<< オオムラサキの雌雄型(雌雄同体)>>


<雌雄同体のオオムラサキについて>

新聞やテレビ、Yahoo! Japan NEWS等、マスコミで取り上げられ、こちらが思っていた以上に反響があり、色々なご質問等多数頂きました。
蝶の雌雄同体については、オオムラサキ以外の蝶についても今までに報告されています。
今回、木村八郎さんのところで羽化した雌雄同体のオオムラサキは翅の右が雄、左が雌というものでしたが、その他にも両方の翅にモザイク状に雄と雌の模様が入り交じったりするものもいます。
実は、当会の会員が育てたチョウの雌雄型の羽化はこれが2例目で、3年前にもやはり大間々町に住む安達登美子さんが育てたジャコウアゲハに雌雄型が羽化しました。
そのジャコウアゲハも偶然にも右の翅が雄、左の翅が雌というものです。
飼育という環境においては、野外ではうまく成虫まで育たない個体も羽化し、成虫になりやすいのかもしれません。
ただ、飼育においても雌雄型が生まれるのは非常に稀なことには違いありませんが・・・
雌雄同体のオオムラサキは6月26日に羽化しましたが、残念ながら29日昼前には死んでしまいました。
通常のオオムラサキであれば2週間以上は生きますから、やはり短命だったと言えるでしょう。



オオムラサキの雌雄型 (2003/06/27 : Photo by 阿部勝次)

この写真は羽化した翌日、雌雄同体のオオムラサキがエノキの葉上の水滴を舐めようとしているところです。
このオオムラサキ雌雄型の特徴として、写真では判りにくいのですが、右のオスの翅に比べて左のメスの翅の方が一まわり大きいです。
また腹部先端の形を裏から見ると半分より右と左が違い、どうやら交尾器も雌雄半々のようです。

なお、この雌雄同体のオオムラサキについては標本として残し、"「ぐんま昆虫の森」"にて保管しています。


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