+++++ お 産 入 院 の す べ て +++++

無事、出産を終えると、そのまま入院生活が始まります。
産後の体の変化や、入院生活の中身なども気になるところ。
ここでは私の産後生活を披露します

※ ちなみに、私が出産したのは個人病院。出産方法は吸引分娩でした。


2000年9月26日(火)入院1日目(出産当日)

今日の検査
 午後1時 出産
 午後5時 入院室に移動
 午後6時 回診(先生)
 午後9時 回診(看護婦)
今日のスケジュール
 ◆出産後、安静

□■ 産後の安静 □■□■□■

 出産を終え、陣痛室のベッドに戻ると、3時間安静にして様子を見ると言われた。通常の出産の場合、経過を見るのは2時間らしいのだが、私は出産時に産道が裂けてしまったため出血量が多く、1時間余分に様子を見ることになったらしい。その3時間はベッドに仰向けになったまま、動かずにいて欲しいとのことだ。左腕には引き続き点滴が打たれた。寝たまま水分を摂るだけなら良いと言われる。

 陣痛室に戻ったのが午後1時30分
 その後、午後2時10分3時10分4時にそれぞれ看護婦さんが様子を見にやって来た。
「出血の様子を見ますね」と言ってはお腹をグッと押され、会陰・産道の傷口に手を入れられる
 そ、それって、様子を見てるって言うの? 出血させようとしているのではなく? 痛くて、本当に治そうとしているのか疑ってしまったくらいだ。
 そうして出血具合を見終わると、お産パッドを交換してくれる。その繰り返しだった。
 安静にしている間、時々、子宮がシュルルル…としぼむような感じがした。

□■ 生きてて良かった〜 □■□■□■

 4時に様子を見ると、看護婦さんは「出血が治まってきたから」と会陰・産道の傷口に入れてあったガーゼをズルリと引き出し、傷口から血を絞った。
「はい、じゃ、出血はもう大丈夫ですからね。点滴を外しますから、少し様子を見てクラクラしないようなら、起きあがって動いてもいいですよ」
 看護婦さんのその言葉を聞いて、私が真っ先に、しかもスゴイ勢いで口にしたのは、次の言葉だった。
ごはん食べてもいいですかっ?!

 実は3時頃から猛烈にお腹が空いていたのだ。テーブルの上に昼食が置かれていたのだが、「3時間安静に」と言われていたので、おあずけ状態だったのである。3分間隔の陣痛の合間に朝食をすべて平らげたというのに、何と言う食欲か。我ながらそうは思ったけれど、食欲があるのは良いことではないか(自己弁護)

 看護婦さんは笑って、「お腹空いたの?」と聞いてきた。私が力強く、「空きましたっ!!」と答えるので、
「じゃあ、ご飯を食べて、具合が大丈夫そうならお部屋を移りますから、声を掛けてくださいね」と言った。
 左腕の点滴は外されたが、お腹の張りなどが出てきた時に備えて、針だけはしばらく刺したままにするらしい。この4〜5cmもある針は左腕の肘の内側に刺さっているため、腕を自由に曲げることができないのであった。

 看護婦さんがその場を去ると、待ってましたとばかりに食事に取りかかろうとしたが、身体を起こすのに一苦労。麻酔が効いているため、傷口は痛まないものの、会陰が気になってしまってうまく座れない。腰に重心をかけないように左腕で体を支えて座り、右手だけでご飯を食べることにした。

 昼食のお重を開けてビックリ!! 超ゴージャスメニューなのだ!
 エビフライ、唐揚げ、つくねバーグ、煮物、焼き鮭、ウナギの蒲焼き、おにぎり2個、そうめん、スイカ、ご飯、お茶。
「わーいっ♪♪」と目を輝かせながら唐揚げとエビフライを一口ずつ食べて、「嗚呼、生きてるって素晴らしい…」とつくづく思った。喜びいさんで他のおかずもつつきだしたが、ただでさえ出産で酷使した腹筋に、変な座り方によって力を入れているので、次第に食べ物を受け付けなくなってしまった。結局スイカやトマトなど軽い物を食べ、全部平らげるのはあきらめた。はあ、食事をするだけでエライ疲れてしまった…。

 午後5時頃になって看護婦さんがやって来て、めまいがないか聞かれた。大丈夫だったので、入院室へ移動することになった。起きあがり、自分で歩く。めまいは特にない。ごくゆっくりとなら、なんとか歩ける状態だ。

□■ 入院室へ □■□■□■

 入院室は、一つ上のフロアにあった。ベッド1つ、テレビ、冷蔵庫、ロッカーなどがあり、かろうじてベッドの横に1人座れるスペースがあるか、という広さだ。明日からは昼間のみ母子同室となるため、もっと広い部屋に移動するらしい。
 トイレにはもう一人で行き、お産パッドも自分で交換するように言われた。パッドは病院から支給された入院グッズの中に入っていた。

 しばらく一人でテレビを見ていると、ドアをノックする音がした。
「はーい?」
 ドアが開くと、そこにノブが立っていた。
 出産直後に母から彼に電話を掛けてもらった時には、「明日か明後日に行けたら行きます」と言っていたのに、仕事の都合をつけて、駆けつけてくれたらしい。とても嬉しくて、グッタリと疲れているはずなのに、お産の様子を次から次へと話しまくってしまった。
「途中で眠くなっちゃって…」と話すと、
「なんでそんな大事な時に…」と絶句されてしまったが。

 私の話が一段落すると、ノブは私の家族と一緒に食事に出掛けた。ちょうど私のほうも夕食が出てきたので、食べ始めた。これがまた豪華なのだ。
 チャーハン、マグロステーキくらげの酢の物のせ、八宝菜、レバニラ炒め、ワカメスープ、杏仁豆腐。
 しかし左腕が使えないのと、腹筋を使う変な格好でしか座れないためにやはり食が進まず、休み休み食べた。休んでいたところに先生が回診にやって来て、「ちゃんと食べないと体力回復しないよー」と言われる。でも、ごはんなどの重い物はツライ。

□■ 夜食にケーキ?! □■□■□■

 食事を終えて、ノブが戻ってくるのを待っている間、何だか急に心細くなり、訳もわからず涙が流れた。これがマタニティブルーってヤツだろうか。わんわんと泣きじゃくりたいような衝動にも駆られたが、じきにノブが戻ってきて、話をしているうちに元気が出た。

 午後8時前、トイレにチャレンジしてみることにした。傷が気になって、ガニマタの相撲取りのような変な歩き方で、ソロソロと歩いた。
 用を足した後、一旦外したT字帯をうまく着けることができず、お産パッドの交換に悪戦苦闘。トイレに行くのがこんなにコワく大変だなんて、困ったものだ。

 病室に戻ると夜食が来ていて、またビックリ。だってイチゴショートケーキとミカン1個とココアなのだ! 出産直前まで、体重増加を気にして甘い物を存分に食べられなかったというのに、この変わり様。身に染みてウマイ! ペロリと平らげてしまった。

 午後9時、玄関を閉めるというので、ノブは帰宅。

 それにしても長い1日だった。昨晩一睡もしていないし、出産後も結局寝ていないので、眠くないわけがないのだが、興奮してしまって全く眠くない。明日から始まる赤ちゃんのお世話に備えて眠らなければとは思うのだが…。

□■ 大出血! □■□■□■

 そのままずっと寝付けなかった。
 8時頃に行った後、コワくてトイレに行っていなかったのだが、午前1時30分頃、もう行かなければという状態になり、立ち上がった。すると、下半身が血だらけ! 足にまで血が垂れてくる。慌てて拭きながらトイレに行って見てみると、T字帯が血みどろに。ぎゃあああ〜〜〜〜、なんてことっ。

 部屋に戻ると大慌てでナースコールした。駆け付けてくれた看護婦さんにお産パットとT字帯を換えてもらい、血だらけになってしまった下半身をキレイにしてもらった。新たに出血したわけではなく、溜まっていた血がドッと出てしまったらしい。安心してやっと眠れたのが午前2時半すぎのことだった。

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