「沼津港の内港地区の整備に当たって」 H12.8.4
八鍬 隆 静岡県県庁 港湾総室室長 平成12年8月4日/八鍬

沼津港の内港地区の整備にあたって


1.港湾整備の考え方

・物流・産業・生活等の機能が調和したウォーターフロント空問の形成へ
(港湾整備の長期政策「21世紀への港湾」:運輸省港湾局昭和60年)

・再開発や民活事業(昭和61年民活法制定)の導入により、旅客船ターミナル、水族館、親水緑地などの整備を推進

・さらに、緑地、交流施設、賑わい施設の計画的、一体的配置により、親しみやすく魅力的なウォーターフロントの整備により、港湾の来訪者を5億人(1995年)から10億人(2010年)へ(「大交流時代を支える港湾」:運輸省港湾局平成7年)

・美しい港の整備へ(清水港みなと色彩計画)

・市民が主体となった親水空問づくりへ


2.民活事業制度

(1)民活法特定施設整備事業

・「民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法」(昭和61年)に基づき、経済社会の基盤の充実に資する各種施設(特定施設)の整備を民間事業者の能力を活用して推進。

・特定施設は、現在17類型35施設。港湾施設では、港湾利用高度化施設(旅客ターミナル施設、港湾文化交流施設等)等

・主務大臣から特定施設の認定を受けるためにぽ、まず、港湾管理者が特定港湾開発地区を指定し、事業を行う民間事業者が「整備計画」を策定し主務大臣に提出

・公的支援制度としては、インセンティブ補助、NTT無利子・低利貸付、日本政策投資銀行の出融資、税制優遇。

・港湾関係66プロジェクト。釧路フィッシャーマンズワーフ、七尾港フィッシャーマンズワーフも適用を受けている。

(2)特定民問都市開発事業

・民間事業者が行う事業のうち、「民間都市開発の推進に関する特別措置法」に基づく要件に該当する事業

・要件としては、事業を行う区域の土地の面積(水面を含む)2000u以上、道路、緑地等の公共施設の整備を伴うことなどが必要。

・民都市事業は、公共施設(道路、緑地等)を合わせて整備するあらゆる施設が対象

・支援措置として(財)民問都市開発推進機構から、事業参加、低利融資、調査に対する助成。

・港湾関係80プロジェクト。マイカル小樽にも適用。


3.具体的プロジェクト

(1)マイカル小樽

・平成3年に、鰹ャ樽ベイシティ開発が遊休地となった小樽築港駅貨物ヤードを購入
・平成11年3月、大型複合商業施設「マイカル小樽」開業
  敷地面積13万u、延床面積34万u、物販面積9万8千u(国内最大級)
  オープン1年問の来訪者1,300万人

(2)釧路フイッシャーマンズワーフ

・昭和56年市内若手経済人(JC)提唱・
・昭和61年4月「釧路フィッシャーマンズワーフ推進委員会」発足
・昭和63年3月民活法の認可定得て・、平成元年7月「MOO(ムー)」(旅客ターミナル.
  グルメ・ショッピングと「EGG」(フード付緑地)オープン。
  入館者年問者200万人

(3)七尾港フィッシャーマンズワーフ

・平成3年2月民活法認定。同9月複合旅客ターミナル「能登食祭市場」開業
・七尾湾の遊覧船ターミナル、研修・展示機能、特産品の販売
・国際テント村、七尾港まつりと連携


4沼津港の整備状況

・貨物量は1順調に増加。H5/356千トン→H1O/522千トン(1.47倍)

・現在整備中の施設
  内港物揚場(一3.5m)、外港岸壁(一7.5m)2バース(1バースは耐震)、津波水門

・港湾整備事業費11年度1.9億円、12年度5億円

・平成12年5月「特定地域振興重要港湾」に指定

・12年度、港湾振興ビジョン策定予定


5.プロジェクトの実現へ向けて

・キーパーソンの存在

・民・国・市・県一体となった取り組み
  二一ズに対応した創意工夫と地元らしさの表現

・熱意と必要性が制度を作る


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