Athlon64 X2 Windsorレポート
この度、WindsorことSocketAM2版 Athlon64 X2を入手したのでそのレポートをお送りしたい。
Windsorは90nmプロセス製造のデュアルコアCPU、Socketは従来のSocket939に代わりSocketAM2、DDR2-533/667/800をサポートする。 L2キャッシュは512kB x2のものと1MB x2のものがあるが、近いうちに1MB x2のものはフェードアウトする予定である。 Windsorが今までのManchester/Toledoと大きく異なる点としてDDR2メモリのサポートの他、低電圧版の存在が挙げられる。 通常版のTDPは2006年8月現在ラインナップされている3800+から5000+まですべて89Wである。 それだけでも4600+以上はTDPが低下したことになるが、加えて 3800+/4200+/4600+でTDP65W版が、3800+でTDP35W版が登場し、 静かで省電力なPCを組みやすくなった。
今回私が購入したのはTDP65W版のX2 3800+で、Northwood Pentium4 3.06GHzからの乗換えとなる。
それでは、Windsorの簡単なベンチマーク結果と消費電力を前環境であるNorthwoodと比較してみよう。
構成
CPU Athlon64 X2 3800+ TDP65W
(Windsor)
Pentium4 3.06GHz
(Northwood)
CPUクーラー Scythe 峰クーラー Rev.B Scythe 鎌クーラー
メモリ DDR2-667 1GB x2
(Elpida)
DDR-400 512MB x2
(Hynix)
M/B ASUS M2NPV-VM
(NVIDIA:GeForce6150+nForce430)
Gigabyte GA-8IG1000MK
(Intel:865G+ICH5)
VGA GeForce6150内蔵グラフィック使用
(メインメモリよりVRAM:128MB)
Leadtek WinFast A360TDHK
(GeForceFX5700 VRAM:128MB)
HDD Western Digital WD2000JS-19MHB0
200GB 7200rpm S-ATA
ケース V-TECH VT-568M/400W
電源 Plug-in Power14 430W
OS Windows XP Home Edition SP2
では、これからベンチマークの結果を列挙する。 環境が両者でまったく違うので単純比較はできないが、 Northwood Pentium4環境から変えようと思っている人は多いと思うので、 その参考程度にでもなってくれれば幸いである。
結果を言ってしまうと、グラフィックが重要なもの以外は当然のごとくNorthwoodからWindsorへの変更で 数値が上がっている。一方、グラフィックが重視されるベンチマーク−ゆめりあベンチがその際たるものであるが、 GeForce6150の内蔵グラフィックではその前世代のミドルレンジGeForceFX5700には太刀打ちできず、新環境のほうが軒並み低い値となっている。
ひょっとしたら6150でも前世代のミドルレンジ並みの性能はあるんじゃないか・・・と期待したが甘かったようだ。
ベンチマーク結果(Sandra2007)
Windsor Northwood
CPU ALU
14531 7903
CPU SSE 12287 9571
Multiimedia
Integer
37670 23588
Multiimedia
Float x4 iSSE2
40958 31861
Memory帯域 5206 3253
Cash
複合Index
11458 8563
ベンチマーク結果(Crystal Mark09)
Windsor Northwood
Mark
72792 52102
ALU 14942 8416
FPU 17178 8710
MEM 11489 6933
HDD 9040 8478
GDI 8866 7594
D2D 4548 3620
OGL 6729 8351
Crystal Mark 09スクリーンショット。
左がWindsor、右がNorthwood。
当然のことながら数値はWindsor環境の方が良い。 ただし、グラフィックスの性能が重視される場面では、 GeForce5700FXが刺さっているNorthwood環境の方が良い数値を出している。
いずれも写真をクリックすると大きな写真が開きます。
ベンチマーク結果(その他)
Windsor Northwood
Super Pi
104万桁
43秒 49秒
Super Pi
419万桁
3分38秒 4分14秒
ゆめりあ
640x480
それなり
6319 17677
ゆめりあ
1024x768
最高
1864 3299
Superπ104万桁スクリーンショット。
左がWindsor、右がNorthwood。
やはり世代の差は大きい。
Superπ419万桁スクリーンショット。
当然の差である。むしろ性能が落ちてしまったという方が困る。
ゆめりあベンチスクリーンショット。
nVIDIAの最新の統合チップセットGeForce6150といえど、 やはりまだ前世代のミドルレンジ単体VGAであるGeForce5700FXにはかなわないようで、 このように旧環境(Northwood)の方が良いという結果になった。
続いて温度と消費電力の比較である。実を言うと、今回私が最もやりたかったのはこれだ。 このためだけに、Windsor購入時にワットチェッカーも購入した。しめて9800円、なかなかのお値段だった。
しかし、これも単純比較は禁物である、というのもCPUクーラーはWindsorの方が格段に良いものを使っているし、 消費電力にしてもWindsorの方は外部グラフィックを刺していないのでこちらもWindsor有利である。 非常に提灯くさい比較だが、まあご参考までに眺めていただきたい。
この点は、いずれGeForce7600GSでも刺して計測しなおすことにしよう。
温度/消費電力
Windsor Northwood
CPU温度
Idle時
36℃ 38℃
CPU温度
Load時
48℃ 58℃
消費電力
Idle時
72W 85W
消費電力
Load時
114W 177W
午後ベンチ実行中のスクリーンショット。
WindsorではTemp1が、NorthwoodではTemp3がCPUの温度。
Windsorの方がTDPが低く、またCPUクーラーも良いものを使っているわけから当然の結果といえる。
しかしこんな比較じゃあまり役に立たないな・・・。
とまあ、数字をだらだら並べてきたが、実際使ってどうよ? と言われると・・・非常に満足である。
エンコードなどはなかなか早くなったし、何よりもうれしいのはPCの騒音が非常に低減したことである。 今現在、Windsor環境で最もうるさい騒音源はHDDで、CPUファンの音はほとんど気にならない。
Conroe一色のこの時期ではあるが、SocketAM2もどうぞ・・・とAM2を薦めて締めくくりとしよう(笑)

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