分類   : ケトフォラのなかま(1) (ケトフォラ目 ケトフォラ科) 
        カエトフォラとも訳されます。
採取地   :池(大阪府) 2009年1月採取 水温7.2℃ pH6.4

 写真01〜12のスティゲオクロニウム(1)と同時期に同じ池から採取しました。
 ただし、藻体はより直線的で、側枝の先端細胞は細く伸びていません。
 藻体の全体像が観察できなかったため、属レベルでの同定は保留しました。

写真20
 
 
観察倍率 :400倍(スケールは250μm)
 藻体の先端部の様子です。
 高等植物(種子植物)の水草のようにも見えますが藻類の仲間です。
 藻体は主幹(木の幹に似た構造)と側枝(枝に似た構造)から構成されます。

写真21
 
 
観察倍率 :400倍(スケールは250μm)
 藻体の中軸部付近の様子です。
 側枝の分岐は多くはありません。

写真22
 
 
観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 藻体の中軸部付近を拡大した様子です。
 一か所から2本の側枝が分岐しています。
 主幹の細胞と側枝の細胞の太さは大きくは変わりません。
 細胞内にはピレノイドが見られます。

写真23
 
 
観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 側枝を拡大した様子です。

 先端に向かって細胞は細くなります。
 先端細胞の形状は細長い樽型で、他の細胞と同じ形です。
写真23
写真22
写真21
写真20

20μm

20μm

250μm

250μm

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ケトフォラのなかま(1)
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ケトフォラ
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写真07

20μm

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写真08
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写真06
写真05

20μm

20μm

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A-1 ケトフォラ目の緑藻

@ ケトフォラ目サヤミドロ目の緑藻

500μm

緑色植物門 (Division Chlorophyta)
緑藻綱 (Class Chlorophyceae)

(3) 糸状体の中軸部

写真17
 
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 糸状体の中軸部を拡大した様子です。
 細胞の長さは15〜35μm、太さは3.5〜7μm程度であり、
 先端部と細胞形状に大きな違いはありません。
 分岐はあまり多くはありません。
 分岐は2等分岐
で、主幹と側枝の違いはありません。
写真16
写真13
写真10

20μm

0.5mm

写真24
写真25
分類   : サヤミドロ (Oedogonium sp.)
       (サヤミドロ目 サヤミドロ科)

観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
採取地   :川(和歌山県 紀ノ川) 2006年11月採取
掲載ペーシ:ミドロの部屋 写真6-11midoro-6) 
 上の写真の群体を拡大した様子です。
 細胞は片方の端にネジのような横線(鞘)が見えます(白矢印)。
 この構造はサヤミドロのなかまの特徴で、
 細胞分裂のときに形成される構造です。
 細部分裂のときには、この部分に新細胞壁が形成されます。

分類   : サヤミドロ (Oedogonium sp.
       (サヤミドロ目 サヤミドロ科)

観察倍率 :1000倍(スケールは500μm)
採取地   :川(和歌山県 紀ノ川) 2006年11月採取
掲載ペーシ:ミドロの部屋 写真6-11 (midoro-5) 
 アオミドロと同様に細長い筒状の細胞が連なり、
 糸状の群体(糸状体)を形成します。
 糸状の群体(糸状体)の形状もアオミドロのように直線的ではなく、
 縮れた糸のような形状をしています。
 サヤミドロのなかまは種数が多く、種レベルでの同定は困難です。

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サヤミドロ(1)

A-2 サヤミドロ目の緑藻

写真26a

20μm

サヤミドロ(2)
分類   : サヤミドロ (Oedogonium sp.)
       (サヤミドロ目 サヤミドロ科)

観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
採取地   :山地湖沼(大阪府) 2006年11月採取
掲載ペーシ:ミドロの部屋 写真12 (midoro-12) 
 写真24,25とは別の種類のサヤミドロです。
 細胞の輪郭が波状をしています。
 矢印の位置にネジ状の横線(鞘)が見えます。
写真26a
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20μm

写真15
分類   : スティゲオクロニウム(1) (ケトフォラ目 ケトフォラ科) 
        Stigeoclonium cf. lubricum
採取地   :池(大阪府) 2009年2月採取 水温9.0℃ pH6.4



(1) 藻体の全体像


写真01
 観察倍率 :40倍(スケールは500μm)
 スティゲオクロニウムと思われる藻体が群生している様子です。
 水草(種子植物)のミニチュアのように見えますが藻類の仲間です。
 
水中の木製の杭の表面に緑色のカーペットのように着生していました。
 大阪府の池では冬季から早春にかけて観察できます。
 (この写真は反射光を使って撮影しました。)

写真02
 観察倍率 :40倍(スケールは1mm)
 藻体を基質から分離した様子です。
 水草(種子植物)とは異なり根はありません。
 藻体は長さ数mm程度でした。
 藻体を包む寒天質は観察できませんでした。
 (この写真は透過光+反射光を使って撮影しました。)
写真11
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Since 2005/9 Copyright 2007 Neko no Shippo

分類   : ケトフォラ(1) (ケトフォラ目 ケトフォラ科) 
       Chaetophora sp. )
採取地   :山地湖沼(大阪府 池) 2009年5月採取
 
       水温21.5℃ pH6.6
 
 
(1) 藻体の全体像

 

写真13
 
 
観察倍率 :40倍(スケールは500μm)
 ケトフォラと思われる藻体が群生している様子です。
 比較的、自然な状態で撮影しています。
 球形の塊状の群体を形成しています。
 
写真14
 
 
観察倍率 :40倍(スケールは500μm)
 藻体を押しつぶした様子です。
 糸状体が中心から放射状に伸びている様子を観察できます。
 まるで緑色の花火のように見えます。
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最終更新日:2009/6/7
製作者:NaCl & Au

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(1) クラミドモナス目 →遊泳性または不動性(遊泳性のものは単細胞)
 (2)オオヒゲマワリ目 →遊泳性・群体
 (3) クロロコックム目 →単細胞・不動性
 (4) ヨコワミドロ目(1) →クンショウモ・アミミドロのなかま
 (5) ヨコワミドロ目(2) →イカダモなど、定数群体
 (6) ケトフォラ目 サヤミドロ目 →糸状体
(4) 細胞の構造

写真08
 観察倍率 :1000倍(スケールは10μm)
 写真02の藻体の先端部に近い場所の細胞を拡大した様子です。
 細胞内部には葉緑体とピレノイドを観察できます。
 ピレノイドの数は1個です。
 矢印の先の細胞の直径は約6μm、長さは約22μmです。

写真09
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 細胞が太く成長している場所の様子です。
 葉緑体は細胞壁に沿って帯状に伸びています。
 1個の細胞内に複数のピレノイドが見られます。
 矢印の先の細胞の直径は約18μm、長さは約31μmです。
 細胞の直径や長さは水野(1964)*1のStigeoclonium lubricumの記載に
 ほぼ一致しています。

 *1日本淡水プランクトン図鑑 保育社の原色図鑑38
  水野壽彦 保育社 1964
  p208, 第77図版, 図10.
(5) 細胞の構造

写真19
 
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 糸状体の先端部の細胞です。
 葉緑体は帯状で細胞の内壁に沿って分布しています。
 細胞内にピレノイドが一個見られます。

(4) 糸状体の中軸部

写真18
 
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 糸状体の基部(群体の中心部)を拡大した様子です。
 
糸状体の基部の細胞は葉緑体が縮小しています。
 樽型の細胞も見られます。

(2) 糸状体の先端部
 

写真15
 
 
観察倍率 :400倍(スケールは50μm)
 糸状体の先端部を拡大した様子です。
 分岐は粗いですが、多数の糸状体が放射状に密生しています。
 群体を包む寒天質は不明瞭です。
 糸状体の長さは均等で、群体の先端が円弧を描いています。
 
写真16
 
 
観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 糸状体の先端部をさらに拡大した様子です。
 細胞の長さは10〜35μm、太さは4〜8μm程度です。
 カマ状に曲がっている先端細胞が時折見られます。
(3) 樹枝状体の構造

写真05
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 さらに拡大すると、細胞が一列に並んでいる様子を観察できます。
 矢印の先の主幹から側枝が分岐しています。
 
主幹の細胞は短い円柱状、または樽状です
 この場所での主幹細胞の直径は約10μm、高さは8〜14μm程度です。
 側枝は主幹よりも細く、細胞は長い円柱状です。
 側枝の直径は7〜8μm程度、高さは9〜12μmです。

写真06
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 細胞が太く成長している場所の様子です。
 写真05と比較すると細胞は全体的に大きくなっています。
 矢印の先の細胞の直径は約13μm、長さは約25μmです。
(2) 分岐の観察

写真03, 04
 観察倍率 :1000倍(スケールは100μm)
 写真02の藻体を高倍率で観察しました。
 藻体は細かく分岐して樹枝状体を形成しています。
 分岐のパターンに規則性はないようです。
 主幹(木の幹に似た構造)と側枝(枝に似た構造)の違いは不明瞭です。

スティゲオクロニウム(1) Stigeoclonium sp.
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写真01
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(4) 側枝先端部の構造

写真10
 観察倍率 :1000倍(スケールは100μm)
 写真02の藻体の側枝先端部を拡大した様子です。
 側枝の先端部は非常に長く伸びており、葉緑体が見られません。

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写真02
新着情報
2009/ 6/ 7 更新
 スティゲオクロニウムを追加しました。
  (写真01〜12)
 ケトフォラを追加しました。
  (写真13〜19)
写真19

20μm

20μm

100μm

50μm

20μm

写真04

100μm

1mm

500μm

写真11
 観察倍率 :1000倍(スケールは50μm)
 こちらも写真02の藻体の側枝先端部を拡大した様子です。
 先端細胞の長さは86μmです。

写真12
 観察倍率 :1000倍(スケールは50μm)
 こちらも側枝の先端部ですが、細胞は写真10,11ほどには伸びていません。
 先端細胞は葉緑体が薄くなっており、長さは約40μmです。

主幹→

写真12
写真09

100μm

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(4) 付着部の構造

写真07
 観察倍率 :1000倍(スケールは20μm)
 写真02の藻体が基質に付着している部分を拡大した様子です。
 この部分の細胞は太い樽状です。
 陸上植物の“根”に相当する構造は見られません。
 矢印の先の細胞の直径は約15μm、長さは約11μmです。

側枝→

 ケトフォラ目サヤミドロ目は細長い糸状の群体(糸状体)を形成します。
 ケトフォラ目の仲間は樹枝状に細かく分岐した糸状体を形成します。
 サヤミドロは無分岐で糸状です。アオミドロやホシミドロは名前は似ていますが、
 緑色植物門 車軸藻綱に属しており、サヤミドロとは系統が異なります。

 * ケトフォラはカエトフォラとも訳されます。

20μm

写真14

50μm

10μm

写真03
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写真18
写真17

50μm

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