タテハチョウ科(T)【Nymphalidae】

       


〔タテハチョウ亜科の仲間(1)〕9種

  ↓オオムラサキ 《'94.07.20》     ↓ゴマダラチョウ 《'94.07.31》

 

↓コムラサキ 《'93.06.20》     ↓スミナガシ 《'93.08.12》

 

↓アカタテハ 《'94.04.20》     ↓ヒメアカタテハ 《'94.10.07》

 

↓キタテハ 《'94.10.20》     ↓ヒオドシチョウ 《'95.06.17》

 

↓ルリタテハ 《'95.06.29》



Photo by Takahashi Bungo (撮影地 群馬県太田市)


◆チョウの説明

タテハチョウ科
 [タテハチョウ亜科]
オオムラサキ 日本最大のタテハチョウで、オスのはねの表は黒茶色の地に黄白色の点が並び中央部が大きく青紫色に輝き美しい。メスは青紫に輝かないが一回り大きく雄大である。年一化で7月〜8月に雑木林を滑空し、樹液に集まる。幼虫はエノキを食べる。
ゴマダラチョウ はねの模様は黒褐色の地に白色のごまだら模様となる。年2回、5〜6月及び8月に発生し樹液に来る。幼虫はニレ科のエノキを食べ、オオムラサキの幼虫に似るが背中の突起の列が本種は3列、オオムラサキは4列となり見分けられる。
コムラサキ はねの模様は茶褐色の地にオレンジ色の帯が入り、茶褐色の地の部分が光線の加減により紫色に輝き美しい。ヤナギの多い河原や沢沿いなどで見られる。幼虫は上の2種に似るがエノキを食べず、ヤナギ科の植物を食べる。
スミナガシ 水に流した墨汁ような、はねは暗青緑色の地色に複雑な白色の模様がある。幼虫はアワブキ科のアワブキなどを食べ、若齢幼虫はアワブキの葉の先端を噛み切ってカーテンのようにぶら下げ、葉を食べるとき以外はその突き出た葉脈上にいる。
アカタテハ はねの表は赤橙色の地色に、前ばねの先端は黒色で白の斑紋があり、後ばねは縁を除き一様に茶色となる。幼虫はイラクサ科のイラクサなどやニレ科のケヤキなどを食べ、葉の縁を綴って袋状の巣を作り、葉脈を少し噛み切り垂れ下がらせる。
ヒメアカタテハ 成虫はアカタテハによく似ているが、後ばねの表がアカタテハは茶色の地色に縁だけ鮮やかな赤橙色のなのに対し、ヒメアカタテハは後ばね全体が薄い赤橙色の地色に黒点があるので識別出来る。幼虫はキク科のハハコグサなどを食べる。
キタテハ 太田市で見られるタテハチョウの中では最も普通に見られる。はねの表は黄橙色の地色に黒の斑点がある。裏は枯葉模様で後ばね中央部に白銀色の小さなL型の紋がある。幼虫はクワ科のカナムグラなどを食べる。
ヒオドシチョウ 成虫は年一化で6月頃に羽化するが、そのまま成虫で越冬し翌春に産卵する。太田市で成虫が見られるのは3〜4月の産卵の頃と成虫が羽化する6月頃だけで、夏や秋は高地に移動するのか、全く見られなくなる。幼虫はエノキなどを食べる。
ルリタテハ はねの表は暗藍色の地色で、前ばねに白い紋と後ばねまで続く1本の薄青色の帯がある。成虫で越冬し、冬でも気温が上がった温かい日には地面や枯葉の上ではねを広げて日光浴していることがある。ユリ科のサルトリイバラなどを食べる。

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