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「てふてふ広場」に寄せられた質問とその答えをまとめてみました。

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さまざまな質問が寄せられています。

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Q1.蝶(ちょう)と蛾(が)の見分け方は? Q2.日本の蝶は何種類?
Q3.世界の蝶は何種類? Q4.蝶のからだはどうなっているの?
Q5.蝶はいつからいるの? Q6.蝶はどこにいるの?
Q7.幼虫は何を食べるの? Q8.蝶の一生は(完全変態)?
Q9.蝶は年に何回発生するの? Q10.サナギから羽化するのは一日の中でいつごろ?
Q11.蝶はどのように冬を越すの? Q12.幼虫は何回脱皮するの?
Q13.蝶になってなん日ぐらい生きるの? Q14.蝶の分類は?
Q15.オスとメスではね模様が異なる蝶は(雌雄2型)? Q16.蝶は一生の内何個ぐらい卵を産むの?
Q17.世界一大きな蝶は? Q18.一日の内で蝶の飛ぶ時間帯は?
Q19.同じ場所に繰り返し来ているようなんですが? Q20.雨の日はどこにいるの?
Q21.蝶のはね模様は何でできているの? Q22.同じ蝶で色や模様が違うものがありますか?
Q23.同じ蝶でも地域によってちょっと違うのでは? Q24.春と夏で大きさや模様が違うのは?
Q25.オス(♂)とメス(♀)の区別は? Q26.クロシジミの変わった生態とは?
Q27.セセリは蝶ですか? Q28.ギフチョウは岐阜県にいるの?
Q29.ゼフィルスとは何ですか? Q30.オオカバマダラの集団越冬地はどこですか?
Q31.日本の蝶園はどこにあるの? Q32.海外の蝶園はどこにあるの?
Q33.日本の蛾(が)は何種類? Q34.世界の蛾(が)は何種類?
Q35.ヨナグニサン(蛾)の食草は? Q36.チャドクガ(蛾)のサナギってどこに作られるの?
Q37.「少年の日の思い出」に出てくる「ヤママユガ」とは? Q38.蝶は気温が何度くらいから活動し始めるの?
Q39.アゲハのサナギは緑色と茶色のものがあるのですが? Q40.迷蝶(めいちょう)とは何ですか?
Q41.蝶は一回にどのくらい卵を産むのですか? Q42.蝶は味をどこで感じるのですか?
Q43.採集禁止の蝶はいますか? Q44.蝶にはどのように見えているのですか?
Q45.日本で一番大きな蝶は? Q46.日本で一番小さな蝶は?
Q47.アサギマダラの移動とは? Q48.雌雄嵌合体(しゆうかんごうたい)とは?
Q49.モンシロチョウはいつ頃から見られるの? Q50.吸水している時おしっこをいっぱいしているようですが?
Q51.カラスアゲハとミヤマカラスゲハとの見分け方は? Q52.幼虫からサナギになる時お尻から出すものはなに?
Q53.無事に羽化させるには? Q54.どうして蝶はふわふわ飛ぶの?
Q55.アゲハの幼虫の飼育方法を教えて? Q56.寄生蜂から幼虫を守る方法は?
Q57.白いモンキチョウはいるのですか? Q58.サナギになる前に幼虫はどこへ行ってしまうの?
Q59.ウスバシロチョウはアゲハの仲間? Q60.蝶はどのようにして冬を過ごすのですか?
Q61.蝶はどのように飛んでいるのですか? Q62.幼虫は脱皮した時脱いだ皮を食べるのですか?
Q63.アゲハはいつまで見られるのですか? Q64.アゲハの幼虫のえさは何ですか?
Q65.アゲハの幼虫のえさは一日何回ぐらいあげれば良いの? Q66.栗の中にいる虫は蝶になるの蛾になるの?
Q67.蛹になってから何日ぐらいで羽化するのですか? Q68.朝、蝶が太陽に向けて翅を開いているのはなぜですか?

Q69.蝶という字を使った四文字熟語はありますか?

Q70.蝶の数え方は1頭、2頭ですか、1匹、2匹ですか?
Q71.アゲハの幼虫の体はどうなっているのですか? Q72.アゲハの蛹の背中の糸が切れたら?

Q73.蝶の幼虫と成虫、えさ、飼育法等が記載されている本は?

Q74.アゲハは羽化するまでに、どれくらい時間がかかるの?
Q75.「蝶」という漢字の由来は? Q76.キアゲハの幼虫に売っているパセリなどを与えても大丈夫?
Q77.幼虫の脱皮と変態はどうして起こるのですか? Q78.蝶を育てる時の砂糖水の砂糖の量は?
Q79.アゲハの幼虫の食草が足りなくなったら? Q80.足が4本しかない蝶をみたのですが?
Q81. 「ユリシス」のスペルは? Q82.オオゴマダラの蛹はなぜ金色に光っているのですか?
Q83.ヒオドシチョウの名前の由来は何なのでしょうか? Q84.オオムラサキはどのような場所にいるのですか?
   
    参考図書
   


Q1.蝶(ちょう)と蛾(が)の見分け方は?

A1.一番の特徴は触角です。蝶は細くスゥーッと伸びていて、先端に「こぶ状」の突起物があります。蛾は「くし」のように細かく分かれているもしくは、真っ直ぐに伸びています。夜、行動する蛾は求愛する時、見えないので匂いで探ります。そのため、蝶よりも表面積が多くなっているという訳です。フェロモンを嗅ぎ分ける能力があります。止まる時、はねを開いているか閉じているかは区別にはなりません。はねを開いて止まる蝶もいるからです。特にタテハチョウ、の仲間ははねを開いて止まります。また、夜飛ぶのが蛾とは限りません。マダラガやホウジャクは日中に活動するからです。蝶も蛾も昆虫の中で鱗翅類(りんしるい)とよばれる同じ一つの仲間です。鱗翅類を蝶と蛾にわけることは古くからの慣習で学問的によりどころがあるわけではなく、国によっては蝶と蛾を区別しないことさえあるくらいです。

Q2.日本の蝶は何種類?

A2.日本に土着していると考えられる蝶は229種で、気流や台風などで運ばれてくるといわれる迷蝶を含めると250種が知られています。

Q3.世界の蝶は何種類?

A3.約18000種類です。その内、中南米には約10000種の蝶がすんでいて、全世界の蝶の約半分になります。いろいろな所にすんでいて、詳しい事のわかっていない種も多くいます。

Q4.蝶のからだはどうなっているの?

A4.蝶は昆虫の一種ですから、体は頭部、胸部、腹部の3つの部分に分かれています。頭部には目と触角と口(口ふん)があります。口は液体を吸うために、ゼンマイのようにくるくる巻けるストローになっています。胸部には2対のはねと3対の足があります。はねの中には翅脈(しみゃく)があり、はねをじょうぶにしています。腹部にはその終わりの所に生殖器があります。

Q5.蝶はいつからいるの?

A5.昆虫類が出現したのは、今から4億年前の古生代といわれています。蝶や蛾の祖先は2億年ぐらい前に、トビケラ類のようなものから枝分かれして、この世に出現したと考えられています。現在見られるような蝶は、今から約4000万年前の新生代第3紀以後のことです。

Q6.蝶はどこにいるの?

A6.種類により、全国的にいるもの、特定地域にしかいないものがあります。【 蝶の生態 】で確認できます。

Q7.幼虫は何を食べるの?

A7.主に植物で、まれに肉食の種もあります。【 蝶の生態 】で確認できます。

Q8.蝶の一生は(完全変態)?

A8.卵から始まり、幼虫、蛹(さなぎ)、成虫と経過します。このように変化するものを完全変態といいます。モンシロチョウやアゲハチョウなどの一生(高山蝶の仲間には5齢幼虫前に蛹になるものがあります。)

卵→1齢幼虫→2齢幼虫→3齢幼虫→4齢幼虫→5齢幼虫→蛹→成虫

Q9.蝶は年に何回発生するの?

A9.1年間に1回しか世代を繰り返さないものを1化性といいます。2回以上のもを多化性といいます。その年の最初に羽化した世代を第1化、次の世代以降は第2化、第3化とよびます。モンシロチョウは春型と夏型があります。春型は3月ごろから発生しその後連続的に6〜7回の発生をします。11月でも暖かい日は飛んでいることがあります。夏型は春型より少し大き目です。【 蝶の生態 】で確認できます。

Q10.サナギから羽化するのは一日の中でいつごろ?

A10.早朝から午前10時ごろまでが多く、それ以後はほとんど羽化しません。

Q11.蝶はどのように冬を越すの?

A11.種類により、卵、幼虫、サナギ、成虫で越冬するものと様々です。アゲハは成虫では越冬せず、サナギで冬を越します。【 蝶の生態 】で確認できます。

Q12.幼虫は何回脱皮するの?

A12.幼虫は卵からかえってサナギになるまでに数回の脱皮をします。卵からかえり第1回目の脱皮をするまでを1齢幼虫、その後2回目の脱皮をするまでを2齢幼虫、以下同じように3齢、4齢、5齢幼虫とよびます。サナギになる直前を終齢幼虫といいます。幼虫の脱皮回数は種によって違い、4齢を経過してサナギになるもの、5齢を経過してサナギになるものもあります。

モンシロチョウやアゲハチョウなどの一生(高山蝶の仲間には5齢幼虫前に蛹になるものがあります。)

卵→(孵化)→1齢幼虫→(脱皮)→2齢幼虫→(脱皮)→3齢幼虫→(脱皮)→4齢幼虫→(脱皮)→5齢幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫

Q13.蝶になってなん日ぐらい生きるの?

A13.たいていは蝶になって1〜2週間の命です。オオゴマダラは半年近く生きるものがあります。

Q14.蝶の分類は?

A14.日本産の蝶は、アゲハチョウ科、シロチョウ科、シジミチョウ科、テングチョウ科、マダラチョウ科、タテハチョウ科、ジャノメチョウ科の8つの科に分類されています。【 蝶の分類 】で確認できます。

Q15.オスとメスではね模様が異なる蝶は(雌雄2型)?

A15.蝶のはねの模様は、オスとメスで全く同じものから、まるで違うものまで、その違いはいろいろな程度があります。その違いの特にはなはだしいものを雌雄2型といいます。

メスアカムラサキ、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ミドリシジミ、アオタテハモドキウラギンシジミなどはその例です。

Q16.蝶は一生の内何個ぐらい卵を産むの?

A16.たいていの蝶は一生のうちに100〜500個の卵を産みます。

Q17.世界一大きな蝶は?

A17.アレキサンドラトリバネアゲハのメスです。記録では、左右の羽の先から先まで28cmもあるものが採集されています。オスは19〜20cmと、メスより小さいのが普通です。ニューギニアに生息しています。

Q18.一日の内で蝶の飛ぶ時間帯は?

A18.たいていの蝶は夜が明けて、太陽が昇り、日が射し始めると飛び出します。その活動の一番盛んなのは午前10時前後で、それからしだいに活動は弱くなり、夕暮になると草や木の葉の枝にとまり、はねをたたんで眠りにつきます。しかし中には変わった習性の蝶もいます。

・アイノミドリシジミ     … 夜明けと同時に活動し、午前10時頃には飛ばなくなります。
・ウラゴマダラシジミ   … 午後1時頃から午後6時ごろまで
ウラナミアカシジミ   … 午後5時頃から午後7時ごろまで

Q19.同じ場所に繰り返し来ているようなんですが?

A19.蝶の決まって飛ぶ道のことを「蝶道(ちょうどう)」といいます。種類によりはっきりした蝶道があるものがあります。おもに、アゲハチョウ、タテハチョウの仲間です。蝶道は林の木陰と日の当たる場所の境の付近が一番多いようです。ですから、蝶道は一日の内でも太陽の位置によって変わります。じっと観察していると、蝶道がわかってきます。子どもの頃アオスジアゲハの蝶道を見つけ、木陰にかくれて5、6匹捕まえたことがあります。

Q20.雨の日はどこにいるの?

A20.葉の裏でじっとしています。蝶のはねは水をはじくので、雨が降ってもぬれることはありません。

Q21.蝶のはね模様は何でできているの?

A21.りん粉という毛が変化したものが、はねの表面に、かわらをふせたように規則正しく並んでいます。蝶のはねの様々な色彩模様は、りん粉の中に含まれている色素による場合とりん粉の表面にきざみこまれた細かいみぞが、光を屈折、回折させて幻光を発生する場合があります。

22.同じ蝶で色や模様が違うものがありますか?

A22.同じ蝶でありながら、別種と思われるほど違った色彩や、斑紋(はんもん)を持ったものが出現することがあります。遺伝的多型現象といいます。リュウキュウムラサキナガサキアゲハ、ミドリシジミ類などが代表的なもので、メスにこの現象が多く出ます。

Q23.同じ蝶でも地域によってちょっと違うのでは?

A23.同一種類の蝶がしだいに分布を広げていき、遠く隔たった環境で世代を重ねていくと、それぞれが適応といって、その環境に合った姿へと変化します。そして長い年月には、色や形に違いが現れてきます。地域変異といいます。

Q24.春と夏で大きさや模様が違うのは?

A24.蝶の種類によって、はねの模様、時にははねの形まで変るものがあります。サカハチチョウは春に出る春型と夏に出る夏型では別種のように見えるほど違っています。アゲハモンシロチョウでは、春型のより夏型の方が大型で、はね模様も少し違います。これを季節的多型現象とよびます。これは主として幼虫時代の日の長さと温度で決まることが分っています。

Q25.オス(♂)とメス(♀)の区別は?

A25.オスとメスで、はねの模様や色が異なるので区別できます。ヒメアカタテハのようにオス、メスのほとんど形態差が無い場合は、一般にオスの腹部は細いが、メスの腹部は太いことで区別できます。

Q26.クロシジミの変わった生態とは?

A26.クロシジミは、クロオオアリの巣の近くのアブラムシのいる植物に産卵します。幼虫はアブラムシを食べて成長します。3齢になると腹からクロオオアリを誘惑する特別な蜜を出します。この蜜欲しさにアリは幼虫を巣の中に運びます。クロシジミの幼虫はクロオオアリの幼虫を食べて成長し、巣から地上にはい出てサナギになります。

Q27.セセリは蝶ですか?

A27.日本の分類では蝶です。蛾ではありません。【 蝶の分類 】で確認できます。

Q28.ギフチョウは岐阜県にいるの?

A28.岐阜県だけにいるのではありません。上信越、中部、中国地方で見られます。名前の由来は岐阜地方で最初に発見されたことから名づけられました。

Q29.ゼフィルスとは何ですか?

A29.ゼフィルス(zephyrus)とはギリシャ神話の「西風の妖精」の意味です。シジミチョウ科に属する蝶のうちミドリシジミ類の総称。はねの表が金属色に輝く宝石のような蝶で、日本には24種類が分布しています。日光の戦場ヶ原で、一本の木の周りがキラキラ輝いているのを見て感動しました。

Q30.オオカバマダラの集団越冬地はどこですか?

A30.メキシコのミチョワカン州の標高3000mの地点です。11月から3月にかけ、約3000万頭もの蝶が集まり、冬を過ごします。

Q31.日本の蝶園はどこにあるの?

A31.生きた蝶をみることができる昆虫館について
・東京都の多摩動物公園の中にある「昆虫ユートピア」(0425−91−0379)
・兵庫県伊丹市にある「伊丹市昆虫博物館」(0727−85−3582)
・沖縄県宮古郡(宮古島)にある「宮古パラダイス」(09807−6−6070)
・沖縄県本部町にある「琉宮城内の蝶園」(0980−48−3456)
・千葉県南房パラダイス「蝶園」(0470−28−1511)

Q32.海外の蝶園はどこにあるの?

A32.詳細は旅行業社に問い合わせてください。現地に行ってホテルで問い合わせると、より多くの情報が得られます。
オーストラリア: ケアンズ  「バタフライ・サンクチュアリー」
マレーシア:ペナン島 「バタフライ・ファーム」
・インドネシア:バリ島:「バタフライ・パーク」(0361−814282−814283)
・タイ:プーケット島:「プーケット・バタフライ」
・イギリス:ロンドン郊外の「サイオン・パーク」

Q33.日本の蛾(が)は何種類?

A33.約3000種類が知られています。まだ、名前が付いていなかったり、採集されていない種類も多くあります。

Q34.世界の蛾(が)は何種類?

A34.蛾は蝶の約10倍の18万類もいます。

Q35.ヨナグニサン(蛾)の食草は?

A35.ヨナグニサンの食草はヤナギ、シャクナゲ、イボタ類などを食べます。特にニワウルシを好みます。与那国島では、近年おみやげ用に乱獲されたため、現在では採集が禁止されて保護されています。

Q36.チャドクガ(蛾)のサナギってどこに作られるの?

A36.ドクガは幼虫も成虫も毒を持っているので厄介ものです。終齢幼虫は落葉の下に茶色の網糸を張り、その中でサナギになります。サナギ期間は約22日間で、紡錘型で大きさは約15mmです。落葉の下などに入り、幼虫のまま多数集合して越冬するものもいます。

Q37.「少年の日の思い出」に出てくる「ヤママユガ」とは?

A37.ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」の『客は夕方の散歩から帰って、私の書斎で私のそばに腰掛けていた。昼間の明るさは消え失せようとしていた。…』で始まる名文は忘れられません。ここに出てくる「ヤママユガ」は「クジャクヤママユ」です。日本のヤママユガの翅は黄褐色で短い毛が生えています、目玉模様が4枚の翅にそれぞれあります。胴体は太い紡錘形です。日本各地に分布しています。翅を広げると13センチ程あり、かなり大きいです。今では、なかなか見られなくなりましたが、私が子供の頃は、夏に家の近くの電灯の明かりに飛んできました。

Q38.蝶は気温が何度くらいから活動し始めるの?

A38.月の平均気温が8℃を越えると活動を始め、それ以下では活動しなくなります。

Q39.アゲハのサナギは緑色と茶色のものがあるのですが?

A39.サナギになる時、糸がけをする場所がツルツルかザラザラか、においの強い新しい緑の葉があるかどうかで、サナギの色が緑色になるか茶色になるかが決まります。秋にサナギになったものは、低い温度を経験しないと羽化しません。

Q40.迷蝶(めいちょう)とは何ですか?

A40.海外に産する蝶が、台風などによって日本に運ばれ一時的に住みついたもので、日本に到達するものは台湾、フィリピン方面のものが多くいます。

Q41.蝶は一回にどのくらい卵を産むのですか?

A41.多くの蝶は食草に少しづつ卵を産みつけますが、中には一度に10〜20個、または50〜100個も産むものがいます。

Q42.蝶は味をどこで感じるのですか?

A42.蜜の味を前足で知ります。

Q43.採集禁止の蝶はいますか?

A43.沖縄県ではコノハチョウ、ヨナグニサン(蛾)が天然記念物に指定され、採集は禁止されています。

Q44.蝶にはどのように見えているのですか?

A44.60cmぐらいまでしか見えない近視で、見える像はモザイクのように見えるらしいです。蝶の目は複眼と呼ばれ、個眼が集まっています。個眼の数はアゲハのオスで18200個、メスで12000個ほどあり、それぞれの個眼は一つ一つが神経に結びついていて独立しています。蝶の眼は、紫外線のような波長の短い光ほど敏感に感じ、人間の眼では見ることができない紫外線を光として見ることができます。

Q45.日本で一番大きな蝶は?

A45.オオゴマダラと思われます。はねを広げた大きさは(開帳)は13cmほどもあります。

Q46.日本で一番小さな蝶は?

A46.迷蝶のホリイコシジミ(開帳約1.6cm)と思われます。

Q47.アサギマダラの移動とは?

A47.アサギマダラは春に北上し、1500km(種子島→福島県)も飛びます。秋には南下(九州→奄美大島)するものもいます。

Q48.雌雄嵌合体(しゆうかんごうたい)とは?

A48.オスとメスの模様が一つの個体にあらわれるものをいいます。

Q49.モンシロチョウはいつ頃から見られるの?

A49.その年で、蝶の初めて見られた日を初見日といいます。モンシロチョウの初見日は3月頃から始り3月下旬から4月にピークをむかえます。寒い所に行くに従い遅くなります。桜前線より早いです。その様子はモンシロチョウ前線を御覧ください。みなさんも、毎年、モンシロチョウ前線作りに御協力願います。

Q50.吸水している時おしっこをいっぱいしているようですが?

A50.ポンピング」というしぐさです。水分を一杯吸い、その分おしっことして体から出します。不要になった水分を捨てているを思われます。以前、西表島で、吸水しているミヤマカラスアゲハを観察していてどのくらいの間隔でおしっこをするのか計ったのですが、何と、20秒に一回はおしっこをしていました。飲んだそばから出しているのです。

Q51.カラスアゲハとミヤマカラスゲハとの見分け方は?

A51.カラスアゲハの前翅表は黄白色帯が目立ちません。前翅裏の幅広い黄白色帯があります。後翅裏には黄白色帯がありません。ミヤマカラスアゲハの前翅表は黄白色帯が目立ちます。前翅裏は狭い黄白色帯があります。後翅裏には狭い黄白色帯があります。

Q52.幼虫からサナギになる時お尻から出すものはなに?

A52.蛹になる前にそれまでポロポロと落としていた乾いたふんと違い、水分の多いふんを一度に出します。その後、蛹になる場所を探すために、活発に動き回るようになります。ブシューと出す液体は水分の多いふんで、内臓を空にするのかもしれません。

Q53.無事に羽化させるには?

A53.最大の敵は寄生蜂です。幼虫時代に体に卵を産みつけられてしまうからです。寄生蜂から守るのはネットが一番ですが、寄生蜂より網目が小さくなくてはなりません。体長1〜3mmのヒメコバチ、5〜7mmのアシブトコバチの小さな蜂に、気が付かない内に産卵されてしまうのです。白黒の若齢幼虫のうちに保護することも一つの方法です。

Q54.どうして蝶はふわふわ飛ぶの?

A54.翅(はね)は翅が付いている胸部の中にある筋肉により上下に動きます。翅の大きさ(面積)と翅の付いている胸部の大きさの割合は蝶は翅が大きいにも関わらず胸部は小さいです。その小さい胸部内には蜂やトンボのような強靭な筋肉は発達できません。ですから翅を上下に蜂やトンボのように早く動かす事ができずにゆっくりとしか動かせません。その結果、フワフワとしか飛べないのです。蝶の中でも勢いよくストレートに近く飛ぶ蝶もいます。タテハチョウ科、セセリチョウ科です。特にセセリチョウは胴体が太く羽がすごく短いです。

Q55.アゲハの幼虫の飼育方法を教えて?

A55.孵化してからの飼育方法ですが、サンショウ、カラタチの新鮮な葉っぱをあげると、ドンドン成長します。幼虫が黒と白の模様の内は小さいので、少しずつ食べますが脱皮を繰り返し、緑色になるとすごい食欲になります。一日に数回えさをあげなくてはなりません。虫かごの底に綿を敷いて、えさの葉を一杯入れて下さい。糞が多くなったら綿を取り換えて下さい。大きくなり食べなくなるとサナギになる準備を始めますので太めの止まり木をいれてください。サナギになったら、風通しの良い日陰で蝶が出て来るのを待ちます。止まり木でサナギにならず、かごの側面や天井でサナギになる事がありますが全く問題がありません。全部の幼虫が蝶になれる訳ではなく、幼虫の時に小さなハチに卵を産みつけられて死んでしまうものが多いのです。ですから、かご全体をストッキングのような細かい網でおおって育てて下さい。

Q56.寄生蜂から幼虫を守る方法は?

A56.私も、サナギからなかなか羽化しないので良く見ると小さな穴が空いていたことが何度かありました。寄生蜂、体長1〜3mmのヒメコバチ科や5〜7mmのアシブトコバチ科の仲間のしわざです。飼育箱の小さな隙間から入り込み、気が付かない内に産卵されてしまうのです。ですから、幼虫の時から、寄生蜂が飼育箱内に入り込まないように、飼育箱をストッキングの様な物でおおってしまう事が得策です。

Q57.白いモンキチョウはいるのですか?

A57.モンキチョウのメスには白色型と黄色型があります。北日本ほど白いメスが多いといわれています。一見するとモンシロチョウと間違ってしまいます。

Q58.サナギになる前に幼虫はどこへ行ってしまうの?

A58.丸々と太ってほとんど動かなかった緑色のアゲハの幼虫は一夜にしてどこかへ姿をくらましてしまいます。サナギになる際には、安全な場所を求めてかなりの速さで、相当の距離を移動します。数10mも移動するものもあります。

Q59.ウスバシロチョウはアゲハの仲間ですか?

A59.ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)はシロチョウと命名されていますが、アゲハチョウの仲間なのです。ウスバアゲハと表記している図鑑もあります。

Q60.蝶はどのようにして冬を過ごすのですか?

A60.蝶の冬越しの姿は種類により、卵、幼虫、サナギ、成虫で越冬するものと様々です。卵の場合は産み付けられた葉や木の枝で春を待ちます。幼虫の場合は小枝、成虫の場合は葉の裏側でじっとして冬を耐えます。ウスバシロチョウは卵で、オオムラサキは幼虫で、モンシロチョウやアゲハはサナギで冬を越します。キチョウやキタテハは成虫で冬を越すものがいます。クロシジミはアリの巣の中で幼虫から蛹となり冬を越します。【 蝶の生態 】の越冬態でさまざまな蝶の冬越し姿が確認できます。

Q61.蝶はどのように飛んでいるのですか?

A61.蝶は大きな翅(はね)を打ちおろしたり、打ちあげたりして、ひらひら飛びます。スローモーションで見ると前の翅と後ろ翅を同時に同じ方向に動かします。また、右の翅も左の翅も同時にあげたりさげたりします。

Q62.幼虫は脱皮した時脱いだ皮を食べるのですか?

A62.黒い幼虫から緑の終令幼虫に脱皮した時、その脱いだ黒い皮を幼虫自身が食べてしまいます。卵から孵化した後も卵の殻を食べる事があります。

Q63.アゲハはいつまで見られるのですか?

A63.場所によって異なりますが、だいたいアゲハは10月いっぱいぐらいです。モンキアゲハ、アオスジアゲハカラスアゲハは9月いっぱいぐらいです。他の蝶については【 蝶の生態 】をご覧ください。

Q64.アゲハの幼虫のえさは何ですか?

A64.アゲハはカラタチ、ミカン、ユズ、サンショウの葉です。キアゲハはニンジン、ミツバ。クロアゲハはカラタチミカン類。アオスジアゲハはクスノキ、ニッケイ、タブノキ。オナガアゲハはコクサギ。ジャコウアゲハはウマノスズクサの葉を食べます。

Q65.アゲハの幼虫のえさは一日に何回変えてあげれば良いのですか?

A65.幼虫が黒と白の模様の時はサンショウやカラタチの葉を少しずつ食べますが、脱皮を繰り返し緑色(終令幼虫)になるとすごい食欲になります。葉がなくなれば一日に数回えさをあげなくてはなりません。

Q66.栗の中にいる虫は蝶になるの蛾になるの?

A66.ゾウムシの場合と蛾の場合があります。ゾウムシの場合はクリシギゾウムシと言います。蛾の場合はクリミガかモモノゴマダラノメイガのどちらかで、いずれにしても蝶のしわざではありません。クリシキゾウムシの場合、成虫は体長6〜10o、暗褐色で体の半分は細長い口を持ったゾウムシです。9月上旬〜10月中旬に、その長い口器を使い栗に孔をあけその中に卵を産みつけます。幼虫は栗の中身を食べて大きくなり淡黄色で体長12o位になります。クリミガの場合、成虫は翅(はね)を開いた大きさが18oぐらいで、全体が灰色で前翅の縁に黒褐色の太い線があります。成虫は羽化後間もなく果梗の基部や葉裏に産卵します。ふ化幼虫は直ちに栗の実の中に食い入ります。幼虫は乳白色で、大きくなると体長17〜20oになります。

Q67.蛹になってから何日ぐらいで羽化するのですか?

A67.アゲハの場合、春から夏にかけて蛹になったものは、蛹になってから2週間ぐらいで羽化します。秋の遅い時期に蛹になったものは、翌年の3〜5月頃に羽化します。羽化の1、2日前には翅(はね)の模様が透けて見えるようになります。

Q68.朝、蝶が太陽に向けて翅を開いているのはなぜですか?

A68.蝶は変温動物なので温度に影響を受けます。活動するためには、体温をある一定の温度に保たなくてはなりません。体温が低いと飛ぶ事ができません。そこで、一定の温度になるまで翅を広げて太陽の熱を体全体で受けとめます。日光浴は、気温の低い春や秋に見かけます。暑い日は体温のあがり過ぎるのを防ぐために、木陰に隠れる事もあります。

Q69.蝶という字を使った四文字熟語はありますか?

A69.「胡蝶之夢(こちょうのゆめ)」というものがあります。
意味:現実の世界と夢の世界とが区別できない境地のたとえ。また、この世がはかないことのたとえ。

荘子は自分が蝶になった夢を見たが、目が覚めた後、蝶になった荘子が本当の自分なのか、蝶ではない荘子という人間が本当の自分なのかわからなくなったという故事から。

Q70.蝶の数え方は1頭、2頭ですか、1匹、2匹ですか?

A70.学術論文など専門的な文章では1頭、2頭と表記しますが、普通は1匹、2匹と数えて差し支えありません。

Q71.アゲハの幼虫の体はどうなっているのですか?

A71.アゲハの5齢幼虫は、頭、胸、腹の3つの部分から出来ています。頭は小さくて小さな目が左に3つ右に3つあります。単眼といいます。胸は3つの節からなりそれぞれに3対の脚(あし)があります。胸脚(きょうきゃく)と言います。腹は10の節からなり5対の脚があります。腹脚(ふくきゃく)と言います。

Q72.アゲハの蛹の背中の糸が切れてしまいました。どうしたら良いですか?

A72.
1.細目の糸を5cmぐらいの長さに切って下さい。
2.糸の片方をセロテープなどで木に固定します。
3.次に、蛹の背中を糸に引っかけて、糸のもう一方の端を木にセロテープで固定して下さい。

その時、注意する事は
糸の輪に蛹が背もたれしている感じにしてください。あまりきつくせず30°位にそらせてください。また、糸の位置は蛹の頭の先端から1cmぐらい下の所です。元の状態に糸で戻してあげる訳です。
アゲハは背中が割れるのではなく、頭の後ろから胸にかけて割れます。ですから取り付けた糸が、余程頭に近い所にない限り、羽化のじゃまになることは有りません。

蛹の糸がすべて木から外れてしまう事もあります。その時も、背中の部分は上記のごとく糸でくくりつけますが、お尻の部分は3〜5mmぐらいの巾にしたセロテープで木にくっ付けておけば大丈夫です。

蝶園などでは○型の金属のフックにお尻をそっと入れてあげるという方法を取っている所もあります。

Q73.蝶の幼虫と成虫、えさ、飼育法等が記載されている本はありますか?

A73.
1)昆虫1 チョウ・ガ、オルビス学習科学図鑑
2)昆虫、ニューワールド学研の図鑑
3)日本のチョウ   小学館の学習百科
などがあります。

1)は日本の蝶だけではなく世界の蝶が実物の大きさで掲載されています。
2)は代表的な日本の蝶と蝶以外の昆虫も記載しています。それぞれの蝶には幼虫の説明が付いています。
3)は写真ではないのですが蝶と幼虫の姿がセットで分り易く書かれています。絶版なので図書館にあります。

3冊とも、えさは何を食べるのかや飼育法も書かれています。

Q74.アゲハは羽化するまでに、どれくらい時間がかかるのですか?

A74.蛹になるまでの時間ですが季節によっても異なるのですがほぼ下記のようになります。

卵→(孵化)→1齢幼虫(1日間)→(脱皮)→2齢幼虫(3日間)→(脱皮)→3齢幼虫(5日間)→(脱皮)→4齢幼虫(5日間)→(脱皮)→5齢幼虫(終齢幼虫)(9日間)→(蛹化)→蛹(12日間)→(羽化)→成虫

Q75.「蝶」という漢字の由来は?

A75.「虫」の右側の漢字は、うすくてひらたいの意味です。薄くて平たい羽の虫で「ちょう」の意味を表しています。(辞書:漢語林より)

Q76.キアゲハの幼虫に売っているパセリなどを与えても大丈夫でしょうか?

A76.買ってきたパセリを与えても大丈夫です。その際、そのまま与えるのではなく水洗いをしてから与えて下さい。パセリは茎の切り口に、水を含ませた脱脂綿をサランラップに巻き輪ゴムでくくっておくと長持ちします。パセリにオムツをしてあげるような感じです。

Q77.幼虫の脱皮と変態はどうして起こるのですか?

A77.幼虫の脱皮と変態は、アラタ体と前胸腺から分泌されるホルモンにより調整されています。幼虫期にアラタ体ホルモンと前胸腺ホルモンの両方が働くと、幼虫脱皮が起こり、前胸腺ホルモンだけが働くと、蛹化が起こります。なんらかの要因で両ホルモンの分泌のタイミングがくるうと脱皮や蛹化の時期に変化が起こります。

Q78.蝶を育てる時の砂糖水の砂糖の量は?

A78.3%ぐらいの砂糖水です。

Q79.アゲハの幼虫の食草が足りなくなったらどうすればよいですか?

A79.アゲハの幼虫はカラタチ、ミカン、ユズ、サンショウの葉を食べます。これらの食草を途中で変えても大丈夫です。以前、ユズの葉で育てていたのですが、葉がなくなりサンショウに変えましたが問題ありませんでした。

Q80.足が4本しかない蝶を見たのですが?

A80.タテハチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科の蝶は、一見すると脚が2対4本しかないように見えます。しかし、注意して観察すると3対6本の脚があります。前脚は、他の2対に比べて退化していて小さくて短いのが折りたたまれたのが、1対ついています。ヒゲみたいです。葉や小枝などにぶら下がる役目はせず他の2対4本でつかまります。この退化した前脚には味覚器があり、匂いや味などを感知したりする場合には役立っています。餌を吸うときに前脚を「ちょん」と餌に着けたり、産卵時に食草を前脚で叩いたりします。

Q81.ケアンズ キュランダに生息するブルーに光る蝶、「ユリシス」のスペルは?

A81.Papilio ulysses でオオルリアゲハとも言います。

Q82.オオゴマダラの蛹はなぜ金色に光っているのですか?

A82.オオゴマダラの蛹の色はその表面に付いているのではありません。蛹の外側のからは薄い透明の膜で出来ていています。蛹の中は黄色の液体が詰っています。外側の薄い膜で光りは折れ曲がりながら反射し、蛹の中が黄色であるため金色に見えるとのことです。

Q83.「ヒオドシチョウ」は綺麗ですね。名前の由来は何なのでしょうか?

 A83.ヒオドシは漢字で「緋縅」と書きます。緋縅とは威(おどし)は鎧(よろい)の威(おどし)の一種で緋(ひ)に染めた革や組糸を用いた威です。おどしとは「緒通し」の意味で、鎧の札(さね)を糸や皮でつづることです。緋(ひ)は茜(あかね)で染めた色で、明るく濃い赤色を「ひおどしいろ」と言います。

Q84.オオムラサキはどのような場所にいるのですか?

A84.オオムラサキは九州から北海道までのほぼ日本全土に生息しています。成虫の見られる時期は6〜8月で年に1回発生します。オオムラサキの成虫はクヌギやコナラの樹液が好物です。ですからクヌギやコナラの雑木林がある場所でカブトムシやクワガタ、カナブンが集まっている所にいます。
また、オオムラサキはエノキの葉に産卵し、幼虫時代にはエノキの葉を食べ、蝶になるとクヌギやコナラの樹液を吸って生きますので、エノキが近くに生えていることも条件です。
私が小学生の頃は近くの雑木林でも見られたのですが、年々雑木林が伐採され生息地が減り、里山に行かないとなかなかその姿を見ることが出来なくなってしまいました。


参考図書

・フィールド図鑑  チョウ
・モンシロチョウ   子どもの楽しいかがく
・野外ハンドブック 2 蝶
・チョウ  講談社カラー科学大図鑑
・カラーハンドブック 地球博物館 No.1 蝶
・日本のチョウ  小学館の学習百科
・標準原色図鑑全集 1.蝶・蛾
・チョウの不思議    理科年表読本
・世界のチョウ  学研の図鑑
・高山チョウのくらし   科学のアルバム
・世界のチョウ  小学館の学習百科
・動物大百科 15  昆虫
・ビジュアル博物館  蝶と蛾
・昆虫1 チョウ・ガ  オルビス学習科学図鑑


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