ほまれ8kg >>> とくべつ日記 2011年1月13・14日 平沢進/東京異次弦空洞 @SHIBUYA-AX
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■ 2011年1月13・14日 平沢進/東京異次弦空洞 @SHIBUYA-AX

セットリストは公式サイト 【 凝集する過去 還弦主義8760時間 】 にあります。
 東京異次弦空洞 2011年1月13日(木)
 東京異次弦空洞 2011年1月14日(金)

1月13日(木)                           14日(金)→

入場し、ステージ上に「何も無い」ことに気づく。「これが開演前のビックリ」か?
じゃあ楽器や機材はいったいどこから現れるんだ、と考える。

A. 下から生えてくる。(地響きとともに)
B. 上から降りてくる。(平沢さんは縛られ逆さ吊りにされて降下してくる。そしてゲストに殺虫剤をかけ
 られながら、たどたどしくもけなげに「シュルシュル」と唱えると、あら不思議、空中からあらゆる機材が)
C. 引っ張ってくる。(過去にもやったようだし)
D. いや、あのちょっと奥に見える幕の後ろに全部セッティングしてあるんだよ。
 だって一列目とステージめちゃ近いもん。だからステージ上で距離取ってんだよ、きっとそうだよ。

昔すでにやったことがあり、可能性が高そうなC.でなく、D.ばかりを友人としゃべっていたのは、
期待しすぎないようにしようという防衛心ゆえです。だって、こんな……近すぎるし(汗)
(わたし有り難くも二列目でした。良い位置すぎて若干狼狽)……おちつけおつつけ

でも実際のライブは、そんな「期待しすぎ」の期待なんか遥かに上回っていた。

***

赤いつば無し帽子に黒装束という怪しい司祭のような出で立ちのRangさんが、演説台みたいなものを
引きながら登場。台の上にはもう一人同じ恰好をした人が突っ伏していて、彼が誰だかは途中まで
わからなかった。
台はステージの左右に置かれ、二人がそれぞれ巨大なつるはし…じゃなくてハンマーを台の上めがけて振り下ろす。
上手側の人は男前で無表情、下手側Rangさんは表情も豊かに狂喜して打ちつける。
何を打っているのか、何がそんなにうれしいのか、ステージの雰囲気は音も含めてとても楽しげとは
いえない不気味さで、Rangさんの笑顔がきもちわるい(笑)←褒め言葉ですよ
このミスマッチさがヒラサワ。
男前の人はNengさん?と思ったものの(男性だと彼しか浮かばなかったし)、自信がなくて名前は呼べず。

そんなんしてるうちに、中央の幕が開き……出たぁぁああああ!ぎゃあああ(いきなり)
サイレントチェロの載った台を引っ張ってくる平沢さん、ああだめかっこいい(すでに)
やっぱり「引っ張ってくる」が正解だったわけだけど、これも「過去の凝集」のうちってことなのか。
(「凝集」すると、濃くなり、強くなり、パワーアップするのだ!)

1. アート・ブラインド
定位置まで引いてきた台に颯爽と上がる身のこなしが、もうたまらん。キュッとしている。舞台の人だ。
そしておもむろに弓を取ってかまえる……この仕草なんか、アレですよ、時代劇でいちばん見せ場の
チャンバラの前に、つおい人(いい者)が周りを囲む悪者達の真ん中でしゅたっ!って刀を構える時の、
音がしそうなアレ。ホンモノの弦楽器奏者で、うまい人はちゃんと自然に流れるようにああいう雰囲気に
なるものですが、平沢さんは演技としてとてもうまくそれをやった。腕だけでなく、腰がね。きりっとね。
ロングコートも大変お似合いで。要約するとかっこよかった!
「変弦自在」のジャケ写のままの雰囲気を生でやってサマになるんだから、えらいと思う。

で、立ったまま弾く。チェロ(のようなナナフシ)を。チェロをやると聞いた時は、もっと
ふざけた使い方を想像したけれど、どっこい普通に(普通じゃないけど)まじめに弾いている。
ビブラートまでかけて。ちゃんと音聴こえた。右手はさすがに固く持ってしまってたけど、
左手はきれいだったなぁ。なんというか、「できちゃうんだなぁこの人は」と思った。


〓※〓 ここから、多くの皆様が興味ないと思われる話をします。 〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓
〓※〓 読まない方は次の切り取り線まで飛ばしてください

弦楽器というのは弦を押さえる指と弓をひく手が丸見えで、つまり演奏の仕掛けが丸見えな楽器だ。
(ピアノ、打楽器もそう)
管楽器も一応指は見えるが弦楽器に比べるとわかりにくいし、金管など運指だけでなく口での音程操作が
あるので、丸見えには程遠い。発音のための操作は「息を入れる」なので、これも見ていてわからない。
ギターは弦が多いぶん難しいし、発音操作が「ピックや指ではじく」というのも、動きが小さくて遠目には
わかりづらい。バイオリンやビオラはチェロより小さく、指板が上を向いているから指が見づらい。
その点チェロはサイズが大きい、指板が丸見え(オーディエンスのほうを向いている)、弦は四本しかない、
弓の動きももちろん丸見え、という、とても「見ていてわかりやすい」楽器だ。
こんな一目瞭然のオイシイ楽器をやってくれるなんて、平沢さんてば!
せっかく一目瞭然なのだから、しっかりと見た。
あ、調弦は変えてあるんだな、やっぱり、と最初に思ったものの、まじまじと見つめてるうちに
だんだんヘンな気分に。。。。
というのはべつにムラムラしてきたわけではなく、「この音なら押さえるのはそこじゃないはず」→
「ってことはそこ押さえてその音が出るようなチューニングをしてあるのね」と思っていたのが、
いつの間にか「そこ押えたらこの音」という「身体(+楽器)感覚」のほうが勝ってしまって、
ホントとは違う音程に認識するようになってしまったのだ。

具体的に言うと、平沢さんが弾いていたアートブラインドの低弦メロ「ファーソーラ(b)ーー <レ(b)ドーー>ラ(b)」
の最初の音「ファ」は、普通の調弦なら第四弦(客席から向かっていちばん左の弦)だ。
平沢さんはこの音を第三弦のファーストポジションの人差し指で押さえていた。
1/20のツイートによると「ギターのチューニングにしていた」とのこと。ギターの調弦は下からE-A-D-G-B-E
(これは知らないので調べました)。今回はこのうちE-Aを主に使うため、弾きやすい第三・第二弦をEとAに
したのではないかと。いちばん低い第四弦は、本来ギターには無いけれどさらに四度下のHに調弦し、続く
「レ(b)ーーミ(b)ーー ファーーー」のレ(b)・ミ(b)を第四弦でやっていたと。(と、思うのだけど全部違ってたらスマン!笑)
で、これが、見ているうちに、チェロの本来の調弦であるC-G-D-Aに当てはめて「らーしーどーー ふぁみーーど」
と弾いているように、思えてしまったんである。
ただ、現場ではここまで分析できていたわけではなく、「あれ?あれ??さっきチューニング違うと思ったけど
そんなことない???おかしいな……」みたいに思っていた(これが「ヘンな気分」)。
平沢さんの1/20のツイートを見て、あらためて曲を聴いて正しい音程を確認してみたら、
思っていた「らーしーどーー」じゃなくて「ファーソーラ(b)ーー」だったというわけ。
この認知のひっくり返りは、我ながらオモシロかったので平沢さん誰も聞いてないことバラしてくれてありがとう。

〓※〓 皆様が興味ないと思われる話、ここまで 〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓※〓


曲が終わると、いったんステージ上はきれいに片付けられて、次へ。
ここ音楽がどう鳴っていたか覚えてないんですが(視覚の衝撃に全部もってかれた)

2. DUSToidよ歩行は快適か?
ステージ奥の幕が開いたと同時に巨大な明るいライトが横に四つぐらい、タテに三つぐらいずつ並んだ、
野球場の照明板みたいのがこっちに向かってドバーンと光っている!!何じゃこりゃー!!
まぶしくて目を開けてられないぐらいだけれど、無理矢理あけて見た。
強力な光をバックに、平沢さんが中央の大きな演奏台を引いてくる。あああああ!!!
この興奮は譬えるなら……闘牛でちょうど牛が自分の方に向かって突進してくるような?
違うな、戦車だ、戦車がずおおおおおお…と向かってくる感じだ。人力の戦車、光り輝く愛の戦車が。
全力で平沢さんに攻撃されてる気分。砲撃に身をさらす覚悟のない骨は逃げたほうがいい。
しかも引いてる人はあんな大きなものを動かせるようには見えない細い人。その人が、渾身の力で
(多少よろけながら)引いてくるという、このアンバランスさに、必死で声援をおくる。
がんばれーーがんばれーーーー (実際はどれぐらいの重さなんだかわからないけど 笑)

そして壇上へ。いきなりド派手な振付…じゃなくってレーザーハープの演奏!なにこのかっこよさ!
点呼インタラでの一発目、論理空軍で度肝を抜かれた感じを思い出した。
速い動きで、上から下から、右手を左のレーザーに(逆?)、すくって投げて掴んで突く!
ああ、平沢さん……ミュージシャンにしておくのはもったいない……すばらしい!!

しかし歌はいまいち通らない印象だったなぁ。なんか、今回のライブは初日は声の調子が出るまで
かなり長いことかかったように思った。(いつも最初の数曲はノドがあったまってない感じがするが)
例の「ハイ」は、とてもよかった。(笑) くやしいけどどうしてもウケる。ちくしょう…

レーザーは視認用の緑のレーザーを増強したというツイートが事前にあったが、その割りにあまり見えなかった。
スモークが足りなかったんじゃないかしら。(2553の時はもっとモクモクしてたと思う)
でも、手に当たるとそこだけキラッと光るのが、とてもきれいだった。張ってあるレーザーが弦のように
常に見えてるのもよいけれど、「何もない」ように見えるところに手をかざした瞬間、スパークするのも
よかったと思う。何も無い空間から緑にきらめく宝石を生み出す平沢さんの魔法の手……美しい。

3. ミサイル
思い返すと地味な印象……なぜだ?
中東風コブシは、スケッチで初めて聴いた時には爆笑したし、CDでも何回聴いてもおかしいけれど
なぜかライブで聴いたらそんなに変でもなかった。ボーカルの聴こえ方がいまいちだったからか?
音量も足りなめだったかもしれないが、音質もこもり気味だったような。。。

4. Solid air
ギターソロ!……なのに聴こえなーい!!(泣) PHOTONの音おっきくしてーーー!(懇願)
中央レーザーハープの位置でギターを取り上げた時、上のレーザーんとこにぶつけてませんでしたか?
上手側に移動しても台の上の余白が狭くてやりにくそうに見えた。
音もあんまり出てないので、全体的に消化不良なままデストロいきれなかったデストロイ終了。
うーむ。今夜もまたやきそば食べて水飲みながら反省するのか平沢さん……と思いながら見ていた。
PHONON2553レポ参照

5. 環太平洋擬装網
じゅうぶんに楽しかったのは覚えている。特筆すべきことは……無いかな。普通に良かった。
(ヒラサワの「普通」だから。あくまでも)

6. CHEVRON
ICE-9が載った台が引き出されてくる。(誰が引いてたか覚えてない……Rangさん?)
頭拍より少しだけ早くレーザーに手をびしっと差し込む動き、これはどの音をアレしてるんだろうと
思いながら見ていたんだが、ティンパニのだだだん!てやつじゃないかと気づく。
ICE-9はちゃんと音が聴こえて(もっと大きくてよかったけど)、ほっとした。

7. サイレン*Siren*
サイレンの音がでかい。今回のライブ、爆音苦手なわたしが全然なんともないぐらい控えめな音量で
バランス的には悪くなく、低音ばかりでなく高音や弦の音色もよく聴こえて良かったのだけど、
ボーカルやソロギターが物足りない感じで、そこはもっと遠慮なく出してほしいなぁと思っていたら、
サイレンばかりこんなに聞かすとは。笑ってしまった。

前奏と間奏は、2小節ごとの頭で掌を上に向けて前のレーザーの最上段を通り、そのまま厳かに
押し上げるような動き。目線も、手の上から流れるように上方へ向かい2小節のあいだそのまま。
掌にのせた魂を天に送っている、とても丁寧に、敬意をもって、と思った。

3番の時だったか、頭上のレーザーで不具合でもあったのか、しばらく手で調整しながら歌っていた。
ああいう、「必要な(演出でない)作業や動作をしながら歌だけはきっちり」っていうシーンは
平沢さんのライブでよくある。結構好き(笑)
ジャケット(ベルトできゅっとウエストを絞ったタイプ)が、上のレーザーを弾くとずり上がってしまう
らしく、演奏の合間に裾をつまんで下に引っ張るしぐさがかわいらしい。

8. GOES ON GHOST
レッツゴーが迷いなく元気よく、すぽーんと抜けてさわやか(ただし言ってる人はにこりともしない)。
2553の時より明るかったように思った。とても、「一緒に行く」感じがして、心強かった。
前回は「わぁレッツゴーだってさ。元気だなぁ」と、微笑ましいながら少し距離感があったように思う。
……これは演奏者よりもわたしの側の変化か。うん、そうかも(納得)

9. 金星
中央にレーザーハープの台、その隣上手側にICE-9の台が置かれたステージ。ここで新たに下手側に
ナイロン弦の載った台を、引いてきたのは平沢さん御本人。働き者ヒラサワ。えらい。
少し左右にブレてしまい(もちろん惜しみない声援を送った)、両足を踏ん張って中央の台にぴったり
寄せて……仕上げに脚を揃えて、「きゅっ」と、なんていうかその、お尻を、いやええと御尻を(ひぃぃ)
ぴっ♪と上げるような、あの短いジャケットの裾から絶妙なカンジできゅっ☆と、、ごめんなさい、
思わず目を瞠って隣の友人達と顔を見合わせてしまいました。「…これ、、いいの???(汗)」みたいな。
すいません。言葉でうまく説明できません、あの感じ。。あの角度(爆)。。。。。。
一階フロアでアレを見上げるような位置にいて見逃さなかった人には通じるんではないかと……

で、そんなことより。アコギ。椅子ではなく、舞台の一部という趣の黒い四角い台に腰掛けて脚を組んだ
時点でもう、かっこよくてどうしようかと……! イメージとしては、ステージ全体が世界(自然の風景)
ならば、その辺の岩に無造作に腰掛けて、といった感じ。「弾いてるとこがちょっとでも見られたら
それだけで嬉しい」と思っていたのに、こんなにしっかり弾き語ってくれるなんて、感激した。
やっぱりねぇ、いいものですよ、生ギター弾き語りって。「弾いてくれる」って感じがするもの。(嬉)
かわいかったのが、組んだ脚でとんとんリズム取ってたこと。
こんな姿勢でもするの!と思った。もしかして必ず足とんとんしないとズレてくんだろうか?(笑)

あと、「カンペが無い」ことが気になって(失礼な)、下に貼ってあるのかしら、いや金星はさすがに全部
覚えてるかしら、とかいらぬことを考えてしまった。後で二階席にいた人に聞いたら、どうもやっぱり
無かったみたい?ですか。やればできるのね!と、ああまた失礼なことを。すみません。
(とかいってどこかに特殊な方法で隠してあったりして… ←疑い深い)
ギターの音量がやや物足りなく感じたけれど、金星は静かにつまびく感じの曲なのでまだよかった。

10. 夢みる機械
オープニングのようにRangさんがNengさんの座る台を引いてくる。立ち止まるたびに無表情のNengさんが
電池の切れた玩具のロボットみたいに前にガクンと倒れる。それをRangさんが「しょうがないなぁ」という顔で
起こし、また台を引っ張る。何度かこれを繰り返した後、Rangさんが赤い大きなボタンをNengさんの前に
置き、倒れてきたNengさんの額がこれを直撃……途端に鳴り響くブザー!テスラコイルの登場!
ステージのいちばん奥まった辺り(左右位置はほぼ真ん中、やや下手寄り?)に据え置かれた
巨大な装置が暗がりで稲光を発している。
今回のステージはいつもより広かったのか、奥行き感があってよかった。今までわたしが見たライブ
(2004年の核P以降)は、インタラも含めてこれほど手前と奥という使い分けが無かったように思う。

平沢さんナイロン弦、今度は座らずに台に片足を乗せて立ったまま!かっこいい〜〜
ああ、でも金星で「いまいち…」と思った音量問題がここで大問題に(わたし的に)。音量というより
音質の問題なのか、もごもごとやわらかい音が控えめに鳴っている。もっとこう、ジャラン!がららん!
という硬い感じが欲しかった。夢みるのイントロのギター、あれものすごく良いところなのに痛恨である。
(CDであそこを聴くといつも吠えてしまう。かっこよすぎて)

「エントロピー!」はもう当然のように会場内の皆様で挙手。しかし一階フロア前方は超満員電車状態で
手は自分と前の人の背中の間にぎゅうぎゅうに挟まれており、前の人の頭に当てないように上に出すのが
一苦労。サビ終了後はまたしまうのに一苦労。下までおろすことはもちろん不可能。もちろん前後左右
皆様がそのような状態なので、後ろの人の手で頭をこすられるぐらいはあたりまえ。
あんなに押されまくるヒラサワライブは初めてでテンションあがった。
わたしの隣には、どうも初参加らしき二人連れがいて、間奏でのRangさんとNengさんの無茶苦茶な
グラビトンを見て笑い声を立てていたのが楽しかった。ヒラサワのおかしなステージに慣れている人
とは違う、「何だコレ!」という驚きを含んだ笑い。ね、おもしろいでしょうヒラサワって。
Rangさんはハムスターみたいだったなぁ。かわいかった。Nengさんはバカをやっていても男前が崩れないのが
またなんかおかしかった。この辺りで「あれ、やっぱりNengさんだよな…」と思う。

11. バンディリア旅行団
ハー笑った笑った……と興奮しているところにバンディリアが来るとは。ああもう。
一声も聴きもらすまいと平沢さんを見つめまくる。だめだ、なんかでそう。
遥かな1番から波のようなうねりの2番を通って力のみなぎる3番に至り、後奏に入る直前が
最も危険な決壊ポイント。いとおしくてたまらない。ちょっと泣いた。

12. LEAK
光るハデハデメガネを装着したRangさんのダンシングターイム。おなかが見えそうなはじけたダンス(見えてた)
アレンジされた歌抜きLEAKノリノリバージョンがかっこいい。
「うーう」で投げキッス連発(笑) 
なんかこのダンス・パートの印象が強くて、平沢さんが出てきて歌が始まってからのことを
あんまり覚えていない……あ、サビの「LEAK、LEAK」が客の大合唱になってたのは覚えてる。
わたしの周りではハモりが聞こえず、みんなが同じ音を歌っていたので、一人でハモっていた。
全体的にはどうだったんでしょう。

13. ASHURA CLOCK
やっぱりおかしい曲だった。笑った。

14. MOTHER
これも笑わずにおれない曲で……。
でもかっこいいんだなぁ。歌の調子がとても良かった記憶。声がよくのびて。オケにウケつつ歌に惚れボレ。

15. Another Day
「Day!Another Day!」の大合唱すごかったね。あれだけみんなが言ってると自分はいわなくてもいい
気分になるあまのじゃくのわたしですが(笑)、いや盛り上がるのはよいことだ。安心安心。

16. トビラ島(パラネシアン・サークル)
他のセットが全て片付けられ、ナイロン弦一本に。どきどき。
座って脚組んだ姿勢でよくあんな声が出るなと感心。(「ひーー」のところ)
間奏に入ると、平沢さんはそそくさとはけてしまい、同時に中央後ろの幕が開いてNengさん登場。
ミラーボールを捧げ持つ神が、アジアの伝統的な舞を舞う。
ここでの主役は踊るNengさんで、平沢さんは伴奏の人、だった。主役の邪魔にならないよう速やかに
退場するあの感じが何だかデジャブ、と思ったら、インタラでもよく思うことなのだった。
紗幕上で展開される物語が主役で、演者ヒラサワはオペラのオーケストラみたいな役割。
歌い終わった平沢さんから別の場所に照明が移った瞬間、平沢さんの立っている位置がオーケストラピット
みたいな雰囲気になる。この、一瞬でスッと「伴奏の人」になってしまう感じが独特で、いつもちょっと
不思議な気持ちになるのだ。
ちなみにここで、この舞人がP-0で半男半女のパフォーマンスをしていたNengさんであることが確信できた。
美しい身のこなし。実は今回「ゲスト」と聞いて「また美人連れてきてデレデレすんのか」と思ってたのだが
男性(一応)二人とわかって「やられたー!」と思ったのだった。平沢さんてば本当にファンの期待の裏を
かくのがうまいな、と。

長い間奏が終りに近づき、弦のきざみが始まって緊張が増す場面に来ると、何も無くなったステージの
中央いちばん前に、スタッフがスタンドマイク(!)を用意。
え?え!?スタンドマイク!まさか!!と友人と顔を見合わせる。
しかもものすごく近い。本当にステージのいちばん端っこだ。どうしよう!(動揺)
そこへ、オープニングで着ていたロングコートをはおった平沢さんが現れ、ステージを斜めに突っ切って
つかつかつかと向かってくる。ぎゃーーー来るーーー!!ぎゃーーーー!!!
そして両手でマイクスタンドを鷲掴み!なんと!!こんな演出、まさかまさか!!
……とびっくりしているうちにも突き刺すようなボーカルが、きわまる、高まる!
一方で歌いながらスタンドの高さを調節しようと足掻く様子が微笑ましい……まったく。
あれは結局うまい位置にできたんだろうか(笑)
とにかくもう平沢さんがかっこよすぎてどうしたらいいかわからない。こんなにかっこいい人はいない。
平沢さんは世界一かっこいい。このトビラ島一曲でチケット5000円でも高くはないと言い放つ。

アンコール 1. WIRE SELF
トビラ島の怒涛の緊迫の後に、アンコールは大変リラックスして楽しめる気楽な、かわいい曲。

アンコール 2. ルクトゥン OR DIE
気楽な曲で楽しくゆるんだところに、楽しいじゃ済まされないこれ。死ぬほど盛り上がる。
満員電車の揺れもピークに達し、押しくら饅頭で頭もごんごんされまくりで、いやー楽しかった。
入場前、外で待つのが寒くてたまらなかったが、薄着しといてよかった(笑)
自分で立ってなくていいライブって、うまい具合にはまればラク(斜めになって足の置き場がなかったりすると
苦しいけど)。いつももっと足や腰や首が痛くなるんだけど今回は全然そういうつらさは無かった。

MC(一部)
・「えー、いろいろな意味で思わぬ反応が起こったTwitterですが(会場笑い)、もう少し続けようかと……」
 キャーーーーーーー!!!うれしいなぁ!
・「というわけで、還弦主義8760は、本日をもちまして……」
 会場から「明日ー」の声 → 聞こえた顔 → あ、…という顔(一瞬) → 無視、これを2秒で(笑)
・「おしまい」「えーーーー」「えーじゃない」(ほんのり笑顔)
 やさしーなーもう。サービス満点でした。


1月14日(金)                           13日(木)→

1. アート・ブラインド

2. DUSToidよ歩行は快適か?
しょっぱなからとても声がよく出ている。初日とは段違いにすばらしい。聴き惚れる。

3. CHEVRON
RangさんがICE-9の台をにこにこしながら引いてくるが、だいぶぐらついている。
ICE-9が揺れる。置き台から落下しやしないかとハラハラ。

4. MOTHER
5. Another Day
6. ミサイル
7. サイレン *Siren*

8. 金星
平沢さんが出てくるのが結構遅くて間に合うのかとハラハラ。台用意してギター抱えて座って、
イントロのちゃーらっちゃっちゃっちゃらららら〜にギリギリ。
そしてギターが走り気味だ……あれ?うん走ってる走ってる!わぁ早いよ(笑)

9. GOES ON GHOST
前奏、歌の直前のちゃらりんのところで左手を入れそこねる。二回目(間奏)はできた。

10. 夢みる機械
初日は二人のゲストがおもしろくてそっちばかり見てしまったので、この日は意識して平沢さんを
見るようにした。ギターソロの後、ハッスルする二人を見つめる平沢さんのうれしそうな表情。

11. バンディリア旅行団
やっぱり涙ぐむ。

12. LEAK

13. Solid air
ギターソロ、今日は下手側に歩いてきたので「わぁ昨日と反対側でやってくれるのか」と思ったら
(わたしは二日間とも真ん中のやや左寄りだった)、なんとなんと!台の端からぴょんと両足揃えて
飛び降りた!うわ、うわーと思ってるうちにステージのいちばん前まで進み出てくれて、すぐそこで
演ってくれた……嬉しすぎてどうにかなりそうだった。いやどうにかなりたかった。なってしまいたかった。
前を向いたまま後ろ歩きで戻る時に台のカドに腰をぶつけてしまう……ハラハラ。

14. ASHURA CLOCK
15. 環太平洋擬装網

16. トビラ島(パラネシアン・サークル)
最後のスタンドマイク。右手はマイクのところに指をからませるようにして(あれだけでもたまんない)、
左手はスタンドの下のほう握りしめる。頭を振って熱唱。歌手みたいだった……!
かっこよすぎてあんまり覚えてない!(泣笑)

アンコール 1. WIRE SELF
初日、「バンジージャンプ」(三回)の次の「あア〜」を歌ってないことに気づいて、あれそうだったのと
思ったのだけど、この日は「バンジージャンプ」が一度目の三つしか歌ってないことに気づいた。
会場のノリがよくてみんなが一緒に歌ってたからまかせたってことなのかしら。

アンコール 2. ルクトゥン OR DIE
Rangさんの煽りがすごくて初日は結構そっちに目が行ったので、この日はチラ見程度にして平沢さんを
しっかり見た。ゲストが面白い動きをしている最中の平沢さんを観察するのは楽しい。
微妙に笑顔で。うれしそうで。

MC(一部)
・「プーケットにお越しの際はSP-2の殿堂、サイモンキャバレーへどうぞ」 ちゃんと宣伝(だいじ)
・「私はマイナーですから」「大勢の人の前に引っ張り出されて憤慨です」
 ふんがいです、だって!もう!(愛)(心外ですって言いたかったのよね)
・「えー、思わぬアクシデントに…」「思わぬ〜」って三回は言ったと思う。
・「隠されたメッセージをお伝えします」「使った物は片付けましょう」
 主に自分(ヒラサワ)に向けての言葉だなと思った。仕事の前にスタジオを片付けなければ、という
 ツイートが何回かあったし。平沢さんは結構な「散らかしぃ」なのではないかと(笑)


さて、二日間のライブが終わり。
ゲストに動きを指示したら「オマエがやれ」と言われたってのは、どのことだろう?と考える。
a. 台を引っ張る(オマエもがんばりました)
b. 夢みる機械で、ボクシングのグローブのような巨大な赤ボタンを頭で押す(頭で押すのはチョット…)
c. グラビトンの車輪をありったけ回す、ボタンを早撃ちする(ハムスターみたいな平沢さん……無理…笑)
d. LEAKに合わせて踊りながら投げキッスを繰り返す(平沢さんの投げキッス…み、見てみたい……
 あやっぱりだめ笑そんなのだめしんじゃう)  ま、これはむしろコッチだろうね

***

すばらしいライブでした。惚れ直しました。
インタラじゃないライブを「普通のライブ」と称して「そんなのやりたくない」などとずっと言っていた
平沢さん、とうとうノンタラが「普通の」ライブと呼べないシロモノになってしまいましたね(笑)
とっても、「舞台」だったなぁ、と。あのステージ上の空間。
映像を使わずセットと照明、演者の動きで表現された「世界」に、浸ってしまいました。すばらしかった。
いつもより広いスタジオでリハーサルをしたそうですが、あのスタンドマイクめがけてつかつかと
歩いてくるのとか、ナイロン弦のセットを用意してかまえて弾き始めるまでのタイミング計りとか、
何度も練習したのかなぁ。スタンドマイク……よかったなぁ…(じーん)

平沢さん、Nengさん、Rangさん、関わった皆様、ありがとうございました。おつかれさまでした。
堪能いたしました! (2011.1.23)