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2003年

 

1/1

 2003年の聴き初めは、フィドリン・ジョン・カーソン。ご存知、マウンテン・ミュージックを初めて商業レコーディングした人である。これをもって、1年の計としたい。せっかくなので、マンドリンBBSのタイトル画像も取り替える。ちょっとはおめでたい雰囲気になったかな?

 

 

1/2

 恒例の初詣。夜のうちに雪が降ったようで、日陰にうっすらと残っている風情が、いとをかし。とげぬき地蔵は、相変わらずの人気で、前に進むのもひと苦労。これがみんな若い女だったらねぇ(!?)。

 

 

1/6

 久々に神保町のディスクユニオンへ。NGDBのCIRCLE 3ほかを購入。3匹目のドジョウって感じだけど、中身のほうはどんなもんなのかしらね? −−なんて思いつつ、このアルバムの前に、モンロー・ブラザーズを聴く。シブい!

 

 

1/13

 神保町のボンディで昼食。前にここのカレーを食べてから、1年以上は経ってるだろう。うちまで出前してくれたら、もっと食べてもいいんだが(?)。古賀書店とディスクユニオンに寄って帰る。

 

 

1/16

 神楽坂で打ち合わせ。先方とは初対面。「Webの写真を見て髪が長いと思っていたからとまどった」と言われる。しょっちゅう、髪型が変わってすみません。ま、髪の毛の印象だけじゃなくて、全体に太り続けているのも大きいと思うのだが。とほほ。これではいかんということで、対策を考えた。早々に試してみよう。

 打ち合わせ後、高円寺の稲生座にチープチーパーズを見に行く。とりあえず、お久しぶりのご挨拶。終演後、昔のストリングバンドの話などで盛り上がる。

 

 

1/18

 駅前のイタリアレストランで、イカ墨のスパゲティとワインの夕食。帰りにコンビニで握り飯を買って食べた。やっぱ、1日に1回は米の飯を食わないとアカン。ほんとにオヤジなんだから……。

 

 

1/21

 単行本の企画書をなんとか書き上げて、メールで送信。構成案もともかくだけど、一番苦労したのは書名だった。−−というか、結局これというのを思いつかず、適当にごまかしてしまった。どうして、バシッときまったタイトルを見つける才能がないんだろう? 一時はコピーライターみたいな仕事をやっていたこともあるのに。とほほ。

 

 

1/24

 草むしりをしていたら、貝殻を見つけた。そういえば、いまの家に建て直す前は、庭にいっぱい貝殻が転がっていたっけ。……て、オレのうちは貝塚か? それはともかく、以前作ったウクレレに、まだポジションマークが入ってなかったことを思い出し、この貝殻を利用できないものかと考えた。いわゆるひとつのインレイ細工である。

 拾った貝殻は、かなり汚れていたが、水で洗うときれいになって、ピカピカ光りだした。お、いい感じ。キットのフィンガーボードには、ポジションマークを収める穴−−というかくぼみだけは用意されているので、このくぼみに合わせて貝殻を整形し、埋め込めばいい。とはいうものの、非常にモロい貝で、パリパリと薄くはがれるため、かなり苦労した。大きめに切り出し、あとは紙やすりで削って形とサイズを調節する。それから、フィンガーボードのくぼみにタイトボンドを流し込み、上に貝のかけらを載せて押し込む。あれ? 貝がズブズブとめり込んで、奥のほうに入ってしまった。ほんとはフィンガーボードの面と合わせたかったんだけどな。やっぱ厚みが足りなすぎたのか? ……ま、いいか。演奏に支障が出るわけではないし。完成、完成。

 

 

1/26

 小川町のギターワークショップで、ブルースギターの教本を買う。ブルースは、あんまり体系的に聴いてなかったが、あらためて聴いてみると、いろいろな発見がある。少し本腰を入れて「研究」してみよう。

 

 

1/30

 よその国の指導者について、あんまりとやかく言いたくはないんだが、いまのブッシュ大統領は、どうも好きになれない。「3月にイラクと戦争」って、世の中なめまくってないか? 社員旅行の予約入れてるんじゃないんだから。う〜ん、個人の悪口になってしまった。

 

 

1/31

 昼前にインプレスへ。土田米一編集長、安藤道子さんといっしょに昼飯。最初はこちらが金を払うつもりでいたのだが、土田さんが来てくれたおかげもあって、結局払わなくていいことに。申し訳ない。帰りに神保町へ寄って、古書店で資料漁り。

 家に帰ってぼーっとしていたら、友人(もちろん!女性)から電話がかかってきて、Macのオペレーションを聞きたいという。夜はライブハウスに出かけるつもりでいたから、ほんとにここしかないというベスト・タイミングだった。これも日頃の行ないが良いせいか?

 6時半頃、再び家を出て、梅島ユーコトピアへ。久しぶりのヒアーズ・フォー・ゼアーズのライブだ。ドラムス&サンプラーベース&ピアノの人は、今回初めて見たのだが、ドラムスを叩きながら右手の鍵盤でベースラインを弾くのにびっくり。これがたんなる芸じゃなくて、しっかりした音楽になってるところがすごい。アタシなら、ベースだけでもあんな風には弾けないもんね。え? 比較する対象が間違ってる? さらには、ドラムス、ベースにピアノも加えたワンマン・トリオのパフォーマンスも見せてくれた。ほかのメンバーも、相変わらずのやりたい放題だったし、やっぱヒアーズはええわ〜。

 

 

2/1

 池袋で、テンプラ定食と生ビールの昼食。ま〜、Robinちゃんたら、昼間っから……。

 

 

2/5

 AMAZONから届いた荷物に、アメックスのチラシが入っていた。その中のチェック項目に、「ネット上で見つけた楽器店。趣味のヴィンテージギターを注文したいけど不安…」というのがある。う〜ん、外角高めから内側に入ってくるストレート。しかし、「趣味のギター」って言い方は、なんだかね〜。いや、趣味じゃないとは言わんけど。

 

 

2/9

 このところ、ずいぶんAMAZONのお世話になっている。ちょっと調べたいことがあって、古い音源をいろいろと探しているのだが、海外の専門店に直接注文するとなると、送料がばかにならない。その点、AMAZONなら、1500円以上は無料になるもんね。あまり便利なので、ほいほい買っていたら、あっという間に予算オーバーしそうな状況に。とほほ。さて、どうしよう? こうなったら知り合いのコレクションから、借りまくるしかないか。でも、よく考えてみたら、貸してくれそうな友だちなんて……。

 

 

2/11

 ギブソンのアーチトップギター、L-2のブリッジを交換する。−−と言っても、フィッシュマンのピックアップ付きブリッジを、オリジナルに戻しただけだが。面白いことに、オリジナルのブリッジは、6弦側のほうがアンバランスに背が高くて、このままブリッジサドルを載せると、斜めに傾いてしまう。アジャスト用のネジで補正してみたものの、1弦側だけ極端にブリッジサドルが浮いてしまってヘン。結局、目立たない程度の補正にとどめることにした。オクターブチューニングは、だいたい合ったから、まあいいか。そういえば、ブリッジサドルの一部に削って整形したような跡があるのも、不思議と言えば不思議。

 ところで、このブリッジの脚の裏、ギターのボディと接して普段は見えない部分には、鉛筆でシリアルナンバーとモデル名が書き込んである。これがラベルのシリアルナンバーと一致していることを確認して、めでたし、めでたし。でも、あまり年代が変わらないはずのギブソンA-3のブリッジには、この書き込みが見られないんだよな。こっちの脚の裏にはペンキやらなにやらいろいろくっついてるから、そのせいかもしれんけど。−−というわけで、ギブソンのアーチトップギター、マンドリンを持っていらっしゃる方は、機会があったら、一度確認してみられてはいかが?

 

 

2/14

 ちょっと調べたいことがあって、Webの検索をする。役に立ちそうなページが見つかったのでアクセスしてみたら、なんと自分が書いた文章でやんの! たしかに、この原稿を書いた覚えはある。しかし、書いた内容はすっかり忘れている。したがって、読み返してみると目新しい情報ばかり。結局、自分で自分の文章をパクることにした。貴重な体験っつーか、だんだんバカになっている証拠?

 

 

2/21

 今朝、脈絡もなく思い出した話。

 前に住んでいた家は、かつて料亭だったそうで、前のオウナーから引き継いだらしい大きな神棚があった。母親は、これに毎日供物をそなえ、何やらわけのわからん文句を唱えていた。その家を取り壊すことになったときに、御神体を取り出そうと神棚を開けてみたところ……。中に入っていたのは、何やらメモ書きされたチラシの切れ端が1枚。なんじゃこりゃ? てぇことは、アタシの母親は、長年の間、こんなものを祭っていたのか? ま、そういうことをやりかねない人ではあったよな……。

 

 

2/22

 新宿こんとん館でブルーグラスのライブ。山崎熊五郎さんに聞きたいことがあったので、フィドルを持って出かける。出番前に、ボウイングの違いなどについて説明してもらえて、めでたし。ただし、ジョージア・シャッフルについては確認できず。

 ジャムにはフィドルで参加(!)。ツインフィドルでMason's Apronを弾き、ギターをお借りしてVamp In The Middleを歌う。ずーずーしー。さらに、高価なコリングスのマンドリンまで弾かせていただいて恐縮。ま、いつもこんな感じで生きてるんだけどさ。

 

 

2/24

 AMAZONに注文していたフィドリン・ジョン・カーソンとケッシンガー・ブラザーズのCDが届く。クラーク・ケッシンガーっていう人は、ウエスト・バージニア生まれらしいけど、オールドタイム・フィドルも、ヨーロッパ風バイオリンも器用にこなすなあ。ワルツなんぞを弾かせると、まるでミュゼットのミュージシャンみたい(フランス語の副題がついてるしー)。この時代(初録音は1928年)に、こんなにテクニカルなフィドラーがいたなんて、びっくり。でも、金太郎飴みたいに繰り返されるコーラー(踊りのパターンを指示する人)の声を聴いていたら、だんだんいらついてきた。おめー、ちょっとうるせーよ!

 

 

3/2

 元ミドル級世界チャンピオンのロイ・ジョーンズJrが、ヘビー級の世界タイトルを獲得! WOWWOWの生中継には、久々に興奮した。全般に、ジョーンズさんが危なげなく試合をコントロールしたって感じで、あんまり波乱はなかったんだけど、やっぱミドル級からヘビー級へ(つーても、現役のLヘビー級チャンピオンでもあるのだが)という破格のチャレンジには、やっぱりドキドキさせられた。100年以上前の1897年に、ミドル級世界チャンピオンだったイングランド人のボブ・フィッツシンモンズが、ジェントルマン・ジム・コーベットをKOしてヘビー級タイトルを獲得して以来の快挙とはいえ、当時とは状況がかなり異なるからね〜。

 そういえば、18世紀後半(英国でボクシングのルールが固まりつつあった頃)には、ユダヤ系のボクサーが大活躍した時期もあったらしい。ユダヤ人というと、いまでは青白いインテリっぽいイメージがあるけれど、ボクシングでのし上がっていかざるを得ない環境におかれていたときもあったということだろう。アメリカだって、アイルランド系ボクサーの全盛期、イタリア系ボクサーの全盛期などを経て、今日のアフリカ系(要するに黒人)全盛へと至っているわけだが、これも移民の歴史と照らし合わせてみると、なんとなくうなづけるものがある。皮肉なことに、移民からある程度時間が経過して、アメリカ社会に同化し、社会的地位も向上するようになると、こうした集団は、ボクサーの人材供給源としてのパワーを失っていくようだ。当事者にとっては、もちろんそれは良いことなのだろうが。

 ちなみに、黒人ボクサー自体は、昔から存在したわけだが、世界チャンピオンから対戦を拒否されたりしたため、長いこと不遇の時代をおくらねばならなかった。ボクシングに限らず、よくありがちな話である。こうした貧しい黒人ボクサーの境遇は、ジャック・ロンドンの小説にも描かれていたっけ。

 

 

3/3

 飼い犬が目をシパシパさせているので、獣医に連れて行く。どうやら花粉症らしい。やれやれ。目薬をもらって帰る。きっと嫌がるだろうなと危惧はしていたが、案の定、目薬をさしてやる段になったら、こいつが大暴れ。このヤロー、言うこときかんかい!

 

 

3/8

 真夜中の国連安保理中継。イラクの運命を決める会議の模様を見る。いろいろな意見があるのはわかるが、開戦が前提で、そこから逆算して話を進めているようなアメリカの姿勢は、やっぱり納得できないな。理念ということで言えば、フランスのド・ピルパン外相の発言に一番共感した。それにしても、何で日本はアメリカのお先棒を担いで、よその国を説得しなくちゃいかんの?

 

 

3/12

 横浜で宮原芽映さんのイラスト展。例によって、すぐ帰るつもりが、ビールをご馳走になって、話し込んでしまった。いやはや。ライブでも展示会でも飲み屋でも、何でもそうだけど、いかにも常連or関係者然としたヤツって嫌いなんだよね。だから自分もそうならないように、用が済んだらさっさと帰る、でかいツラはしない、なるべく金は払う(当たり前だ!)……をモットーにしているのだが、なかなか志どおりには……。

 なんてことを言いつつ、この日は、よくしゃべるおじいさん(誰だか知らない)の話し相手をするハメになってしまった。たはは。ま、宮原さんと音楽の話もできたからいいか。

 

 

3/17

 確定申告の書類を揃えて池袋の税務署へ。今年もまた締め切りギリギリになってしまった。それでも、今回は2週間くらい前から帳簿の整理を始めてたから(毎日せんかい!)、比較的楽勝だったのだ。それにしても、稼いでないなぁ……。

 

 

3/20

 昼前に停電。いきなりPCが落ちたもんで、あせる。どうやら、家の周りもみな停電のようだ。「送電線がなんたらかんたら」とかで、復旧には30分ほどかかった。それまで、電気がなくてもできること−−つまり外の掃除と草むしりで時間をつぶす。

 電源が回復してからも、いろいろあった。PCを立ち上げて、ハードディスクをチェックして、壊れたファイルを片付け、それから暖房システムのタイマーをセットし直して……。やれやれ。

 インターネットにアクセスし直し、Webのニュースでイラク空爆を知る。かなりむかついたが、冷静になって考えてみると、私にとって、さっきの停電と、中東の戦争と、どちらがより一大事なのだろう? う〜む……。

 

 

3/28

 池袋パルコのタワーレコードで、サニー・ランドレス、ヒッコリー・ウインドなどを購入。ヒッコリー・ウインドのFRESH PRODUCEは、LPで持っていて、アルバムレビューでも紹介しているのだが(……てのは、去年の日記でも書いたな)、CDもほしくなって、とうとう買ってしまった。あらためて聴くとやっぱええわ。このアルバムに限っては、アシッド・フォークなオリジナル曲よりも、Red Rocking Chair、Ragtime Annie、Little Beggarman(Red Haired Boy)、Hop High Ladies、Turkey In The Straw−−といったオールドタイム・スタンダードのほうがお奨め、かな?

 

 

4/1

 よい天気なので草むしり。メールをチェックしないでいたら、いつの間にか、イラク戦争に抗議しようというチェーンメールが来ているではないか。う〜む……。

 TVのニュースを見ていて、ふと気になったのは、アメリカ軍のミサイルや戦闘用のヘリコプターに「トマホーク」「アパッチ」なんていう名前が付いていることだ。ネイティブ・アメリカンの人たちは、これをどういう風に受け止めているのだろう?

  世界はいつまでも
  すれ違ったままかもしれない
  いくら繰り返しても
  誰も幸せにならないかもしれない
  それでもあんたと話をしたい
  うそだらけの世の中だけど
  それでもあんたと話をしたい

(こんなに小さな声だけど)

 

 

4/6

 ビンゴな花見日和。−−というわけで、近場の飛鳥山まで出かける。休日と満開時期と良い天気が重なったのは久しぶり。当然人出も多かった。七輪で焼肉焼いてるヤツもいるなぁ。何はともあれ、ビールで乾杯。行きは都電で、帰りは桜の木の下を歩いて家まで。

 

 

4/8

 久々のロッキー・トップ。ビル・クリフトン・ミーツ・ザ・ジェントルメンのライブだ。正直、クリフトンさんの音楽は、私のストライクゾーンからはずれているのだが、自然発生的に会場のみんなでシングアウトしたI'll Fly Awayには、やっぱり感激してしまったよ。

 本間さんとお会いするのも久しぶり。ステージで使っていたセカンド・マンドリンの話をうかがったところ、37年製のA-1だそうな。ジャンボサイズ、fホールのA-1かぁ。そのあとすぐ、A-50に変わってしまう貴重なモデルなんだよね、これが。

 

 

4/9

 先日出かけた横浜のイラスト展のときの写真が届く(正確に言えば届いたのは昨日だが)。まったく予期してなかったので、びっくり。しかも、うれし恥ずかし2ショットだし。「うれし」のほうは説明不要として、「恥ずかし」の原因は、本格的なダイエットの必要性を感じさせるおのれの姿。昨日のロッキー・トップでも、久々にあった人(複数)に「太った太った」と言われまくってしまったしな。くっそ〜! −−というような事情はともかく、写真の礼状を書く。律儀(?)。

 

 

4/10

 イラク情勢が急展開しているもので、気持ちの整理がつかない。4月7日に大統領宮殿が落ちたというニュースを見たときには、なぜか敗北感におそわれてしまった。まったく当事者ではなかったはずなのに、不思議だ。戦争に負けるというのは、こういう気分なんだろうか?

 

 

4/15

 ソウルでの日韓戦。奥大介さんの代表復帰がうれしかった−−ということで。ほかにはとくに感想なし。なんやそれ?

 

 

4/16

 近所で火事が起きたらしい。消防車がたくさん来たし、空気は焦げ臭い。こいつはヤバいかなと思ったが、なんとかおさまったようだ。すっかり静かになったみたいだし、これから様子を見に言ってこようかなっと。

 

 

4/18

 タイトルにひかれて、WOWOWで「コレリ大尉のマンドリン」を見る。けっこう面白い。そういえば、ギブソンのアーミー・アンド・ネイビー・スペシャルというモデルは、従軍する兵士に持たせるために開発されたとか。戦場にマンドリンを持っていくという発想は、あまりピンとこないんだが、そんなに呑気なことでいいんだろうか? だったら最初から戦争なんかしないほうが、なんぼか良いのに。

 

 

4/19

 数ある選挙の中でも、ダントツに迷惑な、区議会議員の選挙運動が始まった。心の底からうんざり。……なんて思っていたら、さっそく家の前に街宣車(って言うのかね?)。こいつが言うに事欠いて、「お狭いところを失礼いたします」とぬかしやがった。この表現には、2つ問題があると思う。1)「お狭いところ」というのは道のことを言っていると思うんだが、道に対して丁寧な言葉使いをする必要はない。−−というか、人間よりも道に配慮しているように聞こえるのは、問題である。2)「狭いところですがどうぞ」というのは、そこに住んでる人間が謙遜するときに使う言い回し(アタシは使わんけど)。何が悲しゅーて、よそからやってきたヤツにそんなこと言われなくちゃならんの? マジに「失礼」。「道をふさいでご迷惑をおかけします」と言いたいんだったら(これは善意の解釈ね)、それなりの言葉使いをせんかい!

 あんまり腹が立ったので、実名を出してしまおうかとも思ったが、このサイトでは原則として個人攻撃はしないことにしているので、とりあえず自重。でも、こいつにだけは、絶対入れてやらない。キッパリ。

 

 

4/22

 渋谷の寺で叔父の通夜。太りすぎで喪服が入らなくなっていたため、急遽貸衣装を手配するハメに。いろいろな意味で悲しい。

 

 

4/25

 伸び放題に伸びていた庭木の剪定。たった3本だったのに、ものすごい量のゴミが出る。飼い犬は飼い犬で、犬小屋の下に穴を掘って、またアッシャー家ごっこをしているし。心底げっそり。

 

 

5/4

 世間様の連休気分に影響を受けたのか、家族総出で(といっても2人と1匹だけど)、気合を入れて草むしり。久しぶりにナナホシテントウを見かけて、ちょぴりうれしかった。ガキの頃は、いくらでも見つかるつまらない虫だったのに。

 

 

5/5

 明け方に見た夢。オレはマラソンのスタートを待っている。場所はスペインらしい。周囲を見渡すと、ソリッドな菱形ヘッドのついたバイオリンを持っている選手が、何人かいるじゃないか。近くにいた選手(なぜかアフリカ系の少年)に話を聞くと、「イベリア半島ではこのデザインのバイオリンが、伝統的なスタイル」だそうな。お、いいこと聞いちゃった。このネタはどこかで書けるな、とうれしくなる。話をしながら走っていたので、だいぶ遅れてしまったが、気分がいいのでぐんぐんピッチを上げる。前の集団を次々とゴボウ抜きにして、さらにキモチいい〜。こりゃ、上位入賞も狙えそう。

 ……と、ここまで書いて、井の頭公園へ。ブルーグラスのジャムがあるというので、マンドリン(ギブソン・スタイルA)を持って出かけた。前半は普通のブルーグラス、後半はバンジョーがいなくなって、アコースティック・スイング方面に。なんだかんだで5時間くらいジャムっただろうか? 1人で多重録音してると、どんどん世界が狭くなるから、たまにはこういう感じで空気を入れ替えないとね。

 

 

5/7

 突然言うことを聞かなくなったLANの復旧作業。昨日からほぼ丸1日かけて悪戦苦闘するも、うまくいかず。原因も不明(ハードウェアの問題ではなさそうだ)。外付けのフロッピードライブも見つからないので、とりあえず仕事の原稿だけでも−−と、自分にメールを送る。なにをやってるんだろうね、私は。とほほ……。

 

 

5/10

 渋谷ツインズヨシハシで、宮原芽映さんのライブ。今回はなぜか午後4時からという、まだ明るいうちの開演。これだけのことで、なんとなく雰囲気が違う。宮原さんは風邪気味だったのかしら? ときどき頭が痛そうなしぐさを見せていた。お大事に。最近は私も、風邪をひくと頭が痛くなるんだよね。年のせい? まさか、SARSってことはないよな? 6時に終演。まだ明るいうちに帰るのもいいもんだ。

 

 

5/18

 隣の中学校では、朝から災害なんとか訓練(ま、ああいうもんはフツー朝からやるもんだよな)。消防車が来て、非難訓練みたいなのがあって、炊き出しもやって……と、けっこうなイベントらしい。といっても、実際に参加したわけではないので、詳しいことはわからんが。災害に備える気持ちは大切だとは思うものの、なかなか腰があがらんのだよね。地域社会に溶け込んでなくて、申し訳ない。

 −−というわけで、終日原稿書き。交通安全週間でもあるらしく、キャンペーンの放送が通りから聞こえてくる。このバックに流れているのが、なんかよくわからん暗めな演歌調の歌なんだよね〜。演歌自体は、とりたてて嫌いというほどでもないのだが、この曲は最低。どういうセンスで何年も使ってるんだか。ここしばらく日本の景気が悪いのは、この歌のせいなんじゃないの? ……ってことはないか。できれば、もうちょっと縁起のよさげな歌にしてほしいけどな。ほら、もうちょっとキャンペーンにふさわしそうな曲ってあるでしょ?

 

 

5/23

 Webで検索をしていて、レッド・クレイ・ランブラーズのトミー・トンプソンさんが、今年の1月24日に亡くなっていたことを知る。この人たちの最新作、YONDER(2001)は、しばらく前にタワーレコードで見つけ、「あ、まだ頑張ってるんだ」と思って買ったものの、トミー・トンプソンさんが入ってないのは、今日まで気がつかないでいた。ちょっとショック。熱狂的なファンってほどではないにしても、レッド・クレイ・ランブラーズのことは、ずっと気になってたんだよね。いいオールドタイム・バンドだったよな〜(まだ過去形じゃないのか)。合掌。

 

 

5/25

 夕方から体温が急に上昇。計ってみたところ、38.6℃だった。久々の高熱である。こりゃ年貢の納めどきかな? 例の病気じゃなければいいが。……って、何の病気ならいいんだ?

 

 

5/26

 午後になって体温は下がってきたが、まだちょっとフラフラする。夕方に長めの地震。本棚がグラグラ揺れた。これがいっせいに倒れてきたら、助からんかもしれんなー、てなことを考える。どうせ対策を立てたりはしないんだけど。家の近くのスーパーでは、並べてあった缶詰が、どどっと落ちたらしい。ちょっとだけ、その場にいあわせたかったような気がするのは、不謹慎だよな。好奇心は猫をも殺す。

 

 

5/29

 早稲田ジェリー・ジェフで、チープ・チーパーズのライブ。B&Dのテナー・バンジョーを持って、都電に乗る。病み上がりの身体には、バンジョーの重さは、やっぱりこたえた。本日のチーパーズは、リードギターなしの3人編成。演奏自体はよかったと思うけれど、あおやぎさんのソロにバックバンドがついているような印象も少し。

 なぜ重い思いまでしてテナー・バンジョーを持っていったかというと、あおやぎさんにチェックをしてもらって、あわよくば売りつけようという思惑だったのだが、なぜかステージに呼ばれるという予想外の結果に。何年ぶりかで、懐かしい曲を演奏した。気を使っていただいちゃったみたいで、申し訳ない。肝心の結果は……。途中から入るっていうのは、やっぱ難しい。事前に打ち合わせたダンドリを間違えたのは、私じゃないと思うんだけど、ま、いいか。あおやぎさんのCDを購入して帰宅。

 

 

6/6

 久々の神保町ディスクユニオン。ホリー・モーダル・ラウンダーズのGOOD TASTE IS TIMELESS、デイブ・アポロンさんのコンプリート・コレクション(グリスマンさんちのアコースティック・ディスクからの発売)、マールフェスのDVDを購入。ホーリー・モーダル・ラウンダーズは、長年探していたアルバムなので、たいへんうれしー。さっそく聴いてみたら、やっぱ想像していたとおりのオールドタイム・ロック・サウンドだった。このイカれぐあいがサイコー。大好きなのだ!

 マールフェスのビデオのほうは、チャプターとばしをしながら斜めに見た程度だが、ほとんどドック・ワトソン・オンステージという感じで、ちょっと期待はずれ(だからとばしたとも言えるんだけど)。このフェスにサムシング・ニューを期待したほうが間違ってたかな? こんなんだったら、テルライド・フェスの映像あたりをもっと見たいぞと。

 CDのついでにニール・ローゼンバーグさんの著書「ブルーグラス」も購入。ちょうどアメリカン・ルーツ・ミュージックがらみの原稿を書いてたもんで、影響を受けないように、読まないでいようかとも思ってたんだが、ま、だいたい骨格はまとまってきたし、そろそろいいかなと。それに原書が出たのは1985年だから、そんなに内容が新しいわけでもないし−−と言い訳。

 

 

6/10

 東銀座で試写会。今秋公開予定の「歌追い人」という映画を見る。オールド・バラッドや、おなじみのフィドル・チューンが、たくさん聴けて、個人的には大満足。カタルシスあり、最後にほっとするような救いもありで、映画自体のできも、なかなかなのではないかと思う。

 ときは1907年。音楽学者リリー・ペンレリックは、心の傷を癒すため、妹の暮らすアパラチア地方をたずね、そこですでに失なわれたと思っていた古いバラッドが、脈々と歌い継がれていたのを知る。さっそく録音機材を取り寄せたリリーは、採譜の作業に没頭し……とまぁ、前半のあらすじはこんな感じ。冒頭にパーラー・ソング調で歌われるBarbara Allenが、無伴奏のマウンテン・バラッド・スタイルでもう一度登場し(これを歌うアパラチアの少女がなかなかかわいい!)、さらにエンディングでも、コンテンポラリーなアレンジで繰り返される(こちらの歌はエミルー・ハリスさん)。−−というわけで、このオールド・イングリッシュ・バラッドが、全体のキーになっていたようだ。

 このほか、I Am A Poor Wayfaring Stranger、Oh Death、Matty Grovesなどのバラッドも効果的な使われ方をしていた。同じOh Deathの出てくる「オー・ブラザー」と比べても、歌と本編とのつながりがより自然な感じで、いとをかし。お約束のフィドルチューンは、Sally Goodin、Old Joe Clark、Leather Britchesの強力スリートップ。バンジョーのストラミングで弾かれるSoldier's Joyもなかなかだった。ヘイゼル・ディケンズさんが歌で、タジ・マハールさんがクロウハンマー・バンジョーの演奏で、ちょこっと出てくるのもお好きな方にはたまらないかと。あ、それと、最後に出てきたF・J・チャイルドさんとジョン・ロマックスさんを足して2で割ったような音楽学者のおじいさんもよかったなぁ。

 つーところで、この映画は、シブヤ・シネマ・ソサエティで、今秋ロードショーだそうな。私はお奨めします。はい。

 試写会の帰りに神保町に寄って、バンジョーのストラップを購入。

 

 

6/12

 映画の感想の続き。いくつか気になった点があったのを書き忘れていた。といっても、重箱の隅をつつくような話で、映画の本質とは、あまり関係ないのだが。

 1つは翻訳の問題で、「スコッツ・アイリッシュの唱法がそのまま残っている」というセリフが、「スコットランドやアイルランドの唱法が……」と訳されていたこと。スコッツ・アイリッシュという用語は、むしろ(純)アイリッシュとは別物であることを示すための言葉なわけで、この訳は誤解を招きそうな気が。でも、事情に詳しくないお客さんに、一瞬の字幕だけで正確に説明するのは難しいしな……。

 もう1つは時代考証。主人公の女性学者が、アパラチアでバンジョーの演奏を聴いて驚く場面が出てくるのだが、すでに19世紀後半には、北部のインテリ層の間にも5弦バンジョーは広く普及し、楽譜が大量に発売されていたはず。しかも19世紀末から20世紀初頭にかけて、ベス・L・オスマンさんなんていうクラシック・バンジョーの達人が、レコード(まだ円盤じゃなくて蝋管だけど)をジャンジャン出して評判になっているんだから、20世紀初頭のこの時代に、まして音楽学者の地位にある人が、バンジョーの演奏を見てびっくりするということは、あり得ないんじゃなかろうか? むしろ本人が演奏できたって不思議はないくらいだ。これが、演奏スタイルの違いに注目したとかいうんだったら、筋は通るんだけど。アメリカ人にも、「バンジョーはずーっと田舎の楽器」というような先入観があって、こういう脚本になったんじゃないかしらん?

 

 

6/14

 銀座ロッキートップで、インステッド・オブ・ネットのライブ。開演ギリギリで着いたにもかかわらず、まるみさんのご好意で、かぶりつきのテーパー席(!)に。対バンのクレーナは、トラッド系のバンドとしか聴いてなかったのに、いきなり目の前に見知った顔があって、びっくり。なんだ、ミキちゃん(気安く呼んじゃってナニだけど、本名をよく知らない−−というか漢字で書けないもんで……)のバンドだったんだ。ちーとも知らなかった。やけにバタバタしたリズムで始まったような気がしたけれど、サポートのケルティック・ハープが加わった時点で改善されたみたいで、ひと安心。今日のステージは、パーカッションが欠けていたというから、これが加わったら、またずいぶん違うんだろう。

 続いて登場したインステッド・オブ・ネットは、クレーナ目当てのアイリッシュ・ファンを意識したのか、いきなりエンジン全開。いつにもましてド派手なステージだった。一番前の席で見たせいもあるのかもしれないけれど、フロントのみなさんの迫力たるや……。そのうしろで黙々とリズムを刻み続けるパーカッションが、クール!

 終演後、ヒアーズ・フォー・ゼアーズのアキさんにごあいさつ。まとまった会話をするのは、これが初めてだと思う。このサイトも見ていただいていたそうで、恐縮。……んー、読み返して見ると、女の人の名前ばっかり。これでいいのか?

 

 

6/20

 3、4日前に犬の散歩をしていて、小っちゃなクワガタ(♂)を見つけたんだが、ここに書くかどうか迷っているうちに、日が経ってしまった。生まれてこのかた、うちの周りで、クワガタやカブトムシを見かけた経験はなかったから、どっかで飼われていたものが逃げ出したのではないかと思う。昔だったら絶対捕まえていたんだろうけど、いまとなっては素通り。若い頃はすっごいあこがれだったのに、いざそれが簡単に実現できる歳になってみると、ちっともうれしくないことってあるよな。進歩? それとも変化?

 昼飯前に家の裏の草むしり。ちょっとサボっている間に、ジャングルのようになっていた。とほほ。作業の途中で発見したのは、ダンゴムシにヤスデにケムシにガガンボ……。そりゃ、クワガタが見つかるとは思っていなかったけどさ。

 

 

6/22

 シュークリームを買いに、巣鴨のコージーコーナーへ。炎天下を歩いて、よっぽど汗をかいたのか、売り子のおねーさんに同情される。いまどきのシュークリームって、生クリームがとぐろを巻いていたり、粉砂糖がかかっていたり、妙に洒落た形をしていたりで、異様にまずいんだよな〜。せめて普通にカスタードクリームが入ってるヤツが食べたいぞ−−ってわけで、巣鴨まで遠出をする気になったわけ。いやな渡世だねぇ。なんか誤解があるような気がするんだけど、シュークリームって基本的に駄菓子だよね? あんなに気取ってなくて、昔のままのほうがよかったのに。寿司屋のおじさんが偉そうなのと同じくらい勘違いしてると思う。……って、いい大人がシュークリームごときで、マジにならなくてもいいんだけど。

 

 

6/28

 原宿こんとん館で、山崎FFバンドほかのライブ−−というか、ブルーグラスのジャム。思うところあって、テナー・バンジョーを持って出かけた。ブルーグラスでテナー・バンジョーを使うヤツなんて、まずいないだろうと思うのだが、なんでも最初に始めた者勝ち、というのがRobin G理論なのだ(なんじゃそりゃ?)。それに、昔のテキサスのストリングバンドなんかだと、テナーバンジョーは、そんなに珍しくないしね。

 テナー・バンジョーの出番はというと、山崎熊さんのフィドルとのデュオで、アイリッシュ・メドレー。それからギターとベースにも手伝っていただいて、アングロ・スコット風のバラッド(?)、P Stands For Paddyをやった。そのあとのブルーグラス・ジャムでもとくに問題なく使えたし、テナー・バンジョーでやるブルーグラスも、マジにいけるかも。

 家に帰って、バンジョーのメンテナンス−−と思ったら、ドラムヘッドのところにポツポツと赤い汚れがついている。そういえば、山崎家のご子息が、太鼓代わりにヘッドのところをパンパンやってたっけ。そのときに、向こうはピザかなんかを食べてたような……。あのクソガ……あ、いや。なんでもございません。トマトソースのシミは、ちょっと濡らしたティッシュでふき取ったら、きれいになった。ピース。

 

 

7/5

 ずーっとほったらかしてあった(すまん!)犬の予防注射に行き、壊れたテーブルを片付け、ベランダの排水口をきれいにする。庭木の剪定、シャッターの水洗い……と、今週は、家の仕事ばっかりやっていたような気がする。女がいようといまいと、やらなければならないことはたくさんある……と、これは誰かさんの盗用。

 長い枝切りバサミもほしいし、新しいテーブルも買いたいな。あ、そうだ。仕事用の椅子も壊れかけてたんだった。誰か親切な人、あまってるのがあったらちょーだい!

 

 

7/6

 今日も今日とて、草むしり。ついでに、ちょっと土を掘り起こしてビワの種を埋めた。早く実がならないかな〜……って。それにしても体力がない。ちょっと力仕事をしたら、思いっきりへたばった。

 

 

7/8

 最近、このページが、家事日誌と化しているのは、どういうわけだ? −−なんて疑問は、軽くスルーして、本日のプロジェクトは、雑誌の整理&お掃除。おそろしい量の雑誌の山をぐちょぐちょと動かす。しかし、ボクシング雑誌とサッカー雑誌と音楽雑誌ばっかり、よくこれだけ買ってるもんだ。しょーもない。サッカー雑誌は、一度読んだらほとんどいらないんだけど、ボクシング雑誌は捨てるに忍びないんだよなぁ。この違いは何?

 なにはともあれ、長時間にわたる悪戦苦闘の末、長年探していた本を、2冊見つけた。これが、とりあえず本日の成果。ちなみに、まだ見つからない本もあるんだけど……。

 

 

7/10

 ガス温水床暖房システム(−−と書くと何やらかっこいい!)の定期点検。システムに異常はなかったのだが、ベランダの給湯ユニットにハチが巣をかけているという。「殺虫剤があれば私が駆除しますけど」とガス屋さんは言ってくれたんだが、肝心の殺虫剤が見つからない。いつも同じ場所に置いとけっちゅーの。なぜか台所に置いてあったことを知ったときには、ガス屋さんはすでにお帰り。しょうがないから、自分でなんとかすることにした。

 −−と覚悟を決めて給湯ユニットをチェックすると、おー、あるある。アシナガバチの巣らしいのが。しかも、巣の周りには、成虫が4匹もくっついてるジャン! かなりびびったものの、このまま放っておくわけにもいかないので、殺虫剤をしこたま噴霧。ハチが次々と飛び立ったときには、もうアカンかと思ったが、幸い刺されずにすんだ。2匹はどこかへ飛び去り、1匹は地べたへ落下。最後まで巣に残っていた1匹に、さらに殺虫剤をかけると、これも下へ落ちた。ハチがいなくなったのを確認してから、巣を取り外し、足で踏みつぶす。どうやら、幼虫がけっこういたようだ。残骸をチェックして、暗い気分になる。学生の頃には、ずいぶん生き物を殺したけど(標本採集&実験のためです!)、その反動か、いまは虫を殺すの苦手なんだよね。でも、ハチと共存するのは難しいしなぁ……。南無阿弥陀仏。

 あ、そういえば、今日はオレの誕生日だっけ。

 

 

7/17

 トムズ・キャビンからメール。リンダ・トンプソンさんの日本公演が、ご本人の体調不良で中止になるという。楽しみにしていたのに、残念。−−というわけで、とりあえずリンダさんのアルバムを聴く。レア音源集のGIVE ME A SAD SONG。う〜みゅ。こんなときに、やなタイトルだね、どうも。リチャード&リンダ・トンプソンって、みんなLPで持ってるから、PCじゃ聴けないんだよな。−−なんてことはどうでもいいから、早く元気になってほしい。

 

 

7/19

 映画「歌追い人」の件で2日前に電話があって、そのときに「新宿タワーレコードの9階にマウンテン・ミュージックのコーナーを作ってもらった」という話を聞いた。カントリーやブルーグラスならいざしらず、マウンテン・ミュージックとなると、こいつはちょっとした事件だ。−−というわけで、さっそく様子を見に行ってきた。小さなスペースではあるけれど、たしかにロスコー・ホーコムさんやジーン・リッチーさんのアルバムなどが置いてある。そのこころざしや、良し! せっかくだからジーンさんのアルバムを買うことにした。ことのついでに、スタンレー・ブラザーズのCD3枚組ボックスセットを1390円で投げ売りしてたのも、ついふらふらと購入。たはは。でも、安いよね〜、これ。

 

 

7/23

 B&Dのテナーバンジョーの売却交渉が、めでたく成立。うれしいような、ちょっぴり残念なような、複雑な心境。

 バンジョーを無事手渡してから、虎ノ門のアートホールアフィルスに、クリス・アルドワン&ダブル・クラッチンを見に行く。何を隠そう、ザディコのライブを生で見るのは、これが初めてだったのだが、期待にたがわぬご機嫌な演奏で、大満足。アコーディオンとラブボードを除けば、バックのリズム隊は、完全なロックだな、こりゃ。「天国の扉」「ルシール」なんていうサービス曲もなかなかよかったし、久しぶりにいい汗かいたって感じ。それにしても、思いのほか、お客さんの年齢層が高かったな。あれならブルーグラスのライブのほうが、平均年齢低いかも。JTが協賛してたのと、何か関係あるんだろうか?

 

 

7/25

 品川キリスト教会グロリア・チャペルで、テディ・トンプソンさんのライブ。リンダ・トンプソンさんのライブが中止になった代わりに、サポートでギターを弾く予定だった息子さんの、フリー・コンサートが行なわれたというわけ。会場は、教会と聞いて想像していたのとは全然違って、巨大な威容を誇るビルディングだった。なんか、フリッツ・ラングの「メトロポリス」を思わせるような建物だなぁ。もっとも、コンサートを行なうチャペルは、別棟になっていて、ビルの中は見ることができなかったのだが。ちょっと残念。

 本日の主役のテディさんは、淡々とギターを弾き、淡々と歌を歌う。歌の才能は、お母さんから受け継いだみたい−−というか、お父さんよりもうまそう。でも、シャイな雰囲気はお父さん似かも。1つ1つの曲はそんなに悪くなかったと思うんだけど、全体の構成にあんまりメリハリがなく、最後までペースが上がらない。結局1時間ほど歌って、御開きとなった。お母さんのリンダさんは、ステージで挨拶はしなかったものの、ずーっと帰らずにいたようで、CDやTシャツお買い上げの方に、サインをしてくれるという。痩せた人というイメージがあったのに、いつの間にか2倍くらいになってたような……。ま、私も他人様のことは言えないが。

 

 

7/26

 両親の墓があるお寺で、お盆の施餓鬼法要。法話を聞くほど信心深くはないし、とりあえず、供養料だか卒塔婆料だかを差し上げて、帰ろうと思ったら、弁当を渡された。ありがたやありがたや(?)。家に帰ってよく見たら、京樽の寿司弁当でやんの。これが先々代の住職だったら、トンカツ弁当だっただろうにな。なにしろ二言めには「トンカツ、トンカツ」と言ってたくらいの人だったから……。

 ファックスのインクが切れたので池袋まで買出しに出かける。帰り道で、バッグの安売りをしていた。そういえば、いま使ってるのが壊れかかってたっけ。−−というわけで、ゴツそうなヤツを700円(!)で購入。これならブルーグラス・フェスのときにも使えそうだけど、今年もフェスの予定はなし。

 

 

8/2

 渋谷・ツインズヨシハシで宮原芽映さんのライブ。本日は珍しく、ピッチリしたワンピース姿。見えそうで見えない……って、何を言ってるんだ? 途中でPAのトラブルはあったけれど、サウンドのバランス自体はなかなか。特にベースの音がかっこよかった。タカミネのエレアコ・ギターも、いまさらながらいい音だね〜。そういえば、うちにも中古で買った2万5千円くらいのヤツがあったっけ。つーか、うちでは中古じゃない楽器のほうが珍しいのだが。

 

 

8/5

 やっと梅雨が明けて暑くなったかと思ったら、昼過ぎから曇り空。すずしいのはけっこうなんだが、農作物のできが気になる。

 ここ1週間ほど、マーチンのギターをとっかえひっかえ弾いている。000-18に000-28……。D-28も久々に弾いてみたけれど、なんだかんだ言って、やっぱりよい音だ。しかし、D-28を持つと、クラレンス・ホワイトさんのフレーズが弾きたくなるのは、なぜなんだろう? たまにはD-28を抱えて旅に出るか? 出ないだろうけど。

 

 

8/9

 台風にもめげず、吉祥寺へ。ウィンズ・カフェのイベントで、大島豊さんがDJをやるというので、覚悟を決めて(?)出かけたわけだ。お題は、「録音でたどるアイリッシュ・ミュージックの軌跡 2003〜1983年」。オーディオ・セットはいたってシンプルで、iPODが1台と、小さなモニタースピーカーが2本。便利な時代になったなぁ〜。両国のトラッド愛好会の頃は、白石和良さんあたりが、いつも紙袋いっぱいのLPを両手に下げてたもんね。

 大島さんの話は、たいへん有意義だったが、周りのみなさんが、チャチャを入れまくったもんで(いや、アタシも入れたけどさ……)、2時間の予定が、5時間(!)に伸びる。いささかグッタリ。おかげで、そのあと予定されていたビデオ上映会は中止になった。たはは。なんて言いつつ、本日の一番のハイライトは、休憩時間に見た虹だったかも。嵐に洗われたビル街が、夕日に照らされる光景も美しかったし、最高ジャン。個人的には、ディスククラッシュ紛失していた川村恭子さんのアドレスを、ご本人から教えてもらえたのも大きかったけど。

 予想通り、帰りは晴れた。ハッピー。

 

 

8/10

 終日惰眠。夕方になって腹が減ったので、大塚のカレー屋へ行く。しばらく前にできた店で、前から気になってはいたんだけど、入ったのは今回が初めて。幸いなことに、味は期待以上だった。サモサも、シークケバブも、タンドーリチキンも、エビのカレーも、野菜のカレーも、ほうれん草とコテージチーズのカレーも、チキンカレーも、ナンも、サフランライスも、ヨーグルトもうまかった。……ずいぶん食ったな、おい。最後にチャイを飲んで、満足まんぞく。

 

 

8/15

 雨ばかり続いて、いいかげんうっとうしい。この際、濡れてもいいや−−と覚悟を決めて、神保町に出かけた。とりあえず小川町のウッドマンで、楽器をチェック。相変わらず、いい品揃えだ。前から気になっていた古いS・S・スチュアートのバンジョーをさわらせてもらう。思っていたより音がでかいのでびっくり。でも、インレイは取れてるし、ペグヘッドも一部欠けてるしで、いろいろ問題ありだなぁ……。そのぶん値段が安いとも言えるのだが。なんてうだうだ考えていたら、I楽器店のFさんがやってきた。こりゃラッキーってわけでバンジョー談義。いろいろ貴重な情報を教えていただいた。ふっふっふ。結局、何も買わずに帰る。申し訳ない。

 

 

8/21

 池袋の東急ハンズでお買い物。ハンダゴテ、塗料少々、精密ヤスリ、クランプなどを購入。我が家には、リペアor調整待ちの楽器がけっこうあるのだが(安物買いの結果)、これをいちいち楽器屋さんに頼んでいると、費用がバカにならない。そこで、できることは自分でやる方針に切り替えようと思った次第。去年ウクレレを作ったので、ちょっぴり自信もついたし(おいおい!)。いやなに、どうせたいしたことはしないので、心配ご無用。

 今回の収穫は、やっぱ「電子工作用ハンダごてセット」かな? ハンダゴテと、クリーナー兼コテ台と、ハンダ吸取線と、ヒートクリップと……てな感じで、必要なものがひととおり入った初心者向けのパッケージ。なんかおままごとセットみたいでかわいかったのだ。ここまで書くと、だいたい想像がつくと思うが、ハンダゴテは中学校の技術家庭科で1回触ったことがあるっきりのワタシ。うちには結線しているエレクトリック・ギターも(いっぱい!?)あるから、ハンダが使えたらいいかな〜、なんて思ったんだけどさ。

 初日は小手調べと言うことで(あ、シャレになってるジャン!)、前のオーナーがバンジョーのフックにハンダ付けしてくれちゃった手製のアームレスト(バーズアイ・メープル?)をはずすところからスタートだ。……と、やってみたのはいいけれど、これが小手調べにも何にもならない。思いっきりハンダがくっついちゃってて、ちょっとコテを当てたくらいでは、ほとんど変化がないんだな。ハンダ吸取用の銅線(こんなものがあることも今回初めて知った)が、むなしく消費されていくばかり。−−というところで、この続きはまた明日。早い話が、挫折した。こういうとき、つくづく男手がほしいと思うアタシ(え?)。もしオレが若い女だったとして、今ここに、ちゃっちゃとハンダを処理してくれる男の人がいたら、たぶんコロッといくと思う。はは。

 

 

8/27

 エルダリーに10 1/2インチのバンジョーヘッドを2枚注文する。うちには、マンドリン・バンジョーのような、レギュラーサイズ(11インチ)じゃない楽器があるもんで。こういうサイズは、日本のお店だとあんまりおいてないんだよね。それとも、ドラム専門店あたりを探すと見つかるのだろうか? とりあえず船便にしてもらったけれど、それでも運賃がもったいないような気がして、ついつい余計なものまで注文してしまうワタシ。考えてみたら、これって、バンジョーヘッドより高い買い物ジャン! 思う壺……かな?

 

 

9/1

 う〜。やっとこさバンジョーのフックについていたハンダをはがして、オリジナルの姿に戻すことができた。結局(休み休みだけど)10日以上かかったっち。長かった〜。

 最初は、ハンダゴテでちょいちょいと溶かすつもりでいたのだが、世の中はそんなに甘くなかった。鬼のようにハンダで固めてあったもんで、ちょとやそっとではビクともしない。特製超大盛りチャーシューメンと同じで、いくら食べても底が見えてこないんだよな。しょうがないから作戦を変更して、金属ヤスリとハンダゴテの2面作戦に切り替えた。やってみると、ヤスリのほうがずっと役に立つ。最後のほうはヤスリだけで、ガリゴリギリガリと削り、なんとか金具をはずすことに成功した。こんなことなら、最初からヤスリだけ使っておけばよかった。火傷(あっちっち!)もしないですんだだろうしね。−−というところで、次はいよいよ今回のメインイベント、貝細工のインレイの修復だーっと!

 ところで、最近気がついたんだが、B&Dのバンジョーって、ファクトリー・オリジナルで、アームレストがハンダ付けされてたみたい。こういうところで、コストを抑えてたんだな、きっと。

 

 

9/4

 新宿タワーレコードで、ストリング・チーズ・インシデントの日本でのライブ盤、ジム・クエスキン・ジャグ・バンドのGARDEN OF JOYなどを買う。レジで押してもらうスタンプの台紙が、いっぱいになってしまった。スタンプがたまるとなんかの役に立つらしいんだけど、めんどうくさいから、使ったことはない。そのぶん最初から安くしといてくれればいいのに。ついでに高島屋の東急ハンズによって、貝細工用の糸鋸を購入。

 

 

9/5

 注文しておいたインレイ用の白蝶貝が届く。4cm角のプレートが3枚。けっこう高かった。なかなかきれいな材で、切り刻んでしまうのがもったいないほどだ。はたして、オリジナルの貝と釣り合いがとれるかどうか? いずれにしても、これでもうあとには引けない。ぶるぶる。

 

 

9/9

 エルダリーに注文していた、バンジョーのヘッド&ギグバックが届く。船便にしたつもりだったのに、航空郵便ジャン! ま、あまり深く考えずにいこう。バンジョーヘッドは、ウエザーキングのスタンダードなヤツと、新製品の「ルネッサンス」というのを頼んであった。ルネッサンスは、ファイバースキンとノーマルなものとの中間の仕様というふれこみに興味をもったのだが、黄色い色のついた半透明っぽい皮だった。とりあえず、こっち試してみよう。ちょっぴり不安だったサイズも、10 1/2インチでぴったり。見た目もなかなか悪くない。ほっ。肝心の音はというと……、現在リストアのために楽器を分解してあるので、当分確認できないな。

 

 

9/11

 9月になってからのほうが暑いような気がしないでもない今日この頃。インレイ用の貝をちょこっと切ってみることにした。糸鋸の調子はまずまずだけど、これで全部のピースを切るのは、けっこう時間がかかりそうだ。しかも、ギコギコやっていたら、ポキンと鋸の歯が折れてしまった。悲し〜。早いとこ替え刃を探しに行かないと。

 

 

9/19

 長いことかかずらわっていた書き下ろしの原稿も、とりあえず脱稿。このあと推敲やら図版の整理やら、いろいろありそうだけど、ひとまずホッとした。つーわけで、髪の毛を切りに行く。だいぶ頭が軽くなったぜ。午後は、池袋まで出かけて、東急ハンズで糸鋸の歯を購入。ついでにビックP館で、USB接続のスキャナを買う。9700円。ずいぶん安くなったもんだよなー。これまで使っていたヤツに比べると、ずーっと場所を取らないし。ええこっちゃ。

 

 

9/23

 秋分の日……なのかな? 会社に行かなくなって以来、今日が何の日かという感覚は、すっぽり抜け落ちてしまったのだが。とりあえず、律儀に墓参り。帰りにコンビニで赤飯握りを買って帰る。そこそこめでたい。

 久々に雨が上がったので、宮原芽映さんのイラスト展に出かける。場所はなぜか文京区白山。あんまり近いから、散歩がてら歩いて行くことにした。時間にして30分強くらいかな? 交差点の向こうでギターを持っている人が、こっちを見ているような気がして、不審に思っていたら、なんと宮原さん本人だった。ひえ〜。サングラスをかけていたから、近づくまでわからなかった。ちゃっちゃと絵を見て、さっさと帰る。ライブを見られなくてごめんなさい。

 

 

9/26

 しばらく前からディスプレイの調子が悪かったので、液晶ディスプレイに変えた。机の上がずいぶん広くなって気分がいい。

 和泉多摩川の沖縄料理屋で、アーリー・タイムスのライブ。久々にオリオンビールを飲んだ。今回はアリちゃん抜きの4人にベースが加わった5人編成だったが、なかなかよい演奏だったのではないかと思う。そして、ゲストで登場したのが、よしだよしこさん。ソロで2曲歌ってから、アーリーをバックにもう3曲ほど。最後に中塚正人さんの「風景」をやったのが、とっても懐かしかった。中塚さんは、甲府でうどん屋さんをやってらっしゃるとのこと。「吹雪哀歌」のお父様は、まだご健在だろうか? 駅からの道は、ずーっと「風景」を口ずさみながら帰った。

 

 

9/28

 吉祥寺ハバナ・ムーンで、「蛇腹音楽蓄音演奏会」なるアコーディオンのイベント。中央線のトラブルで各駅停車に乗らざるを得なかったが、なんとか時間には間に合った。ぜーぜー。−−といっても、結局、時間どおりには始まらなかったのだが。そういえば、一昨日も、人身事故とかで長いこと電車がストップしたし、出かけるたびにいろいろあるなぁ。

 本日のプログラムは、アフリカ&南米、ヨーロッパ、テックス・メックス、ザディコの4部構成。ボタンアコーディオンを中心に、いろいろな音楽が聴けて、おまけに実演も見られて、個人的にはなかなか有意義だった。一番の収穫は、ザディコのステップを教えてもらったことかな? あと、クリス・アルドワンのライブのときにステージに上がって、ラブボードを弾いていたおねーさんとも、ちょこっと話ができたしね。あおやぎさん、クミコさん、COCOさんご夫妻&お兄さんにも、久々にお会いできて、ハッピー。

 

 

9/29

 明け方に見た夢。地方の温泉旅館らしいところで、宴会をやっている。私の隣に座っているのは、サッカー選手の中田英寿さんだ。そこへ中田さんの恋人らしい若いおねーさんが、右半身だけ水着を着た姿で現われて、うつぶせになった。どうやら風呂あがりらしい。それが病気の療法であることを知っている私は、見て見ぬふりをする。すると後頭部をグーでどつかれた。中田さんの隣に座っている元日本代表コーチの清雲 栄純さんの仕業だ。清雲さんは、かなり酔っ払っているらしく、おねーさんを指差して大笑いをする。それをたしなめたのが気に入らなかったようで、今度は中田さんが私に噛み付いた。「どうしてお前はいつもそういうもっともらしいことしか言わないんだ。お前の文章なんか、理屈っぽいだけで、ちっとも面白くないぞ。玄関のことばかり詳しく書いてあって」と言う。玄関のくだりは意味不明だが、変に理屈っぽくて、くどい文章を書いているのは、前から気になっていたので、グサッときた。さすがにするどい……つーか、自分の夢なんだから、当たり前か。やれやれ。寝覚めが悪いとはこのことだ。

 

 

10/1

 だいぶ煮詰まってきたので、再び白山のイラスト展に出かける。家の近くだから、気分転換にはちょうどいいのだが、一見の客という以上の関係になるのは、個人的にあんまり好きじゃない。厳に気をつけなくてはいけない。−−なんて、言いつつ、ちゃっかりお土産まで持って行ってしまったのは、アタシの気の弱さだ。もう手遅れかもしれん。とりあえず宮原芽映さんにご挨拶。またしてもビールを、しかもジョッキでふるまわれる。この次は、きっぱり「コーヒー」あるいは「何もいりません!」と言おう。

 イラスト展をやっているギャラリー&レストランは、歌手の刀根麻理子さんのお店らしい。刀根さんと言えば、昔、写真か何かを見て、「きれいな人だなぁ」と感激した覚えがある。にもかかわらず、ご本人にビールを持ってきていただいたというのに、宮原さんに教えてもらうまで、まったく気づかなかった。夢にも予想していなかったというのが大きいんだけど、ちょっぴり痩せて面変わりしてらしたのもあるかもしれない。でも、やっぱりきれいな人だった。理由はよくわからんけど、そこはかとなくシアワセ。てなわけで、ボケッとしていたせいか、陶器製のジョッキのフタにはさまれて、鼻の付け根に切り傷を作った。

 

 

10/3

 ホームページにアクセスしたら、カウンターがちょうど40000になっているではないか。おっと、自分で踏んでしまった。うれしいことはうれしいけど、できれば他の方にお譲りしたかったような……。

 

 

10/4

 銀座ロッキー・トップで、インステッド・オブ・ネットとラット・オーケストラのライブ。またまた、かぶりつきの席で見てしまった。まるみさんに感謝。何を隠そう、ラット・オーケストラを見るのは初めてだったのだが、昔のジャズ・スタンダードを手馴れた調子でこなすパフォーマンスは、さすが。どちらのバンドもめいっぱい演奏をやった上に、3人もゲストが登場したもんで、時間が押して、帰りは終電になってしまった。

 夢弦堂店主にバンジョーの修理のお願いをしたり、初対面の編集のおねーさんに名刺を渡したり(商売、しょーばい)、ゲストの1人、マイク・リードさんと旧交を温めたり、ニャッキのCDを買って竹内さんとアキさんにサインをしてもらったり、あわてて終電に飛び乗ったりと、今夜もいろいろあって疲れた……。

 

 

10/8

 書き下ろしの単行本の原稿、とりあえず脱稿。未明にネット経由で送信する。こんなに時間がかかったのに、インターネットで送ると、あっと言う間なんだよな〜。ちょっぴりむなしい。今回の本のテーマは、アメリカン・ルーツ・ミュージックということで、このサイトを見てくださっている方々にも、興味深い内容になっているのではないかと思う。もっとも、かなりオタッキーな内容になってしまったから、編集者のダメ出しもあるかもしれないが。ブルブル。なにはともあれ、いろいろアドバイスをくださったみなさまには感謝。

 

 

10/9

 光ファイバー回線敷設のための予備調査ということで、NTT-MEのおじさんたちがくる。「現在キャンペーン期間中で工事費がタダ」−−とか言われて、その気になったのだ。てっきり打ち合わせだけかと思っていたら、屋内のケーブルは今日のうちに入れてしまうのだという。ところが、配管に問題があって、2階にしか光ファイバーがつながらないことがわかった。結局、1階からはLAN経由でWebにアクセスするしかないらしい。1階と2階は、すでにETHERNETでつないであるので、それ自体はノープロブレムなのだが、我が家のネットワークはすべて1階で管理しているから、たぶんいろいろと不便なことになるだろう。ケーブル類の配管に関しては、家を建てるときにずいぶん気を使ったつもりだったのに、こんな欠陥があったとは。ギリギリギリ……。

 

 

10/13

 一昨日あたりから、またぼちぼちとインレイ用の貝細工を再開した。糸鋸で大まかに形を切って、ヤスリでゴシゴシ形を整える地道な作業だ。腕に自信のある人なら、ギリギリの大きさに切り抜いて、ちょこちょこっと整形すればすむ話なのだろうが、ご先祖様から受け継いだブキッチョに自信のある身としては、大きく切り出して、せっせと削る無難な方法を選ぶしかない。ゆえに、えれー時間と体力を消費する。う〜。貝のかけらが面積比で半分くらいの大きさになってしまうのも、もの悲しい。それでも、時間さえかければ、結果は良好……のはず。

 

 

10/17

 小川町のギターワークショップに、ギブソンJ-45を持ち込む。4弦のピンが抜けて、チューニングができなくなっていたのだ。最悪、ブリッジ側に問題がある可能性も考えたが、単純にブリッジピンがヘタっただけであることが判明。やれやれ。代わりのピンを購入して一件落着。−−と言いたいところだが、ピンのデザインが異なるのが気になる。そこで近くのウッドマンに寄って、ドットの入っていないマーチン製のピン(プレーンなアイボロイド)を手に入れた。遠めにはほとんど区別がつかないから、これでOKと。黒檀のピンがあまっちゃったけど、これはこれで、ほかに使い道があるしな。それにしても、ギブソンのアコギ・パーツを別売してるところを、見かけないのはなぜ?

 

 

10/19

 バンジョーの修復の続き。ためしに、磨き終わったインレイを、3箇所ほど接着してみた。接着剤は、タイトボンドを使用。でき上がりは、まずまず。あんまり出っ張らないように、薄めに削ってから接着したのも正解だったようだ。ヤスリで平らにする作業は、最後にまとめてやろう。

 

 

10/21

 光ファイバーの敷設工事。NTT-MEのおにーさんが4人くらいでやってきて、あーでもないこーでもないと、大騒ぎ。思っていたより時間がかかった。いやはや。無事設置が完了したところで、PPPoE対応のルーターを調達に池袋へ。わりと評判のよさそうな、NTT-MEのBA8000 Proを購入。帰ってきてからごちょごちょとやると、案外あっさりインストールできた。よしよし。

 

 

10/22

 一夜明けたら、LANの接続に問題があったことに気づいた。最初は1階にルーターを置いて、2階からハブ経由でつなげようかと思ったのだが、よく考えてみたら2階にはEthernetのポートが1つしかないんだった。ということは、ここにルーターへ向かうケーブルを差し込むと、ルーターからの戻りのケーブルがなくなっちゃうジャン! しょうがないから、2階にルーターを持ってきて、これと1階のハブとをつなげ、ここから各マシンへ分岐させることにした。とりあえず、これでうまくいくはずだ。手間ぁとらせやがって! これというのも、光ファイバーが2階にしかつながらなかったせいで、ぎりぎりぎり……。

 

 

10/24

 一大決心をして、横浜パシフィコの楽器フェアに出かける。それにしても遠いな〜。桜木町の駅から会場まで歩く距離って、うちからサンシャインまでの距離と、あんまり変わらないような気がする。それはともかく、例によって、アコースティックな楽器から、エレギ、シンセ、パーカッション、MIDIシステム、録音機材まで、節操なくカタログを集めまくった。

 このサイト的に面白かったのは、細川のブース。とくにF-5コピーのウェードは、なかなかよさげなマンドリンのようだ。あとは、チェコ製のレベダに、韓国製(?)ケンタッキー、ナショナル・コピーのジョンソンのメタル・マンドリン……など。個人的に一番興味を持ったのは、30年代のギブソン・コピーっぽいマンドリン・バンジョーだった。素性はよくわからないけど、いいなぁ。うちのギブソンは、トラップ・ドア・リゾネーターだから、こういうのもほしいのよね(おい!)。このほか、オールドスタイルのオープンバック・バンジョーや、マカフェリ・コピーのギターも、見た目はなかなかだった。つーか試奏はしてないもんで……。

 以下アラカルト風に。コリングスのマンドリンには、なぜか軒並みSOLD OUTの札が。まだフェアも始まったばかりだというのに。タコマもマンドリンを3モデル並べて、なかなかがんばっていた。メイプルよりもマホガニー・ボディのほうが、いけてるかもしれない。うれしかったのは、リッケンバッカーのエレクトリック・マンドリン(ソリッド8弦)。このデザインは、由緒正しいものらしいんだが、恥ずかしながら、実物を見たのは今回が初めてだったのだ。ソリッドボディということで、試しに持ち上げてみたら、けっこう重たかった。同じソリッドのギブソンEM-200くらいの感じかな? それと、Kヤイリのブズーキとポルトガル・ギターは、なかなかいいポイントついてると思う。この手の安価な国産楽器って、いまなかなか手に入らないからね。一方、本家ギブソンは、廉価版のFモデル、F-9を1本のみ展示。あとは、ティアドロップ・シェープのボディにショートスケールのギター・ネックのついたM-6と。どっちも興味深いモデルではあるけれど、これでお茶を濁されるのは、ちょっとさびしい。そういえばバンジョーも、RB-250が1本置かれているだけだったにゃ〜。

 細川のブースでは、サンディ・ロスマンさんと、笹部益夫さんのデュオでミニ・コンサートも行なわれた。PAなしで、ほとんど音は聞こえなかったんだけど、最後まで付き合ってしまった。そういえば、サガのリチャード・ケルセンさんも、サクラ風に見てたなぁ。−−というところで、JRの駅でシュウマイを買って帰る。

 

 

10/31

 インステッド・オブ・ネットのライブで知り合った菜さんのお誘いで、四谷のアイリッシュ・パブ、モルガンズへ顔を出す。お店に入ると、いきなりハロウィーン・モード全開で、仮装をした善男善女が盛り上がっていた。う、ちょっと日にちを間違えたかもしれない。気を取り直して、カウンターへ行く。キルケニーの1パイントが700円。お、安いジャン。フライド・ポテトも頼んで、しめて1200円は、なかなかリーズナブルだと思う。ビールを飲んで落ち着いたところで、無事に菜さんとも会えて、ほっ。厚かましくも、セッションにまぜてもらう。予想通りというか、初めて弾く曲が多い。ちゃんとしたアイリッシュ・バンドの経験は一度もないから、ま、当然だわな。曲のキーを教えてもらったりしながら、なんとかこなす。とはいえ、わからないなりに面白かった。周りのみなさんには、本人よりも、持参のフラットアイアンのオクターブ・マンドリンのほうが、うけたみたいだが。

 

 

11/1

 渋谷ツインズ・ヨシハシで、宮原芽映さんの昼間のライブ。ほとんど追っかけに近い状態で見ているが、いまだに毎回アレンジが変わっているのは、驚きだ。主にリードギターとベースの力だろうが、とくにギターは変幻自在という感じで、ほれぼれ。タカミネのエレアコを、親指弾きをからめて弾いたのは、今回が初めてかもしれない。宮原さんのハミングバードは、ペグの修理が上がってきていた。素早い。でも、内蔵ピックアップに由来すると思われるガリ音が、ちょっと気になったな。

 

 

11/6

 B&Dのテナーバンジョーの修理の件で、夢弦堂を訪れる。手に入れたときから、ネックのバインディングの一部と、フィンガーボードのセルロイド(!)がはがれていたので、いつかは直したいと思っていたのだ。バインディングは、はがれたかけらが残っているので、これをくっつければいいとして、セルロイドのほうは、新たに調達しなければならない。店主の西貝さんに相談したところ、ギターのピックガードの素材を流用して、色も似たような感じに合わせてくれるとのこと。わ〜い!

 しばらく話をしていると、ひょっこり奥沢明雄さんがやってきた。おー、久しぶり! 調整を依頼していたギターを受け取りにきたという。ギターを手にして、その場で試奏。内蔵しているアコギ用ピックアップの、各弦ごとのバランスが気になるらしく、何度も試奏をしては、調整を繰り返す。プロフェッショナル同士の音作りの共同作業を、じっくり見られて、たいへん有意義だった。でも、この姿を傍目で見ると、ウナギをさばいている様子を終日ながめてるボーッとしたガキと、あんまり変わらないかもね。

 

 

11/7

 銀座・ロッキートップにパット・クラウドさんが登場するというので、見に行く。ディズニーランドでの1年間の演奏契約が無事終了し、帰国する前に最後のステージを、ということらしい。バックの都合で、変幻自在のバンジョーを存分に披露するとまではいかなかったけれど、それでも少しだけその片鱗を見せてくれた。

 最後はジャムになるという話を聞いて、マンドリンを持っていったのに、お客さんで楽器を持ってきたのは、アタシ1人。さすがにこれはまずいかなと思ったが、結局、ステージに上げられて、パットさんと共演までしてしまった。いやはや。最後に握手もしてもらっちゃったし、ま、貴重な体験にはなったわな。ちょこっと話をした感じでは、あんまり押しが強くなくて、相手を立てる感じの人みたいだけど、そういう性格って、ミュージシャン稼業に向いてるのかしらね? ま、私も他人の心配をしている場合ではないのだが。

 会場では、昨日に続いて夢弦堂店主とお会いして、バーボンその他をごちそうになってしまった。ごっつぁんです。飲み終わらないうちにどんどん注いでもらっちゃったので、かなり酔っ払う。おかげで、いまちょっと頭が重たい。はは。

 ……なんて書いていたら、夢弦堂店主から写真を送っていただいた。せっかくなので、公開する。ちなみに私が弾いているマンドリンは、ギブソンAという戦前のモデルだ。本間さんが弾いてる50年代のF-5もなかなか。 (special thanks to Mr. Nishigai)

 

 

11/9

 衆議院議員選挙。帰りにNHKのバイトらしいおにーさんに呼び止められる。これがかの有名な出口調査ってヤツ? 長年権利を行使してきて、初めて出くわした。ちょっと感激。もちろん回答はお断りする。答えるわけないでしょ。だいたい開票率0%で「当選確実」っていう、TVのアレってなんなのよ。選挙民をバカにするなと言いたい。……あまりにまっとうな意見なもんで、自分で書いていて照れるが。夕飯は、大塚でカレーを食べた。この際だから、インドのビールも飲んじまおう。なべて世はこともなし。

 

 

11/10

 回線を光ファイバーにしたついでに、いろいろゴチャゴチャやってたら、サイトの容量が倍に増えた。ちょっとした裏技ってヤツか? これで画像ファイルをド〜ンとアップできるぞ。ネタだけはいっぱいあるので、今後の更新に期待してほしい。ふっふっふ。

 

 

11/11

 夢弦堂の西貝さんからのメールで、先日のロッキートップの写真が届いた。問題のジャムの音源もあるらしいが、聴きたいような、聴きたくないような……。

 

 

11/16

 なかなか進まなかったバンジョーのリストア作業も、やっと一段落。とりあえず、すべてのインレイの欠損を埋めることができた。白蝶貝を切り出し始めたのが9月上旬だったから、2ヵ月ちょっとかかったことになる。このあとに、インレイの隙間を埋める作業やら、出っ張ってる部分を削る作業やら、まだいろいろ残っているが、何はともあれ、めでたい。詳しい作業の話は、そのうちまとめるとして、まずはこんな写真をどうぞ。

 

 

11/20

 昨日あたりから気管の調子が悪い。また風邪をひいたのか? バンジョーのインレイを紙ヤスリで削って平らにしたら、隙間も目立たなくなった。おまけにピカピカ光り出して、なかなかいい雰囲気だ。つーところで、ペグを取り付けて、弦を張ってみる。……と、ここまではよかったのだが、1つ問題が見つかった。というか、ドラムヘッドを張り替えたときに、薄々感づいてはいたのだが、ヘッドの形が微妙にあってないようで、リムと同じ高さにまで持ってくることができない。このままだと、弦がフィンガーボードと平行にならないため、ハイポジションの音が出せないようだ。さて、どうしたものか? ブリッジを高いものに換える、という案は、とりあえず却下だけど。

 

 

11/21

 朝起きて鏡を見たら、なぜか頬ヒゲが生えていた。漢字で書けば、髯(ゼン)ってヤツだ。ちなみに、口ヒゲは髭(シ)、顎ヒゲは鬚(シュ)である。漢民族は、あんまりヒゲが濃くなさそうなイメージなのに、案外こんなところにこだわっていたのだ。……って、そんな話じゃなかったな。髭鬚はともかく、昨日までは髯はなかったはずなのだ。不思議ふしぎ。とはいえ、カツレツみたいに幅の広いシロモノじゃなくて、細くてはかなげなヤツなんだけどさ。それにしても、この歳になって、いきなりこんなものが生えてくるとは。ただただびっくり。もしかして、男性ホルモンが増えているのかしらね? これは近いうちに声変わりもあるかもしれん。待てよ。てぇことは、髪の毛の心配もしないとアカンかな?

 

 

11/24

 なぜか、師匠の佐々木仁さんから声がかかって、新しいバンドを立ち上げる話になった。というわけで、今日は仁さんの家での初練習。ギブソンのマンドリン(スタイルA)を持ってでかける。まだ風邪気味で声がガラガラだが、しゃーあんめー。つーか、だいたい予想していたことではあったが、練習というよりも、酒盛りに近かったような気がしないでもない。なにしろ、仁さんご夫妻といっしょに、ワインを2本空けちゃったしな。やっぱシラフじゃないと、身のある練習にはならんよ、私のバヤイ。調子に乗って飲みすぎたみたいで、帰りの電車の中で、気分が悪くなる。いやはや。なにはともあれ、ご馳走様でした。

 

 

11/29

 原宿こんとん館で、インステッド・オブ・ネットのライブ。同じ日にオールドタイムのコンサートもあるというので、どっちにしようか迷ったのだが、特別ゲストでジョン・ショールさんが出演するというのを聴いて、IONのほうを選んでしまった。

 最初のステージは、ホスト役のION。マンドリンのお2人が、揃って新しい楽器を持ってきていたのに、まずどっきり。あとで、取材をしたところによると、竹内さんが弾いていたのは、アコースティックワールドの新作Tタイプ。ははぁ、これが噂のあのモデルか。F-5を大胆にアレンジしたような、ちょっと変わったデザインで、なかなか面白い音がする。あんまりギブソンっぽくはないけれど、これはこれで悪くない。むしろ、ジャズのギタリストが持ち替えをするような使い方に向いているかもしれない。そんな需要があるかどうかは知らんが。かたや、どぶろひくぞうさんのマンドリンは、一見F-5風だが、明るい紫色のフィニッシュがユニーク。なんでもキットから組み上げたオリジナルモデルだそうだ。これもギブソンとは全然違う音とはいえ、弾きやすい楽器だった。2本とも新しいのによく鳴るのは、表の板を薄めに仕上げてあるせいだろうか?

 おっと、肝心の演奏についても書いておかないと。個人的には、前回のロッキートップのときよりよかった。それと、ギターがどんどんうまくなっているように感じるのが素晴らしい。エラソウニ。

 お待ちかねのジョン・ショールさんは、ギターの弾き語りで3曲ほどやったあと、ギターとベースのバックがついた。あんまりサムシング・ニューは感じなかったけれど、落ち着いたよい演奏だったと思う。このあとは、日本のお寺で禅の修業をするのだそうな。そのために来日してたのね。

 3部は例によってジャムタイム。ん〜、もうちょっと弾きたかった。なんちって。

 

 

11/30

 ずーっとほったらかしにしてあった無精ひげを剃り落とす。ひげを剃ると、ちょっぴり若返ったような気分になるのが、好きだな。

 

 

12/2

 久々に映画を見に行く気になって、友人(もちろん女性!)を誘うが、あっさり断られる。とほほ。気を取り直してお出かけ。タワーレコードのポイントがいっぱいになっていたので、期限が切れないうちにCDに交換してもらうことにする。新譜の中から、サム・ブッシュ&デビッド・グリスマンのデュオ・アルバムを選んだ。

 

 

12/3

 amazon.co.jpのアソシエイト・メンバーというのになって、amazonのコンテンツに直接リンクできるようになった。面白がって、昨日、今日といろんなところにリンクを張りまくる(このページのトップを見よ)。

 基本的には広告なのだが、意外なメリットは、アルバムレビューのページからアルバムごとに1対1のリンクを張ることで、amazonの試聴用リアルオーディオ・ファイルを利用できる点だ。著作権のからみがあって、普通個人ではこういうことはできないからね。それと、amazonのデータをリアルタイムでダウンロードして、ジャンル別のベストセラー・リストをアップデートできるのも、新譜のチェックに使えそう。とはいえ、「DAWG」をキーワードにするとラップのアルバムが大量にひっかかってくるのは、なんとかせにゃ。

 

 

12/5

 渋谷シネマ・ソサエティに映画「歌追い人」を見に行く。ある程度予想はしていたものの、店員100人程度の小さな映画館はガラガラ。せっかくオールドタイム・ミュージックをテーマにした映画だというのに、残念だ。

 ところで、映画館に来て詳細を知ったのだが、金曜日の夜は、「アパラチアン・ナイト」と称してアイリッシュ・ミュージック(!)のミニ・ライブが行なわれるという。う〜ん、いろんな意味でまずいな〜。まず、この映画とアイリッシュ・ミュージックとの接点はほとんどない。ルーツという意味で言えば、むしろイングランドのトラッドを紹介すべきだったろう。映画の冒頭のセリフでも、「イングリッシュのバラッド」って、はっきり断ってるジャン。それよりなにより、この日本で地道にオールドタイムを演奏している人たちにこそ、スポットを当ててほしかった。いずれにせよ、アメリカン・ミュージックのファンに、もっと宣伝をしないとあかんぞい!

 

 

12/7

 終日、年賀状の図案を考える。最初はアタシが猿の被り物をしてギターを弾いてるところも考えたのだが、どうもサマにならないので、ありものの素材でごまかすことにした。例年のことながら、絵心がないもんだから苦労するよ、まったく!

 

 

12/9

 映画「歌追い人」のイベントで、毎週金曜日にアイリッシュのミニ・コンサートが行なわれるというのは、私の事実誤認だった。アイリッシュのライブは12月5日限定で、次の金曜日はカントリー。その次は、しっかりオールドタイムの演奏が行なわれるようだ。とほほ。お詫びして訂正します。詳しい事情は、まるみさんのサイトのBBSをご覧ください。私がアホをさらしてます。

 ちなみに、最終日(19日)のミニ・コンサートは、フィドル&バンジョーのデュオで、きっと本格的なオールドタイムのフィドルチューンが楽しめるはず。こいつは見逃せないぞ!……と宣伝口調で。

 

 

12/13

 白山のレストラン今人(イマジン!)で、ライブパーティ。例の刀根麻里子さんのお店だ。家から近いし、5時間飲み放題だというし、ライブにも飛び入りできるし、また刀根さんと会えるし(?)……といろいろあって、参加することにした。ほとんど知らない人ばっかりだったけど、みなさんミュージシャンやら、レコード店の人やらだったので、すぐに音楽の話で盛り上がる。う〜ん、ブルーグラスやトラッド以外の話を、こんなにしたのは久しぶり。それに、みなさんステージに上がるんだよな。つーことで、私も、マンドリンでアイリッシュのポルカのメドレーと、自作の歌をやった。ちょこっとだけセッションもできて、うれしかったのだ。

 帰り際に、なぜか宮原芽映さんからギターの弦をもらう。ウッドマンのオリジナル弦だという。ふ〜ん、メキシコで製造してるのね。以前にウッドマンを紹介したお礼ということだろうか? ま、理由はともかく、ありがたいことで。

 

 

12/17

 先日のパーティでお会いした上田まりさんの歌が気に入って、CORONETというアルバムをWebで注文していたのが、今日届いた。ふむ。オーバープロデュース一歩手前−−という感じがしないでもないが、やっぱすっげー良い。歌のパワーがアレンジに勝っている。ま、オーバープロデュースうんぬんは、ピアノの弾き語り+アコギ1本のバッキングという編成で先に聴いちゃったせいもあるかもね。

 それにしても、発売元はエイベックスだったんだぁ。ちょっと意外。エイベックスの商品を買うのは、これが初めてかもしれない……って、よく考えたらURCの再発盤があったな。古川豪さんの「羅針盤で星占いはできない」とか「五つの赤い風船'75」とか。

 

 

12/21

 昼間の2時から、青山CAYで、カラン・ケイシー、リズ・キャロル&ジョン・ドイルのライブ。いっしょにやるのかと思っていたら、まずカランさんのステージがあって、それからキャロル&ドイル。最後に全員でセッション−−という構成だった。

 まずはカランさんが、2人のバックアップメンバー(アコギとコンサティーナ&ロー・ウイッスル)を従えて登場。古いバラッドに自作の歌なども交えて、歌っていく。う〜ん、なかなか。この人は、もっと人気が出てもいいボーカリストだよな。そもそも、アイリッシュのボーカリストに対するこの国の評価には、解せんところが多い。ま、いいけど。

 続いて、リズ・キャロル&ジョン・ドイル。こちらもフィドル&ギターのシンプルな編成だったが、年季の入った白熱の演奏を聴かせてくれた。ドイルさんは2本のギターを使い分けていたけれど、チューニングが違ってたのかしらん? アンコール(?)の最後に、全員でポール・ブレイディさんの曲をやったのには、感激。

 菜っちゃんとは、会場で無事会えたけど、大島 豊さんや白石和良さんと話をしている間に見失っちゃったなぁ……。

 

 

12/22

 テナー・バンジョーの修理が上がったというので、夢弦堂まで取りに行く。3時頃にお邪魔すると、ちょうどでっかいベンディングアイロンで、ギターの側板を整形しているところだった。思わず見入るワタシ。さて、入院していた我がバンジョーはというと、欠損していたセルロイドのフィンガーボードが復活して、きれいな無垢の姿に。違和感のないように着色してもらったので、知らない人が見たら、どこを直したかわからんだろう。ふっふっふ。リーズナブルなお値段も、ナイス!

 

 

12/24

 B&Dのバンジョーの修理が上がった記念とゆーことで、「中古楽器の冒険」をアップデート。それにつけても、20年代のバンジョーは、めちゃくちゃ派手ですにゃ〜。ちなみに、今年のクリスマスイブは、な〜んもなし。しおしお。

 

 

12/28

 年の瀬だから……というわけでもないのだが、猫の額の庭木が、だいぶボサボサになっているので、ちょこっと剪定することにした。ふむふむ。なかなかいい感じ−−と自画自賛。いろいろ枝を切った中に、千両という赤い身のなる木がある。縁起物なので、正月には重宝していたのだが、年々大きくなって、とうとう今年は、たらい1杯分の「収穫」になってしまった。さすがに剪定しないわけにもいかんし、切った枝をこのまま捨てるのももったいないし、さて困った。ご近所の人に配るのも、えーかっこしーな感じで恥ずかしいしな。誰かまとめてひきとってくれ〜。

 

 

12/29

 普段怠けているせいか、なぜか年末に限って忙しい。今年中に片付けないとあかん仕事が、急に発生したりする。会社員時代は、さすがにこんなことはなかったな。おまけに寝違えたみたいで、首が痛気持ち悪いし。とにかく、今夜は用事があるので、早くすませないと。−−なんて思っていたら、意外と早く終わったぞい。わ〜い、これであとはライブ三昧だ!

 −−というわけで、ロッキートップまで行ってきた。テキーラ・サーキットのライブを見たのは、久しぶり。アコギ3本にボーカルという編成は、一見地味めだが、2本のリードギターのからみが変幻自在で、飽きさせない。客席も満杯状態で、いつにもまして盛り上がったと思う。さらにゲストが3組。噂の有里知花さんも登場した。なんつーか、BB@niftyのライブ映像で見るより、ずっとかわいかったような……。それにしても、宮前ユキさんの娘さんだっつーのは、ホントなの〜?

 

 

12/30

 暮れの大掃除……はせずに、DVDを見たりして、終日ボーッとすごす。NHKラジオで、テキーラ・サーキットの「年忘れミニライブ」(なんじゃそりゃ?)も聴いた。昨日、実物を見たばかりだし、あんまり気の利いた感想もないんだが、西海さんは、ギターにマンドリンにバンジョーにドブロと、ずいぶんいっぱいスタジオに持ち込んだのね。それと、事前の交通情報の長いこと……。5時5分にスタートするのかと思っていたら、実際に演奏が始まったのは、20分過ぎでした。う〜む。