反復性耳下腺炎
病気の原因はまだはっきりわかっていませんが、耳下腺の先天性異常(導管拡張症)、
唾液停滞、アレルギー反応、ウイルス感染、内分泌異常など多くの発症因子が言われて
います。
風邪や虫歯からの感染が原因になることもあります。虫歯はしっかり治しておきましょう。
<症状>
小児では耳下腺の反復性腫脹を特徴とし、数週間〜数年おきに急性発作を繰り返します。
腫れは通常一側性ですが、稀に両側性あるいは交互に腫脹する場合もあります。
腫脹は耳下腺に限局し、通常一週間位続き、疼痛は軽度です。発熱を伴うこともあります。
<診断>
他の疾患、特に流行性耳下腺炎(ムンプス=おたふく風邪)との鑑別のつきにくいことが
あるので抗体価の検査をした方がよいでしょう。腫れは流行性耳下腺炎の場合境界の
はっきりしない傾向がありますが、反復性耳下腺炎では境界が比較的明らかです。
流行性耳下腺炎では、2カ所以上の腫れのあることも多いですが、反復性耳下腺炎では
稀です。
<治療>
細菌感染が関係している場合がありますので、抗生物質を内服します。
疼痛の強い場合は消炎鎮痛剤を使用します。
<予後>
一般に良好で学童期〜思春期頃までに自然治癒します。