どんなゲーム?


<出会い>
 1999年の11月末、ポケモン金・銀が発売になり攻略情報を見るためにファミ通を初めて買った。
 ポケモン情報は大したことなかったが、GBの「カードヒーロー」なる作品について、 えらく持ち上げたレヴューが掲載してあるのに目が止まった。
バトルでの駆け引きの妙味。カード収集の快感。穏やかな中にも心に残るストーリーライン。それでいてどこか懐かしい......
どのゲームの真似でもない、新鮮な楽しさがある。多くの名作ゲームの本質的な「楽しさの魂」を受け継いでいる、いわば名作ゲームの公倍数のような楽しさがある。
「カードヒーロー」っていうゲーム自体が、トランプや麻雀のような、新しいひとつのゲームを作ったんだ。
‥云々。
 キャラ&カードデザインが妙に幼稚なのが気になったものの、なんか心の奥底に引っかかる感じがして 「カードヒーロー」というゲームをチェック(購入候補に)した。


<購入決定>

 ファミ通でチェック直後、64関係雑誌や任天堂HPで「カードヒーロー」についての情報が流れるようになったが、 登場キャラやストーリーの紹介やカードデザインを見ても“カードゲームである”ということ以外分からず、 「何がそんなにいいんだろう?」という感じ。
 発売直前にはカードの情報・内容等が一部公開されたけれども、相変わらず???状態。 実際ポケモンカードだって1回プレイするまでは全然理解できなかったし、やっぱりカードゲームってのはカードに記載されてる情報・記号が 理解できないとわかんないものなんだと認識。 途端に「他のカードゲームとどれくらい違うんだろう?」という興味が俄然沸いてきて、 とにかく購入することに決めたのだった。


<カードヒーロー見参!>

 2/20(発売日の1日前)に たまたま買物に行ったデパートで発見し即購入。帰って電源を入れさっそくプレイ開始。
 日付や時間を入れるところは「ポケモン金&銀」、最初のバトル指南は「ポケモンカードGB」、ストーリの展開は「カスタムロボ」 みたいな感じで妙に懐かしい。
 案の定、最初のバトル指南でルールはあらかた理解でき、なるほど今まで(と言ってもポケカしか知らないが‥)とは一味も二味も 違うことを実感。カードゲームというよりも「カードを使った斬新な(将棋やチェスみたいな)思考型テーブルゲーム」と言った方がいいだろう。
 最初は気になっていたキャラ&カードデザインは実にゲームの世界観にマッチしているし、 毎日お母さんから小遣いをもらえたり、(TVコマーシャルでお馴染みの)マルヒゲ屋でカードを買う時にドキドキ気分を味わえたり、 誰もが自然に童心にかえれる心地良さと懐かしさを感じる筈だ。

 バトルの雰囲気はカードゲームと言うよりも(画面しかしらないが)RPG風。 最初のうちは強力な攻撃&マジックが使えない(使えるカードがない)のでコツコツとやらないと勝負がつかないが、 強いカードが入手できるようになるとたった一つの行動で大きく戦局が変わることもあるので最後の最後まで気が抜けない。 当然ながら強いカードを入手すればするほど(当然相手も持ってるので)“戦略”を問われるスリリングな勝負になるのだ。

 最初の頃(‥連勝中。ちなみに36連勝でストップ)、ストーリー上のすべてのバトルの勝敗記録が残るのが気になって気軽にプレイできないことと、 バトル操作のレスポンスが若干遅いことが気になっていたけれども、第5章の途中で敗け初めてからは、 勝敗なんかどうでもよくなると共に、じっくり考えないと勝てなくなったので、全く気にならなくなった。
 最近じゃ寝る時に「あそこであぁやってれば‥(反省・後悔)」「こうしてああして、これは使えそうだ‥(戦略)」とバトル画面が頭をかけめぐり、 なかなか寝れない上に夢にまで出てくる始末。
「カードヒーロー」の本当の面白さは“敗け初めてから”だと断言しよう。 しかも、最初のエンディングは単なる始まりに過ぎないのだ!

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