断乳

>> はじめに(01.8月)ルンバ11カ月

 子どもが1歳間近になると、周囲で「断乳した?」という声をよく聞くようになります。「断乳」とは、母乳をあげるのをやめること。それはつまり、母と子の蜜月が終わり、子どもが親から自立する人生で最初の一歩を意味します。

 しかしむしろ、それを辛く感じるのは母親のほうなのではないか。実際にそういう時期が近づいてきて、私はそう感じています。おっぱいに吸い付く赤ちゃんの姿は、言いようのない愛らしさですし、授乳している時というのは、自分が母であることを実感し、子どもを育てていることに対する喜びがあふれてくるひとときでもあるからです。

 だから、どちらかというと「断乳は子離れの最初の一歩」という言葉のほうが、真実に近いのかもしれません。子どもは意外にたくましくさっぱりしており、母親のほうが、少しずつ子どもが自分から離れていくことに寂しさを感じてしまうようです。

 さて、母乳をやめるには「断乳」のほかにもう一つ、「卒乳」という考え方があります。お母さんの意志で「今日で母乳はおしまいにしようね」と行う断乳に対し、子どもがいつか自分からおっぱいを必要としなくなるその時が来たら、自然に母乳から卒業するのが「卒乳」です。

 断乳か、卒乳か。それは、お母さんの考え方や体調、生活環境や家庭の事情などによって決めれば良いことであって、どちらのほうが良い、というものではありません。そして私は、どちらにするか、いまだ決めかねています。

 一体どちらにするのか。断乳をするのなら、いつするのか。それを考え始めた時から、実際にルンバがおっぱいにさよならをするまでの間に、恐らく私の心の中にはさまざまな思いが去来することと思います。その心の動きを書き留めておきたくて、このコンテンツを作りました。

 いつ最終回を迎えるのか、いまの段階では全く先が見えませんが、何か心の動きがあるたびに更新していきたいと思いますので、どうぞ見守ってくださいね。みなさんの断乳、卒乳に対する考え方、実際に終えられての感想なども、よろしかったらぜひ掲示板やメールでお寄せください。お待ちしています。

2001年12月2日の朝日新聞から。赤ちゃんの乳離れの時期を巡って親が無用の不安を感じなくて済むよう、2002年から母子手帳の「断乳」という言葉を削除するとのこと。記事には「母子のスキンシップの点から1歳以降でも無理に『断乳』する必要はないとの考え方が主流になってきた」とも。当時まだ断乳していなかった私には、ちょっぴりホッとするニュースでした。

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>> 現在の私の状況(01.8.27)ルンバ11カ月

 「放っておいても、そのうち吸わなくなるだろう」
 おっぱいとサヨナラすることに対してのんびり構えていた私の意識が変わってきたのは、ルンバが11カ月になる少し前のことでした。

 ルンバが10カ月半ばで一人歩きを始めたのです。

 歩き始めると、一気に「赤ちゃん」から「子ども」に成長したような感じがします。さらに、そのころになると、周囲でもしきりに「そろそろ断乳を…」とか「断乳しました」という言葉が聞かれるようになり、のんきに構えていた私も、「あれれ、ちょっとは考えた方がよいのかしら?」という気持ちになってきたのでした。

 ルンバが生まれてから今まで、私はずっと混合栄養、つまり母乳とミルクの両方をルンバに与えてきました。はじめのうちは母乳:ミルクが5:5くらいだったのですが、恐らく6カ月ごろには、母乳はあまり出なくなっていたのではないでしょうか。ルンバはミルクをたくさん飲んでいましたから。

 だから、いまのルンバにとっておっぱいは「食事」というよりは「気持ちよく眠るためのおしゃぶり」であり「ぐずった時の精神安定剤」です。よく「断乳したら、離乳食をとてもたくさん食べるようになった」という話を聞きますが、ルンバは今でも離乳食をモリモリ食べていますから、その点ではあまり変化はなさそうです。また、「断乳したら、夜泣きがなくなった」という話もよく聞きます。これについても、現在ルンバは全然夜泣きをしないので、あまり関係なさそうです。

 問題となるのは、「寝かしつけの道具」そして「ぐずった時の秘密兵器」を失うということだけです。かなり便利に使ってきましたので、おっぱいがなくなった時の大変さを思うと、なかなか止める気にはなれないのでした。

 吸わせているのは1日平均4回くらい。旅行などに出かけて1日1〜2回になってしまった時も、おっぱいはほとんど張りません。さて、これからどうしようかな…。

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>> 断乳できる条件?(01.8.31)ルンバ11カ月

 母乳マッサージで有名な桶谷式で、断乳できる条件として挙げているのは、

1)赤ちゃんの一人歩きが上手に出来るようになっている
2)赤ちゃんが食事をきちんととれる様になっている

の2つなのだそうです。食事に関しては、量よりもむしろ、ある程度の堅さが食べられるようになっていることが大切なのだとか。

 これを見て、断乳を迷っている私は「うう〜ん」と唸ってしまいました。ルンバは2つの条件をきちんと満たしているのです。特に「一人歩きができる」ということは、親から少し離れる状態になるのでチャンスなのだとか。よく1歳3カ月〜1歳6カ月が断乳の目安として挙げられますが、これも、この2つの条件に関連しているようです。

 また、桶谷式では「夏はなるべく避けた方が良い」と言っているようです。これは、夏場は子どもが水分をたくさん欲しがるので断乳しづらいことと、断乳中は母乳の分泌を抑えるためにママが水分制限をしなければならないからだとか。うちは母乳オンリーではないので、あまり関係ないかも知れないけれど、そういうことなら、1歳を迎える9月26日までは母乳をあげようかな…。

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>> やっぱり断乳かなあ…(01.9.3)ルンバ11カ月

 せっかくの母乳なので、ルンバがいらないと言うまでは飲ませてあげたいな、という気持ちも大きかったのですが、少し気が変わってきました。というのも、生理の周期があまりにもバラバラで、整わないのです。今回なんて、予定より3週間も遅れたので、てっきり2人目ができたのかと思ってしまいました。2人目も欲しいし、となるとやっぱり区切りの良い1歳のお誕生日あたりで断乳したほうが良いのかな、というのが現在の気持ちです。

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>> おっぱいへの執着強まる(01.10.9)ルンバ1歳

 「1歳の誕生日までは、何も考えずに、おっぱいを活用しよう」と考え、お昼寝時やぐずった時など、これまで通りフル活用していたところ、なんだか11カ月頃から、ルンバのおっぱいに対する執着が強まってきてしまいました。

 これまではのルンバは、私の服をめくって自分からおっぱいに吸い付くなんてしたことがなかったのに、やるようになってきたのです。気が付けば以前よりもずっと、おっぱいを吸わせている回数が増えてしまう始末。なんだか前より甘えん坊になったみたい。現在も、その状況が続いています。これでは断乳なんて、いつできるのやら。タイミングを逃したまま、まだ踏み切れない私なのでした。

 ただ一つ、安心材料が。相変わらずミルクはストローで飲まないルンバだけれど、牛乳、豆乳はストローでちゃんと飲んでくれるのです。哺乳びんをやめたい時にはミルクをやめれば、いつでもやめられる、と思えるだけでも気持ちがずいぶん違いますね。

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>> 哺乳びん卒業(01.11.6)ルンバ1歳1カ月

 1歳1カ月になり、生まれて初めての発熱を経験。突発性発疹でした。
 高熱が数日続くため、ルンバは「おっぱい星人」と化し、私の胸に1日中へばりついていました。おかげでますます「おっぱいへの執着」は増し、吸う回数も1日7〜8回ほどに増えてしまいました。

 さらに、突発性発疹後、ルンバにもう一つの大きな変化が起きました。ミルクを嫌がり、全然飲まなくなってしまったのです。ミルクを嫌がる要因の一つに、どうも「哺乳びんがイヤ」というのがある様子。そこで、哺乳びんを卒業し、ストロー&コップに完全に移行しました。以前はミルクをストローで飲むことをとても嫌がっていたのに、今ではストローじゃないとイヤだというのだから、子どもって不思議です。

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>> 甘えん坊度アップ(01.11末)ルンバ1歳2カ月

 珍しくルンバが風邪を引きました。熱こそ出ないものの、ひどい下痢に見舞われ、ついにはおう吐までしてしまうほど。数日間、全然食べられず、イオン飲料を飲むか、おっぱいを吸うかという日々を過ごしました。

 そのせいでしょうか。よりいっそう、甘えん坊になってしまったようです。私がいなかったらいないで平気なくせに、顔を見ると急に甘えた声を出しながら寄ってきて、抱っこやおっぱいをせがみ始めます。もはや、おっぱいを1日に何回吸わせているのかもわからないほど頻繁になってしまいました。なんだか、断乳は遠のく一方のようです。

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>> 気持ちの変化(02.1)ルンバ1歳3カ月

 数カ月前から「やっぱり断乳かな」と考えてはいたものの、正直なところ、「もっと授乳していたい」という気持ちがまだ強く、踏ん切りがつかずにいた私でした。ぐずぐずしているうちに、数度の病気を経て、ルンバのおっぱいへの執着はかなり強いものになってしまったわけです。

 ルンバも1歳3カ月になり、最近になってようやく私自身も、「そろそろ授乳をやめてもいいかな」という気持ちになって来ました。しかしそれにしても、ルンバのおっぱいへの執着ときたら。やめよう、やめようと思いつつ、なかなかタイミングがつかめないという状況は、何ら変わらないのでした。

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>> 断乳決意(02.3月初)ルンバ1歳5カ月

 ぐずった時と寝かしつけの秘密兵器を失うのが怖くて断乳を決意できずにいましたが、ようやく私も覚悟を決めました。断乳しようと決心したのは、次の理由からです。

■この頃、ルンバがあまり食事を食べない

 離乳食の頃は大食漢で名を馳せたルンバですが、最近はあまり食べない子になってしまいました。遊びが気になってしまい、食事に集中できないのが原因だと考えていましたが、1日にいく度も母乳を飲んでいるのだから、あまり出ていないとしても、母乳が食欲に影響を及ぼしているのかもしれません。

■生理周期が不規則

 妊娠前までは割と規則正しく来ていたのに、出産後はずっと不規則です。昨年末頃は一度、周期が整ったかのように見えたのですが、その次の時にまた10日間ほどずれてしまいました。いい加減、周期を整えたい。それにはやはり、断乳した方が良いのではないかと考えました。

 さて、問題はいつ計画を実行するかです。かなり便利に使ってきたおっぱい、一人きりでルンバを見ている時にそれを失うのは、やっぱりコワイ。できればルンバを見る人手が多い時に実行したい。そんな風に思っていた折、3月中旬に私の実家に帰る用事ができ、数日間帰省することになりました。このチャンスを逃したら、次にいつチャレンジできるかわかりません。突発的に、この帰省の際に断乳することを決意したのでした。

  << BACK  実行編に続く >>
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