ゲームと息子と私

 ゲームについて息子と私の因果関係を少々‥

<影響>

 私が現在のようにゲームに染まったのはPC購入直後の平成5年秋頃なので息子は3歳前後の最も好奇心旺盛な時期であった。
 その頃PCゲーマーだった私は子供の見ている前で(時には膝に乗せて)DOOM系の子供の発育上とてもいいとは言えない(一般的には悪い)ゲームばかり プレイしていたのだが、意外にも息子は怖がらずむしろ興味深々な反応を見せたのでたまにやらせてあげたりもしていた。 さすがに殺られるシーンは嫌いだったようで私がピンチ状態になると「お父さん死なないで!」と哀願してたりしたのが懐かしい。

 てな訳で、息子は物心がつくと共に最も好奇心旺盛な時期からゲームに接してきたのでゲーム好きになるのは至極当然の流れ。 結果見事なゲーム好きになった。

<教育?>

 息子も5〜6歳ぐらいになると自分でPCを起動させてゲームをプレイ出来るようになったので、 私も安心して許可していた。相変わらず死ぬシーンは嫌いらしく生意気にも自分でチート使って“無敵状態”になって 「Duke Nukem 3D」「DESCENT2」「BLOOD」等をプレイしていたようだ。
 ちょうどその頃私が約1年間町内会長になった関係で町内会用のPCと自分のPCとをケーブル接続して息子と 上記ゲームで何度か対戦をした。が、操作が複雑な上不慣れなので私にかなう筈もなく基本的にボコボコにしてやった。 その後64を購入し気軽に対戦出来るようになったが7〜8歳まではほぼ私が圧勝という状態。
 たまには負けてやるのが大人なのかもしれないが私の教育理念?は“弱肉強食”なので、 負けたくなければ自分を鍛えろという意を込めたつもりだ。

 我ながら失敗と思うのは64購入後。64自体が子供用じゃなくて子供も遊べる私用なので 新規ソフトの購入は必然的に私のペースとなるのだが、息子と私の攻略速度の差で 息子がまだ終わっていないのに私が新しいゲームをやり始めるので(息子も当然新しいソフトがしたくなるのは当り前) 息子は中途半端なまま次々と新しいソフトをプレイするという悪循環を繰り返すことになった。 「自分が買ってもらったソフトぐらいちゃんと終わらせろ」とは息子に言っているのだが 妻に言わせれば「あんたが買い過ぎ」らしい。
 私自体が一人っ子で、わがまま一杯に育っているので欲しいものがあると我慢出来ない質。当然数も増えるので 1つのことに集中することが少ない。行き詰まったり飽きたりしたらすぐに新しいものが欲しくなる。 親がこれだから子供だけに言えるわけないのだ。ただ反面教師になることを祈るのみ‥(-_-;)

<成果?>

 そのせいか否か息子は対戦相手としては非常に“嫌な奴”に育ってしまった。 負けるのが大嫌いなので相手は弱ければ弱いほど喜び、 勝てばザマ見ろと言わんばかりに大はしゃぎしやがるし負けるとイジケル。
 過去の恨みからか特に私には異様な敵対心を抱いてるようで私に勝てる自信があるゲームでよく挑発してくるのだが、 レースものなんかでも1位になることよりも私に勝つことが目的みたいで、 攻撃アイテムがある場合なんかは鬱陶しいことこの上なく絡まれるとまず1位になれない。
 とにかく“息子と対戦プレイしてると何だか虫生に腹がたつ”のだ。この点に関しては珍しく妻とも意見が一致している。

<進化!>

 育成方法を間違ったかなぁ‥と思っていたのだが9歳前後から突然変化が現れた。 さすがは育ちざかりというべきかゲーム歴5〜6年の成果が実ったというべきか格段にゲームがうまくなりやがったのだ。
 その為かこれまでは基本的に私のマネをする傾向があったのだが自分の意志で自分がやりたいゲームをするようになったし、 攻略速度が半端じゃなく早くなった。この間買ったPS2「ARMORED CORE 2」もパーツのステータスを理解してないくせに私より先に アリーナの1位を倒しやがるし、難しい漢字が多く内容がまったくわからないミッションだってちょっとアドバイスすれば簡単に クリアしてしまった。
 更に恐ろしいのが記憶力!久々にやるゲームでも違和感なくコントローラを操作するしレースものの複雑なコースだって ちゃんと覚えている。もう記憶じゃなくて自転車みたいに身体が把握している感じ。

 で息子自身も自信がついたみたいで最近めっきり新作ゲームの購入が減ったこともあり過去のやり残しゲームをプレイしはじめた。 先日64「ディディーコング・レーシング」のウィズピック1回戦を2時間程でクリアしたのにはびっくり。 私は5〜6時間かかった筈なのに‥ 悔しいけれど親としてどこまで進化しやがるか見届けてやろうじゃねぇか。

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