ちくちくの記
2001年: 11月
2001.11.25 何気なくつけたテレビから聞こえてきたピアノの音。 これを弾いてるのはひょっとしたら、と思って画面を見る。 映し出されてるのは一人ピアノを弾いている人の遠景。誰が弾いているのかわからない。 しばらくたってアップになったピアニストの横顔を見て、ああやっぱりと思う。 弾いていたのは、フジコ・ヘミング。 そんなに良い耳を持ってる訳でもないのに、何で彼女が弾いていると思ったのか自分でも不思議。 ただ、今のように知られる前に、偶然耳にした彼女のピアノが忘れられないのは確か。 その彼女が、海外でのコンサートを前にオケとの音合わせをしている。 指揮者が音合わせ終了を告げたのに、もう一度やってもらえないかと言っている。 熱意が伝わって再開された再度の音合わせ。 ピアノの前の弦楽器奏者の顔が、最初の音合わせの時と明らかに違っている。 合間に流される彼女のピアノ演奏に対する考え。その中にあった言葉のひとつに思わず唸ってしまった。 弾くんだったら世界一の演奏がしたい。さらりと言ってのけるその言葉の重さ。 強い意志と弛まない練習と思った事を持続する力。 何だかとってもいいものを分けてもらった気がする。 知人に、マフラーを編みたいから指編みを教えて、と頼まれた。そう言われて困ってしまう。 テレビでやってるのを見て真似た事はあるけど、わたし編んだ事ないよ、どうしよう、の状態なのだもの。 いざとなったら本を見て教えればいいか、と腹を括って、毛糸選びに付き合う。 久々に毛糸売り場を覗いたものだから、あれもこれもと楽しい毛糸が一杯。 あっちうろうろこっちきょろきょろと徘徊してしまう。 この色いいなあ、この毛糸で自分のセーター編みたいなあ、あの糸も面白いし、と見ていて飽きることがない。 毛糸売り場を堪能し、気に入った毛糸も見つかって、歩きつかれたのでお茶の時間。 早速毛糸を引っ張り出して指編みレッスン。とは言え、先生役のわたしが出来るようになるのが先決。 毛糸を2、3回指に絡めてる内にああそうだったと思い出し、ほっとする。 知人に教えながら、自然に浮かんでくる編む時の注意事項。 何でこうすんなり出てくるんだろ?と自分でも不思議。 何回かやってる内に突然思い出す。幼い頃祖父に教えてもらった指編み。 鎖編みが最初に教えてもらった編み方。次は指を鈎針のように使って編む方法だった。 そして、今マフラーを編んでるような5本指全部を使って編む方法。 細かな部分の記憶がないので、全く同じだったのかはわからないけど、確かに似たような事をしている。 何十年も前の事が何の前触れも無くこうやってふっと浮かび上がってくる。 何だかとっても不思議な気がする。
2001.11.17 気がつけば針を手にしているこの頃。 手にするのは編み針だったり縫針だったりするけど針には間違いない。 我が家には一体何本の針があるんだろうな。 ふっと数えてみようかなと思ったけど実行せず。 気が遠くなるほど沢山あると予測されるんだもの。 でも、数えてみたら面白いかもしれないなあ。
2001.11.3 会社の休憩時間に刺していたプレイリーの虫が全部完成。 我ながら良く飽きずに刺したもんだと感心。 最後の二枚を載せてみよう。
家では目下編み物三昧。ステッチは停滞中。 毛糸に触ってると何だかとっても幸せ気分。 何しろ久々に毛糸を買ったので編みたくて仕方がない。 気がつけば、毛糸を思い浮かべながら何にしようかと思いを巡らしている。 どんな編み地にしたら、どんな形にしたら、どの針を使ったら、、、。 そんな事を考えてると楽しくて仕方がない。 本屋へ寄っても何気なく手にするのは編み物の本。 道ゆく人を見てて、ウインドウショッピングをしてて目に付くのはニット類。 私ってこんなに編み物好きだったっけ。