人はなぜ負けパターンにはまるのか?

負けパターンにはまると、あがいても、もがいてもなかなか抜け出せないものだ。人がまけパターンにはまるのは、複雑で精妙な自らの心のシワザ。そこで、どんな人がはまりやすいのか、私なりに解明してみた。

 


負けパターンにはまりやすい人
 

@勝負に弱い人
A優勢に立つと守りに入る人
B劣勢のときのチャンスボールを打ち急ぐ人
C負けた理由をこね、他人に責任転嫁する人
D負けを認めたくない人
Eミスを取り戻そうとして、ミスの上塗りをしてしまう人
F周囲の評価を気にすぎる人
G過去の栄光を引きずる人
H気分屋な人
Iあれもこれも手を出すが長続きしない人




勝負に弱い人
 

 競った状況になればなるほど勝負強さが明暗を分ける。リードされていてもあきらめず、したたかに食い下がるのを勝負強いほう。逆に勝負に弱いと、リードしているのに浮き足立ち、結果、自滅。なぜ負けたんだろう、途中まで自分のほうがいいプレーをしているのに………と小首を傾けながらコートを去ることになる。





優勢に立つと守りに入る人
 

 40−0とマッチポイントである。3本のうち1本取ればいいのだから、あなたはもう半分勝った気でいる。ところが、ここに落し穴があるのだ。こういう場面では、どうしても安全にいこうとする。相手がミスしてくれるかも、という色気もあるだろう。あげく、せっかくチャンスボールがきても、安全に返球するだけ。いわゆるボールを置きにいくというヤツだ。それまで積極的にエースを狙っていったのに、マッチポイントを握ったとたん不思議とそうなる。
 勢いと守り。あんなにあった点差が、まるで複利方式のように縮まって、完全に狂ってしまった歯車を巻き直そうとしても、もうあとの祭り。あとはずるずると加速的に負けてしまう……これが逆転される典型的な負けパターンだ。





劣勢のときのチャンスボールを打ち急ぐ人
 

 劣勢の選手にチャンスボールがきた。ところが、入れ込みすぎてアウトになる。これは、どういうメカニズムか。
 いかにチャンスボールとはいえ、それを確実にポイントにつなげるには、正しい手順がある。いいポジションに入り、ラケットにきちんと面をつくり、適度な強さで打つ。ところが、追い込まれると、ポイントがほしいばかりに、その手順がおろそかになる。
 ミスをしたときや緊張しているときは、無理にでもゆっくり行動すればいい。その場合、これじゃゆっくりすぎるかな……というくらい意識的にスローダウンすることが大切である。




負けた理由をこね、他人に責任転嫁する人
 

 なにかと負けた理由をこね、自分のせいじゃないと責任転嫁したがる。「相手がサングラスをかけていたので、目の動きが見えなった」、「相手が打つ瞬間”うまい”と声を出すので、それに反応してとれなかった」など、いつも自分は決して悪くない。こういう人は負パターンにはまるのだ。




負けを認めたくない人
 

 優勢のとき、「この試合、負けはない」と豪語したヤツが、劣勢になると、わざと投げやりなプレーをしはじめるんです。これはいよいよ負けが時間の問題となると、あからさまにやる気なさそうにプレーする。オレは本気を出せばこんなもんじゃないだとポーズをとるんです。負けを認めたくないためにね。




ミスを取り戻そうとして、ミスの上塗りをしてしまう人
 

 最初のミスを取り返そうと、攻めるべきじゃないところで強引に攻める。それがまた傷口を広げる。ミスを重ねているうちにだんだん冷静さを失い、疲労困憊、気もそぞろ、試合が終わるころには形相が変わってくる。






 





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