以後、機能評価の自己調査票に準じて書きます。注意して欲しいのですが、ここに書いてあることは、あくまで目安です。他にも情報を集め、徹底的に準備しましょう。
「やってやりすぎることはない。」です。自分のやってきたことが正しいのかチェックしてもらいましょう。
T 診療録管理部門の体制が確立していること
@必要な人員が確保され、部門としての位置付けされている。
(1)診療情報管理士またはこれに準ずる担当者が適切に配置されている
診療情報管理士が望ましいことは言うまでもありません。もちろん通信教育中でも構わないと思いますが、 やはり、最低一人は取得者がいた方がいいですね。それも診療録管理部門での業務の実質責任者は必ず
持っておくべきだと思います。部下が持っているのに上司が持ってないというのは形式上も変ですし。機能評価ではやはり形が問われます。 中身を100%見ることは難しいですので、分かりやすく、「管理士です。」の方が印象がいい事は言うまでも
ないでしょう。
(2)業務量に応じた職員が確保されている
退院患者2000人に1人と言われていますが、根拠はよく分からないです。確かに妥当な気もします。勤務体制や業務範囲によって変化すると思います。あと能力も。
とりあえず、最低これくらいはいるよと考える程度でいいような気がします。また人が少ないところは この辺を根拠にして人員強化してもらうのも手です。
(3)診療協力部門として組織的に位置付けされ、必要な権限を有している
通常は院長・副院長直轄などがベストです。「この病院は診療録管理に力が入ってるな。」という印象を与えることが出来ます。ただ、医事課や医療情報部所属であっても、診療録管理部門長が必要な権限を持っている人であれば構わないと思います。顧問とかいう形である場合もあるようです。
診療録管理を行うためには全病院的な協力が必要ですので権限が持てるような状態にはありたいですね。あと、今までにありがちなのが、単なるカルテ倉庫的な扱いであることが多々ありますが、それだとまず合格しませんので。
A診療録管理室(診療情報管理室)が設置され、収納場所や情報機器が整備されている
(1)診療情報管理士の執務室、診療記録の閲覧室、診療録の保管庫、診療情報管理に必要な情報機器が 整備されている
基本的に執務室はそんなに立派でなくてもいいでしょう。ただし、それなりのネームバリューをもっているところは ある程度そろえないと恥ずかしいですね。「あぁ、ここの経営者はこの程度か。」と思われるほど診療録管理の重要性は増しています。
病歴管理システムを手書きで対応しているというところはもうないとは思いますが、 きちっとデータが取れるのであれば、エクセルでもなんでもいいと思います。
「診断名・手術名などがコード化されてコンピューターに登録されている」と後述されていますので、 必要な機材は申請して買ってもらいましょう。閲覧室などの場所がない場合でも一人分くらいは作っておくと印象は違うと思います。なお、外部委託の場合は方法等のマニュアルや責任の所在を明確にしとかないとその時点でダメだと思います。
B診療録管理部門に必要な教育・研修が実施されている
(1)部門内で定期的な勉強会がある
ココの部分は今まで問われていませんでしたが、診療情報管理士の整備が充実しつつある今の注目ポイントであるのかもしれません。 診療情報管理士の各種団体でも生涯教育の重要性は叫ばれています。
ちなみに部門内で勉強会をする場合、何時、誰が、何をテーマにしたかを記録として残しておくと、 機能評価で問われた時の証拠となります。 簡単でいいです。また院内の人事考課の資料としても利用可能です。
(2)院内・外の研修・勉強会に参加できる勤務体制などが配慮されている
これもすごいチェックポイントだと思います。管理士の業務についてかなりお詳しい方が このポイントを入れたんでしょうか? 管理士は残業になりやすい職業の一つだと思います。特に調査(DPCや公的機関の疫学調査など)の時は大変ですから。
人員を増やす場合はこの件を利用してもいいでしょう。 ちなみに私は月に2回しか休みがないときもありました・・・。休んでも仕事でしたけどね。
(3)学会・研修報告が行われ、業務の質の向上に役立たれている
自分の地域に管理士の学会や研究会があるといいのかもしれませんが、ない場合は全国組織のいずれかに入会しておくことは大事だと思います。全く会員がいないってのはかなりマイナスポイントかもしれません。
また部門長や業務責任者は新人の診療情報管理士の育成プランは持っておく必要があるでしょう。 最近の人事考課でもそれは必要でしょうから作っておくことにこしたことはないですね。