■O.F.C.の活動
O.F.C.は1995年にドイツの作曲家カール・オルフ(1895〜1982)の代表作「カルミナ・ ブラーナ」を生誕100年を記念しバレエを伴った舞台形式で上演しました。そこには音があり、踊りがあり、歌があった。人間の生の声と肉体、それに器楽演奏という別々なものが混じり合い一つになる。
終演後の鳴り止まない拍手、観客の賞賛の言葉、雑誌批評 から私たちはこの舞台を通してそれが圧倒的な表現力と楽しさ、そして可能性を持つ舞台であることを実感しました。
オペラやミュージカルというジャンルに収まらない人の 声と身体の表現、器楽演奏、これらを理想的なかたちで結びつけた作品をO.F.C.は新し い舞台芸術"合唱舞踊劇(Choral Dance Theatre)"として確立することをめざしています。
今まで、オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」、ラヴェル作曲「ダフニスとクロエ」、 ベートーヴェン作曲「交響曲第9番」といった既存の曲を舞台化してきましたが、将来は音楽も台本も新しく創る新作合唱舞踊劇を創りたいと考えています。今この時、この場 所から世界に向けて発信し、普遍性をもった真の「舞台芸術」を創っていきます。
■合唱舞踊劇とは
「歌、踊り、そして打楽器等の演奏、これら根源的な人の表現手段を有機的に結びつけた新しい融合芸術」それを“合唱舞踊劇”(Choral Dance Theatre)と名付けました。もとは一つだったといわれる人の身体表現芸術が歌、踊り、器楽演奏、演劇、と細分化され、現代ではそれぞれ全く別の分野となっています。O.F.C.はこれらを今一度一つに融合し現代に通用する舞台芸術として新たに創造しようとしています。
“合唱舞踊劇”の特徴はコロスという合唱群舞隊がダンス、歌唱、器楽を結びつけることにあります。コロスというのは英語表記でChorus:歌いながら輪になって踊る、という意味のギリシャ語で、英語のコーラスの語源でもあり、ギリシャ古典劇に出てくる合唱群舞隊のことを指します。このコロスが歌い、動き、身体を打ち鳴らす事により、ダンサー、歌手、器楽が単に舞台上で同時に表現するだけのものでなく“合唱舞踊劇”という一つの融合芸術として結びつくことになります。
オペラを音楽に演劇的要素が加わった芸術、ミュージカルを演劇に音楽やダンスが加わった芸術、とするならば、合唱舞踊劇は、歌い踊ることは本来別々の事ではない、という考えのもとに音楽と舞踊を等価値に融合した舞台といえます。
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