海外旅行その3
ドイツ・オーストリア
我が家ではビールやワインが日常的に消費されるが(・・非日常的な量だと思うが・・/にょん談)、中でもにょんにとってドイツのピースポート村で生産されるワインは生活に欠かすことの出来ない存在となっている。
今回、ピースポート村でのワインとの出会いを最優先と考え、ドイツへの旅券を手に入れた(・・ついでにオーストリアもウイーンだけ攻略することにした・・/にょん談)。
2005年6月10日
成田は遠い。
朝、まだ暗いうちから起き出して、大きな旅行かばんをラッシュ前の電車に運び込む(・・まいまいは60Lザック、にょんはお着替えがいっぱいあるのでスーツケース、プラス20Lザック・・/にょん談)。
金曜日の朝だが、早い時間の電車の中は驚くほど空いている。
会社の始業時刻がいつもよりも二時間早ければ、毎朝このガラ空きの電車で通勤できるのに。当然、終業も二時間早くしてね。
成田のターミナルビルを間違えて(と言うか、ホームページと旅行会社で確認した時、第一ターミナルだって教わったんだけど、実は第二になっていた)時間をくったお陰で、搭乗二時間前ぎりになってチェックイン。もう窓側の席はいっぱい。ちぇ〜!
荷物を預けて身軽になったところで、例によって空港のお食事処で朝ごはん。それ程時間に余裕があるわけではなかったので、搭乗口に着いてしばらくで搭乗開始となった。
例によって飼育場の豚のように、規則正しく起こされてご飯を食べてまた寝る、と言ったフライトを楽しんだ後(・・楽しいのか?おい・・/にょん談)、ウィーンに到着。市街地までは空港に乗り入れている電車に乗って約三十分だ。
電車の切符は、駅のホームの自販機で買う。
買い方が良くわからないで、空港のインフォメーションに聞きに行ったまいまいだが、ホームに戻ると直ぐに電車が発車するようで、待っていたにょんに急かされて二人分の切符を買う。
にょんは、ほかの人が買っているのを見て学んでいたけど、まいまい情報の確認を待っていたそうだ。
しかし、まぁ、電車に乗ってから検札が来るわけでもなく、駅から出るときに集札口があるわけでもなく。この切符、意味あんのか? の疑問符を抱きつつ、ホテルのあるツィーグラーグラッセ駅に到着。とりあえずチェックインして、明日の移動に使う国境越えの電車の確認にウエストバーノフ駅へ向かう。さんざっぱら待たされたが、インターネットで予約した時に出力したシートでOK
らしく、ついでに駅のコインロッカーの場所も確認して、ホテルへ戻った。
本日の夕飯を物色に出かける。
食べ物屋さんは数々あれど、それ程お腹も空いていないにょんまい。街中にあるスーパーで、ハムとチーズとビールを買い込んで、それを夕飯とした(・・スペイン コスタデルソルのスタイルだね・・・にょん談)。
ホテルは古いけれどもとても天井が高くて、シックな雰囲気。
にょんまいの部屋は一階だったが、奥にパブがあるらしく、三時過ぎ迄ピアノの音と酔っ払いの声がしていた。音楽の都では、パブにピアノは付き物なんだなぁ、なんて妙に納得の夜、であった。
6月11日
ビュッフェ式の朝食を済ませ、さっそくホテルをチェックアウト。そのままウエストバーノフ駅へ大きな荷物で向かい、コインロッカーに預け、身軽になってシェーンブルン宮殿へと向かった。
地下鉄でほんの十五分程度で、ロココの殿堂、シェーンブルン宮殿へ到着。
こちらは入場券を買って中に入ると、昔の携帯電話みたいなガイドフォン(でかくて重いの)を貸してくれる。
これを聞きながら、部屋番号順に進んでいく。このガイドフォンのお陰で、かなり楽しめた。でも、ガイド付きのツアー客と抜きつ抜かれつで、かなりうざかった。じっと通り過ぎるのを待っていると、次のツアーが現れる。でもって、ガイドの声がでかいのよ(・・ガイドとは うざいものだと 決まってる・・/詠み人にょん)。仕方ないけどね。そういう場所だから。
宮殿内を堪能して、広い庭を歩く。小高い丘の上に建てられたグロリエッテを見るためにこの丘を登る。庭の途中できれいなバラ園を楽しんでから、いざ丘登り。当然なんて
ことなく登っちゃうんだけど、グロリエッテはレストランになっていた。ここでビール飲まなきゃあ、にょんまいじゃあんめぇって事で、レストランの庭先に作られたテーブルにてビールをぐびぐび。ちょっとした丘を登った後なのでかなり美味かった。帰りに敷地内の動物園を通って帰ろうかと思ったが、購入したチケットでは入場できなかったらしいので、素直に一般道を下る。
たくさんの人が敷地内を走っていて、ゲルマン民族も健康づくりに余念が無いのねぇ、なんて感心してしまった。
宮殿を後にして、またしても地下鉄で市立公園へ。この公園の中には、有名人の銅像が点在している。
まずはワルツ王ヨハン・シュトラウス。花に囲まれた小舞台の上で、彼は金色に輝いてバイオリンを弾いていた。
シューベルトの像に向かって歩いていると、鳩とアヒルが群れなしていた。飛行機で出たビスケットをバッグの中に忍ばせていたまいまい。これを取り出して彼らに上げる。怖いぐらいの勢いで突進してくる鳩たち。えーん。アヒルにあげたいのにー! と思っていると「あ〜、ビスケットあげてるぅ」と日本語を話す地元のちびっ子たちが寄ってきた。お
前ら、鳩か? 「ビスケット、あげる?」と、中の一人ににょんの分のビスケット袋を渡すと「鳩なんかにあげるのもったいないよぉ」と、群がって食べていた。
やっぱ鳩だ。お前ら……。
気を取り直して、シューベルト。こちらは偉そうにふんぞり返って座っていた。
その後またしても地下鉄で、今度は都心部に向かう。
駅からホーフブルク宮殿に向かって歩く途中で、チョコレートのデメル本店がある。こちらのカフェは盛況であった。人の流れが多くて、目の前に大きな塔が立っている雰囲気は、さながら大阪の通天閣はんの足元みたい。宮殿をぐるっと歩いて裏側に行くと、途中にモーツァルトの銅像があった。足元にト音記号の花畑を従えた彼の銅像は、観光客がひっきりなしに被写体としてシャッターを切っている。にょん
まいも写真を撮って、お次はゲーテ像。親愛なるゲーテの足元でおんなじポーズのにょんをカメラに収めて、遅いお昼にホテルザッハーのザッハトルテをいただいた。なんともミーハー。
今日は夕方から国境を越える。ウエストバーノフ駅に戻って、予約してあった電車を待つ。国境越えのこの超特急は、4時間程度の乗車。中ではちびっ子がきゃーきゃー大騒ぎで、かなり落ち着かずに頭が痛かった。
ミュンヘンに到着。駅から歩いて10分程度の所に宿を確保していた。
荷物を落ち着けて、早速ビアホールへ!
白ソーセージで有名なミュンヘンは、ビールでも超有名。特にヒトラーが決起したホーフブロイハウスは、観光バスが乗りつけるほどだ。
白ソーセージは午前中で終わってしまう(鮮度が命、なんだって)と言う情報を旅の最中に見つけたまいまいは、仕方なくこ
れを諦め、ビールと普通のウィンナーで我慢。それでも、感動的なザワークラフトとマッシュポテトの味は忘れがたかった。
6月12日
実は、朝9時からここらのビアホールは営業するらしい。
堅物ドイツ人ぽい。オフィスタイムとおんなじ開店時間だって。
でもま、今日から車で移動なので、結局白ソーセージは断念であった。
早い時間に都心部を抜けて、早速高速道路(アウトバーン)へ。高速の看板はスペインと同じだったのでわかりやすかった。欧州での運転も、二年前のスペインでかなり慣れたため、全く問題無い。道の上にはベンツやBMWやワーゲンがごろごろ居るんだけど(にょんまいの借りた車もベンツでした)、考えてみたら、ここではみんな国産車、なんだよね。トヨタや日産みたいなもんだ。それでもにょんは「ひえ〜、ベンツがいっぱい〜〜」と妙に興奮していた。
本日は、ヒトラーの別荘があったベルヒテスガーデンに向かう。
こんなところ、日本のツアーじゃ滅多に行かないと思う。日本人含有率の低い場所。気温も低かったけど(爆)。(・・ベルヒテスガーデンは、にょんの3大目的地のひとつめ。仮想戦記に凝っているにょんは、舞台としてよく描写されるこの場所を一目見たかったのだ・・/にょん談)
車をがんがんとばして、目的地の駐車場へ車を納め、さて、これからどう行くのだろう?と、土産物屋兼インフォメーションの中に入る。
何故か迷彩服の米兵がたくさんいて、もろにムサク
ルシイ。土産屋の女の子にどうやってエレベータに乗るの?と聞いたらバスで行くんだよと教えてくれたので、一番近くのバス停に様子を見に行った。でも、目的地が違うみたい。もう一回聞きに行くと、バス停の場所を教えてくれたので、そのバスに乗る。感じ悪いガイドツアーの連中と一緒になっちゃったけど、ま、着いたら別行動さ。バスの中でよくある観光地のご案内放送を聞くとはなしに聞いていると「バスを降りる際、スタンプを押してもらうように。これ、注意ね」なんて英語のアナウンスがあった。「ねぇねぇ、今、スタンプ押してもらえって放送あったよ?」「ああ。これの事じゃん?」乗車のときに切符に穴を開けてもらったんだけど、それを指差すにょん。ちょっと違う気がする、と思ったけど、そのままヒトラーの別荘ケールシュタインハウスに向かった。
きんきらきんのエレベータに乗って、よく20世紀の映像ドキュメンタリーなんかで出てくる別荘前のテラスに立つ。さ、さみー!天気が今ひとつだったので、山頂にはガスがかかって、せっかくのオーストリアアルプスの景観は楽しめなかった。けど、歴史の只中で激動の世界を見下ろしていた場所に立っていると思うと総毛立つものがある。「雪が残ってる
から、右側により過ぎちゃだめよぉ」なんて、降りてきたおばちゃんに声をかけられ、「ダンケシェン」とご挨拶。ほんとにそう言ってたか、細かい所は気にしない(爆)。
体が冷え切ったので、ムッソリーニがヒトラーに贈った暖炉のあるレストランでコーヒーを飲む。あったまってバス乗り場に戻ると、土産物屋の隣に事務所が。そこの窓に「ここでスタンプを押して、帰りのバスの予約をしなさい」と張り紙がしてあった。これじゃん。スタンプ。早速おじさんに帰りの切符を見せると、次のバスにねじ込んでくれた。ダンケ。おっさん(・・やっぱ、ハーケンクロイツのついた御土産は、売ってなかったなぁ〜ドイツ人は糞真面目だね。妙な憲法まだ変えないで・・って、憲法に関しちゃ日本の方がもっと馬鹿かぁ・・/あきれにょん談)。
無事に車に戻り、本日の宿フィーア・ヤーレンツァイツェンへ。この宿は日本でにょんがFAXのやり取りをして予約したホテルの一つだ(・・スペイン、ポルトガルの時からのパターンだね・・/にょん談)。昔の貴族の別荘かなんかを改築してホテルにしてるみたい。非常に複雑な構造で、フロントに行き着くまで結構苦労する。チェックインを済ませ、部屋に入ると、見事なオーストリアアルプスの山並みが目の前に広がっ
ていた。まいまいは寒くて疲れてしまったのか、ずっと酷い頭痛に悩まされていたが、この景色を見て少し元気を出す。山の上では酷い天気なのに、下界では上天気だったりするのは良くある事だ。夕飯がてら、ご近所を散策。カフェを2軒ハシゴして、ビール三昧。頭痛くても、これだけはちゃんと飲んじゃうところがまいまいだよなぁ(・・休肝日は、年2回のひと・・/にょん談)。
6月13日
今日はメインディッシュ。ノイシュバンシュタイン城へ向かう(・・にょんの3大目的地のふたつめ。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルだよん。小学校の頃から唯一行ってみたかった「城」、他は滝や極地といった自然か古代遺跡ばっか行きたかったもんなぁ・・/にょん談)。白鳥城の別名を持つこのお城。とてつもなく美しい外観
だ。まいの母ちゃんが持っていた『戦争と平和』の表紙は、このお城の写真であった。そのため、まいもかなり若いときからこのお城に対して憧れを抱いていたんだけど(まいかあちゃんも行きたがっていた。すまん。先越した)、にょんは世界で一番きれいな城はこれだっ!なんて、行く前から大興奮。今回はこの城の足元にちょっとリッチなホテル(イエーガーハウス)を確保して、2日かけて堪能を決めていた。
車をこのホテルのガレージに預けて、約30分、馬車の落とした馬糞をかいくぐり城までの斜面を登っていく。結構長かった。城の出入口は入場を待つ観光客でひしめき合っている。麓のチケットセンターでチケットを購入し、そのチケットに書いてある番号のグループごとに入場するスタイル。今日のにょんまいは、城の外観を楽しもうと思っていたため、ここはちらっと見ただけで、少し離れたところにあるつり橋(マリエン橋)へ向かう。ここからの眺めが、観光客にとって一番の絶景だそうだ。城を回りこんでかなり急な坂道を登って、山道に入る。山道からはほんの少しでつり橋に着いた。ここでも凄い人出。写真とるのも苦労する。ここでまいまい、城に向かって右手の山にケーブ
ルカーが登っていくのを発見。早速下山し、あのケーブルカーについての情報をインフォメーションに求めた。
インフォメーションのおやっさんに「ケーブルカーが見えたんだけど、あれからお城は見える?」と聞くと「あれは、終点に着いたら木が邪魔して城は見えなくなるよ。昇ってる最中だけだね」なんて教えてもらう。ちっ。じゃー行ってもしゃーねぇなぁ。でも、あの角度から見るお城が一番被写体に選ばれてるよねぇ、なんて話しながらお土産屋さんの前を通る。「あ、これ、その角度じゃん!」にょんが目ざとく見つけたパウチされたポスターは、雪化粧された美しいお城の写真だった。そのポスターを買うことにしてお店の人に「これ、どこから撮ったの?」と聞いてみる。「ヘリコプターよ。わっはっは」無意味に良く笑うおばちゃんに種明かしされて、にょんもその場所に行く事を断念した。こいつ、藪コギしてでも行こうとしてたもんな。付き合いきれんよ。全く(・・よくある美しい写真は、ヘリからだったとは!絶望!・・/にょんぼやき)。
その土産物屋でついでにビールを引っ掛けて、ホテルに戻る。フ
ロントに日本人の女性が立っていて非常にスムーズにチェックイン。このホテルは、T/Cの両替に手数料を取らない!今がチャンス!と、現金をゲットして、意気揚々でご近所のテラスでまたしてもビールをぐびぐび。部屋に戻って、ウェルカムチョコレートを肴に、今度は持ち込んだカバ(こっちだと、フレシネのカバが約3ユーロだった。日本じゃだいたい1500円ぐらいするのに…)をぐびぐび。飲んでばっかじゃな。わしら(・・ついに「ら」になったか・・/にょん談)。窓から見えるお城二連発を堪能しつつ、飲んだくれて夜が更けるのであった。
6月14日
朝一で城見学の予約を入れていたにょんまい。今日はにょんがドレスアップして写真を撮りまくる日だ。お化粧に余念の無いにょんねぇさん(・・えりかですよろしくぅ・・)を連れて、まずは湖(アルブ湖)で何枚か写真を撮る。その後、チェックアウトしてチケットセンターへ。この城は、ツアーでしか入城できないのだ。予約のツアーのチケットを手に入れて(日本人のツアーに混ぜられた)、馬車に乗って城へ向かう(・・わざわざ海外でゴスロリコスプレするのは、東洋人以外になら素でも女性に間違えられるんだから、メイク&コスチュームなら大丈夫ってプランだったのに、日本人のツアーは嫌だなぁっーて訳で、城内では下向いてました・・/えりか談)。城の中は、まだ城建設中なのに王様をクビになったルードヴィッヒ2世のおバカさ加減が炸裂していた。何しろ、城の中に人口の鍾乳洞があるんだよ?バカでしょう?見た目とってもきれいな子が、実は頭空っぽすぎてなんじゃこりゃ、と落胆を通り越して笑っちゃう状態(わかりづらい説明だな)。やー、笑った笑った。バカ過ぎて。帰りは斜面をたったか下って、車に戻った(・・えりかもヒール靴でたったか下ってた。車内で全身着替えメイクも落としてにょんに戻った・・/にょん談)。
今日のお宿は全然決めていない。「どこら辺にする?」「そーだなぁ、ピースポート村に行きたいから、出来るだけ近いところがいいかな」なんて会話をアウトバーンでして、結局ヴォルムスって町に落ち着いた。途中、アウトバーンのサービスエリアみたいなところでお昼を食べた。ドイツは英語を喋れる人の割合が低くて(それは日本も酷いけど)、ドイツ語が全くといっていい程わからないにょんまいにはかなり辛かった。かえってスペインの方が英語表記が多く、英会話も通じた。でもって、このサービスエリアでパスタを発見。おばちゃんになると英語も通じないので、身振り手振りでやっとパスタゲット!ん
まかった。これが。でも、ドイツ人て親切な人が凄く多かったので、言葉が通じなくても結構優しくしてもらえた。
ヴォルムスでガイドブックに載っていた大聖堂の側のホテル(クリームヒルデ)を探す。古い町のようで、道が細かったり一通が多かったりで少し戸惑ったが、何とか宿を確保。ついでに駐車場も確保した(・・スペインの轍は踏まなかった・・/にょん談)。
この宿は、1階がレストランで、2階がホテルのガストホーフ。よくファンタジーなんかで出てくるスタイルの宿だ(・・スレイヤーズでリナとガウリィが馬鹿食いしてる宿のイメージ・・って、知ってる人は少ないか・・/にょん談)。町をぶらぶら歩いてビールをまたしても飲む。夕飯は宿の1階で摂ってみる。ここら辺はラインワインの名産地のど真ん中なので、早速ワインを堪能。宿のチャーミングなねぇちゃんにいろいろセレクトしてもらって何杯も色んなのを飲み比べ。結構酔っ払った。それでもお部屋は階段上がったところにある。いーね。ドイツ。これ、結構合理的だね。日本でもこんな店があればいいのになんて思っていたが、考えてみたら飲み屋の2階が宿って、昔の赤線関係そんな感じじゃん、などと思い巡らし、日本はそっち系かぁ…などと妙に脱力したのであった(・・ねこは物知りじゃのぅ・・/にょん談)。
6月15日
本日はまいまいのメインイベント、ピースポート村へ参上!である!ここのワインが、世界で一番好きなにょんまい。特ににょんは、ドイツワイン、しかもこの村産のワインばっかり飲んでいる(・・ばっかりじゃないけど、ピースポーター産が最もフルーティだから。日本の白ワインの甘さは作られたっぽくて嫌いなんだ・・/にょん談)。作ってる町を見て、その町でワインを楽しむ。今回の旅行は、この町が目的と言っても過言ではないかもしれないぐらいの入れ込みようだ(・・にょんの3大目的地の最後だよん・・/にょん談)。こんな旅の企画、やっぱ酒飲みじゃないとせんわな。
村へ行く前にちょっと寄り道。アウトバーンはかなり速く移動できる事がわかったので、美味しいとこ取りでライン川下りを企画。ローレライの岩と猫城だけ見て帰ってくるプランだ。オーバーヴェーゼルと言う、ライン川下りの観光船の船着場のある町に辿り着き、まずはパーキングに車を預ける。ドイツのパーキングは、道端にPと書いてある看板があって、料金を払う機械で先払いのチケットを買い、それをフロントガラスの見えるところに置いておくスタイルが多かった。ここもそう。船着場にはまだ人も少なくて、チケットも売り出すまで少し待つようだ。公園のベンチで待っていると、カブリオレ(が結構走っていた)に乗ったおばちゃんがご
出勤。ボタン一つで屋根がウィーンと出てくる。かっちょいーぞ。BMWだしっ!「せっかくレンタカーなんだから、あんなの借りたかったよぉ」とにょんに言うと「うちはオートマでリ
クエストだから、あの車種しか無かったの」と返された。ちぇー!ヨーロッパはオートマが少ないのだ。このおばちゃんがチケット売り場の人。隣のセントゴアールまでの往復チケットを購入して、船が来るのを今か今かと待ち受ける。それにしても、ライン川の往来は結構激しい。人が鈴なりになった観光船が何艘も行きかう。にょんまいの乗る船が船着場に着くと、船の中はツアー客で一杯だった。しかも、日本人ばっか。「あらぁ、どこ行っても日本人ばかりねぇ」なんて、ツアーのおばちゃんが話している。そりゃ、お前らが行くとこはそーだろーよ。そんなとこに行くツアーなんでしょ?そんなことを思いつつ、甲板に陣取る。船内放送でローレライのご案内が、ドイツ語、英語、日本語の順で流れる。日本語の時には、もう通り過ぎていた。隣の船着場で降りるので、早速降り口に向かうと、既に降りる行列ができていた。日本のツアーは、ここで降りてバスに乗り換えるものが多いみたい。ま、ローレライ見たら満足だよね。20分後にここから出航する帰りの船は、恐らく10人程度の客しか居なかった、当然、日本人もにょんまいのみ。静かな船の上で、猫城とローレライを堪能した。
車に戻って、いよいよモーゼル川へ向かう。途中、小さな町で道がわからなくなりかけたが、なんとかピースポート村へ到着できた。川へ向かう斜面は広大なブドウ畑(リースリング種)が広がり、日の
光を受けて緑色に輝いて見える。モーゼル川は柔らかな曲線を伴って、優しげに流れていた。これ程までに美しい風景を考えていなかったので、すっかり感動のにょんまい。ピースポート村の道路標識の前で、何枚も写真を撮った。
この近くに泊まるところを探したかったか、いかんせん、観光地でもないこんな所の資
料は、日本では手に入りづらい(・・というか、無理だった・・/にょん談)。近くの町のインフォメーションに行ってみようと思っていたが、村へ向かう途中の丘の中腹に、フォークとナイフとベッドのマークの看板を発見。
更に「WINEGUT」と書いてある。試飲のできるワイナリーみたいだ。しかも、泊まれるみたいっ!
早速中へ入って交渉。丘の中腹のため、テラスからの眺めが素晴らしい『モーゼルパノラマ』は、ご主人のおじさんが英語を話せるとても居心地のいいガストホフだった。
チェックインをして、テラス席でワイン三昧。
土の香りさえするような、力強い葡萄の風味。さわやかな甘さの中に、どっしりとした旨みがある。ここの空気のエッセンスなんだろうか?それとも、この景色が与えてくれる感動のエッセンスなんだろうか?
我が家で飲むこの土地のワインももちろん美味しいのだが、求め続けてやっと手に入れた味を堪能できるひと時に、にょんまいとも感動しながら何度も杯を開けた(・・日本で飲むピースポーターのワインを遙に上回るフルーティーさ!もう一度来たいな・・/にょん談)。
6月16日
あいにく、にょんまいも宿のおじさんも英語が得意ではなかった
ので、おじさんがワインを作っている事を知ったのは、この宿を出る時だった。
昨夜の感動的なワインをお土産にしようと、レストランで飲んだアウスレーゼを2本、お土産用に購入。おじさんはそれらと一緒に、オーダーしていないクーベーアーのボトルを持ってきた。
「これはキミたちにプレゼントだよ。私が作っているんだ。ほら」(in
English)
ボトルにはモーゼルパノラマの名前入りのエチケットが貼られていた。残念!もっと早くそれを知っていたら、夕飯の時そのワインもオーダーしたのに!
ワインをもらって、おじさんのおっきな手のひらと固い握手をしてから、ピースポート村を後にした。
今日の宿は、グリム童話で有名なスリーピングビューティーのお城のモデルになった古城ホテル『ザバブルグ城』。日本でも人気の高い宿なので、今回はHISに予約を依頼した。すんなり特別ルームの塔の部屋を確保できて、今日は古城三昧だ。ラプンツェルの初版本の挿絵モデルになった『トレンデンブルグ城』にも出かけて、こちらのレストランのテラスでコーヒーを飲む。今朝、宿のテラスでお別れをした猫にそっくりな猫が、にょんまいの足元にご挨拶に来た。喉の下をかいてあげると、気持ちよさそうにゴロゴロ。どこの国も猫の反応は一緒だね(・・猫はいつ会っても、可愛いね・・/にょん談)。
ラプンツェルの長い金髪の幻を見るような、長い髪を三つ編みにしたホテルのおねぇちゃんに別れを告げて、一路ザバブルグへ。ドイツの田舎道は、つくづく北海道の田舎に似ている。これから雌阿寒岳にでも登りに行くような雰囲気の道をひた走る。
案外すんなりとホテルに着いた。
しかし、ここからがすんなりとは行かなかったのだ。
今回の宿はHISに依頼したと前述したが、ホテルに着いてみると特別ルームでは無い部屋に通されてしまった。この部屋で予約を受けたと言うのだ。にょんまいがオーダーした部屋は、かなり奮発して一般の部屋の約倍近くする部屋だったのに。絶対おかしい!と、猛烈に言い募るにょんまい(にょん80%、まい20%の割合・笑)。国際電話でHISに電話すると、日本はもう閉店時間、ロンドン(ヨーロッパの緊急センター見たいなところがあるらしい)はわけのわからないボケたっぽいじーさんが出てきて(恐らく記載の電話番号が間違っていた)2回目にかけたら一方的に切られてしまった。
絶体絶命だ。
「こうなったら、差額を支払って、意地でも塔の部屋に泊まってやる!差額分はHISに請求するぞっ!」にょんちゃんはすごい剣幕。そうだよね。詐欺に会ってる気分だったもん。そうこうしていると、フロントのお姉ちゃんが疲れきった顔で奥から出てきた。このお姉ちゃんもあんまり英語は得意じゃないみたい。でもま、ロンドンに電話して(古城ホテルの予約センターみたいなものがあるらしい)にょんまいの予約確認をしてくれたそうだ。そうしたら、ロンドンの指示ミスで、ごめんなさい、だって。泊まれりゃいいのよ泊まれりゃ。そのお姉ちゃんが言うには、部屋はもういっぱいなんだけど、もしもの時のために必ず一部屋空けておいてるんだって。そこに泊まってもいいよって事になった。ああ。良かった。と言うわけで、たどたどしい英語力でも凄い剣幕で怒り散らせば何とかなることを実証したにょんまいであった。
お城を堪能するために、早めに着いたのが幸いした。チェックインの客がほかに居なくて、ホテル側もにょんまいに時間が割けたという訳。
部屋に落ち着いて、早速撮影準備。にょんねえさんは持ってきた2着目のゴスロリドレスを着て、お化粧に余念が無い。まいまいがこう言っちゃ何だけど、確かににょんちゃんは手足が細くてズドンとした服ならウェストのくびれも気になんないから結構イケてる。まいまいが隣に並ぶとデブが目立って非常に不愉快な写真になる(・・自分で言うのもなんだけど、この歳で結構可愛い写真が撮れてうれしい!特に、緑のドームの中でいすに座っている写真が一番お気に入り・・えっ?、カメラマンの腕だって?・・まぁ、それもあるね・・/えりか談)。そんな写真をパチパチ撮って、お城を堪能した(・・ノイシュバンシュタイン城の時は、日本人が多くていまいちだったけど、ここ、ザバブルグ城の塔の宿泊客しか入れない中庭は、花咲き乱れた遺跡のようで、撮影場所として最高だった!こんないいとこ見つけてくれてありがとうね、まいまい。ここが、一番記念になったよ・・/にょん談)。
後は、例によってテラスの席でビールを堪能。夕飯はホテルのレストランで、かなりおいしいガーリックスープとホワイトアスパラガス(ドイツの初夏は特別メニューが出来るほど、ホワイトアスパラガスが好んで食される)のスープを堪能。はっきり言って、メインよりスープが絶品であった。
6月17日
ガイドブックをベッドの中で見るうちに、明日はブロッケン山に行こう!と言う事にして、朝、朝食を済ませるととっとと行動を開始した。ガイドブックはふもとの駅からの情報しか無かったが、一か八かで途中駅まで車で行ってみた。その方が近いし、時間の短縮にもなる。運良く、その駅にもパーキングがあって、そこから蒸気機関車に乗って山頂駅まで向かう事が出来た。SLに乗るのは生まれて初めてのまいまい。カーブのたびにたなびく蒸気が見えるのに大興奮!機関車の煙突からの煙って、出始めのところはほんとに色が薄いんだね、なんて思いながら、汽車の旅を楽しむ。そうこうするうちに、山頂近くまでやってきた。線路脇には立派な登山道が続いていて、山登りを楽しむ人たちが足を止めて機関車を見上げている。山頂に近づくほどに天気が悪くなってきた。駅に着くと、普通に立っていられないほどの強風と冷たい雨の洗礼を受けた。
「こんな雨に負けてたまるかぁ!サバトの会場に行かなきゃここに来た意味がねぇじゃんかっ!」変な事に気合を入れるまいまいであった(・・せっかく日本から魔女志願に来たんだもんね・・って違うか!・・/にょん談)。
冷たい雨の中、にょんを引き連れてサバトの
会場に向かう。サバトとは魔女の祭典である。ここ、魔の山ブロッケン山の山頂は、新しい魔女志願の娘が、ヤギ頭の悪魔の肛門に接吻をして忠誠を誓うと言う儀式の場所、なのである。凄いでしょ?行きたくなるでしょ?(ならねぇよ…)雨が冷たい。風も強い。そんな中、普段の山行とは違って満足な雨具も用意していないにょんまいは、雨滴を纏い震えながらハイキングロードを歩きつづけた(っつっても駅から直ぐの所、なんだけどさ)(・・でも、傘がおちょこになったぞ・・/にょん談)。「こ、ここじゃん?」凄い醜い魔女どもが、ほうきに乗って飛び回っているイラストの書かれた看板があった。「げ〜〜!魔女っつったら、メグちゃんみたいにエロかわいい子だろが〜〜〜」にょんはショックに打ちひしがれて「早く帰ろ」と肩を落として駅へ帰って行った。感動の薄い奴め。ちなみに、ブロッケン現象の命名元はこの山だ。年間の80%はガスか雨と言う、とんでもなく人見知りの山なのだ。にょんまいと一緒の汽車でやってきたドイツ人観光客のじーちゃんばーちゃんは、駅のバーですでに出来上がった状態。一体何しにここに来たんだか?帰りの汽車の中でも飲み会は続き、とってもうるさかった。下界に近づくにつれ、日が差してきた。一体何なんだ?あの山の天気は。ま、良くある事だけどさ。
明日ベルリンに早めに入りたいので、今日はなるべく近くまでドライブ。ポツダムの南にあるビーリッツって小さな村でアウトバーンを下り、うろうろ。看板を頼りに宿を探す。と、道の脇にベッドの看板が!しかし、ここは旧東ドイツ、であった……。
ガストホフのおばちゃんは、完璧に英語がわからなかった。にょんの持ってきたドイツ語の日常会話辞典だけが唯一のコミュニケーション手段。本の一文を指差して、カタカナ表記のドイツ語を読み、交渉するにょんにょん。通じないってわかってても、どうしても異国人には弾みで英語を使ってしまうまいまい(・・今日はドイツに来て初めて旧東ドイツ圏に泊まるのだ。ドイツ語の次にロシア語を教わる世代が40年以上続いて英語が通じない世界・・あらかじめまいまいにも言っておいたのだが、猫の耳に念仏であった・・/にょん談)。おばちゃんも困惑顔だ。でも、根は悪い人じゃないんだよね。何とか泊まりたいことを伝えると、結構広い部屋に通してくれた。昨日の客が使ったままの部屋。シーツもお風呂のタオルもぐちゃぐちゃだ。でもま
。泊まれるんだったらいーよって事で商談成立。早速荷物を整理して、下のレストランに食事に降りた。
客は、にょんまいしか居ない。おばちゃんが持ってきてくれたメニューを見てもなんだかよくわかんないので、おばちゃんを交えて3人で身振り手振りで伝え合う。そのうち、まいまいも英語使うのが面倒になって、「おかーさぁん。ビール無くなったぁ」なんて日本語で言いながら厨房のお母さんに声をかけた。そしたら「なんだい?ビールなの?」って感じでお母さんもドイツ語で返事してくれて、なかなかアットホームな雰囲気(・・もしかしたら、60歳を超えてそうだったから、日本語少し通じたのかも?・・/にょん談)。ホワイトアスパラガスをげっぷが出るほどサービスしてくれて、腹いっぱいで部屋に戻った。食事の間にお母さんは部屋の掃除をしてくれていたようだ。清潔なシーツとお風呂タオルが使えて、大満足で眠りについた。
6月18日
今日はベルリンに入る。まずは借りていた車を空港に返しに行く。都心部での車の運転は避けたほうが効率がいい事はどこの国でも同じだ。空港からはバスに乗ってホテルへ向かう。まだ時間が早かったので、クロークに荷物を預け、早速ポツダムへ。恥辱の町、ポツダムは、ホーエンツォレン家のサン・スーシと言うロココ式の美しい宮殿がある(・・これで、あとベルサイユ宮殿さえ見れば、最初に行ったハプスブルク家のシェーンブルン宮殿を含めて欧州三大宮殿制覇だね?・・/にょん談)。この宮殿を見た後に、ポツダム宣言がなされた場所に行く事にしたのだ。
バスが来るまでにかなり時間があったので、タクシーに乗ってサン・スーシ宮殿へ。ハーフェルにかかる橋の上から、大勢の人がバシャバシャ水しぶきを上げて泳いでいるのを見かけた。何かのレースがあるらしい。
宮殿に着いてチケット売り場へ向かう。こちらの見学も、グループごとに分かれて各グループにドイツ語のガイドが付く。ドイツ語以外の言語については、何種類かの説明カードが用意されていて、それを参照するとわかりやすい。日本語のカードもあった。にょんまいのガイドは話が長くて、かなりゆっくり回った。実際、直ぐ後ろのグループにあおられる事しばしば。
城の中は離宮と言う事もあってこじんまりとした雰囲気だったが、中で素晴らしかったのが、食事をするための大広間だ。全てが大理石で作られた、部屋丸ごと美術品のような美しさだった。冬は寒そうだけど。
見学を終えて、宮殿内をぶらぶら。と言っても、どこまでが宮殿の敷地なのか判断に苦しむ雰囲気。
だって、門みたいなもの無いし。城の近くの建物は、比較的古くて重厚なたたずまいだし。歩いていると『サン・寿司』って感じのすし屋があった。オヤジ過ぎてついて行けん絶対零度のギャグ…それをわざわざドイツでやらんでも…などと寒い突っ込みをしつつ歩いていくと、なにやらとりどりのパラソルが!
「にょんちゃんっ! 喉、渇いたねっ!」「おしっ! ビールでも飲むかぁっ!」
当然の成り行きである(・・であるか・・/にょん談)。入ったお店は・・あちゃ〜、な甘味屋さん。ドイツでは甘味屋さんを良く見かけた(・・パフェとビールが一緒の店って多かったね。ピースポート村の泊まったとこもそうだったから、最後はいちごパフェを肴にワイン飲んだしね・・/にょん談)。皆さん超ドでかいパフェなんぞを嬉々として召し上がる。当然、おつまみ系のものも置いてなくて、ビールだけぐびぐび。それでも美味しかったけどね。
甘味屋さんの近くにタクシー乗り場があったので、タクシーでポツダム宣言のなされたツェツィーリエンホーフ宮殿へ向かった。日本が無条件降伏を宣言された歴史の焦点的建物。ここでもガイドカードを貸してくれて、それを見ながら見学ルートを追っていく。三国会談の議場にも入れて、今の平和ボケ日本を改めて考えてみちゃったりして。この話題をあまり書くと、犬が吠え立てるのでさらりと(・・米英ソは確かに二次大戦の勝者だった。最も米の物資や兵器の援助が無きゃ、恐らく英ソも敗者だったと思うが。しかし、中仏は日独以前の敗者だろうに!何で常任理事国なんだ?・・/犬吠えるの一部)。
建物を出ると、直ぐ近くに湖があったり、と牧歌的な雰囲気。ここには泊まる事もできるらしい。
再びタクシーで駅に戻る。しかし、行きの時に見かけたレースの影響で、駅前の橋は通行止めになってしまった。仕方なく近くで下ろしてもらい、歩いて駅まで戻った。ポツダムの町はうららかで平和な町であった。
再びベルリンへ。まずはホテルにチェックインしてから、街中をぶらぶら。6月17日通りをずっと真っ直ぐ歩く。途中で蚤の市をやっているのを覗いたり、『ベルリン天使の詩』で中年天使が羽を休めていた戦勝記念塔を見たり、と結構な距離をのんびり歩いた。ブランデンブル
ク門をくぐり、旧東ベルリンに入り、パラソルの下で、疲れた足を休めるためにビールをオーダー。門の近くでは終戦60周年に関連した集まりをしていて、かなり賑やかだ。この門は東西ドイツを分けていたベルリンの壁があった所でもある。名残を求めてみようかと思ったが、凄い人出なので断念した。そしてここで、ものすごい事を発見してしまったのである!
「…あれ? デパートって、土曜日は16:00に閉まっちゃうって書いてあるよ?」
これから行かんとするデパート情報を収集しようとしたところ、ガイドブックを開いていたにょんが、そんな記述を発見した。まさかそんなっ! 土日っつーたら、あんた、一番の稼ぎ時じゃないの〜〜〜! 慌ててまいまいも確認。なんとここ、ドイツでは、土曜日のデパートは16:00に閉まってしまうらしい。そして日曜日はお休みであった! お、お土産はどこで買えばいいの〜? デパートで買おうと目論んでいたため、お土産用のワインは必要最低限にしていたのだ(移動中の温度変化で状態が悪くなるのを避けるため)。がび〜ん。こんな事なら、ピースポート村のワインを買い占めて来るんだったぁ…。後悔先に立たずとはこの事である。失意のまいまいは、駅のkioskにて適当なワインを購入し、それでお茶
を濁す事にした。
ツォー駅近くに宿があるため、そこまで地下鉄で帰る。途中、どうしても乗り換えの良くわからない駅で降りてしまってしばしうろたえたが、駅に隣接するショッピングセンターの中に潜り込んで、中にあったスーパーマーケットでそこそこのお土産を揃える事ができて一安心。転んでもタダでは起きない犬猫であった(・・「猫」であったでしょ?・・/にょん談)。
重たい荷物を持って食事をする場所を探すのも嫌だったので、駅の2階にあるレストランで夕飯。ここで飲んだザクト(ドイツのスパークリングワインの総称)が結構美味しくて、Kioskに行ってみたら売っていたので1本ゲットして帰った。
今夜はドイツ最後の夜だ。しこたまワインを買って、部屋の冷蔵庫に入れるだけ入れて、部屋で飲みなおし。当然酔いつぶれて寝てしまった。
6月19日
空港までのバス移動もお手の物。大きな荷物を背負って空港に入り、昨日預けていたにょんのスーツケースを引き上げる。出発までロビーで待つうち、これから大阪に観光に行くという英語が流暢なドイツ人男性に話し掛けられた。大阪で遊ぶならどこがいい? とか、お勧めの食べ物は? とか聞かれて、適当に受け答えして時間を潰した(・・免税店では、5本入りワインを3ケースも買い込み、免税の範囲を逸脱した量になってしまった・・/にょん談)。
中継地のウイーンで、飛行機のチェックインを待つ間にも、大混雑のバーでビールをかっくらうにょんまい。
6月20日
成田に着くと、いつものようにリムジンバスで爆睡のうちにご近所の駅へ。そのままタクシーに乗って、猫たちの待つ我が家へ帰り着いた。