大師この地で修行中捨身の供養からも救われた神秘不可思議なる仏陀の霊光に感謝
し、御誓願成就を歓喜し給い此の霊験を記念し世の人に仏縁を結ばしめんが為め捨て
身ヶ獄の下に一寺を建立し御自作の釈迦如来を安置し本尊として寺号を出釈迦寺と称
し、仏祖の御出現を拝し奉りし因縁により山号を我拝師山と改称し給いました。
後、大師四国巡錫の砌此の霊地にて求聞持を修行遊ばされ永く無上の御霊験を記念
し虚空蔵菩薩の御尊像を刻み安置奉りました。これにより院号を求聞持院と称します
以来、当寺の奥之院は即ち大師捨身の霊跡として捨身ヶ獄禅定と唱へ、大師衆生済
度発願の根本道場として古来道俗信仰の唯一の霊場であります。