絵の描き方はまちまちです、基本に忠実に描く事も大変に必要となります。日本画を描いて見たいと思った方も多いことと思います、描き方がわからずに諦めてしまうとしたら残念に事です。
日本画を描く時に必要な技法を掲載してあります、現在日本画を描いている方にお役に立てば幸いです。
| ◎水干絵具の扱い方 | ◎岩絵具の扱い方 | ◎金泥の扱い方 | ◎胡粉の扱い方 |
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| ◎膠のとき方 | ◎膠の保存法 | ◎膠ぬきと絵具の保存法 | ◎箔あかし |
| ◎日本画の水張り | ◎絹の張り方 | ◎日本画材料 |
| 水干絵具を乳鉢で細かく空ずりして、トキ皿に移し、膠水を少しづつ加えながら、よく混ざり合うように指の腹を使って練り合わせる。段々と滑らかになっていきます、次に、水を加えてよく混ぜ、描きやすい程度にしていきます。膠の加減で発色がかなり違います、根気よく、丁寧に溶いていくことが大事です。 |
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| @乳鉢に水干をとる | Aすって細かくする | B細かくし絵皿に取る |
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| C膠水を少量加える | D指でよく練る | E水を加えよく溶く |
| まず、大事なことは手間をおしまず、丁寧に溶くことです、そうすることにより綺麗な発色の絵具となります。トキ皿に、岩絵具を入れ、少量の膠水を加えて指の腹でよくこねます、絵具にまんべんなく膠がからむように練り、最後に水を加えて描きやすい濃さにします。粒子の荒い絵具ほど、膠とのなじみが悪いので、少し量を多くし、下塗りの場合は、さらに膠の量を多くします、只、必要量以上に膠の量を多くすると、発色が悪くなり、割れたりしますから、使いながら覚えていくことです。色によっては、上澄みを捨てて、何度となく膠で溶きなおすことにより、発色のよい絵具となるものもあります。 |
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| 膠を入れ指で粗練する | こすり付ける様に練る | 絵具を膠で練り込むように 一粒一粒くるむような感じで |
膠水をたし、電熱器で温 めながら練る |
水を加え適当な濃度に溶 き下ろす |
| トキ皿に出して、指の腹でつぶし、うすい膠水を少量づつ加えながら、よく練り合わせます、粘りが出てきたら、こすりつけるようにして、さらに細かくする気持ちで練る、金泥の場合、膠が濃すぎると、発色が悪くなりますから、うすめに心がけて下さい。次に、電熱器で温め、水分を蒸発させ、ぬるま湯を入れてよく混ぜ、しばらくして、上澄みを捨てます。又、膠を入れて練り合わし、電熱器で水分を蒸発させる、これを数回繰り返し、つやのある美しい発色の金色にする事が出来ます、最後に、うすい膠で溶いて、水を加えて使います。 使い残しの金泥は、ぬるま湯を加えて、上澄みのあくを捨てる作業を繰り返し、膠分がなくなることで、再度利用することが出来ます。 |
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| 金泥の包みを開く | 絵皿に取り出す | 薄めの膠水を加える | 指でよく練り合わせる | こすりつけるように練る |
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| 電熱器で水分をとばす | ぬるま湯をたっぷり加える | よく混ぜあわせる | 上澄みあくを捨てる | 膠水と水を加え溶き下ろす |
| 日本画に限らず、欠かすことの出来ない胡粉は、ひび割れ、剥離を起こしやすい絵具です、まず、乳鉢で空ずりして細かくします、濃い膠を少量づつ入れよく練ります、よく混ざり、手につかなくなるまで更にこねます、次に団子状にして、何度もたたきつけ、手のひらで伸ばしたり、丸めたりして、空気を抜きます、手にしっとりと馴染むようになったら、細くひも状にし、あく抜きをする為、胡粉の入った乳鉢に熱湯を注ぎ、そのまましばらく置きます、次に、お湯を捨て、乳棒でのばし、水を加えながらクリーム状になるまでつぶします、最後に適量の水を加えて使います。 保存 あく抜きをして、団子状にし、水を張った容器に入れて、冷蔵庫で保存すると、1〜2週間ぐらいは使えます、使うときは、トキ皿にとりだして、ぬるま湯でもどして使います。 |
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| 乳棒で胡粉をすりつぶし、細か くなると乳鉢にくっつく様になる 片栗粉状になめらかになるまで 空ずりする。 |
濃い目の膠水を少量づづいれ 乳棒でこねる |
よくまざったら、手にくっつかず ばらばらにもならない状態にな るまで手でこねる。 |
胡粉を乳鉢から取り出し団子状 にし、何度もたたきつけ、手のひ らで押したり伸ばしたり丸めたり して,中の空気を出す。 |
空気が抜け、手にしっとりなじ んだら麺のように伸ばしきれい な乳鉢に入れる。 |
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| あく抜きの為、胡粉の入った乳 鉢に熱湯をそそき、そのままの 状態で少しおく。 |
乳鉢がが温まったらお湯を捨 てる。 |
乳棒でのばし、水を加えながら クリーム状になるまですりつぶ す。 |
使う分だけ絵皿に取り、乳棒に ついた胡粉も水でのばして使う。 |
適量の水を加え溶き下ろす。 |
| 三千本膠のとき方を紹介します。三千本膠など乾燥させてある膠は、煮る前に必ず水に浸し、十分に水分を含ませておくことが大切です。用意するものは、三千本膠2〜3本、水200cc、電熱器、膠なべ、ペンチ、漉し布(ガーゼ)、竹箸など。 先ず、ペンチで三千本膠2〜3本を膠なべに入る大きさに切り、200ccの水に一晩ほど浸しておきます。水分が十分に含み芯がふやけた状態になった膠を、直火を避け、湯煎でゆっくりと溶かします。電熱器にかける場合は、温度は沸騰させずに70℃位の中火で溶かします。膠は高温で溶かすと接着力が落ちるので注意してください。焦げつかないようにかき混ぜ、十分に溶かした状態で、清潔な漉し布で漉せば出来上がりです。 膠と水の割合 三千本膠−膠2〜3本+水200cc 瓶入り鹿膠−約3倍の水で薄める 鹿膠−膠10〜15g+水200cc 粒膠−膠10〜15g+水200cc |
| 溶かした膠は、すぐに腐ってきます、膠の保存には注意が必要です。長期間の保存は出来ないと考え、使う量だけ溶かすようにしたほうが無難です。ラップをして冷蔵庫に保管しても4〜5日が限度と考えてください。古くなった膠は、絵具の発色を悪くするばかりか、絵具の定着も悪くしてしまい、後で剥がれることもあります。 必要なとき、必要な量の膠をいつでも使える便利な保存法を紹介します、先ず、500ccの水に1cm角大の鹿膠を入れ、冷蔵庫に一晩おくと膨潤して寒天状になります。寒天状になった膠を密閉容器に入れ冷蔵庫に保存しておけば、後は必要量を取り出してお湯を注げばそのまま使えます。但し、この場合もあまり長くは保存できませんので注意のこと。 |
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| 鹿膠 | 一晩おいて寒天状になったもの |
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膠水で溶いた絵具は、丁寧に膠ぬきをしておくとしばらくは繰り返し使うことが出来ます。膠ぬきはかんたんです、絵具の残った絵皿に、水またはお湯をたっぷりめに入れよく混ぜます。しばらくたって絵具が下に沈んだところで上澄み液を捨てます。この作業を1〜3回行えば完了です。その後は膠ぬきをした絵具を乾かし、ほこり等が入らないように保存します。 |
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| 絵皿に残った金泥にお湯をたっ ぷりそそぐ |
よく混ぜ、縁に着いた金泥もて いねいに溶かす |
しばらく置くと金泥が底に沈む | 上澄みを捨てる |
| 箔は非常に薄いので、扱いやすくする為、箔の間にはさまれている薄紙を箔とくっつける箔あかしをしてから使います。 まず、新聞紙などの上でバレンにベビーオイル・椿油などをなじませ、薄紙の上をよく擦り、油をつけます。 次に、油のついた薄紙を金箔の上にそっとのせ、箔箸の背などで軽くなでると箔が薄紙につきます。その後,薄紙の端をつまんで箔の面を上にすれば履くかしの完了です。 箔はあかしてから長く放置すると薄紙に密着してしまい、箔押しが難しくなるので必要な枚数だけあかすようにします。 箔箸や指先にシッカロールをつけ乾いた状態で作業します。 |
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| バレンに植物油を薄紙 に軽くつけ、均一に伸 ばしあかし紙を作る。 |
同様にして、あかし紙を 必要分つくる。 |
油のついた面を下にし て箔と重ねる。 |
上から箔箸で軽くなでる。 | 箔のついた薄紙を箔箸で 引き上げる。 |
箔の面を上にして置けば 完了。 |
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描いているうちに紙が凹凸にならないように仮張り(仮張りは和紙に柿渋をぬったもので、これに和紙を水張りして制作します。仮張りは古くから行われ、和紙を重ねて袋張りして作ってあるために、水張りしても和紙と一緒にたわむので狂いが生じません)してから描きます。 |
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| @沈糊を皿にとり、水で薄め | A和紙の裏面に水を引く | B糊代の部分に糊を塗る | C表に返し、仮張りに張る |
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| D刷毛でなで、空気を出す | E糊代の部分を固定する | Fさらに紙テープでとめる | G剥がす時の紙をはさむ |
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枠の大きさに合わせ絵絹を用意し、沈糊を刷毛で絹枠の表にぬります。糊のつきをよくする為、ぬっては乾かす作業を2〜3回繰り返す。次に、絹を画面の左右に耳がくるようにし、絹枠の上を張り、縦糸がまっすぐになっていることを確認して、左右を引っ張るようにして糸目を整えます。糊代の部分にもう一度糊をぬり、よく乾かします。最後にドーサを引いて使います。 |
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| @枠の大きさに合わせ絹を 計る |
Aタチ包丁で裁断 | B刷毛に沈糊をつける。 | C枠に糊をつける。 |
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| D上から張っていく | E下ろして下を張る。 | F縦・横糸をまっすぐに。 | G糊代の部分にもう一度ぬる |
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