだが、育苗に使ったポットが小さく、ポットの中で根が巻いてきたので植えることにした。
昨夜、インターネットでアジアの雲の画像を見ていて、固まりができてきてるので台風になるんじゃないかと妻と話をしていたら、今日になって台風25号が発生。もうたくさん!!

11月17日水曜日 晴れ
農林事務所の人が、ななほし会の畑の調査に。

11月18日木曜日 雨
スナックエンドウの種まき。雨だったので、育苗トレイにまいた。

11月19日金曜日 雨
天気予報がはずれて、一日雨。
小雨だったので、収穫作業は雨合羽なしで済ませた。ただ、収穫した芋や、人参などはすべてどろどろになってしまったので、水洗いをした。

11月20日土曜日 晴れ
午前中、ななほし会の交流会。
午後、赤タマネギの定植を次女の翔子に手伝ってもらったが、初めてなのに、植えるのが私より早い。13年目と初心者なのに・・・。

11月21日日曜日 晴れ
8時半から、地区の子供会のレクリエーション会。子供たちを4つのチームに分け、ドッジビーの総当たり戦を行った。ドッジビーは、ドッジボールを、ボールに代わって柔らかいフリスビーで行う新しいスポーツだ。ビンゴもやって、みんなで片づけをし、終わったのは、11時20分頃だった。
その後、すぐに、胃ガン検診。
タマネギ定植の続き。

11月22日月曜日 晴れ
暖かで、まだ上着はいらない。サツマイモの収穫。今回収穫している品種は、収穫保存して、しばらくおいておくと美味しくなる品種だ。芋の形がよく、味も色もよいことから、来年度は、作付け面積を倍に増やす予定。収穫できたのは、40メートルほどの畝一つ。全部を収穫するまでには、もう一日かかりそうである。
収穫した芋は、段ボールに入れて、納屋に作ってある保存用の穴に入れた。

11月24日水曜日 晴れ
乗用車の車検で車を松阪のホンダに。そのついでに、行楽日和だったので、妻と二人で紅葉を見に行こうと軽トラックで青山高原に。松阪から、車で1時間で到着した。
頂上では、何基もの風力発電の風車が回り、山から見下ろす景色もきれいで、とても良い時間を過ごすことができた。

11月28日日曜日 晴れ
10時半から畑の見学会。今回の参加は少なく、4家族11人。畑で、簡単に見学と収穫をしてから、櫛田川の河原に移動して料理。今回は、芋煮鍋とサツマイモ。
人数が少ないので、いろんな話ができて楽しい時間だった。その中で、ななほし会の話題も出てきたのでここで説明すると・・・

ななほし会とは・・・会の結成は、平成11年(1999年)。
三重県民生協さんのほうから野呂のところに野菜を出して欲しいとの依頼があったのですが、野菜に余裕がないので断ろうとしていました。ちょうどその時、農業を始めようとしていた大台町の百合さん(女性)が野菜栽培を始めたいと相談に来たのです。無農薬で野菜を作る場合、一番問題になるのが、買ってくれる人がいるかどうかで、新規に農業を始めた人で、売り先が見つからずに辞めていく人を何人か見てきました。そこで、農業を始めるなら、まず売り先が必要という話になり、新規就農の百合さんだけでは出荷が無理なので、百合さん、大宮さん、野呂の3人で、この年の12月に結成した出荷グループがななほし会です。結成メンバーの一人の大宮さんは、
白山町の有機農業で有名な橋本さんのグループにいて、ちょうど出荷先を増やそうとしていました。
ですので、名前のななほしは、ナナホシテントウのななほしで、別にメンバーが7人いるという意味ではありません。今は、今年新規就農した鎌田夫妻が加わり、5人がメンバーです。
現在、出荷先として本社が東京の全国的な宅配業者とも契約し、新しく農業を始めた人が、その気になれば農業だけで食べていけるような体制ができてきたところです。

11月29日月曜日 晴れ
7月からそのままにしてあったキュウリの支柱の片づけ。草が生えて、ネットをはずすのにかなり手間取った。
12月2日木曜日 晴れ
草だらけのハウスの周りの片付け。草刈りをしてからゴミを回収。
古い育苗ポットやトレイ、ビニールなどで、ゴミ袋10袋分のゴミが出た。
ハウスは、育苗用で、小さいため、毎年、苗の置き場に困ってしまう。そこで、この冬に、支柱を足して、ハウスを長くすることに・・。
春野菜の種まきは、1月中旬から始まるので、それまでに完成させなくてはならない。

12月4日土曜日 曇り
夜からの強風に備えて、飛びそうなものの片付け。
大雨との予報なので、肥料不足気味のところに発酵鶏糞の追肥。

12月5日日曜日 曇りのち晴れ
昨夜は暴風雨。8時から、山の神の行事。組の人20人で火を取り囲んで、お酒を飲み雑談。しばらくしてから、みんなの家族が集まってきて餅拾い。担当の家2軒が、みんなから寄付を集めて餅を用意し、その餅やお菓子をまいて、みんながそれを拾うのだ。 孫が拾おうとするのを先にとってしまうおばあさんが居たり、勢い余って他の人の上に倒れ込む人が居たり、みんな必死になって餅を拾う。我が家の子供たちは、有利な一番前の列に座れたのだが、隣の相手が悪く、圧倒されていた。 10時過ぎに終了。
午後は、みんなで松阪に。一日中風が強かった。

12月6日月曜日 晴れ
昨日の強風で、小蕪の畝の一部の不織布がはがされたので、それを元通りに張りなおした。
苗床で大きくなりすぎていたレタスとサニーレタスの植え付け。
雨のおかげで野菜は急に大きくなった様子。
育苗トレイにまいたエンドウは、そろそろ植え時である。

12月7日火曜日 曇り
朝6時半の気温1℃。畑は霜で真っ白。
曇り気味で、霜がとけないので収穫が大変だった。

12月8日水曜日 晴れ
漬物用大根の収穫と洗浄。今年の大根は、相次ぐ台風の影響や、肥料が少なめだったこともあり、少し小さめ。午後は配達に。

12月9日木曜日 晴れのち曇り
漬物用大根の配達。野菜のトレイがいくつも劣化して割れてきているので、修理のために強化プラスチックの材料を買った。

12月11日土曜日 晴れ 
この冬、最初のホウレンソウの収穫。朝から収穫、袋詰めし、夕方、久居の運送会社に。
夕飯は、このホウレンソウを使って、常夜鍋。このホウレンソウは、特に美味しい品種ということで、少しだけ種を買って試験栽培したものだったが、味は、今ひとつ。期待が大きかっただけに少しがっかりだった。今年のこの異常に暖かい冬のせいで、味がのらないのかもしれないが・・・。

12月12日日曜日 曇り
大根の間引き。ニンニクの草取り。草がまだ小さいこの時期に草取りをしておかないと、ニンニクが負けてしまうのだ。草取りしていると、マルチの下からコオロギが飛びだしてきた。
チガヤという雑草が畑の方に侵入してきているので、トラクターで耕耘。冬の間に何度か耕耘して、寒さや乾燥で根を枯らしてしまう予定。
夜、雨。

12月13日月曜日 晴れ
大根の間引き完了。ネギ苗の植え付け。スナックエンドウの苗の植え付け。
暖冬のせいで、菜っぱ類の生育が進みすぎている。2月頃の菜っぱが心配。
モンシロチョウはまだ飛んでいる。
ネズミに食べられたり、収穫の時に傷が付いて出荷できないサツマイモがミカン箱2箱ほどあったので、干しいもを作ることに。蒸し器に洗った芋を入れ、ストーブにのせて蒸しだしたが、芋を詰めすぎたせいか、蒸し上がるのに6時間もかかった。
夜、10時過ぎから子供たちと双子座流星群を見た。

12月16日木曜日 晴れ
タマネギの畝作り。3月用の小松菜をまいたところが、虫によってほぼ全滅したので、トラクターで耕耘した。しばらくおいてから、また蒔き直す予定。

12月18日土曜日 晴れ
ホウレンソウの収穫と袋詰め。9時頃から始めたが、ホウレンソウがまだ濡れていて、汚れないように収穫するので効率が悪い。それで、最初は少しとっては持って帰って袋詰めの繰り返しをした。効率よく収穫できるようになったのは、12時過ぎから。
3時半に箱詰めも終わり、久居の運輸会社に。
タマネギの苗を何人かから頼まれていたのだが、今年はうちで植える分しか残っていないので、帰りに買ってきた。100本900円。これって高いのか安いのか・・・。

12月19日日曜日 くもり
9時半から地区の青少年育成の会の行事で、佐賀凧作りの手伝いに。子供たちを集めて、育成会の人が中心になって、凧づくりを指導してくれるのだ。子供たちとお年寄りの交流の良い機会になっていた。予定は11時までだったが、組の「おとりこし」が始まるので30分前に抜け出した。おとりこしとは、組の人たちが担当の家に集まって、お寺のおっさん(お坊さん)を呼び、お経をみんなで唱える行事。その後、お酒を飲みながら昼食を食べる一種の忘年会のようなものだ。お経の後で、おっさんが、各家庭にある仏壇について話された。みんなが幸せに暮らせますようにとか、遠出の前に途中事故がありませんようにとか、仏壇の仏さんに願いをする人も多いが、仏様はそんな願いを叶えてくれる便利なものではない。家にある仏壇は自分を反省する場として活用してほしいとのことだった。
野菜の注文のファックスが出発前に入ったので、午後3時からの組の寄り合い(会議)までの1時半で収穫と袋詰め。寄り合いでは一年の反省と次年度への引継・12月31日の神社のどんど火の係がうちの組なので、その相談などが行われた。

12月20日月曜日 曇り時々雨
昨夜から雨。午前中は、クリスマスの買い物に津市へ。雨が降った後、太陽があまりでなかったので、夕方になっても菜っぱ類がべたべたに濡れていて、収穫してみるとどろどろに。仕方がないので、明日の午前配達の分は収穫して水洗いすることにした。

12月22日水曜日 曇り
2時から、宮川村の遠藤さん宅で、ななほし会の集まり&忘年会。宮川村の台風の傷跡が生々しく残っているのを見ながら、遠藤さんの家に向かった。宮川は、川底が土砂で埋まって、水深が浅くなっている。今後、ある程度の大雨で同じような災害が起こる可能性もある。
遠藤さんの畑見学の後、土を持ち寄り土壌分析。結果、それぞれの畑の特徴が現れていて面白かった。ちなみにうちの畑は、カルシウムが多いため、PHが基準より高く、ある種の病気が出やすくなっている。カルシウムたっぷりの土を目指して土作りをしてきた結果だから、仕方がないのだが・・。

12月25日土曜日 晴れ
ホウレンソウの収穫と袋詰め。荷物は久居の運送会社に。
帰り道、雨があたってきた。明日、収穫の時、どろどろの菜っぱになるかもしれないので、ホームセンターを回って、カゴ探し。結局、適当なのがないので、100円ショップに寄り、ワイヤーネットを20枚購入。家に帰ってから、このワイヤーネット5枚1組で洗いカゴを4つ作った。

12月26日日曜日 晴れ
昨夜作った洗いカゴに収穫したホウレンソウを入れ水洗い。思った通りホースの水流できれいに泥が落ちる。ただ、水圧を少し強くすると葉の色が変わり痛んでしまうので、その点は注意が必要。それと、最後に、水槽の中にカゴごとドプンとつけて、葉の間の泥を落としたかったのだが、カゴが大きすぎてタライに入らず、そこの部分は失敗。
ホウレンソウを袋詰めし、久居の運送会社に。
あれだけ、いっぱいあると思ったホウレンソウも、昨日今日の出荷で、かなり少なくなった。
今日は、同じ村の鶏を飼っている野呂さんが、餅つきやその後の集まり(忘年会?)をしてくれていたのに知らずに出荷を入れてしまって出席できなくて残念。

12月27日月曜日 晴れ
朝、外は霜で真っ白。とても収穫作業ができそうにないので、年賀状作り。9時過ぎまでに半分だけ完成。午前中はナバナの収穫。午後は小松菜を収穫し、袋詰め。4時から、久居の運輸会社に荷物を持っていった。帰ってから、8時前まで、ホウレンソウの収穫。

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