けいれん発作時の応急手当  

 どのような場合でも、決してあわてず冷静に対応してください。発作は長くて数分
です。生命に別状があったり、後遺症を残すような事は普通ありません。
10分以上続い たり、次々反復して起こるときは、至急病院受診して下さい。

  <けいれん発作時の対応>
1) 無理に制止せず、危険防止に努めて下さい。もし、立った姿勢の場合は、
 転倒による外傷を防ぐため、素早く四肢と体を支えて、仰向けに寝かせて下さい。
2) 周囲の危険物を取り除いて下さい。(火気、ガス、電気等による危険防止。)
3) 衣服のボタンを外し、バンド・ネクタイ等をゆるめ、楽にしてあげて下さい。
4) けいれんがおさまりかけたら、顔を横に向けて下さい。やがて回復する呼吸の
 気道を確保するため、舌根の沈下を防ぐためです。この処置で顔面蒼白や、
 口唇のチアノ−ゼ(青藍色)は回復します。
5) 吐物、唾液、発汗があれば拭き取って下さい。
6) 舌を咬みそうだと閉じている口を無理に開け、強引に堅い物をはさんだり、
 口の中に物を入れたりしないで下さい。
確かに患者は舌や口唇や頬を咬みますが、
 これを防ぐ試みは普通不可能であり、口の中に物を入れたりすると、かえって
 歯を折ったりして余分の合併症をひきおこしたりすることにもなります。又、指を
 ひどく咬まれる危険もあります。窒息の原因にもなります。さらに発作中は飲物を
 与えたりしないで下さい。 
7) 発作を起こした場所が不適当であれば、なるべく早く安全な場所へ移して下さい。
8) 発作がおさまった後入眠したら、自然にさめるまで、静かに寝かせて下さい。

  <発作中に注意して観察する点;もしできたら>
1) 体のどの部分からどのような動きで始まりましたか。
2) どの位の時間が続きましたか。
3) 意識はありましたか、呼びかけに反応しましたか、目は開いて固定していました
  か、白目をむいていましたか、または右か左どちらかに寄っていましたか。
4) 顔面または口唇にチアノ−ゼ(青藍色)がありましたか。
5) 発作を起こす前に何か変わった様子はありませんでしたか。
6) おしっこや、うんこをもらしませんでしたか。
7) 
発作の後、頭痛や吐き気、または吐いたりしませんでしたか。