蟯虫症

  蟯虫(ぎょうちゅう)とは線虫症の一種です。現在最も多い寄生虫疾患で消化管
寄生をします。家族内感染の強い傾向があり、子どもだけでなくその家族にも
感染している場合が多くみられます。

<症状>
  肛門のかゆみが主体ですが、そのため眠りが浅くなったり、落ち着きがない、
 あきっぽいなどの症状のみられることもあります。

<特徴>
  便が口に入って感染します。夜間、肛門の周りには雌の蟯虫が、一時間に
 数千から一万個の虫卵を産み付けます。その卵は、手や衣服、寝具、室内の
 ほこりなどに混じり、他の人にも感染します。

<診断法> 
  セロハンテープを肛門に押しつける方法で調べます。セロハンに虫卵が付着
 しているのを、顕微鏡で確認します。直接便を調べても、虫卵はみつかりません。
 時として1センチほどの白い成虫を発見るすこともあります。

 
<治療法>
  コンバントリンという薬を、まず1回、それから2週間後に、もう1回服用します。
 同居している家族も、一緒に検査や駆虫を行う必要があることも多いです。
 でないと、すぐ再発するケースが多いのです。なおこの薬は副作用がほとんど
 無い薬なので2回服用して、きちんと駆虫することをお奨めします。


  家庭での対応
    * 爪をしっかり切り、爪かみなどをしない。
    * おやつ、食事の前の手洗いをしっかりやる。
    * できれば毎朝の入浴またはシャワーをする。
    * 室内の清掃をしっかり。
    * 寝具の日光干し。
    * 下着類の清潔に心がける。