【追分】
信濃国佐久郡。江戸から40里10町、京へ95里14町。朝、窓から外を見れば
小雨が降っている。歩き始めて、間もなく然程複雑ではないが交差する道路を難な
く借宿へ進む。遠近宮付近には、少し街道の面影が残っています。
18号の追分の1里塚から追分宿に入ります。雨は、降ったり止んだりで傘が仕
舞えません。追分宿郷土館を見学して宿場に入りました。中程,右手に脇本陣だっ
た油屋旅館,先には明治天皇行在所跡碑のある本陣跡土屋氏宅。
【風立ちぬ】
宿場の中程左手に、(脇本陣の向かいあたり)堀辰雄住居が文学記念館として
残っています。何十年前に読んだ「風立ちぬ」により、その後の軽井沢、浅間山の
イメージを植え付けられていました。
結核は、今では克服される病気ですが昭和10年ころには、まだ不治の病でした。
婚約者がサナトリウムに入ったのが、昭和10年の夏でその年の暮れに亡くなりまし
た。
「何物かが生まれて来つつあるかのよう」な希望のひとときに、不意にどこから
ともなく、風が立ったのである。
風たちぬ、いざ生きめやも」
八ヶ岳の富士見高原にあるサナトリウムが追分宿とだぶります。
【分去れ】
宿場を出る頃には、日が射してきました。分去れの常夜灯、碑を右に進めば北国
街道、左18号線を50mくらい進み左に入るのが中山道。高原の道を歩いている気が
して、大変気持ちが良い。浅間山も良く見える。途中左手の林の中にある病院は、き
っとサナトリウムだと勝手に思いながら歩きました。御代田の1里塚を過ぎれば御代
田駅。今日は、ここまで。
9:48 借宿村 10:7 追分1里塚

11:23堀辰雄文学館 11:35分去れ 12:22御代田1里塚
先が中山道 右、北国街道、左18号
【メルシャン美術館】
狐の嫁入りと言う言葉知りませんでした。晴れているのに雨が降る天気のことです。
美術館を出たら、また雨です。日が射しています。ここでは、ウイスキーやワインの試
飲ができます。小さな工場の見学もできます。
今日は、何匹もの狐が嫁入りしました。