ちくちくの記

11月分(今月のバックカラーは tan )


2000.11.25

つれあいの刺したクロスステッチの額装を頼みに二人で近所の額屋さんへ出かけた。
ちょっとお値段は張るけど、間違い無くきちんと仕上げてくれるお店。
歩いて行ける所にこんな良いお店があるのは幸せ。
一杯並べてある見本の額縁からどれがいいか散々迷ってひとつを選ぶ。
マットも同じ。二重マットにするか、一重のままにするか。色や地模様も悩みの種。
すったもんだのあげく何とかマットも決まってほっと一息。
お店の人が伝票に書き込んでる間、ひょいと周りを見まわしたら、額装待ちの物が置いてあるのに気が付いた。
見ればどうやらクロスステッチ。それもかなり大きい作品。どうやら風景画の様子。
その上にももう一枚。こちらはバレリーナ。衣装部分がレースを使って立体的になっている。
隣にはフランス刺繍の作品。渋めの野の花。こういうのは一体どんな風に額装されるのだろう。
隣で額装作業してる人に気が付いて覗き込んだら、ハーダンガーの作品。
窓に見立てたハーダンガー部分にクロスステッチの生い茂ったつるバラがかぶさっている。
渋めの色合いなのに、ビーズも使ってあるせいか何処か華やかさも持っている。
いいなあ。こんなのを刺して飾れるような家ってどんな家なんだろう。どんな人が刺したんだろ。
と考えて、待てよ、ひょっとしたら近所にステッチ好きがいるのかなあ、と思う。
繁華街にある額屋さんではない。初めて聞いた人は何処にあるのかわからないようなローカルなお店。
可能性はない訳じゃないなあ。そう考えたら、妙にうれしくなってしまった。
我々が頼んだ額装は10日もすれば出来上がるらしい。どんな出来栄えになるか楽しみである。
これを書きながら、あのハーダンガーの作品、どうもどこかで見たような気がして仕方がない。
それもつい最近、Web上で見た気がする。後で探してみるかな。


2000.11.19

ジーンズの裾がほつれてきたので直そうとミシンを引っ張り出したものの、何だか気が乗らない。
糸をかけ替えたり、糸調節をしたりするのが妙に億劫。結局、ミシンを使わず、細かな返し縫いで修繕終了。
引っ張り出したミシンは、何だか手持ち無沙汰で憮然としてるように見えてしまった。
別に、ミシンに表情がある訳でもないのに。

2000.11.12

思い付きで編み始めたベスト完成。
単純なメリヤス編みだけど、段染め糸を使ったら結構面白い感じになった。
家の中で、気楽に羽織って着るにはいいかな。
靴下用の糸探しで発掘した残り毛糸を見て思い付きで編んだにしてはまあまあの出来か。
味を占めてもう一枚編もうかな。
いやいや、編みかけセーターがあるではないか。また靴下も手をつけちゃったし、、、。
と思いながら、頭の中ではあれこれ毛糸の在庫を思い浮かべている自分がいる。
まったく性懲りのないやつ。

鉢植えの手入れをした。根が回って根詰まり気味の鉢。
来春まで待つつもりだったのだけれど、幾らなんでもねえの状態で放っておけなくなった。
考えたら今年は手仕事に夢中になるあまり、鉢植えの手入れがおざなりだった。
鉢から引っこ抜いて、根をほぐして伸びすぎた部分を切る。古い土を落として新しい土ときれいな鉢に植え替え。
しゃがんだり立ったり、夢中になる事2時間半。終わった頃には腰が痛くなってしまった。
それでも、気になってたものを片づけて、気持ちはすっきり。
これで、気にせず手仕事に精を出す事ができるかな。
鉢植えの手入れをしてる間に、つれあいに頼んでおいたスクロールフレームが大小二組出来上がっていた。
編み物だけでなくステッチの方もやんなくっちゃ。

2000.11.4

昨日はオフ会。ハーダンガーと編み込みセーターをたっぷり見せてもらってご機嫌。
それにしても、どれも丁寧な仕事。一つの事に拘って徹底してやるというのはこういう事なんだなあと思う。
振り返って、自分の作ったものを見ると、かなり雑でいい加減なんだなあと改めて思い知る。
兎に角、わたしは気が多すぎる。あれもこれもとやりたい事ばかり。好奇心の固まり。
今更この性癖を直そうと思っても簡単には行かないような気がするから、
多分このまま色んな事に首を突っ込みながら時間が過ぎていくんだろうな。

畳んだ洗濯物を片づけながら、ふっと思う。私は一体何枚の子供のパジャマを縫ったんだろうと。
目の前にあるのを数えたら10枚。半袖4枚、ネル地2枚、薄手長袖2枚、厚手長袖2枚。
これは、ここ2、3年の分。ようやく背が伸びるのが落ち着いてからのもの。
成長に合わせて縫ってきたこれまでのは合計で何枚になるのかなあ。
サイズが変わるごとに半袖、薄手長袖、厚手長袖を各2枚づつの計6枚を縫ってたし、毎年縫ってた時期もあるから、
1歳のときから数えて、なーんて考えてたら、大量のパジャマが部屋中に積み上がってる光景が目に浮かんできてしまった。
使った布地や糸は何メートルになるんだろ。ボタンやゴムも馬鹿にならない量を使ってる事になるなあ。
そんな事を考えてたら、妙な気分になってしまった。後で、製作記録のノートを見て数えて見ようかしらん。
で、気になってノートを見たら、子供のだけで50枚以上のパジャマを縫っていた。
精々で2、30枚と思ってただけにびっくり。単純計算したってボタンだけで200個以上使った事になる。
布地は平均3メートルの布を使うと仮定すると150メートル以上。
何だか、気が遠くなってしまった。


indexに戻る