インフルエンザ  

<インフルエンザの症状;風邪との違い>
  @高熱が出やすい。39℃〜40℃位の高熱が続く。
  A頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強い。
  B流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込む。  

<インフルエンザビールスの増殖>

  飛沫(ひまつ)感染→気道の粘膜細胞に侵入 。
  1個のビールスが8時間で100個、16時間で1万個、24時間で100万個に増殖。  

<インフルエンザの種類>

  ウイルスの表面は2種類の突起で覆われている。この2種類の突起は
         HA(Hemagglutinin:赤血球凝集素),NA(Neuraminidase:ノエラミニダーゼ)でH、Nと略される。  
  核蛋白複合体の抗原性の違いから、インフルエンザウイルスはA型、B型、C型に分類される。  
  現在、ヒトの世界で流行しているのは、A/H1N1(ソ連)型ウイルス、A/H3N2(香港)型ウイルス、B型ウイルスの3種類。

   連続抗原変異または小変異(マイナーモデルチェンジ)
  HAとNAが毎年少しずつ変わるので毎年罹患する可能性がある。
  不連続抗原変異または大変異(フルモデルチェンジ)
  突然大きく代わり、新型インフルエンザウイルスが登場。大流行になる。

    B型インフルエンザには亜型が存在しないので、B型では新型ウイルスの出現もないし、大流行も起こらない。
 連続抗原変異のために、A型もB型も毎年流行する。  

<インフルエンザの危険性>

  死亡する原因の第一は肺炎(それは細菌感染による肺炎)インフルエンザの場合は致命率が高い。
  脳炎は最も恐い、インフルエンザ罹患後1日〜2日位で頭痛・意識障害・痙攣などで発症。死亡率が高い。
 (インフルエンザに罹患した小児が少し変なことを話すという奇妙な言動はインフルエンザ脳炎を示唆する重要な警戒サイン。)
  解熱剤はアセトアミノフェンを使用する。
  心筋炎も比較的多い。熱が高いのに青白い色をしているとか、解熱後なのに頻脈があったり、顔面 蒼白があったりする時は要注意。  

<罹ったら>
 
  安静と水分補給が第一。
  症状を軽減する薬を使用。  
  抗インフルエンザ薬(発症2日以内に内服するとかなり効果がある。)     

<インフルエンザにかからないためには>
 インフルエンザの三つの特徴
 
  @湿度の低い所が好き。
  A温度の低い所が好き。
  B密閉された部屋が好き。   
 (条件を満たすとインフルエンザウイルスは同じ所に何十年も生き続けることが可能。)
 対策
  @部屋の湿度を上げる。水分を多めに摂る。
  A急に薄着をしたり、腰や足を冷やさない。
  B部屋の換気を時々する。密閉された人混みを避ける。
  C外から帰ってきたら手を洗う。(手からも感染する。)  
  Dうがいをこまめに行う。(出来るだけ多くうがいをすることは効果がある。)

    予防で一番大切な事はインフルエンザの予防接種を受けること。