ちくちくの記
2003年:
3月
2003.3.30 ステッチ用の糸屑入れが一杯になったので処分しようとして、いつから溜めたのかなあと思う。 よくよく考えたら、この容器に入れ始めたのは去年の始め。と言う事は一年分ちょい。 思ったより溜まらないと言うべきか、それともよくこれだけステッチをしたもんだと言うべきか。 まあ何はともあれ、記念にパチリ。容器は一リットルのペットボトルを切り取ったもの。 今年はどれだけ溜まるのかな。![]()
2003.3.29 思うところあって、刺したまましまいこんであったステッチを引っ張り出してきた。実は これ、キットのまましまいこんであったものをつい最近刺したものから、結婚前に刺した ものまで入っている。 同じシリーズのクッション用のキットで、全部仕立ててずらりと並べるつもりであった。 ところが、刺し始めた直後、急にばたばたと忙しくなり、二枚目を刺しかけのままお蔵入 り。残りのキットもそのままとなってしまったものである。 それが、つれあいがステッチをはじめたとき、練習用に一枚。自分がステッチ再開で手慣 らしにやりかけを完成。カウント数の細かなステッチに疲れたときに引っ張り出して刺す とやってたら、シリーズ全部が出来上がった次第。 もっとも、シリーズとしては六種類あるのだが、完成したのは五枚。安売りを狙って買っ た時に一種類を見つけられないままで、後で買えばいいやと思ってるうちにキットは販売 されなくなってしまっていた。 久々に引っ張り出してずらり並べてみると、なかなかいい感じである。でも、クッション に仕立てて並べようとの気は起きない。一番初めに刺したものは、裏の糸始末がいい加減 だから、長い糸はじがびろびろとくっついている。額にするにもちょっと大きすぎるし、 第一これ以上額が増えても飾る場所が無い。 かと言ってこのままにしておくのも癪の種。 しばらくああだこうだと眺めているうちに、キルトにしたらいいかもしれないと思う。キ ルトにすれば裏糸のびらびらも見えないし、普段使いのひざ掛けにもなる。ステッチ部分 の配置と布の色あわせにちょっと工夫しないと、なんだこりゃになりそうだけど、思いつ きとしては悪くない気がしてくる。 てなわけで、目下試行錯誤中。さてどんなものが出来上がるのだろうか。 お疲れ休みと称して休暇をとった日。郵便受けを覗く以外は一歩も家を出ないで過ごす。 新聞を隅々まで読む。積み上げた雑誌を拾い読み。気が向くままにステッチや縫い物。 お茶を入れ、クッキーをほうばる。極楽極楽。そして、何をするにもテレビをつけながらのながら族。 でも、どのチャンネルでもやってる争いの報道。 見たくないと思う反面、しっかり見据えなくてはとも思う。こうやってのんびりしながら 争いの報道を見てる。これが現実。 父や義父が話していた戦争中の体験。極寒の地での捕虜生活と、灼熱のジャングルで食う や食わずの逃避行。二人の経験はまったく違うけれど、共通してるのは言葉には言い尽く せない、普通だったら体験することの無かったであろう経験。 何がどうあってもあんなことは二度とあってはならない。そう言っていた言葉が耳の奥に残る。 この先どうなるのか、先が見えないのがつらい。武力を行使して何の得があるというのか。 少しでも早く、犠牲者を少なく、終わりにして欲しい。
2003.3.9 今日は暇さえあれば布いじり。ちょっと作ってみたいなというものがあって、はぎれ箱を ひっくり返して、ああでもないこうでもないと布選びに頭をひねる。一応それなりのもの は頭の中に出来上がってる。ところが、いざ布地を前にしてみると、なかなか思うに任せ ない。 それにしても、さまざまな種類の布地があるもんだ、と半ば呆れながら布地を選んでいた ら、玄関のチャイムが鳴る。慌ててすっ飛んで行ったら宅急便だった。その中身は、布地。 何かを作ればはぎれは沢山出るんだから、敢えてはぎれは買わないと決めていたのだけれ ど、画面でみたその姿の可愛さに思わず注文してしまったはぎれセット。 包みを開けてその可愛さに思わず笑みがこぼれてしまう。色の系列を揃えて麻紐でくくっ てあるだけなのに、なんともいえない。うーん、同じはぎれでも包装の仕方でこんなに感 じが違うのか、と改めて感心する。我が家のはぎれもサイズを揃えて色合わせをしてこう やって括ったら感じが違うのかなあ。 それにしても、布で遊んでいたら布が届くなんて、なんと言うタイミング。ちゃんと使い なさいよ、ってことなのかな。 しばらくはぎれセットを楽しんで、布地選び再開。選んだ布地を予定通りのサイズに切り 揃えていく。お店で購入する大きさの揃ったはぎれと違ってさまざまな形、さまざまなサ イズだから、思うとおりの大きさを切り出すのは結構手間のかかる作業。予定通りの枚数 が揃って積み上げたら、なんだかもう出来上がったような気分になってしまう。 配色を考えてつなぎ合わせるのが結構時間のかかる作業なのに、、、。 何はともあれ準備は整った。つなぎ合わせて予想通りの雰囲気が出せればいいな。 届いたはぎれセット。しばらく眺めて楽しもうと思ってます。 さてこれは何になるのだろうか。 刺繍のある布地は思い付きで巾着袋になりました。![]()
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2003.3.2 気がつけば三月。そうだそうだと思い出して久々にお雛様を飾る。 かまぼこ板で小さなひな壇を作り、赤い布をかぶせてお雛様を順に載せていく。 大した物があるわけではない。小さなものばかりである。 二十歳の頃フェルトで作ったお雛様、山田焼きの小さな泥雛、どこかへ旅行したときに買 った豆雛、バザー会場の隅っこで危うく捨てられそうになってた三センチほどの紙の立雛、 同じくバザー会場で見つけた塗り物の丸雛、小学生に上がる前に、年の離れた従姉妹にも らった夫婦こけし、祖母が旅先で買ったという焼き物の芸者衆をかたどった小さな五人囃、 実家の蔵の雛様箱の中にあった泥人形、しじみに着物のはぎれをかぶせて作った貝雛。 小さいけれど、いくつも並べるとなんだか気持が華やいでくる。普段、飾り物にあまり関 心の無いつれあいも、「あれ?いつ飾ったんだ。そうか、お雛様か。いいじゃん。」とまん ざらでもない様子。桃の花でも買ってきて飾ってみようかな。 そういえば、小さな頃、よそのひな祭りの写真を見るたびに不思議で仕方が無いことがあ った。何でひな祭りに桃の花があるのだろう、何で3月3日なのだろうと、、、。 ひな祭りは4月3日、桃の花はひな祭りが過ぎて咲くものと思っていた。 女の子が連れ立って「ごーめん、ひなさまみしてくれ、おぞてもほめるに(ごめん下さい。 お雛様見せてください。良くなくても褒めるから)」とはやしたてながら村落中のお雛様 を見て歩くのは小さな頃の楽しみのひとつだったけれど、周囲には雪が残り、桃の木には 固いつぼみすら見えないのが普通だった。 見て歩くお雛様はたいてい泥雛。定番のお雛様だけではなく縁起物の布袋様や大黒様、市 松さんなど、いろんな人形が飾ってあった。どの家も毎年新しい泥雛がひとつふたつと追 加され、はなもちを揚げた雛あられや煎り豆をもらって食べながら、子供同士でお雛様の 批評をして、一日中歩き回る。春が来たんだと心踊るような楽しみな行事だった。 もっとも、そんな楽しみは小学校の三年生頃には廃れてしまったけれど、、、。 だから、私の中ではひな祭りは4月3日。今年飾ったお雛様も4月3日まではこのままな んだろうな。 飾ったお雛様を撮ってみました。![]()