ちくちくの記
2007年: 5月
2007年5月31日 数日前、模様替えのついでに毛糸を整理したら半端糸が結構出てきたんだけど靴下用に要らない?と編 み物好きの知人から声がかかった。どれどれと見に行ったら大きな袋二杯もある。ひとつひとつその場 で見てるときりが無いので、家で選り分けるからとそのままいただいて来た。 特に急ぐわけじゃないから後でゆっくり整理しようと思っていたのに、どんな糸があるかなの好奇心に 勝てず、その場で毛糸整理を始めてしまった。 こっちは整理済みで多分使える糸ばかりだと思うと言ってた袋を開いてみたら、靴下にしてしまうには 勿体無いような上等品やセーターが編めそうなほどの玉数のものもある。いいのかねえこんなに沢山と 思いながら選り分ける。 もうひとつの袋の方は玉石混交。面倒になって何でもかんでも放り込んでしまったからこのまま捨てよ うかと思うのだけど、と言うのを捨てるなんて勿体無い、選り分けるからいいよと貰い受けたもの。試 し編みや編みかけ、もつれたままの糸も混じってるからこのまま渡すのはちっょと恥ずかしいんだけど と言ってた通り、もつれたまま小さな袋に入ってる糸や、凝った編地の編みかけがいくつも出てくる。 とはいえ使っているのは上等な毛糸ばかり。使いかけの半端糸も結構な量。ストレートヤーンが大半で 色も様々。こちらの方が惜しげ無く靴下編みに使えそうである。 試し編みや編みかけの一部は途中までほどいて適度な大きさにした後帽子に化けてもらう。もつれた糸 は根気良くほどいて玉にする。巻いてあったほどき糸や今回ほどいた糸は全部枷にして洗う準備。結局、 処分する糸は何も無かった。 毛糸整理を始める前は、このところ仕事が立て込んで毎日帰りが遅いのもあって、何だかちょっとくさ くさしていたのに、気がつけば気持ちは穏やか。その上、三個の籠から溢れそうになっている毛糸を見 ていると、妙に満ち足りた気分。何でだろうか。 そして、枷にした糸は他のものの洗濯をするついでに洗っておいた。 別の日に、洗っておいた毛糸を巻きながら、編むつもりで買ったのに枷のままで巻いてない毛糸がある ことを思い出す。ついでだからと毛糸入れから引っ張り出してこちらも玉に巻く。巻きながら、そうい えば途中でやーめたと放り出した編みかけがあるのを思い出す。これまたついでだからとほどく。編ん だ後の残り糸やそこここに転がっている毛糸を片付け、参考に引っ張り出した編み物本を本棚に納める。 そんなこんなで、頂いた毛糸の整理が呼び水になった感じで、散らかっていた編み物関連の物が大体片 付いた。期せずして編み物の夏支度をした感じかなあ。 そして、この片付けに伴って、秋口に着るベストとセーターを編もうと綿の糸を引っ張り出してきた。 ただいまどんな編地にするか思案中。さてこれは取らぬ狸の皮算用に終わるのか、それともちゃんと出 来上がるのか。 それにしても、我が家の毛糸在庫の多さには唯々呆れるばかり。貰わなければ、買わなければ、ほどか なければ、毛糸在庫が増えることはない。そうわかっていても、使われないまま処分される毛糸を見る のは忍びないし、気に入ったら編んでみたいし、ほどいて糸にすれば生き返るものをそのまま処分する のもためらわれる。全く因果な性分である。
2007年5月17日 ここの所精力的に刺してたステッチが完成したので、刺しかけをと引っ張り出したら塗り潰し用のチャ ートがぼろぼろ。記号がすれて見難くなっている所もある。仕方ない、もう一枚塗り潰し用を作るかと、 元のチャートを探すけれどしまった筈の場所にない。あれっと思って心当たりを探すけど見つからない。 これは一大事とステッチ関連のものをひっくり返す騒ぎになった。 本の間に挟んでしまったかと本棚を探索するけど見つからず。キットや準備中のものに紛れ込んだかと あれこれひっくり返せど無し。じゃあフリーチャートを入れたファイルはどうかと探すけれどこれまた 発見出来ず。万策尽きてふっと思い出したのが整理しようと積み上げてそのままになっているチャート。 確か編み物関連のものと一緒に積んでおいた筈と探してみたら、整理中のファイルの中に紛れ込んでい た。やれ良かったと引っ張り出して胸をなでおろす。 それにしても、何でこんなところに入れたのかなあと思いながら片付けていたら、デザインも色も気に 入って譲ってもらったチャートが出てくる。これまた刺そうと思ったときに何処にしまったかを思い出 せなくて探していたもの。 それを見ながらふっと思い出す。チャートも本も増えて収拾がつかなくなってきたから、チャートだけ のものの中から、刺しかけとこれから刺す予定のものに順番を付けて一冊のファイルにするつもりだっ たこと。そして、そのために本になっているものからは塗り潰し用チャートまで用意したこと。 たった一年ほど前のことなのに、そのことを余りにきれいさっぱり忘れている自分に呆れてしまった。 そんなことはさておき、整理中のものは後で片付けることにしてそのままもとの場所にそっと戻してお しまい。見つかった二枚のチャートは早速塗り潰し用チャートの準備。で、刺し始めたのは何かと言え ば、譲ってもらったチャートの方。塗り潰し用チャートも準備したことだし、布や糸も用意してすぐ刺 し始められるようにしておこうと思ったのが間違いであった。材料を揃えているうちにどうしても刺し たい気になって、気がつけば針を持って刺し始めていた次第。 まずは刺しかけをと思っていたはずなのにこの有様。この調子では、今年も刺しかけはあまり減らない のかなあ。もっとも、新しく始めたステッチはとっても楽しくて順調に進行中。何のかんの言っても好 きでやってることなんだから、やっぱりやってて楽しいのが一番。
2007年5月14日 気がつけば五月も半ば。あっと言う間に半袖の季節になってしまった。 今年の天候は極端に暑かったり寒かったりの乱高下で着る物も体の方もついていくのがやっと。そのせ いもあって衣更えが未だ終了せず。この週末ようやく自分で洗うものは全部洗い終わり、クリーニング にも全部出し終わった。まだ片付け作業があるけれど、それはまあぼちぼちとやるしかないのであろう。 そんなゆるゆる進む衣更えで、着る物が変わってきているなあと思う。年々歳々、厚手の冬物が減って いる。持っている厚手の冬物を出さないまま過ぎている。そして、新しく購入するのは薄手のものばか りであることに気づく。わたしは苦手な繊維があるので選ぶ素材が変わったわけではない。急に暑がり になったわけでもない。なのにこの変化。 考えてみたら寒がりのつれあいも厚手のものを引っ張り出さなくなっている。気がつかないうちにじわ じわと温暖化が進んでいるということなのであろうか。何だか心配になってしまった。 先日、教会でパイプオルガンのコンサートがあるので来ませんかとお誘いを受けて、久々に鎌倉まで出 かけた。休みの日の鎌倉はとっても混むから敬遠して殆ど行かないので、かなり久しぶり。案の定、駅 のホームに下りた時点でめちゃ混み。 お目当ての教会は古い建物の時は入ったことがあるけれど、建て替わって新しくなってからは中へ入る のは初めて。設備の立派さとモダンさに驚き、パイプオルガンの素晴らしさに眼を見張る。演奏はとて も素晴らしく混雑覚悟で出かけて来て良かったと思う。演奏された曲目は幅広く、聞きなれた曲も幾つ かあって、同じ曲でも演奏する楽器が違うとこんなにも違うのかと、驚いてしまう。 コンサートが終わった後はせっかく来たんだからと久々に鎌倉を歩く。 住んでいた頃からお気に入りだったお店を覗いてみるかなの気になって歩き始めてみたものの、芋の子 を洗うような混雑振りに少々辟易。修学旅行のシーズンと言うのもあって兎に角、人、人、人。まるで お祭りだねえと思いながら歩く。 それでも、紙屋さんに陶器屋さん、古本屋さん、古物ならば色んなものを扱うお店に昔ながらの玩具屋 さん、等々、好きだったお店を覗いて歩く。歩きながら、あちこち景色が変わっていて果て何処が変わ ったのかなと首をひねる。 ちょくちょくお世話になっていたお風呂屋さんは跡形も無くなって駐車場になっているし、ちょっと洒 落た日常雑器が揃っていた陶器屋さんも無くなって駐車場になってしまっていた。薪炭屋さんも店を閉 じているし、他にも何軒かなくなっているお店があって、何だか寂しい限り。そして、増えたのは食べ 物屋さんにお土産屋さん。知らないお店ばかりで唯々驚き。 人の波に疲れたので、散歩コースだったハイキングコースに向かう。脇道から入るとそこはまた別世界。 殆ど人がいない。そういえばよくここで摘み草をしたなあと思いながら歩いていたら、ナンテンハギが 群生しているのを発見。思わず夢中で摘んでしまう。摘み草をしつつ歩いていると、大好きなシャガの 群生が目に入る。そうそうこれもここに一杯あったんだと、何だかうれしくなる。 よく海を眺めた場所や木の株に腰掛けてぼんやり過ごした場所は、周りの木が鬱蒼と茂り薄暗いほどで、 以前とは様変わりしていた。何しろ茂った枝に遮られて海なんて何処に見えるの?と言う感じなのだ。 その上、坂道は土がえぐれて木の根がむき出しになりとても歩きにくい。 ハイキングコースを全部歩くのはしんどいので、これまたお定まりの抜け道へ向かう。以前ははっきり わかった脇道への入り口も、下手したら見落としそうなくらい草木が茂り、降りても大丈夫であろうか と思う。駄目だったら戻るしかないなと思いつつ下り始めたら、これまた土が流され木の根がむき出し になり、急坂になってしまっていた。それでも何とかお寺の境内へ降りることが出来てやれやれ。境内 の紅葉やほうの木の青葉を眺めていると街の雑踏が嘘のように思える。 さて帰ろうと駅へ戻ったら、相変わらずの人の波。ハイキングコースやお寺の境内の静けさと余りに対 照的でしばらくぼんやりと改札口に向かう人の群れを眺めてしまった。 さて次に鎌倉へ出かけるのはいつだろうか。
2007年5月10日 何がどう忙しいと言うわけではないのだけれど、会社にいる時間が毎日長い。長いといっても余分に居 るのは僅か一時間ほどなのだけれど、それが毎日となると何だかお疲れモード。折角目を覚ましたお片 付けの虫はいつの間にか居眠りを始めたらしく、またもあちこち散らかり始めた。 そんな状態でも進んでいるのがステッチと本を読むこと。 ステッチは妙にやる気で、新しいのを始めたくて仕方が無い。今刺しているのが終わってから、と逸る 心を抑えているけど、どこまで抑えられるであろうか。何しろあちこち色々散らかしたまま、キットや チャート引っ張り出して試すつ眺めつしている。おまけに、この秋姪っ子が結婚するとの連絡があって、 お祝いステッチを刺そうかな等とも考え始めているから、新しいのを刺し始めるのはそう遠くは無いで あろう。 本の方は久々に嵌ってしまった時代小説に益々のめりこむ気配。何がそんなに面白いのか自分でも良く わからないのだけれど、兎に角続きを読みたくて仕方が無い。結構分厚い9冊を読み終わり、既に買い 込んである数冊の中から新しく選び出したばかり。その上、暇さえあれば本屋さんに寄って、他にもな いかとあれこれ物色していたりする。 他にもやることは一杯あるのに、何でこの二つだけが途切れることなく進むのであろうか。