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逃げない過去
vol.8
「…はチェスの兵隊だったが、オレとガイラの二人くらいしかの存在を知るものは…
いない」(アラン)
「どういうこと?」(ベル)
「まだ幼かったからな。がチェスの兵隊と言うことは…
俺達、アルヴィス、ベル、オレの中でしまっておこう」(アラン)
「…」(ベル)
「ギンタ達には新しい仲間がふえたということにすればいい」(アラン)
「そうだね」(ベル)
二人が話していたとき、とアルヴィスの入った扉が開いた。
まだ1日しかたっていないのに…
でもギンタ達が入ってからは3日がたっている。
「アルヴィス〜ちゃぁん!!!!」()
扉から出てきたとアルヴィスにすぐに抱きつくベル。
はすぐにアランのことを見た。
「私、信じてもらうように頑張ります。だからっ…私も一緒に戦わせてくださいっ!!!」()
「よし!!いいだろう!!!!ちょっとこっちに来い」(アラン)
アランの言うとおり、はアランの前にたつ。
もちろんアランのほうが背がたかく、見上げる形になる。
「記憶を消す…チェスの兵隊だった記憶を」(アラン)
「えっ…チェス…」()
ちょっとが後ろにさがったが、アランはに手をかざす。
なにか呪文みたいなのを唱えると、の体がビクンっと震えた。
「…あ…れ……私、なにを言おうとしたんだっけ…」()
「なっ!?」(アルヴィス)
「おい!!お前は俺達の仲間だろ?! ファントムって奴は知っているか?」(アラン)
「ファントム?…あのチェスの兵隊の人…ですか?」()
裏ナイトだったはチェスの兵隊の中でも存在はごくわずかしか知られていない。
キング、クイーン。そしてファントムとペタ、ロラン、アランの六人だけ。
彼女の記憶が消えてもその6人がなにかをしなければ外傷はない。
「すごい…の記憶、消えちゃった…」(ベル)
「これももしものときのためだ。」(アラン)
「…そうですね……彼女も記憶がなくなればきっと楽になれます」(アルヴィス)
アルヴィスはをみていう。
はベルと一緒に遊んでいる。
チェスの兵隊だった記憶がないにとって、今は幸せだ。
「」(アルヴィス)
「アルヴィス…?どうかしたの?」()
「辛いこと、ないか?」(アルヴィス)
「…?はいv」()
ニコっと笑う。
記憶さえなければ…が辛い思いをしないですむ。
そのときだった。
アルヴィスの耳元からなにか音がした。
アルヴィス のピアスから。
‘‘大至急、他国のクロスガードメンバーの応援を要請する!!!
くそっ!リーダーのダンナさんがいれば……!!
アランはどこだ?! クロスガードbQだった男!!! アランはーーっ!!‘‘
「聞こえましたよね、アランさん!! 襲われている街を…民を助けに行きましょう!!
いくつもの国からSOSがかかっている!! 以前の戦争で壊滅寸前だったチェスがここまで
戦力を取り戻した!これが意味すること…ファントムの復活!!!」(アルヴィス)
アルヴィスが顔色をかえて言う。
にはなにがなんだかわからなかった。
「チェスって…あの……敵?」()
そう、チェスにいた頃のの記憶は全くなかった。
アランが消した記憶の代わりにうめたもの。
自分との修行とチェスが敵と言うことを。
つまり、はアランの弟子であり、チェスを恨んでいる。
「ダンナさんのパートナーだった貴方が参戦すれば……」(アルヴィス)
「……アルヴィス。頼みがある。人々を助けにいってくれ……オレはここに残る」(アラン)
アランは残っている2つの扉を見る。
はただ、黙っているだけしか出来なかった。
「どういうことですかアランさん!!?あなたはいかないのか?!「豪傑アラン」ともあろう方が!!!
チェスに恐れを抱くのか!!?」(アルヴィス)
「今はエドだ。頼むぜアルヴィス。」(アラン)
「貴方に失望しました…」(アルヴィス)
そのままアルヴィスは走っていってしまう。
はアルヴィスのあとを追おうとするが、アランに肩を掴まれる。
「はここにいろ。お前はまだ未熟だ。
いきなりチェスのところに行っても邪魔になるだけだ」(アラン)
「…未熟……」()
記憶をなくしている。
ARMのシンクロができていない。は戦いに初心者になっている。
まだ戦いははやすぎる。
「………はい」()
「よし、オレと一緒にいろよ」(アラン)
きっと、が記憶を取り戻したとき、ファントムも凌ぐ、強さになっているだろう。
そのとき、がどちらにつくのかが…戦いのかがめとなる。

ちょっと意味がわからない方へ…
ヒロインさんはチェスの兵隊だった記憶をなくしているのでチェスの兵隊だった頃の修行などはすべてわすれています。
ですので、ヒロインさんは今、無力です!!!
これから、ギンタ君達と出会い戦いを身につけてARMとのシンクロにはげんでいきます!!
藤塚 詠美
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