
ここでは、スギの雄生殖器官(雄花)の観察結果を紹介します。花粉の写真は少ししかないですが、ご容赦ください。


スギの分類というと、「針葉樹」を思い浮かべますが、大きくは種子植物の中の裸子植物に属しています。裸子植物は、裸出した胚珠に花粉が直接着生して受精することで定義されていますが、被子植物のような美しい花を咲かせないことも特徴です。写真1はスギの雄生殖器官で雄花とも呼ばれます。 雄生殖器官は写真2に見られるように枝の先端付近(赤色の矢印)に付きます。
写真1 (sugi_001)
写真2 (sugi_002)
2006/3/6 作成開始
雄性生殖器官(雄花)の断面
写真3 (sugi_003)
魚のうろこのような構造は鱗片葉と呼ばれます。鱗片葉の表面に花粉が付着している様子が観察できます。黄色い矢印の方向に 雄生殖器官の先端があります。すこし松毬に似ていますね。
観察倍率:40倍
採取:2006年3月 (茨城県)
先端方向
1 mm
写真4 (sugi_004)
先端方向
1 mm
先端方向
1 mm
写真5 (sugi_005)
雄生殖器官の断面です。鱗片葉の内側に袋のような構造が見えます(赤色の矢印)。ここに花粉が格納されていたのでしょうか? 切り方が上手くなかったので、花粉が無くなってしまいました。
黄色い矢印の方向に先端があります。
観察倍率:40倍
採取:2006年3月 (茨城県)
1 mm
写真6 (sugi_006)
砂粒を撒いたように見えますが、これはずべて杉の花粉です。一つの雄生殖器官からこれだけの花粉がこぼれてきました。花粉はさらさらしていて、ちょっとした風で吹き飛ばされます。
観察倍率:40倍
採取:2006年3月 (茨城県)
