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40−0とマッチポイントである。3本のうち1本取ればいいのだから、あなたはもう半分勝った気でいる。ところが、ここに落し穴があるのだ。こういう場面では、どうしても安全にいこうとする。相手がミスしてくれるかも、という色気もあるだろう。あげく、せっかくチャンスボールがきても、安全に返球するだけ。いわゆるボールを置きにいくというヤツだ。それまで積極的にエースを狙っていったのに、マッチポイントを握ったとたん不思議とそうなる。
勢いと守り。あんなにあった点差が、まるで複利方式のように縮まって、完全に狂ってしまった歯車を巻き直そうとしても、もうあとの祭り。あとはずるずると加速的に負けてしまう……これが逆転される典型的な負けパターンだ。
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