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判例タイムズNo.933目次

判例タイムズNo.933(1997.5.1)4.25発売

■大阪地裁民事集中審理勉強会報告(第4回)/大阪地裁民事集中審理勉強会(座長鳥越建治)
  ●集中審理実践報告〔集中審理実践報告7〕/加藤正男
  ●集中審理実践実施報告〔集中審理実践報告8〕/福井章代
  ●書記官から見た集中審理ついて/山本正彦
  ●高齢者あんしん法律相談─福岡県弁護士会北九州部会の取組み
                      〔成年後見制度の実務の現状と展望8〕/兒嶋かよ子

■手形貸付における手形の書換え・複数手形の一本化と更改の成否
         ─東京地判平8.9.24(金法1474号37頁)〔銀行実務と民事裁判379〕/吉田光碩

■<判例評釈>団体定期保険契約の効力・効果─青森地裁弘前支部判平成8年4月26日/山野嘉朗

■<民法判例レビュー>
  ●契約  △今期の主な裁判例△株主会員制のゴルフ会買権の譲渡担保設定と第三者に対する対抗要件
                                     (東京地判平7.12.1)/池田真朗
  ●担保  △今期の主な裁判例△集合債権譲渡予約の有効性(大阪高判平8.9.20)
       △賃料債権についての債権譲受と当該不動産についての抵当権者の物上代位との優劣
                                     (東京地判平8.9.20)/堀龍兒
  ●不動産 △今期の主な裁判例
       △借賃増額請求を受けた賃借人の相当と認める額による賃料支払いの意義
                               (最二小判平8.7.12)/野野目章夫
  ●民事責任△今期の主な裁判例>一連の変額保険判決について(最二小判平8.10.28)/瀬川信久
  ●家族  △今期の裁判例/松倉耕作
       △児童虐待と福祉施設収容のための家庭裁判所の承認(浦和家審8.5.16)/床谷文雄

<判例紹介細目次>

[最高裁判例]

=民法=

■ノンフィクション「逆転」訴訟ある者の前科等にかかわる事実が著作物で実名を使用して公表された場合に
おける損告賠償請求の可否
(最高裁第三小法廷平6.2.8判決)

■相続に関する不当な利益を目的としない遺言書の破棄隠匿行為と相続欠格事由
(最高裁第三小法廷平9.1.28判決)

[憲法裁判例]

■関西PKO訴訟第一審判決国を被告とし、いわゆる国連平和協力法に基づく自衛隊員のカンボジアへの派遣
 の差止め、右派遣が違憲であることの確認及び右派遣によって被った損害の賠償を求める訴えが排斥された事
 例
 (大阪地裁平8.5.20判決)

[行政裁判例]

=行政法=

■生活保護申請に対し、就労能力の活用が不十分であるとして生活扶助及び住宅扶助を認めなかった処分が違
法とされた事例
(名古屋地裁平8.10.30判決)

=行政争訟法=

■都市公園法二条一項に基づく除却命令の代執行がされた後に同命令の取消しを求める訴えの利益を肯定した
事例
(名古屋高裁平8.7.18判決)

=国家補償法=

■拘置所長が死刑確定者と獄中結婚した者らとの接見及び死刑に蘭する図書の閲読を制限したことなどを違法
とする国家賠償請求が棄却された事例
(東京地裁平8.3.15判決)

[労働裁判例]

個別的労働関係

■准看護婦に対する田川市から福同市への配転命令の効力が仮に停止された事例
(福岡高裁平8.7.10決定)

[民・商事裁判例]

=民法=

■共有者の一人が通謀虚偽表示である贈与を原因として登記を有する場合、通謀虚偽表示を登記原因とする登
記であること、全部抹消によって登記名義人が特段の不利益を受けないこと、登記につき利害関係を有する第
三者がいないこと、登記名義人以外の共有者が登記の全部抹消を希望していること等の事情があるときは、他
の共有者の一人が登記の全部抹消を請求することができるとされた事例
(東京高裁平8.5.30判決)

■期間の定めのある賃貸借契約において、中途解約した場合の違約金条項が、貰借人に著しく不利であるとし
て、公序良俗違反を理由に一部無効とされた事例
(東京地裁平8.8.22判決)

■信者から宗教法人に対する不動産の増与の事実が認められないとされた事例
(和歌山地裁平8.4.17判決)

■重度障害共済金の支払請求が認められないとされた事例
(東京地裁平7.10.30判決)

■破産管財人が、他の買受申出人より低い価額でなした高額不動産の売却処分につき、善管注意義務違反がな
いとされた事例
(東京地裁平.9.30判決)

■会社社長の女子社員に対するセクシュアル・ハラスメントについて右社長及び会社の損害賠償責任が認めら
れた事例
(札幌地裁平8.5.16判決)

■ペルギーダイヤモンド事件宝石販売を含む当該商法全体が公序良俗に反して違法であり、当該商法の開設、
運営等を行った者は不法行為責任を負うとされた事例
(福岡高裁平8.4.18判決)

■一 高級官僚が検察庁で任意で事情聴取を受けた旨のテレビ報道が真実であるとしてテレビ局に対する損害
賠償請求が棄却された事例 
二 高級官僚が出入業者から現金の供与などを受けたとの新聞報道が真実ではなく、真実と信じるにつき相当
の理由がないとして新聞社に慰籍料一五○万円の支払を命じた事例
(東京地裁平8.3.27判決)

■肩こり等の治療の際の麻酔薬投与直後の患者の心肺機能の停止ないし急性全身性循環不全症による死亡につ
き、医師の診療契約上の注意義務違反による損害賠償責任が認められた事例
(大津地裁平8.9.9判決)

■不動産を相続人の内の一名の単独所有とし、その者に他の相続人らに対する代償金の支払を命じた遺産分割
審判が違法であるとして取り消された事例
(高松高裁平7.11.2決定)

=知的財産=

■類似意匠についての登録査定、登録料納付書提出後に、本意匠の意匠権が存続期問満了により消滅した場合
の類似意匠登録の要否(肯定)
(東京地裁平8.5.31判決)

■一地方の市が発行する書籍「市史」に褐載するために執筆して送付した原稿を、編集者が著作者に無断で改
変を加え自己名義の論文として勤務先の高校の学内誌に投稿した行為について、著作権及び著作者人格権侵害
に基づく損害賠償を認めた事例  
二 著作者が、編集者により自分の論文が盗用された等記載した文書を、右編集者の勤務先の校長、教育委員
会委員長、文部大臣等の第三者に対して送付するなどしたことにより、右編集者の名誉が棄損されたことを理
由とする損害賠償の反訴請求が棄却された事例  
三 弁護士が訴訟代理人としてなした反訴の提起や訴訟活動について、不法行為責任を否定した事例
(東京地裁平8.2.23判決)

=諸法=

■借地契約の解約を合意した和解契約が、借地人の錯誤によって無効であるとはいえないものの、借地人と地
主との間の右合意に至るまでの諸事情からすれば、借地借家法九条の趣旨及び信義則に照らし、無効であると
された事例
(東京地裁平8.8.29判決)

■サブリース契約について、賃貸人から自動増額特約に基づいてされた貸料増額請求が排斥され、一方、賃借
人からの減額請求が一部認容された事例
(東京地裁平8.6.13判決)

=民事訴訟法=

■一請負契約約款に基づく仲裁契約の成立が認められた事例 
二 請負契約の解除が無効とされた場合に発生する不法行為による損害賠償についても、仲裁契約の効力が及
ぶ紛争にあたる
(東京地裁平8.8.22判決)

■競売物件である建物の評価に際しての評価人の不動産立入調査義務が否定された事例
(東京高裁平8.11.1決定)

[刑事裁判例]

=刑事訴訟法=

■詐欺事件に関する逮捕の適否が、その後別件覚せい剤取締法違反事件につき発付された差押許可状等に基づ
いて収集された覚せい剤や尿の鑑定結果などの証拠能の有無に影響を及ぽさないとされた事例
(大阪高裁平8.5.15判決)

■強制わいせつ・同未遂事件の被害者(一三歳と一二歳の少女)の犯人識別供述の信用性を認めた事例
(東京地裁平8.1.8判決)

[速報]

■遺留分権利者からの不動産の持分移転登記手続請求訴訟において受遺者が裁判所が定めた価額による価額弁
償の意思表示をした場合における判決主文
(最高裁第三小法廷平9.2.25判決)

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