ちくちくの記
2006年: 6月
2006年6月11日 小雨降る日曜日の朝。食事も終わってのんびりしていたら、ありがいる、とつれあい。良く見ると 鉢植えからありの行列。またベンジャミンの鉢にありがたかり始めたのかと思いつつ掃除機を引っ 張り出す。 見ればベンジャミンだけではなく、どの鉢にもありの姿。仕方ないのでつれあいは鉢植えを全部外 に出し、鉢も受け皿も水洗い。雨の中でホース片手に鉢植えに水をかけるのは何だか間が抜けた感 じである。 家の中では唯ひたすら掃除機。カーテンの襞の間にまでありが這い登っていて振り落とすのに時間 がかかる。ありの出入り口と思しき場所から掃除機の中まであり退治のスプレーを散布する。何と か掃除は終わったけれど、鉢植えに問題あり。 鉢を散々水で流しては見たけれどあり退治は終わらず、結局水攻めにすることに。大きな鉢は浴槽 に水を張って沈める。小さなものは流しに水を張って同じように沈める。 そのうち雨は本降りになるし、濡れた鉢を家の中に入れるわけにも行かない。仕方ないので、夏の 間だけ外に出す鉢をそのまま外に出すことにした。じゃあじゃあ雨が降る中、ヤッケを着込んでフ ードをかぶって鉢の移動作業。 つれあいがありがいると言ってから一時間。やっと作業終了。 久々に今日はのんびり出来るなと思っていたのに、何だかとっても疲れてしまった。 尤も、あり騒動のおかげで気になっていた鉢植えを整理して外に出すことが出来たし、窓際がすっ きりして夏支度が済んでしまったんだから、怪我の功名といえなくもない。でも、どうせやるなら 晴れて気持ちのいい日にしたかったなあ。
2006年6月9日 探し物があって久々にデパートに寄った。目的の物はすぐ見つかりやれやれ。 エスカレータで下りながら夏物衣料が目に付く。たまには一枚くらいこういうところで買ってみる かなと寄り道。お目当ては薄手のジャケットと半袖シャツ。よくまあこれだけメーカーと品物があ るもんだと思いながらうろうろ探してみる。 気に入った形が見つかっても、お値段よりもまずは素材のチェック。材質によっては着ているうち に痒くなったりあせもが出来たりするからその辺はかなり慎重。素材は合格でもサイズがなかった り、引っ張り出してみたら思った以上にごてごてしていたりで、中々思う物がない。 漸く一枚見つけたものの、値札を見て目を剥いてしまった。桁間違えていない?って言いたくなる 位のお値段。確かに縫製も素材もいいけど、ここまでの値段がつくほどのものとは思えない。せい ぜいでもこの半額と言うところだろうか。それでもかなりぼったくりのような気がする。だってお 誂えや特注でも何でもない、ただの吊るしなんだもの。 はあ〜と思いながら別のものを見て回る。それまでは素材に気が行ってて値札は二の次だったけど、 素材も値札も同時チェック。そうしたら少し見ただけで探す気が失せてしまった。余りにも日常の 生活感覚とかけ離れ過ぎている。 そのうち、そこここに漂う香水や脂粉の匂いに鼻がむずがゆくなってくるしで、結局何も買わずに 帰ってきてしまった。 そして残った疑問がひとつ。わたしの金銭感覚って世の中とずれているのであろうか?
2006年6月8日 車通勤から電車通勤になって一年が過ぎた。生活リズムもそれなりに淡々と過ぎるようになったと 言うところか。 電車通勤になって大きく変わったのは読書量。待ち時間にぼちぼち読んでるだけなのに、この一年 で読んだ本の量は自分でも驚くほどであった。元々本は好きだから買いもするし読みもするのだけ れど、買う量に読む量が追いつかず積読の山が築かれつつあった。それがすべて一掃され、今度は 読む量に買う量が追いつかなくなりつつある。 そんなここ一年の読書の中で、新しく出会った作者が何人かいる。特に印象が深いのは、夢枕獏、 梨木利香、乙一なんて所。 そして最近嵌っているのが北村薫。それは偶然の出会いだった。 わたしが時々本屋さんでやることのひとつに、普段は見向きもしないジャンルや何気なく通り過ぎ てしまう書棚の本を手に取って見ることがある。そのときも、普段は余り見ない少年コミックの棚 の前だった。一通り眺めた後ひょいと隣に目を移したら創元社文庫が並んでいる。何気なく取った 本の表紙に女の子のイラスト。果てどこかで見たようなとは思うけどぴんとこない。ぱらぱらっと ページを繰ってみたけどそのまま書棚に戻してしまった。 その後ぶらぶらと文庫本の棚の前を歩き回りながら、覆面作家の文字に惹かれて手に取った本の表 紙絵に見覚えがある。わたしの好きなコミックるきさんの作者の絵である。ぱらりと開いたらそこ にも絵がある。あららと思いながら何気なく読んだら面白くてやめられない。作者は誰?と著者名 を見たら先ほど棚に戻した本の作者名と同じ。何だか縁があるのねえと思う。結局、最後まで読み たくなってその本をお買い上げ。その日のうちに読み終えてしまった。 推理小説の分類に入ってるのだけれど、怖い場面は全くない。もっとも後で想像してぞっとする場 面が無きにしも非ずではあるけど。日常生活の中のはてなを謎解きしていく、そんな感じである。 でも何となくわくわくどきどきしてしまう。してやられたりの感もある。 で、他の著作も読みたくなってしまった。手始めに書棚に戻してしまった一番最初に出会った本。 これまた面白い。またも一気読み。もうそうなると止まらない。 そんなわけで、その気になって探してみるとあちこちの出版社から出ている。どうやらシリーズも のもある気配。本屋さんへ寄るたびに書棚を探し、気に入ったのから順に買っていたら、気がつけ ば本棚に何冊も積み上がっていた。 さて次はどんな作家に嵌るのであろうか。
2006年6月7日 そろそろ梅雨と言う時期になってるのにいい天気。このところ雨続きだったからしばらくこの天気 が続いて欲しいと思う。どうもわたしはかなり動物的らしく、晴れてれば活動的。この頃の様に日 が長くなってくると起きるのも早い。 今朝も何をとち狂ったかいつもより一時間以上早く起きて洗濯なんぞを始めてしまった。もっとも、 我家にはとっても信じられない早起き鳥がいて、世間相場から言えばかなり早起きに属する今朝の わたしの起床時間はちっとも早い時間には当らないらしいけど。 まあそんなことはさておき、洗濯も食事も終わってさて出勤前のステッチと腰を据えた。今月は刺 しかけ消化強化月間と銘打って、刺しかけを引っ張り出して刺している。今刺しているのは年明け に急に刺したくなって始めたものの何だか刺す気が失せて三ヶ月以上放ってあったもの。 このステッチ、小さいのに思った以上に色替えがあって、それも似たような色のグラーデーション ときてるから、中々進まない。それでも毎日刺していればそれなりに形になってくる。小さなモチ ーフがもう少しで仕上がりそうな状態なので結構やる気で作業開始。 気持ち良く刺して行くうちに、何だか妙。どうやってもすれている。目を凝らしてみても何処がず れているのかわからない。じーっと眺めていたら、昨日の刺し始めの部分が一目ずれている。とい うことは昨日の朝の一時間半がぱー。そうわかった途端に気抜けしてしまった。 気を取り直して間違えた部分をほどき始めたものの、似たような色で境目がわかりにくい。何処ま で続くぬかるみぞ、の状態でしばらく悪戦苦闘。結局、昨日刺した分より少し余分にほどいて何と か辻褄が合う。全くなんと言うドジと思いながら糸始末をして続きを刺す。 あーまたもモチーフは完成しなかった。この調子ではまだまだ時間がかかるんだろうなあ。