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FP(ファイナンシャル・プランナー)は、お金の専門家です。
住宅購入、教育費の準備、老後の資金計画などをはじめ、個々の家庭が抱える夢や目標を経済的な面でお手伝いするのが、私たちFPの役割です。
と、いうことで・・・
このコーナーでは、FPあきんこが金融商品や保険の新商品などを紹介しています。
気になる金融・保険商品、マネーライフでの疑問などがありましたらご一報ください。
次回テーマとして取り上げていきたいと思います。 |
「雨が降ったら五千円相当の伊勢エビかアワビを無料で差し上げます」。
これは三重県に在る、庭園自慢のある旅館が宿泊者向けにはじめたサービスです。
例年よりも多くの雨が降った今年は宿泊者が減って、旅館の収益は大きく落ち込んだはず。それなのに、どうしてこんなサービスが・・・
それは、この旅館が「天候デリバティブ」という一種の保険商品を利用していたからなのです。
この商品は、例年に比べて「雨が多く降った」「一定の気温を超える日が少なかった」などといった条件を事前に決め、その条件通りの天候になったら一定の補償金が支払われるという仕組み。
天候デリバティブは、主にレジャー施設や飲食店、建設業など天候に左右される商売を営む企業が契約者となり、安心を買うための契約料(=オプション料)を損害保険会社に支払います。
前出の旅館は、降水量が五ミリメートル以上の日が増えるたびに補償される契約を損害保険会社と交わしていたため、結果的に自分の懐をいためることなく、宿泊者へ豪華なサービスを提供でき、宿泊予約の減少を最小限に食い止めることができました。
全国でも有数の多雨地帯である三重県では、最近とくに天候デリバティブを有効利用する企業が増えており、地元銀行もその代理仲介販売に積極的。これまで小規模事業者にとっては重荷だった契約料も、最近は「三十万円程度から」と小口化し、その利用は拡大しています。
この商品は、銀行以外でも、一部の大手商社、損害保険会社などでも取り扱われています。これからの季節であれば、冬場の気温や積雪量にデリバティブを利用するのも一手。天候をリスクと考えるご商売を営まれている場合は、是非、検討してみてはいかがでしょう。
また、消費者である私たちにとって嬉しいのは、実際に補償金を受け取った場合、顧客にもその一部を還元するという企業が増えていること。旅行やイベントなどの予定を立てる際には、天候不順によって被る不利益を多少なり和らげてくれるサービスが提供してもらえるかを事前に調べておくといいかもしれませんね。
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