大同二年(八○七)平城天皇の勅願により、弘法大師が鎮護国家のため創立せられ たのであります。昔は二十四の塔頭、二千石の寺領を持ち、隆盛を極めたものであり ました。天正の兵乱、長曾我部の焼討ちもまぬがれ、古代の美をほこる本堂、仁王門 等は、千年余りの歴史の香を止め、国宝或は特別保護建造物に指定されています。本 堂は、香川県の寺で、ただ一つの国宝建造物で正安二年(一三○○)鎌倉後期に建築 せられたものであります。