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1990年に発見された川俣湖温泉の地に共同浴場「上人一休の湯」がある。
県道23号線を女夫淵温泉方面へ向かう川俣湖大橋の手前に位置する。
川俣温泉と違うこの川俣湖温泉は、まだあまり知られていない。94年にオープンした「上人一休の湯」は地元の人達に利用され、通りすがりの観光客が立ち寄り湯をしていく中で人気を博してきた。
建物は、京都で一番拝観者が多い清水寺を模倣して作られている。建物左脇の石畳の参道を思わせる階段を上がり、建物裏手にある入り口から入る。受付奥には休憩室があり、簡単な食事を取ることもできる。清水の舞台を擬した広いテラスからは奥鬼怒の山並みを一望することができる。これがなかなか良い。
内風呂は浴槽、洗い場ともにタイル張りで清潔感があるが、窓がなく薄暗い印象である。湯は無色透明のアルカリ性単純泉で少しヌルヌル感がある。内風呂から戸を開け、隣接の露天風呂へ移動する。4〜5人ほど入れる大きさの石風呂である。周りは竹塀で囲まれているため、湯に浸かりながら景観を楽しむことはできない。この辺はもう少し工夫が必要であると思う。
湯上りにはここの自慢のそばを食べるのもいい。近くには川俣湖、瀬戸合峡もある。川俣湖は外気と水温の差が激しくなる早朝には、湖面から水蒸気が立ち昇り、幻想的な光景を目にすることができる。また、瀬戸合峡は、左右数百メートルの断崖絶壁の渓谷で県道23号線に車を止め、眺めることができる。落ちたら一巻の終わり、身がすくむ高さである。通りすがりにブラット寄るにはいい湯であると思う。
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