インフルエンザの予防接種
1.インフルエンザの合併症について
インフルエンザの流行は毎年初冬から春先にかけてみられます。
インフルエンザの最も恐い合併症は、脳炎・脳症であり、死亡率も高いです。突然の
高熱に始まり、その当日あるいは数日以内に様々な意識障害を引き起こし、痙攣を
伴うことが多いです。高齢者では肺炎の合併率が高いのですが、必ずしも高熱を伴わず
発見の遅れる場合があり、問題となっています。
脳炎・脳症・肺炎をたとえ早期に発見し、最良の治療を行ったとしても、回復し得ない
場合もあります。結局現在の所、予防接種以外には有効な予防手段は無いと考えられ
ています。
2.インフルエンザワクチンの接種について
@ インフルエンザワクチンの接種は、任意で受けたい方だけが自費で、接種を受ける
ことになっています。
A 接種年齢は、6ヶ月を過ぎれば受けられますが、感染がピークとなる流行前の11月
頃に、受けることが望まれます。もちろんいつでも予防接種はできますが、接種して
効果が現れるのは2回目の接種後2週間位かかるので、流行してからの接種では
間に合わない可能性があります。
B 当院では10月末から予防接種を開始します。
3.インフルエンザワクチンの接種を、受けた後の副反応
@ 注射した部位が発赤したり、痛みを伴う場合が稀にあります。
A 接種後1〜2日の間に軽度の発熱を呈することがあります。
B すべてのワクチン、薬について共通に言えることですが、接種後アレルギー反応を
起こす可能性があります。院内で30分様子をみてから帰宅して下さい。
C 因果関係は不明ですが極めて稀にギランバレー症候群(神経疾患)という健康被害
が報告されています。最近のワクチンはほとんどないようです。