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こぼれ話
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弦高調整用のネジが付いたアジャスタブル・ブリッジが登場したのは、1922年のいわゆるロイド・ロアの改革のときだと思っている人が多いかもしれない。ところが、実際にはそのちょっと前から存在していた。こうした初期のアジャスタブル・ブリッジは、興味深いことに、アルミニウム製のブリッジサドルを採用していた。1920年製のA-3などで、その例を見ることができる。アルミ製のブリッジサドルは、1922年には木製のものに置き換えられてしまう。短命に終わったのは、やはりサウンド面で問題があったためだろうか?
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エラリー・クイーンの有名な推理小説「Yの悲劇」では、殺人の凶器にマンドリンが使われてます。どひゃー! 多くの方は、漠然とイタリアンスタイルのマンドリンを思い浮かべながらこのくだりを読まれたのではないかと思うのですが、この小説が出版されたのは1933年で、作者はアメリカ人、舞台もアメリカ。――というわけで、実はフラットマンドリンであった可能性が極めて高いのでは? もしかしたら、もったいなやギブソン製だったかもしれません。やっぱ一番殴りやすいのは、Aタイプでしょうかね(!?)。 アメリカのマンドリン・オーケストラのブームは、20年代の半ばには沈静化の方向に向かっていたようなのですが、まだそのなごりは残っていたはず。こうした情勢が、「Yの悲劇」の小道具としてマンドリンが登場する背景にあったのではないかと思います。合掌。
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探してみると、意外な人が意外なところでマンドリンを弾いているもんです。思いがけず良かったりするんだな、これが。 Sting ベーシストのイメージが強いスティングが、マンドリンでもクレジットされていてびっくりさせられたのが、ソロアルバム SOUL CAGES(A&M 1991)。マンドリンを使っているのは、おそらくAll This Time 1曲だけだろうが、なかなかいいセンスの演奏なのではないかと思う。トレモロでピロピロ弾いてるだけなんだけど、かっこいい。そもそもこのアルバム、いきなりノーザンブリアン・スモール・パイプのソロで始まったりするところが、好きだなぁ、アタシは。Richard Thompson トラッド寄りの活動もいろいろとある人だから、スティングほどの意外感はないのだけれど、フェアポートの同僚だったデイブ・スォブリック、デイブ・ペグが、持ち替えでよくマンドリンを弾いているのに比べれば、やはり演奏例は多くない。サンディ・デニーのソロアルバム SANDY(Island 1972)のListen, Listenは、そんな貴重な演奏の1つだ。さすがのバッキングは、トンプソン・ファンなら必聴だと思う。Clarence White お兄さんのローランド・ホワイトがマンドリン、クラレンス・ホワイトはギターというのが、一般的なイメージだが、バーズでは、クラレンスもちょこちょことマンドリンを弾いている。お薦めは、アルバム UNTITLED(CBS 1970)のTake A Whiff。ユニークかつブルージーなマンドリンが全篇で聴ける。
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マンドリンは基本的に手作りの楽器――というわけで、注文生産を中心に個人でがんばっているマンドリンビルダーも、たくさんいらっしゃいます。 岩本 健 (Acoustic World)安川直樹 (Nao)鷲見英一 (Sumi)早川流吉 (Stream)Randy Wood John Monteleone Stephen Gilchrist Steven Andersen Stephan Sobell
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