上記の一文はタイトル画面で発せられる台詞、この一言は伊達では無い、
ヤバイ、まじで危険だ、激しすぎる画面の明滅で頭が痛くなったり意識が遠くなったりするかもしれない、そう、これこそ私が待ち続けた本物、一線を踏み越えてしまった禁断の領域、
Psychedelic Mind Candy For The Brain …キャンディ…毒入りかもね(汗)

まさしくリミックスと呼ぶより他ない、名作「TEMPEST 2000」(JAGUAR)の再編、ゲームとしての新規要素はほぼ無い、いやむしろ過度の装飾がプレイに支障をきたしてしまっているほどだ。映像も音も溶解してしまっていて、ゲームとしてのキレ味が鈍ったとも言える…の・だが、
正解、これでいいのだ☆成るべくして成ったのではないかと思う次第。現に今、私はこうして非常に満足しているしHappyな気分なのだから。

あまり歴史めいたモノ言いをすると如何に私が新参者かがバレて格好悪かったりもしますが、やはり私の知る範囲で、このゲームの背景を紐解きませんと、このゲームを語る上で片手落ちになりますので簡単に…

最初の「TEMPEST」はTVゲーム黎明期のゲームメーカーATARI社が1981年に送り出したベクタースキャン(ワイヤーフレーム)表示のシューティングゲーム、画面奥から手前に近づいてくる敵を撃つというシンプルな内容です。
その後ATARI社は家庭用ゲーム機市場にて成功を収めるも、俗に言われるアタリショックという事態にて経営が悪化。

それから幾星霜1994年、時代はSFC,MD末期、ATARI社の新家庭用ゲーム機JAGUARを代表するゲームとして発売されたのが「TEMPEST 2000」、激しいテクノサウンドと虹色の粒子で再構成されたその姿にビデオドラッグという言葉がピタリと当てはまり、更にはその画面にコントローラーを介し同期する喜びに、部屋を真っ暗にして一時間以上プレイし続け、激しい偏頭痛と嘔吐感を覚えたものです(本望&自業自得)(注:私がJAGUAR及びTEMPESTに出会ったのは既にハード末期でした)


国内外にて大きな反響を呼んだ「TEMPEST 2000」は後に類似する様々なゲームに影響を与えたのだと思います。

1998年:Fox Interactive社から出た「n2o」は後継と呼ぶに相応しく素晴らしいモノでした。チューブ内を突き進む、その"進む"という部分をブレーキという設定で活かしたのです。スクロールタイミングは任意に制御でき、楽曲との一体感を更に高める事に成功している様に思います。また、Bonus Stageでの人間の能力を超えた高速スクロールも脳神経が焼き切れそうで素敵です。
1999年:スクウェア社から"これはゲームの革命だ"との宣伝文句と共に「iS internal section」発売、ゲームの指向性は悪くないもののスッキリしすぎているような気が…なんというか毒気が抜かれて中途半端に大衆向けになってしまっている感は拭えません。作り手はツボを心得ていつつも国内での商売の為に"あえて"毒を抜いたのではないかと私は邪推しています。
2000年:コナミ社から"トランス・ジェネレータ 遂に発進!"との宣伝文句と共に「LATICE」発売、少なくとも私がトランス状態になる事はありませんでした。なんというかデザインの練り込みが足りないといった印象。パズル的要素が仇となり、トランスするより先にロジカルな思考が駆動されて、妙に冷静なプレイ感覚。
2000年:SCE社から「BEAT PLANET MUSIC」が…ゴメンナサイ、これシューティングじゃなかったです。どちらかというとダンスダンスレボリューション的なものかと、ともあれパッケージだけ観るとTEMPEST系か?と勘違いし易いので一応(汗)ともあれ、変なキャラが出てきて気持ち悪いです。

名作の続編は難しい、より深く掘り下げれば間口はより一層狭くなる。かといって迂闊な路線転換は従来ファンの反発を招きます。
とはいえ、やはり元々趣味性の高い方向性のゲーム、中途半端な妥協は禁物、Point of no return, 突撃あるのみ。

こうした指向性のゲームを今まで知らなかった方にはTEMPEST 3000はお勧め出来ません。このゲームを遊ぶ前にTEMPEST 2000を遊ぶ事を強くお薦めしたい、n2oでもいい。そしてもっと強い刺激が欲しいと感ずるならば、その時こそ3000の領域へと踏み出してみてほしい。

酒も煙草も最初は軽いものから入った方が良い、格好付けて辛い思いをするのが世の常とはいえ、そこで懲りてしまっては勿体無いからです。


TEMPEST 3000に難易度設定はありません、温故知新であるクラッシックモードもありません、キーコンフィグだって勿論ありません。
あ、でもパスワードコンティニューは有りますから100を超える面に立ち向かえられるでしょう。

ある意味、覚悟が必要なのかもしれません、が、その実そこに在るのは快感原則だけだったりします。色々と小難しい物言いで煽ってしまいましたが、結局のところ
解る奴は直感で解るし、苦手な方にはどう説明しても理解不能ってことだったりします(汗)

2001/05/24 シミゾノ 21面で詰まっていたら「アイテム取ったら指離す」との吉報が☆
ATARIに関する記述に誤りがありましたら何卒ご指導ご鞭撻の程を宜しくお願い致します。