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判例タイムズNo.958目次

■書籍、新聞、雑誌等の出版等差止めを求める仮処分の諸問題〔民事保全の理論と実務12・完〕/中込秀樹

■準備的口頭弁論及び弁論準備手続
〔大阪地裁新民訴法研究会報告6〕/坂本倫城・今中秀雄

■当事者照会(付:送達・送付関係)
〔シミュレーション新民事訴訟6〕/京都シミュレーション新民事訴訟研究会

■新民事訴訟法による訴訟運営と集中審理(下)/古閑裕二

■違法性の錯誤の実体 他人の言動に従った誤信に関する判例の検討/中山研一

■公職選挙法の寄附禁止違反罪における受寄附者の認識
最二小決平9・4・7(刑集51巻4号363頁、判タ940号160頁)〔特別刑法判例研究35〕/萩原 滋

■新株発行不存在確認の訴えの肯定の余地
  「「最三小判平9・1・28判タ931号179頁、判時1592号132頁〔銀行実務と民事裁判389〕/菅野佳夫

<判例紹介細目次>

[特報]

■家永教科書裁判第三次訴訟上告審判決
 一 教科用図書の検定に当たって文部大臣が助言、指導の性質を有する改善意見を付することと国家賠償法上の違法
 二 高等学校用日本史教科用図書の改訂検定に当たって文部大臣がこれに応ずることを合格の条件とする修正意見を付したことに裁量権の範囲を逸脱した違法があるとされた事例
(最高裁第三小法廷平9・8・29判決)65

■一 いわゆる懲罰的損害賠償を命じた外国裁判所の判決について執行判決をすることの可否(1事件)
 二 外国裁判所の判決に記載がない利息を付加して執行判決をすることができる場合(2事件)
(1最高裁第二小法廷平9・7・11判決)
(2最高裁第二小法廷平9・ 7・11判決)93

[最高裁判例]

=租税法=

■公課禁止とされている雇用対策法一三条に規定する職業転換給付金を標準としてされた課税処分の効力
(最高裁第三小法廷平9・11・11判決)99

=民法=

■一個の不動産の全体を目的とする抵当権が設定されている場合における抵当不動産の共有持分の第三取得者による滌除の可否
(最高裁第一小法廷平9・6・5判決)101

■賭博債権の譲渡を異議なく承諾した債務者が右債権の譲受人に対して賭博契約の公序良俗違反による無効を主張することの可否
(最高裁第三小法廷平9・11・11判決)104

■一 遺言者が遺言を撤回する遺言を更に別の遺言をもって撤回することにより当初の遺言の効力が復活する場合
 二 遺言者が遺言を撤回する遺言を更に別の遺言をもって撤回した場合において当初の遺言の効力の復活が認められた事例
(最高裁第一小法廷平9・11・13判決)105

=商法=

■一 分割保険料を滞納すると保険金を支払わない旨の約款の下における滞納保険料の全額が支払われた場合の保険金支払義務の帰すう
 二 保険料分割払約款におけるいわゆる保険休止状態の発生による保険金支払義務の消滅及び保険休止状態の解消による保険金支払義務の再発生についての主張立証責任
(最高裁第二小法廷平9・10・17判決)108

=諸法=

■自動車共済契約の普通共済約款一般条項五条二項に規定する被共済自動車の譲渡の意義
(最高裁第一小法廷平9・9・4判決)112

=民事訴訟法=

■上告人が上告理由書提出期間経過後に破産宣告を受けた場合に受継手続を経ることなく民訴法四〇一条により上告棄却の判決をすることの可否
(最高裁第三小法廷平9・9・9判決)114

■特別刑法8納税義務者から確定申告を委託されて所得税ほ脱の違反行為をした者が所得税法二四四条一項にいう「代理人」に当たるとして事業主でない納税義務者に所得税ほ脱犯の成立を認めた事例
(最高裁第三小法廷平9・10・7決定)116

[行政裁判例]

=行政法一般=

■浄化槽清掃業及び一般廃棄物処理業の申請に対する不許可処分が適法であるとされた事例
(静岡地裁平8・11・22判決)118

=国家補償法=

■市立小学校のプールにおける水泳練習の際、六年生の児童が逆飛び込みを行い、プールの底に頭部を激突させて頚髄損傷等の重傷を負った場合、指導教諭に過失があったとして学校側の損害賠償責任が認められた事例
(広島地裁平9・3・31判決)130

=租税法=

■雑所得たる利息及び保証料の帰属年分につき発生基準によるべきであるとされた事例
(東京地裁平9・1・27判決)143

[労働裁判例]

=集団的労働関係=

■全税関神戸訴訟控訴審判決
 税関の職員で組織する労働組合に所属する者らが昇任、昇格、昇給において差別的な取扱いを受けたとする損害賠償請求が棄却された事例
(大阪高裁平8・10・29判決)148

[民・商事裁判例]

=民法=

■マンションの売買契約においてその一部が木造であったことが要素の錯誤に当たらないとしつつ、仲介業者に対し告知義務違反を理由に慰藉料五〇万円の損害賠償を命じた事例
(横浜地裁平9・ 5・26判決)189

■一 いわゆる過労死(心不全)につき安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求が認められた事例
 二 労働者に過失相殺すべき事情がないとされた事例
(大阪高裁平8・11・28判決)197

■パブリックコースから会員制のチャンピオンコースに改造・移行することができなくなったゴルフクラブの会員権の販売について、下請販売会社の債務不履行責任および不法行為責任が認められなかった事例
(東京地裁平9・4・11判決)218

■建物建築請負契約において履行期前の履行不能が認められた事例
(東京地裁平8・7・16判決)227

■狩猟の際同僚を獲物と誤認して射殺した事故において、紺の雨カッパと帽子を着用していた被害者に過失があったとして一割の過失相殺がされた事例
(神戸地裁平9 ・5・7判決)235

■交通事故による損害賠償債務の不存在確認訴訟において、確認の利益が肯定された事例
(東京地裁平9・7・24中間判決)241

■建物取得者が取得後三年を経過しない時期に交通事故により死亡した場合、増加した相続税額分は、右交通事故と相当因果関係のある損害に該当しないとされた事例
ハ(東京地裁平9・1・30判決)243

■交通事故で眼球陥没等の障害を受けた者に対する四度の手術が結局奏効せず、眼球摘出に至った事案において、診療契約の趣旨に照らして、担当医の術式選択に過誤はなかったとされた事例
(東京地裁平8・12・25判決)247

=商法=

■株式会社の代表取締役が、取締役会の決議を経ずに、ファイナンス会社から二九億円を借入れ、会社所有の不動産について設定した抵当権の設定が無効とされた事例
(那覇地裁平9・3・25判決)259

■地震により同一構内にある物置が損壊した場合において、地震保険普通保険約款(平成八年一月改定前のもの)四条二項に基づく保険金限度額の定めにより当該保険金請求が棄却された事例
(神戸地裁平9・6・17判決)268

=知的財産=

■リッツ表示使用差止請求訴訟第一審判決
 RITZ及びリッツの表示の使用差止め及び損害賠償請求が認容された事例(神戸地
裁平8・11・25判決)272

=民事訴訟法=

■産業廃棄物処理場設置についての付近住民の同意が無効であることの確認を求める訴えに確認の利益がないとされた事例
(津地裁平9・7・1 7判決)282

[刑事裁判例]

=刑法=

■警察官が無実の人間に覚せい剤を持たせて覚せい剤所持事犯を捏造し、その職権を濫用して同人を逮捕監禁するなどした事件について懲役三年の実刑判決が言い渡された事例
(東京地裁平9 ・10・17判決)289

■シールド掘進方法による地下送水管新設工事現場において、地下から噴出したメタンガスが爆発して、坑内作業員が死傷した事故に関し、工事全般を統括管理する業務に従事していた現場代理人兼工事事務所の実質的責任者、坑内作業員の安全管理等の業務に従事していたシールド掘進工事の現場代理人及び主に夜間における坑内作業員の安全管理等の業務に従事していた同工事の係員につき、いずれも業務上の過失が肯認された事例
(東京地裁平8・11・6判決)292

=刑事訴訟法=

■覚せい剤取締法違反(自己使用)事件について、公訴事実につき被告人の自白があるものの、捜査の過程に違法があるとして、尿の鑑定書等の証拠能力を否定し、無罪を言い渡した事例
(松山地裁平9・7・3判決)298

審級別裁判年月日順索引
最高裁第一小法廷平9.6.5判決〔平5(オ)1713〕…101
最高裁第二小法廷平9.7.11判決〔平5(オ)1761〕…93
最高裁第二小法廷平9.7.11判決〔平5(オ)1762〕…93
最高裁第三小法廷平9.8.29判決〔平6(オ)1119〕…65
最高裁第一小法廷平9.9.4判決〔平5(オ)2057〕…112
最高裁第三小法廷平9.9.9判決〔平5(オ)747〕…114
最高裁第三小法廷平9.10.7決定〔平7(あ)1008〕…116
最高裁第二小法廷平9.10.17判決〔平8(オ)2064〕…108
最高裁第三小法廷平9.11.11判決〔平7(行ツ)143〕…99
最高裁第三小法廷平9.11.11判決〔平7(オ)2025〕…104
最高裁第一小法廷平9.11.13判決〔平7(オ)1866〕…105
大阪高裁平8.10.29判決〔平4(ネ)694〕…148
大阪高裁平8.11.28判決〔平7(ネ)1986〕〔平8(ネ)1882〕…197
東京地裁平8.7.16判決〔平4(ワ)23351〕〔平6(ワ)1102〕…227
東京地裁平8.11.6判決〔平7(刑わ)616〕…292
静岡地裁平8.11.22判決〔平5(行ウ)5〕…118
神戸地裁平8.11.25判決〔平4(ワ)2156〕…272
東京地裁平8.12.25判決〔平6(ワ)18469〕…247
東京地裁平9.1.27判決〔平7(行ウ)110〕…143
東京地裁平9.1.30判決〔平7(ワ)6883〕…243
覇地裁平9.3.25判決〔平5(ワ)301〕…259
広島地裁平9.3.31判決〔平3(ワ)395〕…130
東京地裁平9.4.11判決〔平6(ワ)4552〕…218
神戸地裁平9.5.7判決〔平8(ワ)825〕…235
横浜地裁平9.5.26判決〔平7(ワ)2104〕…189
神戸地裁平9.6.17判決〔平8(ワ)125〕…268
松山地裁平9.7.3判決〔平8(わ)266〕…298
津地裁平9.7.17判決〔平7(ワ)231〕…282
東京地裁平9.7.24中間判決〔平8(ワ)643〕…241
東京地裁平9.10.17判決〔平9特(わ)1838〕〔平9刑(わ)1245〕…289

[訂正]
本誌956号 216頁第1段7行目、ならびに2頁第2段19行目、3頁15行目
に「平8・11・2」とあるのは「平8・11・20」の誤りでした。

本誌957号 81頁第1段28行目に「物に対する利権」と
あるのは「物に対する権利」の誤りでした。
謹んでお詫びし訂正いたします。〈編集部〉
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