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マンドリンが気になるアルバム

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ロック Rock

THE BAND

THE BAND

(Capitol 1969)

Player: Levon Helm
 

ネームバリューや影響力からいくと、どうしてもザ・バンドをリストから落とすわけにはいかない。ところが、あらためて考えてみると、リボン・ヘルムのマンドリンの音は、あんまり記憶に残っていない。あくまでもアンサンブルの中の隠し味的な使い方が中心のようだ。とにかくRag Mama Ragのコードカッティングを聴いてほしい。ザ・バンドのリズムが、いかに注意深く組み立てられているかが、よくわかる。

Nitty Gritty Dirt Band
UNCLE CHARLIE & HIS DOG TEDDY
(Liberty 1970)

Player: Les Thompson, John McEuen
 

ブルーグラスとロックの融合に、大真面目に取り組んでいたのがNGDB。ブルーグラスに話を絞れば、アナログ3枚組のWILL THE CIRCLE BE UNBROKENがあまりにも有名だが、あれはこのバンドとしては異色作。ロック・マンドリニストなら、このアルバムと、次作のALL THE GOOD TIMESあたりに注目すべきだろう。ブルーグラススタンダードよりも、Mr. Bojanglesのバッキングに、このバンドの真価を見たい。

Rod Stewart

FVERY PICTURE TELLS A STORY

(MERCURY 1971)

Player: Ray Jacson(perhaps)
 

ロッド・スチュアートの代表作の1つ。マンドリンのクレジットには、「リンディスファーンのマンドリン弾きだが名前を忘れた」と書かれているから、おそらくレイ・ジャクソンのことだろう。Maggie MayとMandolin Windの2曲で、いかにもそれっぽい素朴なトレモロプレイが聴かれる。とくに前者のソロは、なかなか印象的だ。このほのぼのサウンドが気に入ったら、本家リンディスファーンのほうも、ぜひ聴いてみてほしい。

Led Zeppelin

ZEPPELIN 4

(Atlantic 1971)

Player: Jimmy Page, John Paul Jones
 

最も個性的なロックマンドリンを聴けるのが、ツェッペリンのアルバムであるというのも、意外と言えば意外 だ。既成の枠を飛び越えたその奔放なプレイは、唯一無二の音を生み出すことに成功している。このアルバムでは、The Battle Of EvermoreとGoing To Californiaでマンドリンが聴ける。とくにジミー・ペイジが弾く前者は、マンドリンとボーカルだけで成り立っているような曲。すさまじいの一言! これを聴かずして何を聴く?

David Bromberg

DEMON IN DISGUISE

(CBS 1972)

Player: Andy Statman, David Bromberg

セッション・ギタリストとして名を馳せたデビッド・ブロムバーグのソロ2作め。アンディ・スタットマン、ケニー・コセックといったニューヨークの個性派ブルーグラス・ミュージシャンをバックに配しての、ライブ録音がすばらしい。アンディ・スタットマンのマンドリンも、ひたすら冴えまくっている。ブルーグラスファンには、Hardworkin' JohnとSugar In The Gourdがお薦め。隠れた名盤の1つ。

Ry Cooder

BOOMER'S STORY

(Reprise 1972)

Player: Ry Cooder
 

ロック系のマンドリンといえば、この人も避けて通るわけにはいかない。ストーンズとのセッションでマンドリンを弾いた件では、日本でもずいぶん騒がれたものだ。このアルバムでも、さりげないけれど、効果的なマンドリンを聴かせてくれる。前作INTO THE PURPLE VALLEY収録の、Billy The Kidのサウンド(おそらくフィンガーピッキング)もユニークなので、興味のある方はどうぞ。

Hooters

NERVOUS NIGHT

(CBS 1985)

Player: Eric Bazilian
 

フィラデルフィア出身のロックバンド、フーターズの強力デビュー盤。オーソドックスなロック・サウンドにからむマンドリンのコードカッティングが、非常に印象的だ。マンドリンならではのボイシングを活かしたリフパターンは、ロックバンドによるマンドリンの使い方としては、ベストの1つと言えるかも。2枚めのONE WAY HOMEのマンドリンもなかなかなので、こちらもお奨め。

R.E.M.

OUT OF TIME

(Warner Bros. 1991)

Player: Peter Buck
 

なんといっても、大ヒットしたLosing My Religionのマンドリンがすばらしい。R.E.Mは、マンドリンの使い方のうまいロックバンドの1つだ。とくに難しいことをしなくても、アレンジしだいで絶大な効果を生み出せるというお手本のような演奏だと思う。ブルーグラスのようにめいっぱい弾きまくるマンドリンもいいのだが、こういうアプローチにも、もっと関心を払ってしかるべきなのでは?

Steve Earle

TRAIN A COMIN'

(Winter Harvest 1995)

Player: Peter Rowan
 

楽器編成そのものは、伝統的なストリングバンド・スタイルと言ってもいいのだろうが、できあがってくるサウンドは、まぎれもない90年代のロックになっていると思う。もちろん主役であるスティーブ・アールの個性に頼る部分が多いとはいうものの、それをサポートするメンバーもけっしてひけをとっていない。マンドリン、マンドラは、ブルーグラス&ロック・ボーカリストとして有名なピーター・ローワン。重たい言葉が胸を打つ。

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