通信制と全日制剣道部の合同活動
1988年3月発行
東京都公立学校教諭 小賀野勝芳
keio.ac.jp/ogano/
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本校通信制課程において、クラフ活動日は、年間16回(16時間)ある。
これらはすべて日曜日に行なわれる。このような少ない練習時間のため、練習向上や内容を深めることが難しい。私は剣道部の顧問をしているが、剣道部員の中から、年間16回では少なすぎて昇段審査や試合にも差しつかえる、もっと練習時間を確保できないか、全日制と合同でウィークデーにも練習させてもらえないかという声があがってきた。
通信制は、勤労者・主婦・高齢者など、毎日学校に来れない人等がレポートを中心に学習するところである。しかし最近は生徒が多様化し、来れる状態の者もでてきた。
全日制の剣道部は生徒が自主的・自律的に活動しているクラブであった。まず、私自身が全日制剣道部顧問の先生の許可を得て、全日制の生徒達と一緒に練習させてもらった。全日制の生徒達と意思疎通かできるようになってから、通信制の生徒も混ざって練習できるように、まず全日制の生徒達に同意を得、次に全日制顧問の先生の承認、通信制職員会議、校長、全通教頭の承諾を得て、ウィークデーにおける全通合同練習が実現した。もちろん、私がそのクラブ活動に参加できる時に限られたので、仕事上の制約もあり、実際に合同運用できたのは、それほど多くない日数であった。全日制の生徒にスクーリソグ日の通信制剣道部活動に参加してもらったこともあった。全日制剣道部は夏季休業期間に妙高高原に合宿に行くことになっており、合同練習をしてしいる通信制の生徒も当然のようにさそわれた。
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於文化祭日本剣道形 |
そして通信制の生徒自身にも参加の希望があった。全・通各職員会議、全・通各教頭、全日制顧問、校長など多くの関係者の関与・了承を得て、全通合同の剣道部合宿が実現した。もちろん私も参加したことは言うまでもない。共通である校歌を歌うことを含め、通信制の生徒及び全日制の生徒の交流とお互いの立場の理解がスポーツを通じてなされたことは有意義だったと思う。 |
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於文化祭日本剣道形 |
残念なことに、この合宿後、改築のため剣道場が取りこわされ、通信制の剣道部にとっても全日制の剣道部にとっても、クラブ活動が困難になってしまった。新しい剣道場の完成が望まれる。
なお、通信制の剣道部は必修クラブと課外クラブを合わせた性格をもっていることを付記する。*****
ーー東京都高等学校特別教育活動研究会
『紀要』 声 欄に掲載ーー