鬼火     LE FEU FOLLET



私の以上の諸命題は、
私を理解する君が其処を通り、其処の上に立ち、其処を乗り越えて行く時、
最後にそれが常識を逸脱していると認めることによって、解明の役割を果たす。
(君は、言ってみれば、
 梯子を登り切った後には、その梯子を投げ捨てなくてはならない。)
君はこれらの命題を乗り越えなければならない。
その時君は世界を正しく見ている。

語ることができないものについて、我々は沈黙せねばならない。

Ludwing Wittgenstein「論理哲学論考」終章(6.54及び7)



Maria et Alain


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                             Maria



     
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Alain Leroy
  過去の Alain Leroy へ
12/10 「耳嚢」に「戲書鄙言の事」を収載。
『累々たるシファリス! ボードレール、ヴェルレーヌ、ランボー(アフリカに行くまでは違ったが)、セバスチャン・シャンホール、ニーチェ――その教訓は? 何にもありゃしない!』

12/9 「耳嚢」に「江戸武氣自然の事」を収載。
『僕は一個の人間だ。自分の命をちゃんと操縦していることを証明しよう』

12/6 「耳嚢」に「天道の論諭の事」を収載。
『僕はたった一人、本当に独りぼっちなんだ。食事をしたら出て行こう』

12/5 「耳嚢」に「下賤の者にも規矩見識のある事」を収載。更新履歴“Alain Leroy”の2009/9/30以前の一部を除き、削除。本年9月末までの更新履歴は既に“過去の Alain Leroy”に複写済。
(アランの鞄の中に入っているぼろぼろになった告白録下書の一枚に記された言葉)『「切符のない旅行者」』

12/4 「耳嚢」に「弓術故實の事」を収載。
『自由と孤独と怠惰そして憂鬱――それが僕の全財産だった』

12/1 「耳嚢」に「江戸贔屓發句の事」を収載。
『僕はつきあった女の体を思い出すことに飽きたことがない。そいつらの乳房のかたちはいつでもはっきりと思い出せる。全くもってそれしか目に入らなかったから』

11/29 「耳嚢」に「水野家士岩崎彦右衞門が事」を収載。
『ニルヴァーナというのも――いや、その体系は他のどの宗教よりも精巧に組み立てられおり、それ故に魅力的なものではあるが――それもやっぱりユートピアの夢に過ぎぬのではないか?』

11/28 ブログに片山廣子の実質的な辞世の歌に関わる記載を三件続けて記載(ブログ・カテゴリ片山廣子)。カテゴリ「耳嚢」に「小刀銘の事」を収載。
『まず夜を終わらせねばならない。夜とは、端から端まで歩かなければならない道なのだ』

11/27 「耳嚢」に「酒井忠實儉約を守る事」を収載。
『僕には自分の内部にも外部にも、何一つ障害になるものがない。何故なら、僕は、現象を食い飽きてしまって本質に餓えており、そうしてその本質の彼岸の語りえぬものをこそ求めているからだ』

11/24 「耳嚢」に「紀州治貞公賢德の事」を収載。
『政治向きの話では、僕はよく予言者ぶったものだ――それは如何にも楽だったから――天文学者だって、頭から井戸に飛び込むぐらいの芸当は出来るもんさ』

11/23 「耳嚢」に「儉約を守る歌の事」を収載。
『僕は辛抱強いたちだ。今までただ待ち続ける人生だった。一生、ただ何かが起こるのを待った……何が起こるかも知らずに……』

11/22 ブログに「片山廣子 しろき猫 或いは 「――廣子さん、狐になって、彼のところへお行きなさい――」を掲載。 「耳嚢」に「犬に位を給はりし事」を収載。
『アントワーヌ・ヴァトーの絵を見つつ、僕は悟った――そうなんだ! それが、総てであり、そうしてまた、それは無だった、ということを――』

11/21 「和漢三才圖會」の「巻第四十 寓類 恠類」に「猩猩」を収載。「耳嚢」に「河童の事」を収載。
『僕は思想の中でしか闘うことの情熱を感じない。個々の人を嫌いになることは、まずもってないし、稀にあっても長続きはしない。僕には血縁者や仲間もいない。だから、どんな奴だろうと知ってる顔を見るのは快よいもんさ。まずは、共感――そして、理解――そうして、好奇心……そう、随分、後になってから、気づくんだよ、何だこいつは、下心も見え透いた如何にも愚劣な奴じゃないか、っていう悔いにね……いや、そういう風に気づくように自分を仕向けるのさ』

11/20 「耳嚢」に「惡女歌の事」及び「女をいましめし歌の事」を収載。
『男と女は互いが互いに醜くしがみついている――人間――この何と言う畜生さ加減!』

11/19 「耳嚢」に「諺歌の事」を収載。
『僕はみんなに気に入られたかったんだが、器用さを欠いていた。尤も、この器用さという奴に僕は同時に嫌悪を感じているがね』

11/18 「耳嚢」に「大通人の事。并圖」を収載。
『生は動だ。静寂には、生命の源泉など、これっぽちもありはしない』

11/17 「耳嚢」に「烏丸光榮入道卜山の事」を収載。
『奴等は何も真剣なものなどあり得ないことを知っていながら、思想だの文学だのを話している。それこそ最下劣だ』

11/16 「耳嚢」に「池田多治見が妻和歌の事」を収載。
『僕の関心――絵、パリの街並そして公園、書物、国際情勢、女の肉体、原初の宗教――』

11/15 「耳嚢」に「相學奇談の事」を収載。
『苦しみは感じません。僕は永遠の苦しみの中にいるのです』

11/14 「耳嚢」に「狂歌の事」を収載。
『献立は決まってるんだ。永遠のあてがいぶちというやつさ』

11/13 「耳嚢」に「下わらびの事」を収載。
『少年時代、両親が居ないときは、僕は、自分の部屋のベッドの下や、誰もいない部屋の真ん中に寝そべって、そこは墓なんだ、と思い込んだ――そうしてそれにえもいわれぬ甘いエクスタシーを感じたものだった』

11/12 「耳嚢」に「妖怪なしとも極難申事」を収載。
『僕があなたの行為を立派だとおもうのは、あなたがそれを全く信じていないからですよ』

11/11 「耳嚢」に「大岡越前守金言の事」を収載。
『その時、彼女は目をつぶって、吸い込まれていったのだ――何処に? いや、それは彼女自身の中にか?』

11/10 「耳嚢」に「柳生家門番の事」を収載。
『僕は人を愛さなかった。愛したとしてもいつも遠くからでしかなかった』

11/9 「耳嚢」に「柳生但馬守心法は澤庵の弟子たる事」を収載。
『たった一度だけ抱きしめた女のことを、僕は今もはっきりと思い出す。もっと僕のそばに釘付けにしておきたかった女たちを惨めったらしく想ったりもするさ――だがね、あられもない格好で鍵のかかった部屋に二人でいる時以外、僕は彼女たちを見るのが恐かった』

11/8 「耳嚢」に「爲廣塚の事」を収載。
『貴方は美人で、優しくて、恋が好き――だのに、僕ら二人は、何も、することがない……』

11/7 「耳嚢」に「傾城奸計の事」を収載。
『血とインク――一滴、また一滴――落ちてゆくその音が聞こえる場所――僕が最初に果物ナイフで試したのは――6つか7つの時だった』

11/5 「耳嚢」に「不義には不義の禍ある事」を収載。
『要するに、あなたには、女がいる。でも、僕には、何も、ない。何も、手に入れることができないということが、どんなことか、あなたには、分からない』

11/4 「和漢三才圖會」の「巻第四十 寓類 恠類」に「ざんこ」を収載。
『女達のこの不在、女達のこの沈黙、それは決定的だ。友達に又逢うことはできない。奴等が同じことを繰り返すのを聞きながら、奴等の前で僕も同じことを繰り返すなんて、とても出来ない相談だ』

11/3 「耳嚢」に「山事の手段は人の非に乘ずる事」を収載。更新履歴“Alain Leroy”の2009/7/31以前の一部を除き、削除。本年7月末までの更新履歴は既に“過去のAlain Leroy”に複写済。
『原初の人類にとって、そうして子供にとって、物は鼓動を打っている』

10/30 「和漢三才圖會」の「巻第四十 寓類 恠類」に「果然」を収載。
『酒や麻薬と言うのはやはり、人生なのです。煩わしいものですよ、人生と同じでね』

10/29 ブログ190000アクセス記念として、Иван Сергеевич Тургенев“Лес и степь”ツルゲーネフ作・中山省三郎訳「森と曠野」(「猟人日記」より)を正字正仮名で「心朽窩 新館」に公開。また、「耳嚢」に「金精神の事」及び「陽物を祭り富を得る事」を収載。
『しかし、僕が腹の中を打ち明けたら、君はもっとつらくなるだけだろう』

10/26 「和漢三才圖會」の「巻第四十 寓類 恠類」に「猨」を収載。
『僕は独房に追い詰められた。嫌悪と軽蔑という道徳の、当然の帰着というものさ』

10/24 「耳嚢」に「怨念無之共極がたき事」を収載。
『貴方は美人で、優しくて、恋が好き――だのに、僕ら二人は、何も、することがない……』

10/23 「耳嚢」に「微物奇術ある事」を収載。
『君は僕の友達か? だったらこのままの僕を愛してくれるはずじゃないか』

10/22 「耳嚢」に「藝は智鈍に寄らざる事」を収載。
『僕の人生というもの――そのものが無駄な時間に過ぎない――』

10/21 「耳嚢」に「鼻金剛の事」を収載。
『作家はいつも言葉に騙されている。人が騙されることが一つだけあるとすれば、それは、彼等の職業に於いてなのだ』

10/20 「耳嚢」に「金春太夫の事」を収載。
『おまえの、指の間から、逃げてゆく。存在しない』

10/18 「耳嚢」に「耳嚢 燒床呪の事」及び「蠟燭の流れを留る事」二篇を収載。
『必要なことしか言わないリディアが、僕は好きだった。尤も必要ということはつまらないことなんだと僕には分かっていたが』

10/17 「耳嚢」に「羽蟻を止る呪の事」を収載。ブログ・カテゴリ「耳嚢を創成し、ブログでの閲覧も可能な同時公開方式に変更、既公開分も総てそのように改造した。
『楽天的で在るということは、俗物、そして偽善と、全く一つのものなのだ』

10/15 「耳嚢」に「石谷淡州狂歌の事」を収載。
『哀願は無為よりマシだ。真の哀願には想像を絶するパワーが潜んでいると言えないか?』

10/14 「耳嚢」に「大陰の人因果の事」を収載。
『自分のベッドを愛したことがない。それほどの快楽主義者でも、色好みでもない』

10/13 「耳嚢」に「御力量の事」を収載。
『同じでいるためなんだ。僕は何時だって同なじだった』

10/12 「耳嚢」に「人の精力しるしある事」を収載。
『女達のこの不在、女達のこの沈黙、それは決定的だ。友達に又逢うことはできない。奴等が同じことを繰り返すのを聞きながら、奴等の前で僕も同じことを繰り返すなんて、とても出来ない相談だ』

10/11 「耳嚢」に「奇術の事」を収載。
『僕はヴェルダンの戦線で、降り注ぐ砲弾の中にあっても、弾帯に隠した安物の、パスカルの死についての書物を、形而上学的な努力を払って読もうとした』

10/10 「耳嚢」に「貨殖工夫の事」を収載。
『自殺とは僕にとって、数多の美徳を持った孤独に於いて成就する行為であるが故に、極めて魅力的である』

10/9 「耳嚢」に「長尾全庵が家起立の事」を収載。
『僕は不器用だと自分が感じた時、おどけて見せようと努めた。アルルカンみたいなことしかうまく出来ないなんて、愚劣過ぎて堪えられないね』

10/8 「耳嚢」に「妖氣不勝強勇に事」を収載。
『乳房――それは最早、僕の感性に於ける哲学的な主命題だ』

10/7 「耳嚢」に「和國醫師僧官起立の事」及び「南光坊書記を寫せる由の事」を収載。
『デカダンな人間にとって目前のディナーはスカトロジーの対象でしかない』

10/5 「耳嚢」に「淨圓院樣御賢德の事」を収載。
『たった一枚の札を投げ捨てること――それは死と同じだ。浪費家の幻想――それは守銭奴のそれに等しい』

10/4 「和漢三才圖會」の「巻第四十 寓類 恠類」に「むくげざる」を収載。「耳嚢」に「仁君御慈愛の事」を収載。
『歪んだ社会では事件が多い――なればこそ私は楽しむ、熱くなれる。人生の虚しさなんて、そこでは一度たりとも感じたことは、ない』

10/3 ブログ・カテゴリに「こゝろ」を創成。勿論、夏目漱石の「こゝろ」である。「耳嚢」に「やろかつといふ物の事」及び「ちかぼしの事」を収載。「和漢三才圖會」の「巻第四十 寓類 恠類」に「玃」を収載。
『僕はそれこそ陳腐なものに対する稀に見る偶像崇拝者なのだ』

10/1 「耳嚢」に「萬年石の事」を収載。
『美は死ぬべきもの――創造した者より長生きしてはならぬ』

9/20 芥川龍之介「湖南の扇」に注を附し、正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。ブログに『無知も甚だしいエッセイ池内紀「作家の生きかた」への義憤が芥川龍之介の真理を導くというパラドクス』を掲載。
『扉と窓を開けても何にも、ない。鏡は僕にのみ開かれている』

9/17 尾形亀之助 詩集 「色ガラスの街」 〈初版本バーチャル復刻版〉を「心朽窩 新館」に公開。これは、9/6で示した通りの現状にあって、現在、望み得る最良の『色ガラスの街』テクストであるという自負はある。
『僕は存在への愛着が希薄だ。だから存在も僕にそれ以上の愛着を示すはずがない。尤も最近は少しばかり涙もろくなったが、ね』

9/6 ブログに思潮社増補改訂版「尾形亀之助全集」及びそれを元にした尾形亀之助の詩集『色ガラスの街』についての18件に及ぶ疑義を連載した。ブログ・カテゴリ「尾形亀之助」でお読み戴きたい。これは全集の当該『色ガラスの街』詩集部分の再校訂が望まれる程の、重大な疑義である。
『僕は愛されたい。僕も人を愛していると思えるまで愛されたいんだ』

9/2 ブログ180000アクセス記念として「尾形亀之助拾遺 附やぶちゃん注」を「心朽窩 新館」に公開。
『僕は心の中に自分しか感じたことはありません』

8/30 夏の終わりに。芥川龍之介『支那游記』参考資料として、「芥川龍之介中国旅行関連書簡群(全53通) 附やぶちゃん注釈」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『自殺者は「無」を信じていると思い込んでいる、そうして自らを「無」に差し出そうとする――だが、待て、この「無」という否定の言葉、それに近似値を示す言葉、その極限値としての言葉、それらのもとにあって、「何か」が自殺せんとする彼のために潜んでいるのだ』

8/11 芥川龍之介『支那游記』参考資料として、「芥川龍之介中国旅行関連(『支那游記』関連)手帳(計2冊)」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『人をつかまえておきたい。手放したくない。釘付けにしておきたいんだ。だけど、皆逃げてしまう』

8/9 ブログ記載2000記念として芥川龍之介「北京日記抄」やぶちゃん注釈附き完全版を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。これを以てHPにやぶちゃん注釈附き芥川龍之介中国紀行文集『支那游記』の全篇を公開したこととなる。
『僕はここに残る――でも同時に出かけるのさ』

7/24 82年遠忌河童忌記念として芥川龍之介「江南游記」やぶちゃん注釈附き完全版を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。続いて、ブログ・カテゴリ『芥川龍之介「長江游記」』を創始、まずは冒頭に芥川龍之介「長江游記 前置き」を公開。
『作品? そんなものは糞食らえだ! ただのアリバイだ!』

7/8 ブログに『プルートゥ又は「史上最大のロボット」とは誰か?』を記載し、今までの「プルートゥ」関連記事を纏めるためにブログ・カテゴリ「プルートゥ」を創始。同じく、ブログに芥川龍之介「江南游記 十 西湖(五)」を公開。
『ピストルは頑丈だ。鋼鉄で出来ている。それは物体だ。遂にその物体にぶつかるのだ』

7/6 ブログ170000アクセス記念として、芥川龍之介「雜信一束」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。また、ブログに芥川龍之介「江南游記 八 西湖(三)」を公開。
『僕はその場を支配しているらしいマナーみたいなものにはまるで合わせられないんだが、かといってそこで我を通してグラスを粉々に叩き割るなんていうポーズをして見せられるわけでもないんだ』

6/2 ブログに芥川龍之介「上海游記 十 戲臺(下)」を公開。更に昨日の「上海游記 九 戲臺(上)」本文注の内容と今回のものについて、ブログに「緑牡丹は白牡丹なり!――芥川龍之介「上海游記」の芸名の誤り」を掲載。
『人間の呪文で、神は死に、そして再生する。逆に、その神は人間に、永遠の再生なるもの、又は死後の生なんてものを約束するわけだ』

6/1 ブログに芥川龍之介「上海游記 九 戲臺(上)」を公開。本注に記した如く、文中の京劇俳優「緑牡丹」は別人の「白牡丹」であることが判明した。向後、「上海游記」のテクストの該当部分は総て初出通り、「白牡丹」に訂正されるべきである。
『僕は怠惰で浅薄で不注意な男だ。小説家になれる程、「自分」自身に、「自分」の世界に、「自分」の亡霊どもにとり憑かれちゃいないよ』

5/24 友人トーマス・ジョーンズへのオードたる芥川龍之介の「彼 第二」を、強力な注を附して正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開した。また、ブログに芥川龍之介「上海游記 三 第一瞥(中)」を公開。
『何故、仏教徒は因果応報という無常の連続を通して、ある「生」から別なある「生」へと責任を負ったまま引き回されなくてはならないのか? 何故、その「永遠の生」の重みが、その重み故に崩壊してしまわないのだろう?』

5/16 『片山廣子歌集「野に住みて」 全 附やぶちゃん注 』を、正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『シャンゼリゼを歩くときも、僕は100の女の記憶に浸ったままだ――100の影――100のそそり立った脈打つ柱列――100匹の蛍――思えば僕は僕の全財産を教会の寄付受に入れちまったんだ』

5/6 『片山廣子集《昭和6(1931)年9月改造社刊行『現代短歌全集』第十九巻版》 全 』を、正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『君は奇跡だ。その手で僕というレプラにお触わり!』

4/29 ブログ160000アクセス記念として、『片山廣子第一歌集 「翡翠」 全 』を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。ブログに「無門關 二十三 不思善惡」及び「無門關 四十七 兜率三關」の二篇を公開。
『僕は、真剣になったことなんて、たったの一度だってない』

3/14 幻の芥川龍之介の評論「シング紹介」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。更に岩波新全集最終巻第二十四巻縦覧により、新発見句5句を含む連句等を、柱「2008年12月刊行の岩波版新全集第二十四巻〔第二次版〕に現れたる俳句(書簡を除く)」で追加。その他にも注を追加した。また、同書補遺の書簡から新発見句3句他を追加し、これをもって新全集縦覧による改訂を全て終了した。現在只今、私のこの「やぶちゃん版芥川龍之介全句集」は、如何なる著作、如何なるウェブ・ページよりも最多の芥川龍之介の俳句を公開しているという自負がある
『ソランジュは僕を求めてはいない。ソランジュは僕を愛してはいない。ソランジュは、今、ドロティに代わって答えた。これですっかり終わったのだ』

3/13 花幻忌
 『高校生による「藪の中」殺人事件の一推理~「藪の中」殺人事件を推理する R.H.生(copyright 2009 Yabtyan-osiego)』「やぶちゃんのオリジナル授業ノート『「藪の中」殺人事件公判記録』」に別リンクで公開。僕の教え子の驚天動地の推理力をお楽しみあれ!
『人生をやり直せるとしたら――哲学と宗教史だ――文学は天才にしか楽しむことは出来ないからね』

3/1 ブログに「プルートゥ」論覚書として『さりながら「プルートゥ」のボラーとはあの「巨人」なり 又は エプシロンの魂(フォトン)は死にかけた僕のパソコンの夢を見る』を記載。
『初め、僕は酒を浴びながら女や金を待ってたんだ。しかし突然、僕は自分が待つことで毎日を過ごしてきたんだと気づいた。しかし、その時には、僕はもう死ぬほど麻薬を打ちまってた、という訳さ』

2/15 僕の52歳の朝尾形亀之助作品集『短編集』(未公刊作品集推定復元版 全22篇)・附やぶちゃん注を「心朽窩 新館」に公開。
『金?――金ならあるさ、ポケットいっぱい』

2/11 ブログ150000アクセス記念として、ジョン・M・シング著松村みね子訳「聖者の泉」(三幕)を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。また、芥川龍之介「動物園」を削除部分補完・注追加をして大幅に改訂。
『「君の貧しさを人生のせいにするな」――それが僕を肩で押しやって、虚無の彼方へ、地獄へ突き落とすことだなんて、君は思ってやしないだろうね?』

1/31 『芥川龍之介「骨董羹―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―」に基づくやぶちゃんという仮名のもとに勝手自在に現代語に翻案した「骨董羹(中華風ごった煮)―寿陵余子という仮名のもと筆を執った戯れごと―」という無謀不遜な試み やぶちゃん翻案』を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『僕は訳知り顔の老人――未だに青春を忘れず、そうして、その青春を半生まの理想郷に変えてしまった老人――』

1/27 ブログに「尾形亀之助の不明の詩11篇について」及び「尾形亀之助「羽子板」「毒薬」について」を記載。
『僕は何を期待していたというのか? 凝っと女を見つめることで、彼女のことが、いや、僕自身のことが、何かふと腑に落ちてくるとでも思っているのか?』

2009/1/1 迎春 今年もブログ「鬼火~日々の迷走」ともどもよろしく御鞭撻の程。今年の僕のテクスト自己拘束はこちらを。「エロアの控え帳」ジュウル・ルナアル作 岸田国士訳 附やぶちゃん注を「心朽窩 新館」に公開。
『病が意志それ自体の内にあるのに、どうしてその意志について語ることができようか 』

12/23 パソコン奇蹟の復活記念として「尾形龜之助拾遺詩集 附やぶちゃん注」を「心朽窩 新館」に公開。
『若い時から僕は、死ぬのは50を過ぎてからではだめだ、と肝に銘じてきた』

11/29 ブログ140000アクセス記念として、Иван Сергеевич Тургенев“Стихотворение в прозе”ツルゲーネフ作中山省三郎訳「散文詩」(全83篇)を正字正仮名で「心朽窩 新館」に公開。
『僕は人を騙そうとする……出来ない……そうだ、いいかい? 騙されちゃ、いけないんだ。僕は独りぼっち、誰も相手がいない、そいつをひどく悔やんでいるさ。だが、僕は僕に相応しいものだけは確かに持っているんだ。ただ、それは手にとることも、触れることも出来ない……要はそれは心の問題だからだ』

10/4 ブログ130000アクセス記念として、Иван Сергеевич Тургенев“Касьян с Красивой мечи”ツルゲーネフ作・中山省三郎訳「クラシーワヤ・カーチャのカシヤン」(「猟人日記」より)を正字正仮名で「心朽窩 新館」に公開。また、寺島良安「和漢三才圖會 卷第九十七 水草類 藻類 苔類」に「龍鬚菜」(シラモ/コナハダ)及び「櫻苔」(サクラノリ/マツノリ)を追加。
『人類は疲れ切った眼を痛めつけられる太陽への信仰をいつか嫌悪するようになり、そいつに戦いを挑むために影に跪くようになった』

8/21 ブログに「氷國絶佳瀧篇 其壱 Seljalandsfoss セリャランスフォス怒濤の9連写」(8/19)に始まり、本日の「氷國絶佳大切 地篇 其貳 Geysir ゲイシール」に終る11篇のアイスランド紀行(2008/8/9~8/18)を連続掲載。
『何処へ行けばいい? 何処も! 世界中が頽廃してる!――「近代」――という名の汎世界的カタストロフ』

8/7 ブログ120000アクセス記念として、江川書房昭和7(1932)年刊行の堀辰雄「聖家族」限定版の〈限定初版本バーチャル復刻版〉を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『僕は植物と星についてまるで無知だった――知っている事と言ったら数人の人々の顔だけ――おまけに今はそいつらからさえ遠く離れたここで死にかけている様さ』

7/5 ブログ開設3周年及びHP開設3周年(失念していた6/26)を記念して、僕の愛読書から、プエル・エテルヌスたちの面影、Иван Сергеевич Тургенев“Бежин луг” ツルゲーネフ作・中山省三郎訳「ビェージンの草原」(「猟人日記」より)を正字正仮名で「心朽窩 新館」に公開。
『キリスト教の地平から遂に脱出できなかったドストエフスキイが、小説の中でキリスト教徒の「外部」に想像したもの――それは、信じてもいない神を逆説的に憎み、挑発し、その唯一の隠れ家である死にとうの神を追い込んでおき、それでいてやはりキリスト教徒であるような輩――その程度のもんじゃないか』

3/30 ブログ・アクセス100000突破記念としての「にんじん ジュウル・ルナアル作 岸田国士訳 挿絵 フェリックス・ヴァロトン」の完全版を「心朽窩 新館」に公開。また、寺島良安「和漢三才圖會 卷第四十六 介甲部」に「蝤蛑」(ガザミ/タカアシガニ)を追加。
『いつまでも可愛い女という彼女にしっくりする狭量なタイプに閉じこもったまま、愛することさえ知らない女でいて欲しい』

1/13 松村みね子「五月と六月」についての補注『松村みね子「五月と六月」から読み取れるある事実』及び松村みね子「芥川さんの囘想(わたくしのルカ傳)」についての補注『松村みね子「芥川さんの囘想(わたくしのルカ傳)」イニシャル同定及び聊かの注記』をブログに記載。寺島良安「和漢三才圖會 巻第四十九 魚類 江海有鱗魚」に「鰣」(ヒラ)を追加。夜、みね子と龍之介のために芥川龍之介「越びと 旋頭歌二十五首」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『僕はナイフの切っ先を手探りすると、上着とシャツの間をはだけ、心臓の脇にそいつを当てがった。その時さ、僕が心臓ってものを発見したのは。以前、ズボンのボタンを外して、その引き出した己の肉体の一部を、これが性器なんだ、って見つめた時だって、これほどに切迫した感情は胸を走らなかったな』

2008/1/2 昨日と今日でブログに2007/12/23~30のタスマニアの旅の紀行『タスマニア紀行1《タスマニアで聴く1》「森の声」』を初めとして連続全8篇を記す。最下部に「ブログ・アルバム」をリンク。
『一本の木、一本の石、それは恋人の肉体より暗示的だ』

10/20 ブログ記載1000を記念して、増田晃詩集「白鳥」全篇を「心朽窩 新館」に公開した。
『将来、イギリスかドイツが公然と支配するヨーロッパ連合、それに国家という存在は飲み込まれてゆく――そしてこの超国家連邦にあっては、腐敗した官僚主義的社会主義と権力による治安維持絶対主義が、完璧に遂行されるに違いない(4.29,1940)』

7/10 ブログに「ノース2号論ノート 教え子の疑問に答える」を記す。
『僕は神話として以外、偉人というものを信じないことにしている』

6/23 ブログに「ノース2号論ノート2 作品構造分析(完全版)」を記す。
『僕はもう終わったんです。とっくに小指を動かすことも出来ない』

6/19 教え子の写真作品をブログに公開。『山田麻李安「羅漢」』、是非ご覧あれ! また、2年前にある別な教え子と約束していた浦沢直樹×手塚治虫「プルートゥ」の中の「Act.4-6 ノース2号の巻」についての論考のメモ「ノース2号はダンカンの夢に共感できるか?――ノース2号試論のための初期化注釈」「ノース2号論ノート1 ダンカンの疾患及び特別出演ブラックジャックについての注釈」をブログに記す。
『世界は不完全であり、邪悪だ。僕はそれを批難する。僕は世界を弾劾し、世界を滅ぼす』

5/5 ブログに『芥川龍之介の幻の「佐野さん」についての一考察 最終章』を掲載。
『友達も女と同じだ。僕が出てゆくのを黙って見ている』

3/17 井上英作「フィリピーナ・ラプソディー」を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『僕は生まれて初めての聖体拝受に失望した。そして、初めて神へに祈った時にも、初めて女と寝た時にも、そうして戦場で初めて突撃した時にも――これがこの中では一番ましだったがね――、15分後にはすっかり失望してたし、初めて、やっと何か価値ある著作をものせたと思った時にも、初めて「世界一」と皆が呼ぶ「絶景」を見た時にも、15分だった――いや、待て、それは誇張に過ぎる――十二歳の時、弟が病気をした、その時の祈り、そしてシャルルッロワの突撃、最初に愛した女とのあの瞬間(最初に寝たこととこれは当然別ものだ)、何冊かの読書、パルテノン神殿――そうだな、結論から言えば、僕の人生の総ては、確かな充実した記憶に充満している――だから、永遠は瞬間の中にこそ宿る、と信じてるのさ』

3/16 教え子の美術秀作をブログに公開。『相野谷由起「ゆきねえが来た!」』「本間珠実 ゆき兎」。是非、御覧あれ!
『僕は画家になりたかったんだ――祖父さんが建築積算士だったからだろうか――画家っていうのは、裸婦を眺め、心ゆくまで裸婦を眺めて軽蔑し、老後を過せるからさ』

2/26 ブログに「金城哲夫忌」を記す。
『僕はあるがままのものが好きだ。それは激しいもので、それ故に僕の心は引き裂かれるのだ。これは永遠なんだ』

2/6 ブログに今日自身の節に殉じた我が兄への追悼「僕の兄は静岡空港建設反対に殉じた」「井上英作兄へスメルジャコフの末裔より」を総身の現実世界への怒りと共に記す。
『自殺とは全ての行為と同じく一つの信条である。仲間達への信頼、仲間達というその存在、自我と他の幾多の自我との関係、そうした実在性への信頼なのだ』

2007/2/1 ブログに『芥川龍之介の幻の「佐野さん」についての一考察』及び『芥川龍之介「或阿呆の一生」の「二十八 殺人」のロケ地同定その他についての一考察』を記す。
『僕は誰にも好かれているし、同時に、誰にも好かれていない』

9/22 宮澤賢治忌。古い記事であるが「Blog鬼火~日々の迷走」の「宮澤トシについての忌々しき誤謬」は是非、多くの方に読んで頂きたい。賢治の妹トシの為に。芥川龍之介の「海のほとり」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・戯曲・評論・随筆・短歌篇」に公開。
『欺瞞から欺瞞への跳躍――それで人は人生経験なるものを積む』

9/7 HP中に秘密結社『藪薇獸辭團』を創始。
『僕の周りに火を放って、神秘的な空き地を充分に広げよう――』

6/16 「やぶちゃん版芥川龍之介句集五 手帳及びノート・断片・日録・遺漏」に純然たる新発見句6句を含む、15句を追加。ブログに芥川龍之介の探求作品に関わる「月光の女」を記す。
『社会は女のためにしか存在していない。女たちの営みが際限なく社会という織物を織り成す。女は社会の職工であり、王妃であり、怠けることのない門番である。 女たちさえいなかったら、その罠にはまってる男どもは、皆、とっくに天国に行っちまってる』

4/18 ブログ「亡き友へ」に「木蔭で――永野広務に」を記す。
『歩こう、預言者』

20064/15 芥川龍之介「或阿呆の一生」の注記に追加。ブログに「芥川龍之介の出生の秘密」を記す。
『18でも30でも女は皆優しいが、僕から逃げ出すか僕を逃げさせる』


2005/7/25 「句集 鬼火」に「右腕を砕きて放つ鬼火かな」他2句を追加。
『僕は不器用だ。手が動かない。……本当に人を愛していれば全てを与えてくれるはずだ。僕は人を愛せない。愛せるはずがない。触れられない。捉えることができないんだ。心の問題なんだ!』
(注:これは、今の僕には切実な台詞となった。文字通りの、現実だ。詳細はBlog鬼火~日々の迷走2005/07/21以降の記事へ。)

2005/6/26開設――墳墓なき我が玄室に ようこそ。
僕はやぶちゃん。引用とテクスト、自作の小説・俳句・怪談・芸術評論・古典研究等、腐臭馥郁たる堆積
――
僕のプロフィルはblogへ
『あなたに申し上げよう。酔って墓の上に眠っても、何も面白くない。眠るのなら墓の中に寝るべきだ――』

(日々の更新情報の末尾は、Drieu La Rochelle の “JOURNAL” の日記本文及び Drieu La Rochelle/Louis Malle "LE FEU FOLLET" の Alain の原作本文の台詞・心内語及び映画の台詞よりランダムに、僕が自由に変形した訳や敷衍創作で引用・記載している。そのセリフは時々消えるが、また鬼火のように蘇ってくるであろう。)

      

★本HPの電子テクストは、他のサイトにもある同一のものは公開しないというコンセプトを死守する。即ち、僕の無益な自己満足のための二番煎じは作らないということである。本来、正字正仮名遣で書かれたものは該当底本を入手出来ればそれに従うことを原則としている。又、万一、一見、テクスト本文と同じものがWeb上にあるように見えても、それらは、既にあるものとは、違った校訂を施したものであったり、別底本のものであったり、更には僕のオリジナルな注釈や考証等を施してあるはずである。

★本HP及びblogの文章及び画像は、僕の創作及び叙述、又は高等学校授業用に作成した授業案・補助プリントからの転載であり、電子テクスト翻刻本文・引用文及び引用注記のある画像を除く一切は、僕の著作権に帰するものである。電子テクスト翻刻本文のコピー・加工及び僕の文章の引用に際しては、必ず本サイトのテクストを使用した旨明記されるか、または本サイトからの引用であることを分かるようにリンク等を施されるようにお願いする。

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