交 通 事 故
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【1】全般

事故の現場やその後の折衝、裁判を見届けてきた者として、いつも講演でお話ししていることをまとめてみました。

(1)交通事故における様々な損失

ひとたび交通事故を起こすと、たくさんの損失が発生します。

○経済(金銭)的損失・・・保険に加入していればカバーされます。

○精神的損失・・・被害者も、加害者も、通常はかなりのストレスを感じることになります。

○時間的損失・・・警察の事情聴取、現場検証などの処理、レッカーでの搬送、負傷者の病院での検査・治療となると、3時間くらいアッという間に過ぎてゆきます。その後の通院や、行政処分の出頭、損害賠償における交渉の打ち合わせなど、事故後にも莫大な時間を費やすことになります。

(2)交通事故の責任

交通事故を起こすと様々な責任が発生します。具体的には以下の4つの責任が発生します。

○刑事責任・・・いわゆる刑事処分で、懲役・禁固・罰金・執行猶予などの処罰を受けます。

○行政責任・・・公安委員会からの処分で、免許証の点数減点・停止・取消などの処分を受けます。

○民事責任・・・被害者のケガの補償や、物損の弁済などの損害賠償責任が発生します。保険に加入していれば保険会社が補償してくれます。

○道義的責任・・・加害者として被害者に対し迷惑を掛けたことに対する謝罪をしなければなりません。刑事裁判では、裁判官は、この道義的責任を果たしたかどうかを重要視しているように思います。

(3)安全運転を行うには

○道交法を守りましょう。

道路交通法(道交法)を守ることは当たり前のことですが、実際に条文を読んだことがありますか?

機会があれば、重要な部分だけでも取り上げようと思います。しかし、みなさんも是非自らひもといてみるのもいいと思います。驚きの連続ですから・・・

○危険予知(かもしれない)運転を励行しましょう。

これまた、当たり前のことです。しかし、わかっていても、急いでいたり、カッとなったりすると、忘れてしまうのです。まずは冷静に運転しましょう。

○【モテる運転】のメルマガを購読しましょう。

たくさんの事故例から、その原因を、通常とは別の角度から分析し、事故を起こさない、事故にあわない(もらわない)運転を研究します。メルマガで自分の運転を見直してもらえればこの上ない喜びです。

(4)それでも事故が発生したら

日本は道路よりも車の方が多いのではないか?と思わせるくらいの車社会です。現在の日本では、事故を100%防ぐことは不可能に近いことだと思います。

ということで、事故が発生した場合の手順を以下に記します。

@停車し、被害状況を確認

歩行者をはねたのに、道路に落ちていた段ボールを踏んでしまったとか、電柱にくくりつけられた看板と接触したと思いこみ、そのまま現場を立ち去るケースはたくさんあります。いわゆるひき逃げ事故です。

必ず停車し、被害状況を確認しましょう。

A負傷者の救護と救急車の手配

被害者ではなく、負傷者です。自分が被害者であっても、ケガが軽く、加害者が重傷という場合があります。とにかく、被害者、加害者に関係なくまずは、負傷者を救護し、救急車を手配しましょう。

B事故車の移動

自動車が道路をふさいでいた場合、後続車両が突っ込みさらに被害が拡大する可能性があります。また、渋滞の原因にもなります。車両は安全な場所へ移動させます。どうしても動かせない場合は、発煙筒や三角表示板などで後続車両に知らせましょう。

C警察への連絡

事故現場から携帯電話で110をダイヤルすれば、最寄りの警察署(交番)につながります。あとは警察の指示に従いましょう。

D相手の確認など

名前、住所、連絡先を交換します。免許証の名前、住所を写す場合は、住所変更がないか裏面もチェックしましょう。また、相手の車の登録番号(ナンバープレート)を全てメモか写メを撮っておきましょう。

物損事故で損害も軽微の場合は、警察官が現場に来ないで、当事者が警察署まで出向くことがあります。その際、相手が途中でどこかに逃げてしまうことがあります。免許証住所や、電話番号はあまり信憑性がないので、確実な登録番号(ナンバープレート)のメモが決め手になります。

登録番号(ナンバープレート)のひらがなが抜けているだけで、検索台数が膨大になり、場合によっては特定できない場合があります。

また、自分の方が過失が大きいと思えば、事故を起こしたことを謝罪し、補償については保険会社に任せること伝えるべきでしょう。

(2)の交通事故の責任 で述べたとおり、道義的責任と、民事責任は別物です。道義的責任としての謝罪をして、民事責任については保険会社へ任せることを明確に意思表示をすることをおすすめします。

E目撃者がいれば、名前と住所を聞いておきましょう。

経験上、滅多にいないのですが、通行人、ガソリンスタンドやコンビニの店員など、事故の瞬間を目撃してくれていれば、是非名前と住所を確認しましょう。特に信号交差点での信号の色について、決め手は目撃者しかないと言っても過言ではありません。

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帯山行政書士事務所
行政書士
帶山 勝一郎
(おびやま かついちろう)
  
三重県行政書士会
桑名支部所属
行政書士登録番号
第06210568号

三重県行政書士会理事
三重県経営事項審査要員

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〒511-0867
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