室戸岬の突端に洞窟があります。名前は「御厨人窟(みくろど)」弘法大師19歳
の時、この洞窟に籠って難行苦行を重ね虚空蔵求聞持法を修められ、かの有名な三教
指帰(さんごうしいき)の悟りを開かれたと伝えられる由緒ある地です。
その後、大同2年(807)唐の国から大望を果たして帰国した大師は嵯峨天皇の
勅願を奉じて再び室戸岬を訪れ伽藍を建立、虚空蔵菩薩を刻んで御本尊とし、安置さ
れました。
以来、歴代の勅願寺として皇室の尊信が篤く、足利時代には土佐の安国寺となり、
国主は寺領を寄進しています。
指定を受けた国宝には薬師如来、月光菩薩、如意輪観音などがあり、境内には大師
の奇跡とされている鐘石、くわず芋なども。